JP2013174316A - ボールねじ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ミドルデフレクタ組付時における容易かつ確実な位置調整を可能としたボールねじを提供する。
【解決手段】 ミドルデフレクタ31をナット7に組み付けるにあたり、先ず図6(a)に示すように、第1ミドルデフレクタ保持スロット25にミドルデフレクタ31を嵌挿させた後、締結工具挿入孔51に六角穴付ボルト35を挿入する。次に、図6(b)に示すように、ナット7の前端側から位置決めロッド61を第1ボール戻し孔41に挿入し、位置決めロッド61の先端をミドルデフレクタ31のガイド穴32に嵌入させる。しかる後、締付トルクを管理可能なボルト締付工具62をナット7の側から締結工具挿入孔51に挿入し、規定の締付トルクで六角穴付ボルト35を締結し、ミドルデフレクタ31を第1ミドルデフレクタ保持スロット25の前部壁面に強い圧着力をもって圧着させる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ナットにミドルデフレクタが装着されたボールねじに係り、詳しくは、ミドルデフレクタ組付時における容易かつ確実な位置調整を可能とする技術に関する。
ボールねじは、産業機械やロボット等に用いられる機械要素であり、外周面に雄ねじ溝を有するねじ軸と、内周に雌ねじ溝を有するナットと、雄ねじ溝と雌ねじ溝との間(転走路)に収容された多数のボール(通常は鋼球)とを備え、高い動力伝達効率と位置精度とをもって回転運動の直線運動への変換(あるいは、直線運動の回転運動への変換)を行う。工作機械や3次元測定機等の精密機械では、被駆動部材の送り制御を高精度で行う必要があることから、予圧を与えることでねじ軸とナットとのバックラッシを抑制したボールねじを採用することが望ましい。
ボールねじに予圧を付与する方式としては、シングルナット予圧式(特許文献1参照)、ダブルナット予圧式(特許文献2参照)、インテグラル予圧式(特許文献3,4参照)の3つが一般に採用されている。シングルナット予圧式は、転走路に比して直径が大きなボール(オーバサイズボール)を用いてボールと転走路とを4点で接触させるものであるが、転走路とボールとの間に滑りが起こりやすいことから、揺動等を伴う運転条件のもとでは高精度な作動を実現することが難しい。また、ダブルナット予圧式は、スペーサ(間座)を挟むかたちで2つのナットを直列に連結し、スペーサの厚みを調整することで両ナットを軸方向にオフセットさせるものである。ダブルナット予圧式では、ボールと転走路とが2点で接触するために上述の滑りが防止できるが、構成部品点数が多くなるとともに組付調整(スペーサの選択等)が難しくなることもが避けられなかった。インテグラル予圧式(オフセット予圧式とも呼ばれる)は、軸方向に所定量オフセットした2組の雌ねじ溝を単一のナットに形成したもので、ダブルナット予圧式と同様にボールと転走路とが2点で接触するために上述の滑りが防止できるだけでなく、構成部品点数や組付工数に係る問題も生じにくい。
特開平10−274309号公報 特開2004−69013号公報 特開2004−138214号公報 特許4303734号公報
インテグラル予圧式のボールねじでは、軸方向に分離した2つの転走路を有するため、ナットの軸方向の中間部側から端部側にボールを循環させる戻し通路を一対形成する必要がある。そこで、特許文献3では、2本のボール循環チューブをナットに嵌め込み、転走路の一端からボールを掬い上げて転走路の他端に戻すようにしている。しかしながら、このボールねじでは、ナット側の孔明け加工は容易となるものの、ボール循環チューブの機械的強度や剛性が低いために高速運転や高負荷運転に耐えることができなかった。
一方、特許文献4では、ナットの軸心と平行に穿設された回流通孔(ボール戻し孔)と、ナットの軸方向中央の孔溝(デフレクタ保持スロット)に径方向外側から挿入された3分割式のセンタデフレクタと、ナットの両端に装着されたエンドデフレクタとによって一対の戻し通路を形成している。このボールねじでは、センタデフレクタやエンドデフレクタの機械的強度や剛性を高めて高速運転や高負荷運転に対応させることができるが、デフレクタ保持スロットに径方向外側からセンタデフレクタが締結されることに起因する問題があった。すなわち、ボールの円滑な循環や損傷防止を図るには、ナット側の回流通孔の中心とセンタデフレクタ側の回流チャンネル(ガイド孔)の中心とを高い精度で一致させる必要があり、孔溝へのセンタデフレクタの組付時に微妙な位置調整が行えることが望ましい。ところが、特許文献4のボールねじでは、デフレクタ保持スロットに対してセンタデフレクタが径方向外側からねじ止めされるために(すなわち、デフレクタ保持スロットの底部に当接することでセンタデフレクタが係止されるために)位置調整が行えず、デフレクタ保持スロットやセンタデフレクタの加工公差に応じたずれがボール戻し孔の中心とガイド孔の中心との間に生じることが避けられなかった。
