JP2017067197A - 直動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】作動部に対して作用する任意の方向からの荷重に対して剛性が高く、直線移動に対する案内機能の向上を実現できる直動装置を提供すること。【解決手段】直動装置1は、ねじ軸2と、ねじ軸2が挿通されたナット部材3と、を備え、ねじ軸2の回転によってナット部材3がねじ軸2の軸線方向に進退駆動される。直動装置1は、ねじ軸2の軸線方向と平行に配置された3つ以上の作動ロッド4であって、それぞれの基端部がナット部材3に固定された、3つ以上の作動ロッド4と、3つ以上の作動ロッド4のそれぞれの先端部が固定された作動部5と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、直線方向の駆動力を生成するための直動装置、特にロボットのリンク部材などの駆動に使用される直動装置に関する。
従来から、ボールねじを利用して直線方向の駆動力を生成する直動装置が実用化されている(例えば、特許文献1乃至3)。
従来の直動装置は、一般に、ケーシング内に、ねじ軸と、ねじ軸に螺合するナット部材とが配設されている。ナット部材には、その内部にねじ軸が挿通された中空状の1本の作動ロッド(中空管)が取り付けられている。
そして、モータによってねじ軸を回転させると、ねじ軸に螺合されたナット部材がねじ軸の軸線方向に進退駆動され、このナットの移動に伴い、作動ロッドが直線移動される構造となっている。
この従来の構造においては、作動ロッドの直線移動を確保するために、作動ロッドを貫通させ、その直線移動を案内するための案内機構がケーシングに設けられていた。
しかし、これら従来の直動装置においては、作動ロッド(中空管)が1本であるため、案内機構等は単純ないし簡単なもので足りる一方、ねじ軸の軸線方向と作動ロッドの軸線方向にズレを生じて位置決め精度の確保が困難となり、また、作動ロッド(中間管)が、その内部にねじ軸を挿通させているため、その外径が大きく、案内機構が大型・複雑化するという問題があった。
これに対して、特許文献4における作動ロッドは、上述した従来の単一の大径の作動ロッド(中空管)に代えて、2本の小径の作動ロッドを設けることにより、ねじ軸と作動ロッドの軸線方向を一致させて、作動ロッドの案内機能の向上、ひいては直動装置の精度向上を図っている。
しかしながら、この従来技術(特許文献4)の直動装置においては、作動部に作用する荷重が、2本の作動ロッドの両軸線を含む平面に平行な方向、若しくは平行に近い斜め方向に作用する場合には剛性が高いが、荷重が同平面に垂直な方向、若しくは垂直に近い斜め方向に作用する場合には、剛性が十分ではなく、案内機能が不足するという問題があった。
例えば、ボールねじを用いた直動装置を、ロボット、例えば人間型ロボットのリンク部材の駆動系へ適用するためには、軽量・小型であり、かつ動作時においてリンク部材先端(作動部)へ任意の方向から作用する荷重に対して、十分な剛性や機能を要求されるところ、前記のような従来技術では、それらの要求に対して十分に応えることができなかった。
本発明は、上述した従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、作動部に対して作用する任意の方向からの荷重に対して剛性が高く、直線移動に対する案内機能の向上を実現できる直動装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、ねじ軸と、前記ねじ軸が挿通されたナット部材と、を備え、前記ねじ軸の回転によって前記ナット部材が前記ねじ軸の軸線方向に進退駆動されるように構成された直動装置であって、前記ねじ軸の前記軸線方向と平行に配置された3つ以上の作動ロッドであって、それぞれの基端部が前記ナット部材に固定された、3つ以上の作動ロッドと、前記3つ以上の作動ロッドのそれぞれの先端部が固定された作動部と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記作動部は、前記3つ以上の作動ロッドのそれぞれが挿通される3つ以上のロッド通し孔が形成されたロッド拘束部材と、前記3つ以上のロッド通し孔に挿通された前記3つ以上の作動ロッドの先端部が取り付けられるロッド取付部材と、を有し、前記ロッド拘束部材と前記ロッド取付部材とが別部材として形成されている、ことを特徴とする。
