JPH083182Y2 - キャプスタンモータ - Google Patents
キャプスタンモータInfo
- Publication number
- JPH083182Y2 JPH083182Y2 JP1988004521U JP452188U JPH083182Y2 JP H083182 Y2 JPH083182 Y2 JP H083182Y2 JP 1988004521 U JP1988004521 U JP 1988004521U JP 452188 U JP452188 U JP 452188U JP H083182 Y2 JPH083182 Y2 JP H083182Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- capstan
- thrust
- capstan shaft
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Brushless Motors (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案キャプスタンモータを以下の項目に従って説明
する。
する。
A. 産業上の利用分野 B. 考案の概要 C. 従来技術[第4図、第5図] D. 考案が解決しようとする問題点[第4図、第5図] E. 課題を解決するための手段 F. 実施例[第1図乃至第3図] G. 考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規なキャプスタンモータに関する。詳しく
は、ビデオテープレコーダ、オーディオテープレコーダ
等のテープ走行装置のキャプスタン軸を駆動するモータ
で、ローラに支持されたロータマグネットと対向するス
テータコイルがロータマグネットのキャプスタン軸側に
配置されることによりキャプスタン軸の反ロータ側端部
の方へ向けてスラスト力が作用するようにされたものに
あって、そのスラスト受構造を小型に、特に、軸方向の
大きさを小型にすることができ、しかも、精度が損なわ
れないようにした新規なキャプスタンモータを提供しよ
うとするものである。
は、ビデオテープレコーダ、オーディオテープレコーダ
等のテープ走行装置のキャプスタン軸を駆動するモータ
で、ローラに支持されたロータマグネットと対向するス
テータコイルがロータマグネットのキャプスタン軸側に
配置されることによりキャプスタン軸の反ロータ側端部
の方へ向けてスラスト力が作用するようにされたものに
あって、そのスラスト受構造を小型に、特に、軸方向の
大きさを小型にすることができ、しかも、精度が損なわ
れないようにした新規なキャプスタンモータを提供しよ
うとするものである。
(B.考案の概要) 本考案キャプスタンモータは、ロータに支持されたロ
ータマグネットと対向するステータコイルがロータマグ
ネットのキャプスタン軸側に配置されることによりキャ
プスタン軸の反ロータ側端部の方へ向けてスラスト力が
作用するようにされたキャプスタンモータであって、キ
ャプスタン軸を支持する軸受を有するハウジングの端面
をキャプスタン軸に対して直角な面とし、該端面に少な
くともハウジングに当接する面がキャプスタン軸に対し
て直角とされた平板状ホルダを固定すると共にハウジン
グの上記端面と上記ホルダとの間にキャプスタン軸に対
して直角とされたスラスト受を保持し、該スラスト受に
キャプスタン軸の反ロータ側端を突き当てるようにした
もので、上記ホルダがハウジングの上記端面に当接する
ことによってホルダがキャプスタン軸に対して直角な面
を保ち、従って、キャプスタン軸に加わるスラスト力を
受ける上記スラスト受がホルダのキャプスタン軸に対し
て直角な面に当接することによってスラスト受もキャプ
スタン軸に対して直角に保たれるようにし、スラスト受
構造として必要な精度を保ちながら、ホルダを板金材料
で形成することを可能としてスラスト受部の大きさ、特
に、キャプスタン軸の軸方向における大きさを小さくす
ることができる。
ータマグネットと対向するステータコイルがロータマグ