本発明は、このような背景に鑑みなされたもので、ミドルデフレクタ組付時における容易かつ確実な位置調整を可能としたボールねじを提供することを目的とする。
本発明の第1の側面では、雄ねじ溝が外周面に形成されたねじ軸と、前記雄ねじ溝に対向する雌ねじ溝が内周面に形成され、軸心と略平行なボール戻し孔が内周面と外周面との間に穿設され、当該雌ねじ溝に連通するとともに一側壁面に当該ボール戻し孔が開口するデフレクタ保持スロットが外周面に凹設されたナットと、前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝とからなる転走路と前記ボール戻し孔とに収容された複数のボールと、前記デフレクタ保持スロットに嵌挿され、前記転走路と前記ボール戻し孔との間で当該ボールの受け渡しを行うガイド孔が形成されたデフレクタと、前記デフレクタを前記ナットに締結するねじとを備えたボールねじであって、前記デフレクタ保持スロットには、前記一側壁面に前記ねじが螺合する雌ねじ孔が少なくとも1つ開口し、他側壁面には当該ねじ孔に対応する部位に前記ナットの他側端面に至る締結工具挿入孔が開口する。
また、本発明の第2の側面では、前記デフレクタが前記デフレクタ保持スロット内に対して所定の間隙をもって遊嵌している。
本発明によれば、ボール循環チューブを用いるものに較べて高速運転や高負荷運転に対応した被駆動部材の高精度な送り制御が可能となるとともに、デフレクタ保持スロットの一側壁面に押し付けられるかたちでデフレクタが締結されるため、ボール戻し孔に対するガイド孔のずれが生じにくくなってボールの円滑な循環や損傷防止が実現される。また、デフレクタが前記デフレクタ保持スロット内に対して所定の間隙をもって遊嵌しているものでは、ボール戻し孔に対してガイド孔を容易に位置決めすることが可能となる。
実施形態に係るボールねじの斜視図である。 実施形態に係るボールねじの縦断面図である。 実施形態に係るボールねじの分解斜視図である。 図2中のIV−IV断面図である。 実施形態に係るデフレクタ保持スロットの加工工程を示す図である。 実施形態に係るミドルデフレクタの組付工程を示す図である。 一部変形例に係るデフレクタ保持スロットの加工工程を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明をインテグラル予圧式のボールねじに適用した一実施形態およびその一部変形例を詳細に説明する。なお、実施形態の説明にあたっては、図1中に前後を矢印で示し、位置や方向をこれらに沿って表記する。
[実施形態]
≪実施形態の構成≫
図1〜図3に示すように、本実施形態のボールねじ1は、一定のリードL(図2参照)を有する雄ねじ溝2が外周面に形成されたねじ軸3と、雄ねじ溝2に対応する第1,第2雌ねじ溝4,5(図2参照)が内周に形成されるとともに前端側の外周にフランジ6を備えたナット7と、雄ねじ溝2と両雌ねじ溝4,5によって画成された第1,第2転走路11,12(図2参照)等に収容された多数個のボール13(図2,図3参照)と、ナット7の前後端に形成された第1,第2エンドデフレクタ保持凹部15,16にそれぞれ取り付けられたエンドデフレクタ21と、ナット7の軸方向中間部分に形成された第1,第2ミドルデフレクタ保持スロット25,26にそれぞれ嵌挿されたミドルデフレクタ31と、両エンドデフレクタ21および両ミドルデフレクタ31を締結する六角穴付ボルト35とから構成されている。なお、図2に示すように、第1雌ねじ溝4と第2雌ねじ溝5とは、同一のリードLを有するものの、ボール13に予圧を与えるべく寸法αだけ軸方向にオフセット(寸法αだけ余分に離間)している。