本発明の第3の態様は、第2の態様において、前記ロッド通し孔は、前記作動ロッドの半径方向の移動を規制して、前記3つ以上の作動ロッド同士の間隔と平行度を確保するように形成されている、ことを特徴とする。
本発明の第4の態様は、第2または第3の態様において、前記ロッド取付部材は、前記3つ以上の作動ロッドの先端部が当接され、前記3つ以上の作動ロッドの先端部が面一状態に位置決めされるように構成されている、ことを特徴とする。
本発明の第5の態様は、前記作動部は、前記作動ロッドを前記ロッド取付部材に取り付けるための第一のボルトと、前記ロッド拘束部材を前記ロッド取付部材に連結するための第二のボルトと、を有し、前記第一のボルトの挿通方向と前記第二のボルトの挿通方向とが逆である、ことを特徴とする。
本発明の第6の態様は、第1乃至第5のいずれかの態様において、前記3つ以上の作動ロッドは、前記ねじ軸の軸心を中心とする仮想円上に等角度間隔で配置されている、ことを特徴とする。
本発明の第7の態様は、第1乃至第6のいずれかの態様において、前記ねじ軸を内包するケーシングをさらに備え、前記ケーシングに、前記3つ以上の作動ロッドのそれぞれの直動動作を案内するための3つ以上の軸受が設けられている、ことを特徴とする。
本発明によれば、作動部に対して作用する任意の方向からの荷重に対して剛性が高く、直線移動に対する案内機能の向上を実現できる直動装置を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態による直動装置について、図面を参照して説明する。
本実施形態による直動装置1おいては、図1乃至図3に示すように、円筒形状のケーシング12の内部に、ケーシング12の両端部において回転軸受13と回転軸受14により回転自在に支持されたねじ軸2と、ねじ軸2が挿通されたナット部材3が配置されている。ねじ軸2およびナット部材3は、ボールねじ機構を構成している。
ねじ軸2の周囲には、ねじ軸2の軸線方向に平行な6本の作動ロッド4が、ねじ軸2の軸心を中心とする仮想円上に等角度間隔に配置されている。
なお、ケーシング12は、円筒形状に限定されるものではなく、断面を四角形、六角形、その他の多角形とする筒状のものでもよい。
6本の作動ロッド4は、それぞれの基端部がナット部材3に取り付けられ、それぞれの先端部が作動部5に取り付けられている。図6、図7、図9に示されているように、作動部5は、ロッド取付部材21およびロッド拘束部材22を有する。作動部5の詳細な構造については後述する。
図1、図2、図5および図8に示されているように、ケーシング12の先端部には、ねじ軸2の軸心を中心として、等角度間隔にて軸受(直動軸受)15が6つ設けられている。軸受15は、ケーシング12の先端部に設けた軸受保持部28によって保持されている。各作動ロッド4は、各軸受15を貫通しており、軸受15に案内されてその軸線方向に摺動自在に移動できる。
軸受保持部28は、ねじ軸2の軸線方向に2列、周方向に中心角にて120度ごとに配置された6本の位置決めボルト29(図2、図3)を用いて、ケーシング12の外周側から、ケーシング12に穿孔した通し孔を通して、ケーシング12に固定される。位置決めボルト29の押し込み量を調整することにより、ねじ軸2の中心軸に直交する断面におけるケーシング12内の軸受保持部28の位置を調整することが可能である。
直動装置1を、例えばロボットに適用する場合には、作動部5にロボットのリンク部材を連結し、或いは作業に応じて適切なエンドエフェクタを取り付ける。
図2および図4に最も良く示されているように、ケーシング12の外部には、モータ8、モータ側プーリ9、ねじ軸側プーリ10、およびプーリベルト11が配置されている。
モータ8の回転動力が、モータ側プーリ9、プーリベルト11、およびねじ軸側プーリ10を介してねじ軸2に伝達され、ねじ軸2が回転する。ねじ軸2が回転すると、その回転方向に応じて、ねじ軸2が螺合されたナット部材3が、ねじ軸2の軸線方向に沿って前進または後退する。ナット部材3の進退動作に連動して、ナット部材3に連結された作動ロッド4が、ねじ軸2の中心軸に平行に進退動作する。
なお、本実施形態による直動装置1は、特にロボットのリンク部材等への適用を図ることから、正確な位置決めなどの動作制御を行うために、モータ8には、電動サーボモータを使用することが望ましい。また、同様に、プーリ(モータ側プーリ9およびねじ軸側プーリ10)およびプーリベルト11には、それぞれタイミングプーリおよびタイミングベルトを使用することが望ましい。モータ8からねじ軸2への動力伝達機構としては、プーリ機構に限らず、歯車機構、チェーン機構その他の機構であってもよい。