ネットのキャプスタン軸側に配置されることによりキャ
プスタン軸の反ロータ側端部の方へ向けてスラスト力が
作用するようにされたキャプスタンモータであって、キ
ャプスタン軸を支持する軸受を有するハウジングの端面
をキャプスタン軸に対して直角な面とし、該端面に少な
くともハウジングに当接する面がキャプスタン軸に対し
て直角とされた平板状ホルダを固定すると共にハウジン
グの上記端面と上記ホルダとの間にキャプスタン軸に対
して直角とされたスラスト受を保持し、該スラスト受に
キャプスタン軸の反ロータ側端を突き当てるようにした
もので、上記ホルダがハウジングの上記端面に当接する
ことによってホルダがキャプスタン軸に対して直角な面
を保ち、従って、キャプスタン軸に加わるスラスト力を
受ける上記スラスト受がホルダのキャプスタン軸に対し
て直角な面に当接することによってスラスト受もキャプ
スタン軸に対して直角に保たれるようにし、スラスト受
構造として必要な精度を保ちながら、ホルダを板金材料
で形成することを可能としてスラスト受部の大きさ、特
に、キャプスタン軸の軸方向における大きさを小さくす
ることができる。
(C.従来技術)[第4図、第5図] ロータに支持されたロータマグネットと対向するステ
ータコイルがロータマグネットのキャプスタン軸側に配
置されることによりキャプスタン軸の反ロータ側端部の
方へ向けてスラスト力が作用するようにされたキャプス
タンモータにあっては、キャプスタン軸の反ロータ側端
で上記スラスト力を受ける必要がある。
ータコイルがロータマグネットのキャプスタン軸側に配
置されることによりキャプスタン軸の反ロータ側端部の
方へ向けてスラスト力が作用するようにされたキャプス
タンモータにあっては、キャプスタン軸の反ロータ側端
で上記スラスト力を受ける必要がある。
上記したキャプスタンモータにおける従来のスラスト
受部の一例を第4図に示す。
受部の一例を第4図に示す。
図中aはキャプスタン軸でありその一部のみが示され
ている。
ている。
bはキャプスタン軸aを回転自在に支持するハウジン
グであり、その上端部に筒部cが形成され、該筒部cの
下側に位置した支持孔dに軸受メタルeが支持されてお
り、該軸受メタルeにキャプスタン軸aの上端部が回転
自在に支持されている。
グであり、その上端部に筒部cが形成され、該筒部cの
下側に位置した支持孔dに軸受メタルeが支持されてお
り、該軸受メタルeにキャプスタン軸aの上端部が回転
自在に支持されている。
fはスラスト受ホルダであり、軸受メタルeと同じ材
質で形成されており、ハウジングbの上記筒部cに圧入
状に固定されている。そして、このスラスト受ホルダf
の下面、即ち、軸受メタルeに対向した面には受入凹部
gが形成されており、該受入凹部g内に高分子ポリエチ
レン、ナイロン等から成るスラスト受hが保持されてい
る。
質で形成されており、ハウジングbの上記筒部cに圧入
状に固定されている。そして、このスラスト受ホルダf
の下面、即ち、軸受メタルeに対向した面には受入凹部
gが形成されており、該受入凹部g内に高分子ポリエチ
レン、ナイロン等から成るスラスト受hが保持されてい
る。
しかして、図示しないロータマグネットの吸着力によ
りキャプスタン軸aには上方向、即ち、図中矢印方向へ
のスラスト力がかかっており、該スラスト力がキャプス
タン軸aの上端が上記スラスト受hに突き当ることによ
って受け止められる。そして、スラスト受hのキャプス
タン軸aに当接する面、即ち、スラスト受け面の面精
度、即ち、キャプスタン軸aの軸方向に対する直角度
は、スラスト受ホルダfの加工精度、特に、外周面及び
受入凹部gの相関的面精度とハウジングbの筒部cの孔
iの内周面の面精度とにかかっている。
りキャプスタン軸aには上方向、即ち、図中矢印方向へ
のスラスト力がかかっており、該スラスト力がキャプス
タン軸aの上端が上記スラスト受hに突き当ることによ
って受け止められる。そして、スラスト受hのキャプス
タン軸aに当接する面、即ち、スラスト受け面の面精
度、即ち、キャプスタン軸aの軸方向に対する直角度
は、スラスト受ホルダfの加工精度、特に、外周面及び
