JPS6236769A - 磁気テープ用ガイドローラー及びガイド軸の製造法 - Google Patents

磁気テープ用ガイドローラー及びガイド軸の製造法

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JPS6236769A
JPS6236769A JP17649885A JP17649885A JPS6236769A JP S6236769 A JPS6236769 A JP S6236769A JP 17649885 A JP17649885 A JP 17649885A JP 17649885 A JP17649885 A JP 17649885A JP S6236769 A JPS6236769 A JP S6236769A
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JP
Japan
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hardness
guide
magnetic tape
guide roll
outer circumference
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Yukiyoshi Murakami
幸義 村上
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NEMOTO SEISAKUSHO KK
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NEMOTO SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、磁気テープ使用の機器、特にビデオデツキ及
びそのビデオテープ並びに音響デツキ及びそのカセット
テープ等に使用される磁気テープ用のガイドローラー及
びガイド軸とその製造方法に間する。
(従来の技術) 磁気テープを1史用し画像、文章、音声を保管又は取り
出し再生するビデオデツキ及びそのビデオテープ等には
、第2図に示すように、テープの進行を促す為のバイブ
状のローラー又は円筒状の軸等が種々の形態で使用され
ている。
そして、これらの磁気テープ用ガイドローラー及びガイ
ド軸には、 (イ)音声ヘッド等に密着させながら摺動させる為の表
面の滑らかさを求める表面粗度への要求と、 (ロ)長時間の摺動に対しても摩耗を生じない耐摩耗性
の要求と、 (ハ)記憶媒体としての磁気を乱さないための非磁性で
あることの要求、 等がその基本的機能として求められ、特にこの要求の中
で最近メタルテープの普及に伴いテープ表面の硬度がア
ップしたことにより耐摩耗性への要求が厳しくなる傾向
にある。
そして、これら機能をある程度溝たすテープ軸及びロー
ラーとして、従来セラミック材、及び非磁性金属の5O
S−316材が使用され、これを切削加工若しくは波性
加工によって製作している。
しかし、セラミック材は、耐摩耗性に憂れ及び非磁性体
である点理想的であるが、あまりに加工性が悉く且つ材
料的に非常に高価である。一方、5US−316はこの
セラミック材に対して経済的に安価ではあるが、やはり
加工性は悪く、且つ耐摩耗性に劣るためメタルテープに
対しての使用が困難1ヒしている。そして両者に共通し
ているのは加工性の悪さ故に製造コストが非常に高いこ
とである。
(本発明の解決しようとする間居点) 本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、(a)メタルテープの普及に合わ
せて耐摩耗性に一段と■れた機能を保持させ(b)且つ
従来品の欠点である加工性を改善して経済面でのコスト
ダウンを図ることにあり、終局として一段と傷れた機能
性と経済性を具備した新たなるガイドローラー及びガイ
ド軸を開発し且つそれを具現化する製造方法を提供せん
とするものである。
[発明の構成] 以下実施例を基に本発明の詳細な説明する。
本発明のガイドローラーの14視図を表わした第1図に
おいて、1が常磁性体で且つ加工容易なる黄it才又は
アルミニウム材で形成した内部材で、殆ど磁性を有さず
且つ切削が通常の切削機にて行なえる加工容易性を有す
るものである。
そして、2が硬度性を保持するニッケルとリンとの合金
で被膜を形成した外周部で、上記内部tオlの表面が比
較的軟質であることからこの硬度をHV 500以上に
上昇させると共にニッケル合金の粒子構造の緻密さから
表面粗度の向上をも狙いとしたものである。
そして、その製法は以下の工程に従ってなされる。
(内部材の切削加エエfi) 先ず、常磁性体であり且つ切削性の良好なる黄銅亭才又
はアルミニウム棒材を基材とし、これを高速切削自動機
等にて、ガイド軸又はガイドローラーの素形状に切削加
工して内部材lを形成する。
この際、磁気テープとの摺動面となる外周面は切削バイ
トにて可及的に滑らか仕上げとし、粗度指定において2
.O3以下の精度とすることが望ましい。
(平転造及びバレル研磨工程) 次に、上記切削加工された内部材1を表面平滑な転造ダ
イスに掛けて、その摺動圧により切削バイト目の目潰し
を促して内部材外周面の平滑度を上昇させると同時に、
この転造により材料表面の硬度を上昇させて、次作業の
バレル研磨時にキズ、打痕の付くことを防止する。
次に、内部材外周面の平滑度をさらに上昇させるために
、下記の条件でバレル研磨を施す。
くバレル研磨条件〉 機械:  遠心バレル 7.4LX4バレルチップ: 
  BB4 コンパウンド:   N78TE 時間=  20分 この結果仕上げ粗度は0.88以下となる。
(鍍金工程) 次いで、内部材1外周面の硬度をメタルテープの使用に
も耐え得るよう硬度アップと表面粗度の向上を目的とし
て鍍金工程を施すが、この鍍金は電解鍍金では電気の通
り易い処と通り難い処とのバラツキを生じ、厚みが不均
