JP2015016039A - 打球用バット - Google Patents

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Katsumi Shimodaira
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Abstract

【課題】弾性体の端部の剥がれを抑制し、水や砂の入り込みを抑制し、或いはヘッド・キャップの取り付けの変形、脱落を抑制することを可能にする打球用バットを提供する。【解決手段】打球部7、テーパー部9、及びグリップ部11を備え、少なくとも打球部7に凹部13を周回形成し、この凹部13に打球部7の外周面7aを形成する弾性体5を備えた打球用バット1であって、凹部13の軸方向端部に、軸方向に向いた嵌合凹部33を備え、弾性体5の軸方向端部に、嵌合凹部33に軸方向で嵌合する嵌合凸部27を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、野球用、ソフトボール用などに使用する打球用バットに関する。
従来、打球用バットには、特許文献1に記載された図21〜図23のような構造、特許文献2に記載された図24、図25の様な構造がある。図21は、打球用バットの断面図、図22、図23は、ヘッド・キャップ側の拡大断面図、図24、図25は、ヘッド・キャップ側の要部分解拡大断面図である。
図21のように、打球用バット101は、例えばバット基材103の材質として金属、木材または繊維強化プラスチック(FRP)が用いられ、打球部105、テーパー部107、グリップ部109が形成されている。打球部105の先端には、ヘッド・キャップ111が取り付けられて先端部113が構成され、グリップ部109には、グリップ・エンド115が取り付けられている。
打球部105には、凹部117が設けられ、この凹部117に弾性体119が被覆一体化されている。弾性体119には、打球部パイプ121が嵌装され、弾性体119及び打球部パイプ121の軸方向の両端は、ヘッド・キャップ111の壁面111a及びテーパー部107側の壁面117aに当接している。
図22、図24の例では、バット芯体103aに、雄ネジ部又は突起103aaが設けられ、ヘッド・キャップ111には、雌ねじ部111bが設けられている。雄ネジ部103aaに雌ねじ部111bを螺合させることでバット芯体103aに、ヘッド・キャップ111を固定している。この固定により、前記弾性体119及び打球部パイプ121両端の、ヘッド・キャップ111の壁面111a及びテーパー部107側の壁面117aに対する当接を行わせている。
図23、図25の例では、バット芯体103aに、輪状凸部103aaが設けられ、ヘッド・キャップ111には、輪状凹部111bが設けられ、輪状凸部103aaに輪状凹部111bを嵌合させることでバット芯体103aに、ヘッド・キャップ111を固定し、前記弾性体119及び打球部パイプ121両端の、ヘッド・キャップ111の壁面111a及びテーパー部107側の壁面117aに対する当接を行わせている。
しかし、弾性体119及び打球部パイプ121両端の当接は、単に径方向に沿った平坦な壁面111a、壁面117aに対するものであるため、ボールを打撃したとき、硬度のあるヘッド・キャップ111或いはテーパー部107に対し弾性体119及び打球部パイプ121の端部が容易に潰れ、弾性体119及び打球部パイプ121の両端と壁面111a又は壁面117aとの間の接着が剥がれ、隙間ができる等の不具合を招き易かった。
また、弾性体119及び打球部パイプ121の両端と壁面111a又は壁面117aとの間に隙間ができると、この隙間に水や砂などが入り込み、弾性体119の劣化や、バット基材103の腐食等による性能劣化を招き易かった。
特開2002−126144号公報 特開2004−290474号公報
解決しようとする問題点は、弾性体両端の当接が、単に径方向に沿った平坦な壁面に対するものであるため、弾性体の端部と壁面との間の接着が剥がれ易く、隙間に水や砂などが入り込み、弾性体の劣化等による性能劣化を招き易かった点である。
本発明は、弾性体の端部の剥がれを抑制し、水や砂の入り込みを抑制することを可能とするために、打球部、テーパー部、及びグリップ部を備え、少なくとも前記打球部に凹部を周回形成し、この凹部に前記打球部の外周面を形成する弾性体を備えた打球用バットであって、前記凹部の軸方向端部に、軸方向に向いた嵌合凹部を備え、前記弾性体の軸方向端部に、前記嵌合凹部に軸方向で嵌合す嵌合凸部を備えたことを特徴とする。