受入凹部gの相関的面精度とハウジングbの筒部cの孔
iの内周面の面精度とにかかっている。
また、第5図に従来のスラスト受部の別の例を示す。
これは、ハウジングbの筒部cへのスラスト受ホルダ
の支持のし方が前記第4図のものと異なる。
の支持のし方が前記第4図のものと異なる。
このスラスト受ホルダjはアルミニウムを切削加工し
て形成されたもので、その外径はハウジングbの筒部c
の孔iの内径より僅かに小さくされていて、筒部c内に
挿入される。尚、kはスラスト受ホルダjの下面に形成
された受入凹部である。
て形成されたもので、その外径はハウジングbの筒部c
の孔iの内径より僅かに小さくされていて、筒部c内に
挿入される。尚、kはスラスト受ホルダjの下面に形成
された受入凹部である。
lはCリングであり、筒部cの孔iの上端寄りに形成
された環状の係着溝mに係着され、これによってスラス
ト受ホルダjの筒部cからの抜け止めが為される。
された環状の係着溝mに係着され、これによってスラス
ト受ホルダjの筒部cからの抜け止めが為される。
そして、スラスト受ホルダjの受入凹部kにスラスト
受hが保持され、キャプスタン軸aに加わっている矢印
方向のスラスト力がスラスト受hによって受け止められ
る。
受hが保持され、キャプスタン軸aに加わっている矢印
方向のスラスト力がスラスト受hによって受け止められ
る。
そして、この例におけるスラスト受hのスラスト受け
面の面精度は、スラスト受ホルダj及び筒部cの孔iの
加工精度、即ち、その外周面が筒部cの孔iとの間にガ
タが全くなく、かつ、孔iへの挿入が可能なようにその
外径寸法が規定されていること、受入凹部kと上端面と
が平行になっていること、孔iの係着溝mがキャプスタ
ン軸aの軸方向に対して直角な面内にあること等に依存
している。
面の面精度は、スラスト受ホルダj及び筒部cの孔iの
加工精度、即ち、その外周面が筒部cの孔iとの間にガ
タが全くなく、かつ、孔iへの挿入が可能なようにその
外径寸法が規定されていること、受入凹部kと上端面と
が平行になっていること、孔iの係着溝mがキャプスタ
ン軸aの軸方向に対して直角な面内にあること等に依存
している。
(D.考案が解決しようとする問題点)[第4図、第5
図] ところで、上記した従来のキャプスタンモータは、何
れも、スラスト受部の大きさ、特に、キャプスタン軸a
の軸方向における大きさが大きく、キャプスタン軸aの
軸方向の大きさに制約がある機器には採用することがで
きないという問題がある。
図] ところで、上記した従来のキャプスタンモータは、何
れも、スラスト受部の大きさ、特に、キャプスタン軸a
の軸方向における大きさが大きく、キャプスタン軸aの
軸方向の大きさに制約がある機器には採用することがで
きないという問題がある。
上記スラスト受部の大きさを小さくするためには、ハ
ウジングbの筒部cの長さを短くし、かつ、スラスト受
ホルダfやjの軸方向長さを小さくすることになる。し
かしながら、これらスラスト受部におけるスラスト受h
のスラスト受け面のキャプスタン軸aに対する直角度を
出すには、スラスト受ホルダfやjの外周面と筒部cの
孔iとの嵌め合いが精確になされることが必要である。
にもかかわらず、両者の嵌め合い部分の長さを小さくす
ることは、筒部cに対してスラスト受ホルダfやjが僅
かながら傾斜してしまう可能性が生じ、これによって、
スラスト受hのスラスト受け面のキャプスタン軸aに対
する直角度が損なわれて、回転ムラ等の原因になるとい
う問題がある。
ウジングbの筒部cの長さを短くし、かつ、スラスト受
ホルダfやjの軸方向長さを小さくすることになる。し
かしながら、これらスラスト受部におけるスラスト受h
のスラスト受け面のキャプスタン軸aに対する直角度を
出すには、スラスト受ホルダfやjの外周面と筒部cの
孔iとの嵌め合いが精確になされることが必要である。
にもかかわらず、両者の嵌め合い部分の長さを小さくす
ることは、筒部cに対してスラスト受ホルダfやjが僅
かながら傾斜してしまう可能性が生じ、これによって、
スラスト受hのスラスト受け面のキャプスタン軸aに対
する直角度が損なわれて、回転ムラ等の原因になるとい