ナット7には、図3中左下方のエンドデフレクタ21とミドルデフレクタ31との間に、第1雌ねじ溝4に対応する第1ボール戻し孔41が穿設され、図3中右上方のエンドデフレクタ21とミドルデフレクタ31との間に、第2雌ねじ溝5に対応する第2ボール戻し孔42が穿設されている。エンドデフレクタ21およびミドルデフレクタ31には、第1,第2転走路11,12とこれに対応する第1,第2ボール戻し孔41,42との間でボール13の受け渡しを行うガイド穴22,32が形成されている。また、第1,第2エンドデフレクタ保持凹部15,16の軸方向端面にはボール戻し孔41,42を囲繞するかたちで環状凹部17,18が形成され、エンドデフレクタ21にはこれら環状凹部17,18に嵌入する環状突起23が形成されている。なお、本実施形態の場合、第1,第2ミドルデフレクタ保持スロット25,26は、エンドミル等を用いたフライス加工によって形成されており、後述するミドルデフレクタ31の位置調整を可能とするとともに、ボールねじ1内への異物の侵入を抑制すべく、その内壁がミドルデフレクタ31の外周面と小さな間隙をもって対峙している。なお、両ミドルデフレクタ保持スロット25,26(図5には、第1ミドルデフレクタ保持スロット25のみを示す)は、図5に示すように、エンドミル60を2つの方向からナット7に進入させることによって形成されている。
図3に示すように、エンドデフレクタ21およびミドルデフレクタ31には、六角穴付ボルト35の軸部と頭部とが嵌挿される段付孔(座ぐり付孔)24,34がそれぞれ一対ずつ穿設されている。また、図4に示すように、ナット7には、第1エンドデフレクタ保持凹部15の前端面に開口する一対のねじ孔19と、第1ミドルデフレクタ保持スロット25の前部壁面25aに開口する一対のねじ孔27とが形成されている。また、図4には示さないが、ナット7には、第2エンドデフレクタ保持凹部16の後端面に開口する一対のねじ孔と、第2ミドルデフレクタ保持スロット26の後部壁面26a(図2参照)に開口する一対のねじ孔とが形成されている
ナット7には、後端面から第1ミドルデフレクタ保持スロット25の後部壁面25b(図2,図4参照)に貫通する締結工具挿入孔51(図4参照)と、前端面から第2ミドルデフレクタ保持スロット26の前部壁面26b(図2参照)に貫通する締結工具挿入孔52(図1,図3参照)とがそれぞれ一対穿設されている。両締結工具挿入孔51,52は、両ミドルデフレクタ保持スロット25,26内でねじ孔27に対向する位置に開口しており、ねじ孔27を形成する工具(図示しないタップ)が挿入されるねじ孔形成工具の挿入孔を兼ねている。
≪実施形態の作用≫
ボールねじ1は、工作機械や3次元測定機等に直線駆動機構の要素として組み込まれ、ナット7のフランジ6が被駆動部材の端面に締結され、ねじ軸3がモータや減速器等からなる図示しない回転駆動装置に連結される。そして、回転駆動装置によってねじ軸3が回転駆動されると、ねじ軸3側の雄ねじ溝2とナット7側の第1,第2雌ねじ溝4,5とがボール13を介して螺合していることにより、ナット7の螺進に伴って被駆動部材が直進駆動される。この際、第1雌ねじ溝4と第2雌ねじ溝5とが軸方向にオフセットしているため、第1,第2転走路11,12内のボール13には所定の予圧が与えられ、2点で接触するためにボール13と両転走路11,12との間の滑りが抑制される。その結果、構成部品点数や組付工数を比較的少なく抑えながら、高速運転や高負荷運転に対応した被駆動部材の高精度な送り制御が可能となる。
<ミドルデフレクタの組み付け>
次に、第1ミドルデフレクタ保持スロット25側を例にして、ミドルデフレクタ31の組み付け工程を説明する。
本実施形態では、組立作業者は、ミドルデフレクタ31をナット7に組み付けるにあたり先ず、図6(a)に示すように、第1ミドルデフレクタ保持スロット25にミドルデフレクタ31を嵌挿させた後、締結工具挿入孔51に六角穴付ボルト35を挿入する。組立作業者は次に、図6(b)に示すように、ナット7の前端側から位置決めロッド61を第1ボール戻し孔41に挿入し、位置決めロッド61の先端をミドルデフレクタ31のガイド穴32に嵌入させる。位置決めロッド61は第1ボール戻し孔41およびガイド穴32の内径と略等しい外径を有しており、位置決めロッド61をガイド穴32に嵌入させることにより、第1ボール戻し孔41とガイド穴32とが非常に高い精度で位置決めされる。
次に、組立作業者は、締付トルクを管理可能なボルト締付工具62をナット7の側から締結工具挿入孔51に挿入し、規定の締付トルクで六角穴付ボルト35を締結する。これにより、ミドルデフレクタ31は、第1ミドルデフレクタ保持スロット25の前部壁面25aに強い圧着力をもって圧着し、ボールねじ1が高速運転や高負荷運転された場合にもずれることがない。なお、ボールねじ1の組立工程の最終段階で(ナット7にボール13が封入された後に)、両エンドデフレクタ保持凹部15,16にエンドデフレクタ21が締結されるが、この際にはエンドデフレクタ21の環状突起23が両エンドデフレクタ保持凹部15,16の環状凹部17,18に嵌入するため、ミドルデフレクタ31の組付時のような位置決めは不要である。