本発明の打球用バットは、上記構成であるから、凹部の軸方向端部と弾性体との間にボールが当たるなどしても、嵌合凸部及び嵌合凹部間の結合への影響を抑制することができ、凹部の軸方向端部と弾性体との間の隙間を招き難くすることができ、弾性体の劣化等を招き難くすることができる。
打球用バットの概略全体図である。(実施例1) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例1) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。(実施例1) 打球用バットの製造工程に係り、(A)は、打球部のスエージ加工工程、(B)は、軸方向で両側のスエージ加工工程、(C)は、拡管加工工程、(D)は、弾性体組み付け工程を示す断面図である。(実施例1) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例2) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。(実施例2) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例3) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。(実施例3) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例4) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。(実施例4) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例5) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。(実施例5) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例6) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。(実施例6) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例7) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(実施例7) 打球用バットの打球部の構造を示す断面図である。(実施例8) 弾性体を補助ピースで固定した状態の要部拡大断面図である。(実施例8) 変形例に係り、弾性体を補助ピースで固定した状態の要部拡大断面図である。(実施例8) 打球用バットの製造工程に係り、(A)は、肉厚調整加工工程、(B)は、グリップ部スエージ加工工程、(C)は、拡管加工工程、(D)は、弾性体組み付け工程を示す断面図である。(実施例8) 打球用バットの概略全体図である。(従来例) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(従来例) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図である。(従来例) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す分解断面図である。(従来例) 打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す分解断面図である。(従来例)
弾性体の端部の剥がれを抑制し、水や砂の入り込みを抑制することを可能にするという目的を、打球部、テーパー部、及びグリップ部を備え、少なくとも前記打球部に凹部を周回形成し、この凹部に前記打球部の外周面を形成する弾性体を備えた打球用バットであって、前記凹部の軸方向端部に、軸方向に向いた嵌合凹部を備え、前記弾性体の軸方向端部に、前記嵌合凹部に軸方向で嵌合す嵌合凸部を備えたことで実現した。
打球部は、先端部にヘッド・キャップを備え、前記凹部は、軸方向で先方側の端部が前記ヘッド・キャップで形成され、前記嵌合凹部は、前記ヘッド・キャップに備え、前記弾性体の軸方向で先方側の端部に前記ヘッド・キャップの嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が設けられてもよい。
凹部の後方側の端部は、前記テーパー部に連続する逆向きの端部テーパー面に形成され、この端部テーパー面の外周側で前記弾性体の外周面は、前記テーパー部に連続する弾性体テーパー面に形成されてもよい。
打球部は、前記ヘッド・キャップに対応して前記凹部の後方側の端部を形成する補助ピースを備え、前記補助ピースに、前記ヘッド・キャップの嵌合凹部に軸方向に対向する嵌合凹部を備え、前記弾性体の軸方向で後方側の端部に前記補助ピースの嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が設けられてもよい。