本実施形態による直動装置1においては、特に人間型ロボットへの適用も対象としているため、ワークなどのハンドリングに際して、作動部5に対して作動ロッド4の軸線方向とは異なる方向(任意の方向)から荷重が作用することが少なくなく、それらの荷重に対しても十分な剛性を有していることが必要となる。すなわち、作動部5に対して任意な方向から作用する荷重に対しても、作動ロッド4を含む作動機構が、必要な剛性や強度を有することが必要となる。
しかし、作動ロッド4の本数が2本(例えば、特許文献4)では、2本の作動ロッド4で形成される平面に垂直な方向の荷重に対する剛性が不足する可能性がある。
そこで、本実施形態による直動装置1では、ねじ軸2の軸線方向に平行な作動ロッド4を、ねじ軸2の軸心を中心とする仮想円の円周上に等角度間隔(60度間隔)で6つ設けている。
ケーシング12の先端部に設けられた軸受15は、作動ロッド4の直線移動に対する案内機能を重要な機能としているので、作動ロッド4と軸受15との間の嵌め合い精度は重要であり、高度な嵌め合い精度が要求されている。一般に、案内機構の数が増加するほど、案内機構同士の間の軸心間距離や角度の調整が困難となる。
この点に関し、本実施形態においては、作動ロッド4の本数が6つとなっているため、これらの作動ロッド4の軸心間距離や角度を高精度に管理できる構造の実現が重要である。
そこで、本実施形態による直動装置1においては、作動部5の構造を工夫することにより、その課題の解決を図っているものであり、この点について、図9乃至図14を参照して、以下に詳細に説明する。なお、図9乃至図14においては、内部の構造や構成についての理解の容易のために、構造の一部を切り欠いて示している。
本実施形態による直動装置1においては、6本の作動ロッド4のそれぞれを、ケーシング12に設けた各軸受15に貫通させることから、作動ロッド4同士の間隔(ピッチ)と平行度を正確に確保できる構造が必要となる。
本実施形態における作動部5は、作動ロッド4の先端部が当接されて取り付けられるロッド取付部材21に加えて、作動ロッド4同士の間隔および平行度を正確に確保するためのロッド拘束部材22を備えている。そして、ロッド取付部材21とロッド拘束部材22とが、互いに別部材として形成されている。
図2に示したように、作動ロッド4の先端部には、その中心部に、ロッド取付ボルト(第一のボルト)23が螺合するねじ穴が形成されている。また、作動ロッド4の後端部には、ロッド取付ボルト24が螺合するねじ穴が形成されている。
図11に示したように、作動ロッド4は、ロッド拘束部材22に穿孔されたロッド通し孔26(図9、図10)に挿通され、その先端部がロッド取付部材21の後面(ナット部材3の存在する側の面)に当接される。そして、ロッド取付部材21に穿孔した段付き孔27(図9、図10))に前面側から挿入したロッド取付ボルト23を、前記ねじ穴に嵌合し締め付けることにより、作動ロッド4の先端部がロッド取付部材21に連結される。
なお、段付き孔27の段の高さは、ロッド取付ボルト23の頭部の高さとほぼ同じかまたはそれより大きく形成されており、ロッド取付ボルト23の締め付けが完了した状態において、ロッド取付ボルト23の頭部の表面がロッド取付部材前面より低くなるようになっている。
ロッド取付部材21には、ロッド拘束部材22を連結する表面側から拘束部材連結ボルト(第二のボルト)25が嵌合するねじ穴が、6つ形成されている。また、ロッド拘束部材22には、拘束部材連結ボルト25のねじ部が通過する通し孔が6つ形成されている。
ロッド拘束部材22は、後面側から拘束部材連結ボルト25をロッド拘束部材22に設けた前記通し孔に挿通し、ロッド取付部材21に形成された前記ねじ穴に嵌合し締め付けることにより、ロッド取付部材21に固定される。
拘束部材連結ボルト25のねじ部が挿通される通し孔についても、ロッド取付部材21に設けた段付き孔27と同様に、段の高さが拘束部材連結ボルト25の頭部の高さとほぼ同じかまたはそれより大きく形成されており、拘束部材連結ボルト25の締め付けが完了した状態において、拘束部材連結ボルト25の頭部の表面が、ロッド拘束部材22の後面より低くなるようになっている。
なお、本実施形態において、後面側から差し込んだ拘束部材連結ボルト25によりロッド拘束部材22をロッド取付部材21に固定することとしたのは、作動部5を小型化するためである。すなわち、ロッド取付部材21の前面から拘束部材連結ボルト25を挿入する構造とすると、お互いに隣接するロッド取付ボルト23と拘束部材連結ボルト25のボルト頭部同士の干渉を避けるために、作動部5の外形を大きくする必要がある。これに対して、本実施形態のように各ボルト23、25の挿入方向を逆向きとすることにより、上述した干渉回避のための空間的制約がなくなり、作動部5の大型化を回避して小型の作動部5を実現することができる。