う問題がある。
(E.問題点を解決するための手段) そこで、本考案キャプスタンモータは、上記した問題
点を解決するために為されたもので、ロータに支持され
たロータマグネットと対向するステータコイルがロータ
マグネットのキャプスタン軸側に配置されることにより
キャプスタン軸の反ロータ側端部の方へ向けてスラスト
力が作用するようにされたキャプスタンモータであっ
て、キャプスタン軸を支持する軸受を有するハウジング
の端面をキャプスタン軸に対して直角な面とし、該端面
に少なくともハウジングに当接する面がキャプスタン軸
に対して直角とされた平板状ホルダを固定すると共にハ
ウジングの上記端面と上記ホルダとの間にキャプスタン
軸に対して直角とされたスラスト受を保持し、該スラス
ト受にキャプスタン軸の反ロータ側端を突き当てるよう
にしたものである。
点を解決するために為されたもので、ロータに支持され
たロータマグネットと対向するステータコイルがロータ
マグネットのキャプスタン軸側に配置されることにより
キャプスタン軸の反ロータ側端部の方へ向けてスラスト
力が作用するようにされたキャプスタンモータであっ
て、キャプスタン軸を支持する軸受を有するハウジング
の端面をキャプスタン軸に対して直角な面とし、該端面
に少なくともハウジングに当接する面がキャプスタン軸
に対して直角とされた平板状ホルダを固定すると共にハ
ウジングの上記端面と上記ホルダとの間にキャプスタン
軸に対して直角とされたスラスト受を保持し、該スラス
ト受にキャプスタン軸の反ロータ側端を突き当てるよう
にしたものである。
従って、本考案キャプスタンモータにあっては、上記
ホルダがハウジングの上記端面に当接することによって
ホルダがキャプスタン軸に対して直角な面を保ち、従っ
て、キャプスタン軸に加わるスラスト力を受ける上記ス
ラスト受がホルダのキャプスタン軸に対して直角を為す
面に当接することによってスラスト受もキャプスタン軸
に対して直角に保たれるため、回転ムラ等が生ずる惧れ
はない。また、ハウジングの端面をキャプスタン軸に対
して直角を為すように加工してあれば、ホルダを該端面
に当接させれば良いため、従来必要であったホルダとハ
ウジングとの間の嵌め合い長さというようなものが必要
なく、ホルダを板金材料で形成することが可能となるの
で、スラスト受部の大きさ、特にキャプスタン軸の軸方
における大きさを従来のものに比して著しく小さくする
ことができる。
ホルダがハウジングの上記端面に当接することによって
ホルダがキャプスタン軸に対して直角な面を保ち、従っ
て、キャプスタン軸に加わるスラスト力を受ける上記ス
ラスト受がホルダのキャプスタン軸に対して直角を為す
面に当接することによってスラスト受もキャプスタン軸
に対して直角に保たれるため、回転ムラ等が生ずる惧れ
はない。また、ハウジングの端面をキャプスタン軸に対
して直角を為すように加工してあれば、ホルダを該端面
に当接させれば良いため、従来必要であったホルダとハ
ウジングとの間の嵌め合い長さというようなものが必要
なく、ホルダを板金材料で形成することが可能となるの
で、スラスト受部の大きさ、特にキャプスタン軸の軸方
における大きさを従来のものに比して著しく小さくする
ことができる。
(F.実施例)[第1図乃至第3図] 以下に、本考案キャプスタンモータの詳細を図示した
実施例1に従って説明する。
実施例1に従って説明する。
2はステータである。3はステータベースであり、該
ステータベース3は略中央部に開口部4が形成されてお
り、図示しないメカシャーシに固定されている。5、
5、・・・はステータコイルであり、上記開口部4を囲
むようにステータベース3の下面に固定されている。
ステータベース3は略中央部に開口部4が形成されてお
り、図示しないメカシャーシに固定されている。5、
5、・・・はステータコイルであり、上記開口部4を囲
むようにステータベース3の下面に固定されている。
6はステータベース3の上面に立設されたハウジング
である。
である。
ハウジング6は垂直方向に延びた立上部7と該立上部
7の上下両端から側方へ突出された軸支持部8、9とが