補助ピースは、前記バット基材に係合又は接着されてもよい。
打球部、テーパー部、及びグリップを構成するための中空状のバット基材に嵌合部を備え、前記ヘッド・キャップは、前記嵌合部に嵌合して軸方向に係止される被嵌合部を備えてもよい。
嵌合凹部の内径側又は外径側を構成する周壁部が、同外径側又は内径側を構成する周壁部よりも軸方向で後方に相対的に延出してもよい。
嵌合凹部の内径側又は外径側を構成する周壁部は、軸方向の後方へ向いた縁部に前記弾性体に接する遷移テーパー面を備えてもよい。
[打球用バット]
図1、図2は、本発明実施例1に係り、図1は、打球用バットの概略全体図、図2は、打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図、図3は、打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。また、以下の説明において、軸方向とは、打球用バットの延伸方向である図1の左右方向、径方向とは、軸方向に直交する方向、先方とは、ヘッド・キャップ方向、後方とは、グリップ・エンド方向、先端とは、ヘッド・キャップ方向での端、後端とは、グリップ・エンド方向での端を意味する。図中、ヘッド・キャップに断面のハッチングは付さない。他の実施例においても同様である。
図1の打球用バット1は、中空状のバット基材3にウレタン・フォーム等の弾性体5を有し、打球部7、テーパー部9、及びグリップ部11を備えている。弾性体5は、打球部7に周回形成した凹部13内に備えられ、打球部7の外周面7aを形成する。打球部7の先端部15には、ヘッド・キャップ17が取り付けられ、グリップ部11には、グリップ・エンド19が取り付けられている。
凹部13は、軸方向で先方側の端部がヘッド・キャップ17で形成され、凹部13の後方側の端部は、テーパー部9に連続する逆向きの端部テーパー面21で形成されている。
端部テーパー面21の外周側で弾性体5には、テーパー部9に連続する弾性体テーパー面5aが形成されている。弾性体テーパー面5aのテーパー率は、テーパー部9よりも若干大きく設定されている。但し、弾性体テーパー面5a及びテーパー部9を同じテーパー率、又は弾性体テーパー面5aのテーパー率を、テーパー部9よりも若干小さく設定することもできる。
弾性体5の装着には、次のものがある。バット基材3に、ヘッド・キャップ17を装着した後、型に入れて発泡形成したもの、バット基材3に、弾性体5を発泡形成した後、ヘッド・キャップ17を装着したもの、弾性体5の発泡時にヘッド・キャップ17を一体に形成し、これをバット基材3に後組み付けするものである。或いは、弾性体5単体を発泡成形したのちバット基材3に組み付けヘッド・キャップ17を装着する構造もある。
バット基材3は、打球部7、テーパー部9、及びグリップ部11を形成するためのものであり、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタニウム合金、マグネシウム合金、アルミニウム‐スカンジウム合金、スカンジウム合金、合金鋼等の中空状金属製、繊維強化プラスチック製などである。
図1〜図3のように、バット基材3は、打球部7での外周面がテーパー部9側に対し縮径形成され、前記凹部13の底面23が端部テーパー面21に連続して形成されている。
打球部7の先端部15は、突当部25と、嵌合凸部27と、嵌合部29と、係合段部31とを備えている。
突当部25は、弾性体5の外周側に形成され、径方向に沿った面で段付き状に形成され、軸方向で先方に向いている。
嵌合凸部27は、弾性体5の軸方向端部に先方に向いて形成され、ヘッド・キャップ17の嵌合凹部33が軸方向で嵌合する。嵌合凸部27は、断面において先端がヘッド・キャップ17のコーナー部17aの内面に沿ってアール状に形成されている。
嵌合部29は、バット基材3の先端に形成され、嵌合凸部27の内径側で円筒状に形成されている。
係合段部31は、嵌合部29の外周側に備えられている。係合段部31は、バット基材3の先端部が、段付き状に拡径形成されて構成されている。
ヘッド・キャップ17は、本実施例において樹脂により形成されている。このヘッド・キャップ17は、平板状の本体部37の外径側に被嵌合部39とカバー部41とが周回形成されている。本体部37とカバー部41との間は、前記コーナー部17aで連続している。
被嵌合部39は、本実施例において嵌合凹部33の内径側を構成する周壁部で形成され、嵌合部29に嵌合して軸方向に係止される構成となっている。被嵌合部39の後端部内周側には、被係合凸部43が周回形成され又は周方向所定間隔で形成されている。
