JP2523931Y2 - ビデオテープ用ガイドローラ組立体 - Google Patents

ビデオテープ用ガイドローラ組立体

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JP2523931Y2
JP2523931Y2 JP1988041667U JP4166788U JP2523931Y2 JP 2523931 Y2 JP2523931 Y2 JP 2523931Y2 JP 1988041667 U JP1988041667 U JP 1988041667U JP 4166788 U JP4166788 U JP 4166788U JP 2523931 Y2 JP2523931 Y2 JP 2523931Y2
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guide roller
shaft
roller assembly
flange
video tape
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JP1988041667U
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Inventor
誉 日向
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第一精工 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シャフトに圧入固定された上フランジ及び
ねじ付き下フランジと、上下両フランジ間でシャフトに
回転可能に嵌挿されたガイドローラとから成るビデオテ
ープ用ガイドローラ組立体に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種のガイドローラ組立体においては、ガ
イドローラの周面に接して案内される走行テープの両側
縁が上下両フランジのローラとの対向端面に当接してそ
の端面が削られてしまうため、両フランジをステンレス
スチールで形成したり、軟質材で形成した場合にはステ
ンレススチール製のワッシャを上記当接面とローラ端面
との間に介在させたりしていた。第3図はこの種従来の
ガイドローラ組立体の一例(例えば実開昭59−82362
号)を示しているが、図中、1はシャフト、2はシャフ
ト1に回転可能に嵌挿されたガイドローラ、3はシャフ
ト1に圧入固定されたステンレススチール製の上フラン
ジ、4はシャフト1に圧入固定されたステンレススチー
ル製の下フランジ、5はシャフト1に圧入固定されてい
て外周にねじ5aの刻設された黄銅製のスリーブであっ
て、この場合スリーブ5はねじ加工し易いように軟質材
が用いられていて、所謂ねじ付き下フランジは二体構造
を成している。かかる構造のガイドローラ組立体はねじ
スリーブ5を介して器体に取付けられるが、その際スリ
ーブ5の器体へのねじ込み量を調整することによって、
取付けベースからのガイドローラ2の高さ位置が調節さ
れるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで上記の如き従来のガイドローラ組立体の特に
下フランジには下記のような種々の問題点がある。即
ち、i)二体構造であるため構成上,組立作業上不利で
あること、ii)下フランジ4の厚さが薄い(0.5〜1.3m
m)ためシャフト1に対する固着力が弱く、またシャフ
ト1に対する直角度が出にくく従って上下フランジ間の
寸法が安定しないという欠点があること、iii)上フラ
ンジ3は全体がステンレススチールで形成されているた
め加工が極めて難しく従って加工時間,材料費等を勘案
するとコスト的に不利であること、iv)更に上フランジ
3はシャフト圧入孔の加工のため端面にバリが発生する
が、それを取り除くため圧入孔の入口部分に座ぐりと面
取り加工を施している。従って、この座ぐり分だけシャ
フトへの圧入寸法が少なくなり、それだけシャフトへの
固着力が弱くなるばかりか、シャフト1に対する直角度
が出にくくなり上下フランジ間の寸法が安定しないとい
う欠点があること等である。
本考案は、上記の如き従来品の問題点を解消したビデ
オテープ用ガイドローラ組立体を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案によるビデオテープ用ガイドローラ組立体は、
上下フランジ共軟質金属で而も下フランジはねじ付きの
一体構造のものとして形成されていて、それらには軟質
表面処理が施されている。
従って、上下フランジの加工,組立が容易となってコ
スト面でも有利となるばかりか、シャフトへの圧入寸法
(圧入しろ)も十分に確保できてシャフトに対する直角
度並びに上下フランジ間の寸法も精度良く且つ安定的に
保持させることができる。また上下フランジの走行テー
プの側縁と当接する表面はステンレススチールと同様の
硬度のものとし得るばかりか、テープの摺動に伴う磁化
作用の影響を全く受けることがないものとし得るから、
長期間に亘り初期の性能を維持させることができる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づき、従来品と同一又は類
似の部材には同一符号を付して本考案を詳細に説明すれ
ば、第1図及び第2図において、上下フランジ3,4は何
れも黄銅材で形成されていて、それらの表面には適当な
厚さの硬質ニッケルメッキが施されている。下フランジ
4は、フランジ部4aとねじスリーブ部4bが一体に形成さ
れていて、圧入のための貫通孔の上縁4a′はR面をなす
ように成形されている。尚、上記実施例の場合表面処理
として硬質ニッケルメッキに代えて硬質クロームメッキ
によることも可能であり、また黄銅材に代えてアルミニ
ウム材を用いることも可能であるが、その場合には表面
処理として(硬質)アルマイト処理を施せばよい。更に
上記実施例においては、硬質表面処理を上下フランジの
表面全体に施したものとして説明したが、必要な表面部
分例えば上フランジ3の底面及び下フランジ4の頂面に
のみ施すようにしてもよい。
本考案によるガイドローラ組立体における上下両フラ
ンジは上記の如く構成されているから、両フランジ共加
工が容易で、特に下フランジ4はフランジ部4aとねじス
リーブ部4bが一体であるため組立作業が簡単となり、ガ
イドローラ組立体を廉価に製作することが可能となる。
また上フランジ3は、孔加工による孔端縁にバリが生じ
ても酸洗いで簡単にこれを除去することができるため、
軸方向の長さ全体に亘って圧入しろとすることができ、
下フランジ4も上記理由で十分な大きさの圧入しろを確
保することができるので、上下フランジ共シャフトに介
する固着力を十分な大きさにすることができ、またシャ
フトに対する上下フランジの直角度も精度よく設定でき
る。更に上下フランジ共硬質ニッケルメッキを施した場
合には、表面硬度は極めて大きく、ビッカース硬度で約
500(ステンレススチールの場合約300)となり、ステン
レススチールを用いた場合よりも有利となる。更にまた
上下フランジ共テープの摺動に伴う磁化作用の影響を全
く受けることがないので、逆にテープに対して悪影響を
及ぼすことがない。
〔考案の効果〕
上述の如く本考案によれば、廉価に製作することがで
き、且つ極めて高性能のこの種ビデオテープ用ガイドロ
ーラ組立体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従うビデオテープ用ガイドローラ組立
体の一実施例の縦断面図、第2図は本考案に係る上下両
フランジの縦断面図、第3図は従来のビデオテープ用ガ
イドローラ組立体の一例の縦断面図である。 1……シャフト、2……ガイドローラ、3……上フラン
ジ、4……下フランジ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトと、上記シャフトに圧入固定され
    た上フランジ及びねじスリーブ付き下フランジと、上記
    上下両フランジ間で上記シャフトに回転可能に嵌挿され
    たガイドローラとよりなるビデオテープ用ガイドローラ
    組立体において、上記上フランジ及び上記ねじスリーブ
    付き下フランジをそれぞれ軟質金属で一体に形成し、更
    に上記上フランジ及び上記ねじスリーブ付き下フランジ
    の表面のみに硬質表面処理を施したことを特徴とするビ
    デオテープ用ガイドローラ組立体。
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JPS60211673A (ja) * 1984-04-05 1985-10-24 Masaji Fukushima 磁気テ−プのガイドおよびその製造方法
JPS6236769A (ja) * 1985-08-09 1987-02-17 Yukiyoshi Murakami 磁気テープ用ガイドローラー及びガイド軸の製造法

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