一体に形成されて成る。
7の上下両端から側方へ突出された軸支持部8、9とが
一体に形成されて成る。
下側の軸支持部9の下面に突部10が形成され、該突部
10が上記ステータベース3の開口部4に上方から挿通さ
れ、開口部4から下方へ突出した突部10の周縁部10aが
外方へカシメられてハウジング6がステータベース3に
固定される。また、下側の軸支持部9には突部10が形成
された部分を上下方向に貫通した支持孔11が形成され、
該支持孔11に軸受メタル12が圧入されている。
10が上記ステータベース3の開口部4に上方から挿通さ
れ、開口部4から下方へ突出した突部10の周縁部10aが
外方へカシメられてハウジング6がステータベース3に
固定される。また、下側の軸支持部9には突部10が形成
された部分を上下方向に貫通した支持孔11が形成され、
該支持孔11に軸受メタル12が圧入されている。
上側の軸支持部8にもこれを上下方向に貫通した支持
孔13が形成され、該支持孔13に軸受メタル14が圧入され
ている。そして、該軸受メタル14と前記軸受メタル12と
は同軸上に位置している。
孔13が形成され、該支持孔13に軸受メタル14が圧入され
ている。そして、該軸受メタル14と前記軸受メタル12と
は同軸上に位置している。
そして、ハウジング6の上端面15は軸受メタル12、14
が位置している軸に対して直角を為す平面とされてお
り、かつ、該上端面15のうち上記支持孔13を囲む位置に
浅い受入凹部16が形成されている。尚、この受入凹部16
は、第3図で良く分るように、上方から見た形状が非円
形を為している。
が位置している軸に対して直角を為す平面とされてお
り、かつ、該上端面15のうち上記支持孔13を囲む位置に
浅い受入凹部16が形成されている。尚、この受入凹部16
は、第3図で良く分るように、上方から見た形状が非円
形を為している。
17はハウジング6の立上部7の上端面15に形成された
ねじ孔である。
ねじ孔である。
18は平板状をしたスラスト受ホルダであり、板金材料
で形成されていて、その一端部に皿孔状の取付孔19が形
成されている。
で形成されていて、その一端部に皿孔状の取付孔19が形
成されている。
該スラスト受ホルダ18は、その下面18aがハウジング
6の上端面15に当接した状態でその取付孔19に挿通され
たビス20がハウジング6に設けられたねじ孔17に螺着さ
れ、これによって、ハウジング6の上端面15に固着され
る。
6の上端面15に当接した状態でその取付孔19に挿通され
たビス20がハウジング6に設けられたねじ孔17に螺着さ
れ、これによって、ハウジング6の上端面15に固着され
る。
21は平板状をしたスラスト受であり、高分子ポリエチ
レン、ナイロン等、辷り性が良好であると共に耐摩耗性
に優れた材料によって形成されている。また、該スラス
ト受21は平板形状がハウジング6の上端面15に形成され
た受入凹部16の平面形状と同様に形成され、かつ、厚さ
が受入凹部16の深さより稍小さく形成されている。そし
て、このようなスラスト受21が受入凹部16内に位置さ
れ、その上側がスラスト受ホルダ18によって覆われるこ
とになる。
レン、ナイロン等、辷り性が良好であると共に耐摩耗性
に優れた材料によって形成されている。また、該スラス
ト受21は平板形状がハウジング6の上端面15に形成され
た受入凹部16の平面形状と同様に形成され、かつ、厚さ
が受入凹部16の深さより稍小さく形成されている。そし
て、このようなスラスト受21が受入凹部16内に位置さ
れ、その上側がスラスト受ホルダ18によって覆われるこ
とになる。
従って、スラスト受21が下方から押圧されると、スラ
スト受21はその上面がスラスト受ホルダ18の下面18aに
当接するため、このスラスト受21の姿勢がスラスト受ホ
ルダ18の下面18aに規定されて、その下面、即ち、スラ
スト受け面21aが上記軸受メタル12、14の軸方向に対し
て直角となる。
スト受21はその上面がスラスト受ホルダ18の下面18aに
当接するため、このスラスト受21の姿勢がスラスト受ホ
ルダ18の下面18aに規定されて、その下面、即ち、スラ