図12は、作動ロッド4の先端部およびロッド拘束部材22の前面の双方を、ロッド取付部材21の後面に当接した状態を示している。図13は、さらに、ロッド拘束部材22を拘束部材連結ボルト25によりロッド取付部材21に固定した状態を示している。図14は、さらに、ロッド取付ボルト23により作動ロッド4をロッド取付部材21に固定した状態を示している。
なお、図14の状態が、作動部5およびその周辺部の最終的な完成状態となるが、図面の順序(図10→図11→図12→図13→図14)は、説明の便宜のためのものであり、各構成要素が分離した組み立て前の初期状態(図10)から完成状態(図14)に至る組み立ての順序はこれに限られるものではなく、適宜、必要に応じ適切な順序で組み立てられる。
ロッド取付部材21、ロッド拘束部材22、および作動ロッド4は、機械加工により製造するため、特にロッド拘束部材22における6つのロッド通し孔26のそれぞれの内径寸法、ロッド通し孔26同士の間隔(ピッチ)および平行度、並びに作動ロッド4の外径寸法は非常に精度高く製造できる。ロッド拘束部材22の内径寸法および作動ロッド4の外径寸法を所望の精度に設定することにより、作動ロッド4のそれぞれの間隔および平行度を正確に設定することが可能である。
また、6つの作動ロッド4が、ロッド通し孔26との高精度の嵌め合いによりロッド拘束部材22に連結されるため、作動部5に外部荷重が作用した場合には、6つの作動ロッド4が、その外部荷重をほぼ均等に分散して負担することが可能である。
また、特に、横荷重(作動ロッド4の軸線方向に直交する方向からの荷重)が作用した場合、作動ロッド4のロッド拘束部材22との取付境界においては、作動ロッド4に対してせん断力として作用することになるところ、作動ロッド4の断面積はロッド取付ボルト23の断面積よりはるかに大きいため、ロッド拘束部材22を備えずにロッド取付ボルト23のみで作動ロッド4を固定するよりも、せん断応力をはるかに小さくすることができ、強度が向上する。
さらに、ボルトを使用して複数の部材を連結する構造においては、ねじ加工その他の製造上および組み立て上の便宜等から、ボルトの通し孔は、その内径が、ボルトの外径よりも少し大きくなるようにされることが一般的である。このため、ロッド拘束部材22を備えずにロッド取付ボルト23のみで作動ロッド4を固定すると、作動ロッド4のそれぞれの間隔および平行度を確保することが困難となる。
また、ロッド拘束部材22を備えずにロッド取付ボルト23のみで作動ロッド4を固定し、かつロッド取付部材21に形成するボルト通し孔の内径をロッド取付ボルト23の外径よりも少し大きくなるように設定した場合には、作動部5が受けた横荷重に対して、ロッド取付ボルト23の頭部の底面とその対向面とのすべり摩擦で横荷重による動きを抑制することになる。
ここで、ボルトは一般に時間の経過とともに緩むことが多いため、すべり摩擦力が低下して、横変位する可能性が高くなる。このため、初期製作時には、作動ロッド4のそれぞれの間隔および平行度を高精度に組み立てることができたとしても、直動装置の使用に伴い、それらに変位が生ずる可能性がある。特に、ボルトの緩みは、繰り返し荷重が作用する場合に発生することが多いため、ロボット、特に人間型ロボットへ適用する場合には、発生する可能性が高くなる。
これに対して、本実施形態における作動部5においては、前記のとおり、ロッド取付ボルト23は、作動部5への作動ロッド4の連結・固定が主たる機能であり、外部荷重、特に横荷重に対する剛性は、特にロッド拘束部材22により確保されるので、直動装置1としての性能維持が可能となっている。
以上述べたように、本実施形態による直動装置1によれば、ねじ軸2の軸線方向と平行に6本の作動ロッド4を設けたので、作動部5に対して、作動ロッド4の軸線方向に垂直な力成分を有する荷重が作用した場合でも、作動ロッド4の円滑な直線動作を維持する上で十分な剛性を確保することができる。これにより、直線移動に対する案内機能の向上を実現できる