一となることから、無電解鍍金を次の通りに行なう。
上記バレル研磨を完了した内部材1を、次亜燐酸イオン
溶)夜中に浸漬させると、 (H,P O,)−″+H10−−→H(HPOh)+
2Hとなり、この水素イオンがニッケルイオンを還元し
て金!ニッケルを析出し、 さらに・この水素イオンが次亜燐酸イオンと反応してリ
ンを析出し、 (H,P O,)−□ P’+ OH−+ i(,0と
なり・この結果・ニッケルとリンとの合金が内部を1外
周面に鍍金されるが、この塗膜厚みは5ミクロンから3
0ミクロンとするのが望ましい・この鍍金により、内部
材の表面がニッケル及びリン合金の極めて硬質の金属膜
て覆われ表面硬度が大幅に上昇し、メタルテープにも耐
え得る耐摩耗性が具Illされる。
また賦電解鍍金はその塗膜が均一に形成されるため表面
が平滑面となり、素材表面粗度が著しく改善される。
(加熱工程) さらに、上記鍍金工程を終了したものを、約700℃−
800℃の範囲で加熱炉に投入し加熱処理を行なう。
この加熱処理は第1に残留磁気の消除を目的としたもの
で、ニッケル鍍金はそのままでは若干の磁性を残し、テ
ープを吸着して製品化不可能である。しかし、上記温度
範囲で加熱処理を施すと、熱変化て消磁効果が惹起され
る。二の結果、下表の通りの成果が得られた。
表−1加熱処理によろ消磁効果 処理温度 処理時間   結果 600℃  3時間  磁ス残留有り テープがローラーに 吸着される 700℃  1時間  磁気なし テープがローラーに 殆と吸着されない 780℃  1時間  磁気なし テープがローラーに 完全ζこ吸着されない 800℃  3時間  磁気なしテ ープがローラーに 完全に吸着されない 但し、この温度以上 では硬度が軟化する。
第2に・この加熱処理は鍍金塗膜と素材との密着性の向
上と表面硬度の上昇を目的とするもので、通常鍍金塗膜
はHV450前後であるものが加熱処理でHV500〜
1000程度まで硬度が上昇する・但し、800℃以上
では、軟化が始まるのは表1の通りであり、従って、温
度範囲を800℃以下とする。
(最終バレル工程) 上記工程を経たガイド軸及びガイドローラーは、最終的
にバレル工程で鍍金時の析出突起物の除去、鍍金色のシ
ミ、変色の除去を1テない製品を得る。
[発明の効果] 本発明は以上のよって、先ず内部t第1を常磁性体で且
つ切削等の加工容易なる黄銅材又はアルミニウム材とし
たから、高速切削自動機等にて容易に切削加工による素
を才の成形が出来、従来のセラッミク及び5US−11
6等が有していた極端な加工性の悪さを解消でき、製品
コストの大部分を占めていたこの加工コストの減少によ
る経済性の目的が達成できる。
又、その表面に外周部2にHV500以上の硬度性を保
持するニッケル合金の被膜を形成したから、表面硬度が
上昇して耐摩耗性が具備され、メタルテープを長時間使
用しても十分これに耐えことができる。且つ、有効な消
磁処理を施したから磁性テープのガイド体として使用に
同等障害を起こさない。
さらに、その製法において内部を才lを成形の後、この
内部材表面に平転造及びバレル研磨を施し硬度上昇と粗
度の向上を図り、さらに、該内部材に無電解ニッケル鍍
金を施してニッケル合金による硬質の外周面を形成し、
さらに、約700℃−800℃の範囲加熱処理を加えて
磁性除去と硬度上昇を図ったことにより、加工容易で製
造コストを大幅に引き下げる製造が可能となった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施η晴を示すもので、第1図が本発明
磁ステーブ用ガイドローラーの一部切欠斜視図、第2図
が磁気テープ用ガイドローラー及びガイド軸が使用され
ているテープデツキの一部模式的斜現図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部材1を常磁性体で且つ切削等の加工容易なる
    黄銅材又はアルミニウム材で形成し、その周囲にHV5
    00以上の硬度性を保持すると共に消磁処理を施したニ
    ッケル合金の被膜で外周部2を形成して成ることを特徴
    とする磁気テープ用ガイドローラー及びガイド軸。
  2. (2)黄銅材又はアルミニウム材を切削等して磁気テー
    プ用ガイドローラー及びガイド軸の型に内部材を成形し
    、この内部材表面に平転造及びバレル研磨を施し硬度上
    昇と粗度の向上を図り、次いで、該内部材に無電解ニッ
    ケル鍍金を施してニッケル合金による硬質の外周面を形
    成し、さらに、700℃〜800℃の範囲で加熱処理を
    行ない磁性除去と硬度上昇を図ったことを特徴とする磁
    気テープ用ガイドローラー及びガイド軸の製造法。
JP17649885A 1985-08-09 1985-08-09 磁気テープ用ガイドローラー及びガイド軸の製造法 Granted JPS6236769A (ja)

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JPS6356617B2 JPS6356617B2 (ja) 1988-11-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01146326U (ja) * 1988-03-29 1989-10-09
JPH0710826U (ja) * 1993-07-15 1995-02-14 宏和産業株式会社 ガイドローラ

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JPH01146326U (ja) * 1988-03-29 1989-10-09
JPH0710826U (ja) * 1993-07-15 1995-02-14 宏和産業株式会社 ガイドローラ

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