スト受け面21aが上記軸受メタル12、14の軸方向に対し
て直角となる。
22は前記ステータ2の下方に該ステータ2と平面的に
対向するように配置されたロータである。23はロータベ
ースであり、その中心部に開口部24が形成されている。
25はロータベース23の上面に固定され、かつ、その上面
がステータコイル、6、6、・・・と僅かに離間するよ
うに配置されたロータマグネットである。尚、26はロー
タベース23の外周面に取着されたFGマグネットである。
対向するように配置されたロータである。23はロータベ
ースであり、その中心部に開口部24が形成されている。
25はロータベース23の上面に固定され、かつ、その上面
がステータコイル、6、6、・・・と僅かに離間するよ
うに配置されたロータマグネットである。尚、26はロー
タベース23の外周面に取着されたFGマグネットである。
27は上記したロータベース23の中心部に固着されたロ
ータコアである。28はロータコア27の上端面中心部に突
設形成された突部であり、29はロータコア27の軸心部に
形成された圧入孔であり、また、30はロータコア27の上
面の上記突部28を囲んだ位置に形成された略環状のカシ
メ用突条である。
ータコアである。28はロータコア27の上端面中心部に突
設形成された突部であり、29はロータコア27の軸心部に
形成された圧入孔であり、また、30はロータコア27の上
面の上記突部28を囲んだ位置に形成された略環状のカシ
メ用突条である。
しかして、ロータコア27はそのカシメ突条30が前記ロ
ータベース23の開口部24に下方から挿通され、かつ、そ
のロータベース23の上面側に突出した部分が外側へ向け
て拡がるようにカシメられることによりロータベース23
に固定される。
ータベース23の開口部24に下方から挿通され、かつ、そ
のロータベース23の上面側に突出した部分が外側へ向け
て拡がるようにカシメられることによりロータベース23
に固定される。
31はステンレスの焼き入れ材等比較的硬度の高い金属
により形成されたキャプスタン軸であり、該キャプスタ
ン軸31はその下端部が上記ロータコア27の圧入孔29に圧
入されることによってロータ22に固定されている。
により形成されたキャプスタン軸であり、該キャプスタ
ン軸31はその下端部が上記ロータコア27の圧入孔29に圧
入されることによってロータ22に固定されている。
そして、キャプスタン軸31は上記ハウジング6に支持
された軸受メタル12、14に挿通され、その下端寄りの部
分が下側の軸受メタル12によって、また、上端部が上側
の軸受メタル14によってそれぞれ回転自在に支持され
る。そして、ステータ2とロータ22との間にロータマグ
ネット25によって生じる磁気吸引力によってキャプスタ
ン軸31には矢印で示す方向の、即ち、上方へ向けてのス
ラスト力が働き、これによって、キャプスタン軸31の上
端31aが上記スラスト受21のスラスト受け面21aに当接さ
れる。
された軸受メタル12、14に挿通され、その下端寄りの部
分が下側の軸受メタル12によって、また、上端部が上側
の軸受メタル14によってそれぞれ回転自在に支持され
る。そして、ステータ2とロータ22との間にロータマグ
ネット25によって生じる磁気吸引力によってキャプスタ
ン軸31には矢印で示す方向の、即ち、上方へ向けてのス
ラスト力が働き、これによって、キャプスタン軸31の上
端31aが上記スラスト受21のスラスト受け面21aに当接さ
れる。
そして、このスラスト受21はその上面がスラスト受ホ
ルダ18の下面18aに当接することによって、そのスラス
ト受け面21aが軸受メタル12、14の軸方向に対して直角
を保つので、これら軸受メタル12、14によって支持され
ているキャプスタン軸31の軸方向に対しても直角を保つ
ことになる。
ルダ18の下面18aに当接することによって、そのスラス
ト受け面21aが軸受メタル12、14の軸方向に対して直角
を保つので、これら軸受メタル12、14によって支持され
ているキャプスタン軸31の軸方向に対しても直角を保つ
ことになる。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案キ