被嵌合部39の後端部には、被係合凸部43に渡りガイド・テーパー面45が備えられている。ガイド・テーパー面45は、ヘッド・キャップ17の被嵌合部39をバット基材3の嵌合部29へ嵌合させるとき、嵌合部29の先端でガイドされ、被係合凸部43が嵌合部29を乗り越えるようにする。
カバー部41の後方の端部には、被突当部47が形成され、被嵌合部39及びカバー部41間に、前記嵌合凹部33が周回形成されている。被突当部47は、径方向に沿った面で構成されている。
そして、前記突当部25及び被突当部47を突き当てるように前記嵌合部29及び被嵌合部39を嵌合させ、ヘッド・キャップ17を打球部7に組み付ける。弾性体5の組み付け態様は、前記の通りである。この組付けにより、ヘッド・キャップ17及び弾性体5の被突当部47及び突当部25間が隙間なく連続する。
したがって、打球部7の凹部13に備えられた弾性体5は、嵌合凸部27を嵌合凹部33に軸方向で嵌合させるから、凹部13の軸方向端部であるヘッド・キャップ17と弾性体5との間にボールが当たるなどしても、嵌合凸部27及び嵌合凹部33間の結合への影響を抑制することができる。つまり、ヘッド・キャップ17と弾性体5との間の接着への影響を抑制し、両間に隙間を招き難くすることができる。
このため、ヘッド・キャップ17と弾性体5との間の隙間形成による水や砂などの入り込みが抑制され、弾性体5の劣化等を招き難くすることができる。
弾性体テーパー面5a側にボールが当たるときは、弾性体テーパー面5aがテーパー部9に滑らかに連続すると共に、テーパー部9に連続する逆向きの端部テーパー面21により弾性体テーパー面5a側が支えられ、この部分での弾性体5のテーパー部9に対する大きな変形が抑制される。
このため、弾性体5の後部側においても、隙間形成による水や砂などの入り込みが抑制され、端部テーパー面21と弾性体5との接着への影響を抑制し、弾性体5の劣化等を招き難くすることができる。
[打球用バットの製造方法]
図4は、打球用バットの製造工程に係り、(A)は、打球部のスエージ加工工程、(B)は、軸方向で両側のスエージ加工工程、(C)は、拡管加工工程、(D)は、弾性体組み付け工程を示す断面図である。
図4(A)の打球部のスエージ加工工程では、バット基材3の第1の半製品300をスェージ加工により形成する。第1の半製品300は、打球部7に相当する部分700をスェージ加工する。
図4(B)の軸方向で両側のスエージ加工工程では、バット基材3の第2の半製品301をスェージ加工により形成する。第2の半製品301は、テーパー部9、グリップ部11に相当する部分900、1100をさらにスェージ加工により形成する。
図4(C)の拡管加工工程では、第2の半製品301の先端を拡管加工し、嵌合部29及び係合段部31を形成してバット基材3を形成する。
図4(D)の弾性体組み付け工程では、バット基材3に、ヘッド・キャップ17を装着した後、型に入れて弾性体5を発泡形成する。又は、バット基材3に、弾性体5を発泡形成した後、ヘッド・キャップ17を装着する。或いは、弾性体5の発泡時にヘッド・キャップ17を一体に形成し、これをバット基材3に後組み付ける。或いは、弾性体5単体を発泡成形したのちバット基材3に組み付けヘッド・キャップ17を装着する構造もある。
その後、グリップ・エンド19をグリップ部11に取り付けて打球用バット1を完成させる。
図5、図6は、本発明の実施例2に係り、図5は、打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図、図6は、打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にAを付し、重複した説明は省略する。
図5、図6のように、本実施例2の打球用バット1Aは、実施例1の打球用バット1の嵌合部29及び被嵌合部39に対し、内外逆の嵌合部29A及び被嵌合部39Aを備えた。
バット基材3Aは、実施例1の係合段部31に代えて係合凸部31Aが嵌合部29Aの先端内周側に周回形成されている。ヘッド・キャップ17Aは、嵌合部29Aに内周側から嵌合する被嵌合部39Aに、係合凸部31Aに軸方向に係合する被係合凸部43Aが設けられている。
被嵌合部39Aは、カバー部41よりも軸方向長さが短く設定されている。
したがって、ヘッド・キャップ17Aの被嵌合部39Aをバット基材3Aの嵌合部29Aへ嵌合させるとき、係合凸部31Aの先端でガイド・テーパー面45Aがガイドされ、被係合凸部43Aが係合凸部31Aを乗り越える。
こうして、本実施例2でも、実施例1と同様の作用効果を奏することができる。