また、本実施形態による直動装置1によれば、別部材として形成したロッド取付部材21およびロッド拘束部材22により作動部5を構成したので、ロッド拘束部材22においてロッド通し孔26を機械加工により精度良く形成できると共に、ロッド取付部材21によって6本の作動ロッド4の先端部を面一状態にて位置決めすることができる。これにより、直動装置1の組立作業時において、6本の作動ロッド4同士の間隔(ピッチ)と平行度を簡易かつ正確に確保できると共に、6本の作動ロッド4の軸線方向の位置決めを簡易かつ正確に行うことができる。
また、本実施形態による直動装置1によれば、別部材として形成したロッド取付部材21およびロッド拘束部材22により作動部5を構成したので、ロッド拘束部材22においてロッド通し孔26を機械加工により精度良く形成できると共に、ロッド取付部材21によって6本の作動ロッド4の先端部を面一状態にて位置決めすることができる。これにより、直動装置1の組立作業時において、6本の作動ロッド4同士の間隔(ピッチ)と平行度を簡易かつ正確に確保できると共に、6本の作動ロッド4の軸線方向の位置決めを簡易かつ正確に行うことができる。
1 直動装置
2 ねじ軸
3 ナット部材
4 作動ロッド
5 作動部
7 案内部
8 モータ
9 モータ側プーリ
10 ねじ軸側プーリ
11 プーリベルト
12 ケーシング
13、14 ねじ軸の回転軸受
15 作動ロッドの軸受(直動軸受)
21 ロッド取付部材
22 ロッド拘束部材
23 先端側のロッド取付ボルト(第一のボルト)
24 後端側のロッド取付ボルト
25 拘束部材連結ボルト(第二のボルト)
26 ロッド通し孔
27 段付き孔
28 軸受保持部
29 位置決めボルト
2 ねじ軸
3 ナット部材
4 作動ロッド
5 作動部
7 案内部
8 モータ
9 モータ側プーリ
10 ねじ軸側プーリ
11 プーリベルト
12 ケーシング
13、14 ねじ軸の回転軸受
15 作動ロッドの軸受(直動軸受)
21 ロッド取付部材
22 ロッド拘束部材
23 先端側のロッド取付ボルト(第一のボルト)
24 後端側のロッド取付ボルト
25 拘束部材連結ボルト(第二のボルト)
26 ロッド通し孔
27 段付き孔
28 軸受保持部
29 位置決めボルト
Claims (7)
- ねじ軸と、前記ねじ軸が挿通されたナット部材と、を備え、前記ねじ軸の回転によって前記ナット部材が前記ねじ軸の軸線方向に進退駆動されるように構成された直動装置であって、
前記ねじ軸の前記軸線方向と平行に配置された3つ以上の作動ロッドであって、それぞれの基端部が前記ナット部材に固定された、3つ以上の作動ロッドと、
前記3つ以上の作動ロッドのそれぞれの先端部が固定された作動部と、を備えた、直動装置。 - 前記作動部は、
前記3つ以上の作動ロッドのそれぞれが挿通される3つ以上のロッド通し孔が形成されたロッド拘束部材と、
前記3つ以上のロッド通し孔に挿通された前記3つ以上の作動ロッドの先端部が取り付けられるロッド取付部材と、を有し、
前記ロッド拘束部材と前記ロッド取付部材とが別部材として形成されている、請求項1記載の直動装置。 - 前記ロッド通し孔は、前記作動ロッドの半径方向の移動を規制して、前記3つ以上の作動ロッド同士の間隔と平行度を確保するように形成されている、請求項2記載の直動装置。
- 前記ロッド取付部材は、前記3つ以上の作動ロッドの先端部が当接され、前記3つ以上の作動ロッドの先端部が面一状態に位置決めされるように構成されている、請求項2または3に記載の直動装置。
- 前記作動部は、
前記作動ロッドを前記ロッド取付部材に取り付けるための第一のボルトと、
前記ロッド拘束部材を前記ロッド取付部材に連結するための第二のボルトと、を有し、
前記第一のボルトの挿通方向と前記第二のボルトの挿通方向とが逆である、請求項2乃至4のいずれか一項に記載の直動装置。 - 前記3つ以上の作動ロッドは、前記ねじ軸の軸心を中心とする仮想円上に等角度間隔で配置されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の直動装置。
- 前記ねじ軸を内包するケーシングをさらに備え、
前記ケーシングに、前記3つ以上の作動ロッドのそれぞれの直動動作を案内するための3つ以上の軸受が設けられている、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の直動装置。
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2015
- 2015-09-30 JP JP2015194687A patent/JP2017067197A/ja active Pending
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