[一部変形例]
一部変形例は、上述した実施形態と略同様の構成を採っているが、図7に示すように、両デフレクタ保持スロット25,26の加工方法が実施形態と異なる。すなわち、両デフレクタ保持スロット25,26(図7には、第1ミドルデフレクタ保持スロット25のみを示す)は、図7(a)に示すように、エンドミル60を1方向からナット7に進入させることによって形成されている。これにより、ナット7に対するエンドミル60の角度を変更する必要が無くなり、加工工数が低減される(ナット7のインデックス回転やエンドミル60の持ち換え等が不要となる)とともに、両デフレクタ保持スロット25,26の壁面25a、26bの平滑度が向上する(すなわち、段付き等を生じにくくなる)。なお、一部変形例では、このような加工方法を採ることにより、図7(b)に示すように、両デフレクタ保持スロット25,26とミドルデフレクタ31との間に比較的大きな間隙Sが生じるが、ナット7が被駆動部材に嵌入するボールねじ1の場合にはこの間隙Sは問題とならない。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態はインテグラル予圧式のボールねじに本発明を適用したものであるが、本発明はナットの外周面に形成されたデフレクタ保持スロットにデフレクタが嵌挿されるボールねじであれば、インテグラル予圧式以外のボールねじ(例えば、単一の転走路を有するもの等)にも当然に適用可能である。また、上記実施形態ではミドルデフレクタに六角穴付ボルトの軸部と頭部とが嵌挿される段付孔を形成したが、ボルトの軸部のみが嵌挿される軸孔をミドルデフレクタに形成し、ボルトの頭部にミドルデフレクタの側面を押圧させるようにしてもよい。また、上記実施形態ではエンドデフレクタとミドルデフレクタとが異なるものとしたが、一側壁面におけるボール戻し孔の周囲にボール戻し孔を囲繞するかたちで環状凹部を形成するとともに、デフレクタ保持スロットとミドルデフレクタとの軸方向の間隙を所定量大きく設定し、エンドデフレクタとミドルデフレクタとを共通部品とすることで(すなわち、環状凹部に嵌入する環状突起をミドルデフレクタにも設けることで)、位置決め作業の容易化を図るようにしてもよい。その他、ナットやミドルデフレクタの具体的形状やボールねじの具体的構造等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。
1 ボールねじ
2 雄ねじ溝
3 ねじ軸
4 第1雌ねじ溝
5 第2雌ねじ溝
7 ナット
11 第1転走路
12 第2転走路
13 ボール
21 エンドデフレクタ
22 ガイド穴
25 第1ミドルデフレクタ保持スロット
25a 前部壁面(一側壁面)
25b 後部壁面(他側壁面)
26 第2ミドルデフレクタ保持スロット
26a 後部壁面(一側壁面)
26b 前部壁面(他側壁面)
31 ミドルデフレクタ
32 ガイド穴
35 六角穴付ボルト
41 第1ボール戻し孔
42 第2ボール戻し孔
51,52 締結工具挿入孔

Claims (2)

  1. 雄ねじ溝が外周面に形成されたねじ軸と、
    前記雄ねじ溝に対向する雌ねじ溝が内周面に形成され、軸心と略平行なボール戻し孔が内周面と外周面との間に穿設され、当該雌ねじ溝に連通するとともに一側壁面に当該ボール戻し孔が開口するデフレクタ保持スロットが外周面に凹設されたナットと、
    前記雄ねじ溝と前記雌ねじ溝とからなる転走路と前記ボール戻し孔とに収容された複数のボールと、
    前記デフレクタ保持スロットに嵌挿され、前記転走路と前記ボール戻し孔との間で当該ボールの受け渡しを行うガイド孔が形成されたデフレクタと、
    前記デフレクタを前記ナットに締結するねじと
    を備えたボールねじであって、
    前記デフレクタ保持スロットには、前記一側壁面に前記ねじが螺合する雌ねじ孔が少なくとも1つ開口し、他側壁面には当該ねじ孔に対応する部位に前記ナットの他側端面に至る締結工具挿入孔が開口したことを特徴とするボールねじ。
  2. 前記デフレクタが前記デフレクタ保持スロット内に対して所定の間隙をもって遊嵌していることを特徴とする、請求項1に記載されたボールねじ。
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