図7、図8は、本発明の実施例3に係り、図7は、打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す断面図、図8は、打球用バットのヘッド・キャップ側の構造を示す要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にBを付し、重複した説明は省略する。
図7、図8のように、本実施例3の打球用バット1Bは、係合凹部31Bをバット基材3Bの外周側に形成し、実施例1の打球用バット1の係合段部31に代えた。
また、嵌合凹部33Bの内径側を構成する周壁部としての被嵌合部39Bが、同外径側を構成する周壁部としてのカバー部41Bよりも軸方向で後方に相対的に延出させている。
被嵌合部39Bは、後端部にテーパー面39Baを備えている。テーパー面39Baは、弾性体5Bに接している。
本実施例3では、嵌合部29B及び被嵌合部39B間の軸方向長さが長くなり、嵌合強度を増すことができる。
その他、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
図9、図10は、本発明の実施例4に係り、図9は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す断面図、図10は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にCを付し、重複した説明は省略する。
図9、図10のように、本実施例4の打球用バット1Cは、弾性体5Cの嵌合凸部27Cを断面において先端が半円状に形成されたものであり、カバー部41Cの径方向の肉厚が実質的に増大している。
嵌合部29C及び被嵌合部39Cの形態、係合凸部31Cの形態は、実施例2と同様に設定され、さらに、カバー部41C内周面と被嵌合部39Cとの間に、嵌合部29Cを嵌合させた。
したがって、カバー部41C内周面と被嵌合部39Cとの間に、嵌合部29Cを嵌合させたことでヘッド・キャップ17Cとバット基材3Cとの結合がより強固になり、ヘッド・キャップ17Cを打球部7の先端部15に強固に取り付けることができる。
その他、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
図11、図12は、本発明の実施例5に係り、図11は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す断面図、図12は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にDを付し、重複した説明は省略する。
図11、図12のように、本実施例5の打球用バット1Dは、嵌合凸部27D及び嵌合凹部33Dの形態を実施例4と同様とし、実施例1の嵌合凸部27及び嵌合凹部33に代えて適用した。
したがって、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
図13、図14は、本発明の実施例6に係り、図13は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す断面図、図14は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す要部拡大断面図である。なお、基本的な構成は実施例3と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にEを付し、また、符号のBをEに代えて付し、重複した説明は省略する。
図13、図14のように、本実施例6の打球用バット1Eは、嵌合凸部27E及び嵌合凹部33Eの形態を実施例4と同様とし、実施例3の嵌合凸部27B及び嵌合凹部33Bに代えて適用した。
したがって、実施例3と同様な作用効果を奏することができる。
図15、図16は、本発明の実施例7に係り、図15は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す断面図、図16は、打球用バットのヘッド・キャップ取り付け構造を示す断面図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にFを付し、重複した説明は省略する。
図15のように、本実施例7の打球用バット1Fは、嵌合凹部33Fの外径側を構成する周壁部、つまりヘッド・キャップ17Fの外周部であるカバー部41Fを、同内径側を構成する周壁部、つまり被嵌合部39Fよりも軸方向で後方に相対的に延出させている。
カバー部41Fの被突当部47Fは、遷移テーパー面として形成されている。弾性体5Fの突当部25Fは、被突当部47Fに倣ったテーパー面となっている。この突当部25Fのテーパー面は、ヘッド・キャップ17Fを後組み付けするとき、予め被突当部47Fに対応させて成形され、ヘッド・キャップ17Fを組み付けてから型に入れ発泡するとき、被突当部47Fに倣って発泡成形される。弾性体5Fの発泡時にヘッド・キャップ17Fを一体に形成する場合も、被突当部47Fに倣って発泡成形される。
嵌合凸部27Fは、先端の断面が径方向対称に形成されて、嵌合凹部33Fは、嵌合凸部27Fに対応した断面形状に形成されている。
そして、カバー部41Fの延出により、弾性体5Fとヘッド・キャップ17Fとの噛合いが軸方向で深くなり、嵌合凸部27F及び嵌合凹部33F間に水分や異物が入り難くなる。
カバー部41Fの被突当部47F(遷移テーパー面)によって弾性体5Fを径方向へ圧縮する力が発生し、水分や異物がさらに入り難くなる。
その他、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
図16の打球用バット1Fは、被嵌合部39Fをカバー部41Fと同等に延設し、被嵌合部39Fの後方部に、遷移テーパー面39Faを形成している。
したがって、カバー部41Fの被突当部47Fの遷移テーパー面及び被嵌合部39Fの遷移テーパー面39Faにより、弾性体5Fに対し内外周両側から圧縮力が加わり、打球が当った時のヘッド・キャップ17Fの変形がより確実に抑制され、ヘッド・キャップ17Fの破損を抑制することができる。
図17〜図20は、本発明の実施例8に係り、図17は、打球用バットの打球部の構造を示す断面図、図18は、弾性体を補助ピースで固定した状態の要部拡大断面図、図19は、変形例に係り、弾性体を補助ピースで固定した状態の要部拡大断面図、図20は、打球用バットの製造工程に係り、(A)は、肉厚調整加工工程、(B)は、グリップ部スエージ加工工程、(C)は、拡管加工工程、(D)は、弾性体組み付け工程を示す断面図である。なお、基本的な構成は実施例6と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には、同符号にGを付し、また、符号のEをGに代えて付し、重複した説明は省略する。
図17、図18のように、本実施例8の打球用バット1Gは、打球部7が周回形状の補助ピース49を備えている。補助ピース49は、ヘッド・キャップ17Gに対応して凹部13Gの後方側の端部を形成する。補助ピース49には、ヘッド・キャップ17Gの嵌合凹部33Gに軸方向に対向する嵌合凹部49aを備えている。
本実施例では、凹部13Gの先方側の端部が、前記ヘッド・キャップ17Gで形成され、後方側の端部が補助ピース49で構成されている。
補助ピース49の外周面は、テーパー面49bに形成されている。テーパー面49bのテーパー率は、弾性体テーパー面5Gaと同率又は若干大きく形成されている。テーパー面49bのテーパー率を、弾性体テーパー面5Gaより若干小さく形成することもできる。この補助ピース49は、弾性体5G同様に打球部7においてバット基材3Gの外周面に接着固定されている。
弾性体5Gの後方側の端部には、補助ピース49の嵌合凹部49aに嵌合する嵌合凸部51が設けられている。
したがって、補助ピース49側での嵌合凹部49a及び嵌合凸部51の嵌合により、ヘッド・キャップ17Gでの嵌合凹部33G及び嵌合凸部27Gの嵌合による作用効果と同等の作用効果を得ることができる。
図19の変形例では、補助ピース49に凸部49cを設け、打球部7においてバット基材3Gに形成した凹部又は孔53に凸部49cを嵌合させ、補助ピース49をバット基材3Gに係合させた。補助ピース49とバット基材3Gとの間に接着剤を介在させ、結合強度を高め、凸部49c回りのシール機能を奏させてもよい。凸部49cは、周回形状、周方向所定間隔の何れの形態にしてもよい。凸部49cが周方向所定間隔に形成されるとき、バット基材3Gの凹部53を周囲回形状に形成し、或いは凹部又は孔53を周方向所定間隔に形成してもよい。
打球用バット1Gの製造は、図20のように行う。
図20(A)の肉厚調整加工工程では、バット基材を成形するための金属製中空管を用い、打球部7Gとして成形する部分をテーパー部9Gとして成形する部分よりも厚肉に形成するなど、各部の肉厚を調整加工してバット基材3Gの第1の半製品300Gを形成する。肉厚調整加工には、引き抜き加工等が利用される。
図20(B)のグリップ部スエージ加工工程では、バット基材3Gの第2の半製品301Gをスェージ加工により形成する。第2の半製品301Gは、テーパー部9G、グリップ部11Gに相当する部分900G、1100Gをスェージ加工する。
図20(C)の拡管加工工程では、第2の半製品301Gの先端を拡管加工し、嵌合部29及び係合段部31を形成してバット基材3Gを形成する。
図20(D)の弾性体組み付け工程では、バット基材3Gに、ヘッド・キャップ17G及び補助ピース49を装着した後、型に入れて弾性体5Gを発泡形成する。又は、バット基材3Gに、補助ピース49を装着して弾性体G5を発泡形成した後、ヘッド・キャップ17Gを装着する。或いは、弾性体5Gの発泡形成時にヘッド・キャップ17G及び補助ピース49と一体に形成し、これをバット基材3Gに後組み付けする。
その後、グリップ・エンド19Gをグリップ部11Gに取り付けて打球用バット1Gを完成させる。
なお、補助ピース49は、他の実施例にも同様に適用することができる。
嵌合凸部及び嵌合凹部の関係は、ヘッド・キャップ側のみ或いは補助ピース側のみに適用することもできる。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G 打球用バット
3、3A、3B、3C、3D、3E、3F、3G バット基材
5、5A、5B、5C、5D、5E、5F、5G 弾性体
5a、5Ga 弾性体テーパー面
7、7G 打球部
9、9G テーパ−部
11、11G グリップ部
13、13A、13B、13C、13D、13E、13F、13G 凹部
15、15A、15B、15C、15D、15E、15F、15G 先端部
17、17A、17B、17C、17D、17E、17F、17G ヘッド・キャップ
21 端部テーパー面
27、27A、27B、27C、27D、27E、27F、27G、51 嵌合凸部
29、29A、29B、29C、29E、29G 嵌合部
33、33A、33B、33C、33D、33E、33F、33G、49a 嵌合凹部
39、39A、39B、39C、39D、39E、39F、39G 被嵌合部(周壁部)
39Fa、47F 遷移テーパー面
41B、41C、41D、41E、41F、41G カバー部(周壁部)
49 補助ピース

Claims (7)

  1. 打球部、テーパー部、及びグリップ部を備え、少なくとも前記打球部に凹部を周回形成し、この凹部に前記打球部の外周面を形成する弾性体を備えた打球用バットであって、
    前記凹部の軸方向端部に、軸方向に向いた嵌合凹部を備え、
    前記弾性体の軸方向端部に、前記嵌合凹部に軸方向で嵌合する嵌合凸部を備えた、
    ことを特徴とする打球用バット。
  2. 請求項1記載の打球用バットであって、
    前記打球部は、先端部にヘッド・キャップを備え、
    前記凹部は、軸方向で先方側の端部が前記ヘッド・キャップで形成され、
    前記嵌合凹部は、前記ヘッド・キャップに備え、
    前記弾性体の軸方向で先方側の端部に前記ヘッド・キャップの嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が設けられた、
    ことを特徴とする打球用バット。
  3. 請求項2記載の打球用バットであって、
    前記凹部の後方側の端部は、前記テーパー部に連続する逆向きの端部テーパー面に形成され、
    この端部テーパー面の外周側で前記弾性体の外周面は、前記テーパー部に連続する弾性体テーパー面に形成された、
    ことを特徴とする打球用バット。
  4. 請求項2記載の打球用バットであって、
    前記打球部は、前記ヘッド・キャップに対応して前記凹部の後方側の端部を形成する補助ピースを備え、
    前記補助ピースに、前記ヘッド・キャップの嵌合凹部に軸方向に対向する嵌合凹部を備え、
    前記弾性体の軸方向で後方側の端部に前記補助ピースの嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部が設けられた、
    ことを特徴とする打球用バット。
  5. 請求項2〜4の何れか1項記載の打球用バットであって、
    前記打球部、テーパー部、及びグリップを構成するための中空状のバット基材に嵌合部を備え、
    前記ヘッド・キャップは、前記嵌合部に嵌合して軸方向に係止される被嵌合部を備えた、
    ことを特徴とする打球用バット。
  6. 請求項1〜5の何れか1項記載の付打球用バットであって、
    前記嵌合凹部の内径側又は外径側を構成する周壁部が、同外径側又は内径側を構成する周壁部よりも軸方向で後方に相対的に延出している、
    ことを特徴とする打球用バット。
  7. 請求項1〜6の何れか1項記載の付打球用バットであって、
    前記嵌合凹部の内径側又は外径側を構成する周壁部は、軸方向の後方へ向いた縁部に前記弾性体に接する遷移テーパー面を備えた、
    ことを特徴とする打球用バット。
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