ャプスタンモータは、ロータに支持されたロータマグネ
ットと対向するステータコイルがロータマグネットのキ
ャプスタン軸側に配置されることによりキャプスタン軸
の反ロータ側端部の方へ向けてスラスト力が作用するよ
うにされたキャプスタンモータであって、キャプスタン
軸のロータ側の部分と反ロータ側端部を支持する軸受を
有すると共に、キャプスタン軸に対して直角な端面を有
するハウジングと、ハウジングの上記端面に固定され、
少なくともハウジングに当接する面がキャプスタン軸に
対して直角とされた平板状ホルダと、ハウジングの上記
端面と上記ホルダとの間に支持され、キャプスタン軸に
対して直角とされた平板状スラスト受とを有し、キャプ
スタン軸の反ロータ側端が上記スラスト受に突き当たっ
て上記スラスト力を受けるようにしたことを特徴とす
る。
ャプスタンモータは、ロータに支持されたロータマグネ
ットと対向するステータコイルがロータマグネットのキ
ャプスタン軸側に配置されることによりキャプスタン軸
の反ロータ側端部の方へ向けてスラスト力が作用するよ
うにされたキャプスタンモータであって、キャプスタン
軸のロータ側の部分と反ロータ側端部を支持する軸受を
有すると共に、キャプスタン軸に対して直角な端面を有
するハウジングと、ハウジングの上記端面に固定され、
少なくともハウジングに当接する面がキャプスタン軸に
対して直角とされた平板状ホルダと、ハウジングの上記
端面と上記ホルダとの間に支持され、キャプスタン軸に
対して直角とされた平板状スラスト受とを有し、キャプ
スタン軸の反ロータ側端が上記スラスト受に突き当たっ
て上記スラスト力を受けるようにしたことを特徴とす
る。
従って、本考案キャプスタンモータにあっては、上記
ホルダがハウジングの上記端面に当接することによって
ホルダがキャプスタン軸に対して直角な面を保ち、従っ
て、キャプスタン軸に加わるスラスト力を受ける上記ス
ラスト受がホルダのキャプスタン軸に対して直角を為す
面に当接することによってスラスト受もキャプスタン軸
に対して直角に保たれるため、回転ムラ等が生ずる惧れ
はない。また、ハウジングの端面をキャプスタン軸に対
して直角を為すように加工してあれば、ホルダを該端面
に当接させれば良いため、従来必要であったホルダとハ
ウジングとの間の嵌め合い長さというようなものが必要
なく、ホルダを板金材料で形成することが可能となるの
で、スラスト受部の大きさ、特にキャプスタン軸の軸方
向における大きさを従来のものに比して著しく小さくす
ることができる。
ホルダがハウジングの上記端面に当接することによって
ホルダがキャプスタン軸に対して直角な面を保ち、従っ
て、キャプスタン軸に加わるスラスト力を受ける上記ス
ラスト受がホルダのキャプスタン軸に対して直角を為す
面に当接することによってスラスト受もキャプスタン軸
に対して直角に保たれるため、回転ムラ等が生ずる惧れ
はない。また、ハウジングの端面をキャプスタン軸に対
して直角を為すように加工してあれば、ホルダを該端面
に当接させれば良いため、従来必要であったホルダとハ
ウジングとの間の嵌め合い長さというようなものが必要
なく、ホルダを板金材料で形成することが可能となるの
で、スラスト受部の大きさ、特にキャプスタン軸の軸方
向における大きさを従来のものに比して著しく小さくす
ることができる。
尚、上記した実施例は本考案の実施の一態様を例示し
たものにすぎず、これによって、実用新案登録請求の範
囲に記載された本考案の内容が限定的に解釈されるもの
ではない。
たものにすぎず、これによって、実用新案登録請求の範
囲に記載された本考案の内容が限定的に解釈されるもの
ではない。
第1図乃至第3図は本考案キャプスタンモータの実施の
一例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図は要部の
分解斜視図、第3図はハウジングの端面の拡大平面図、
第4図及び第5図は従来のキャプスタンモータにおける
スラスト受部の各別の例を示す要部断面図である。 符号の説明 1……キャプスタンモータ、5……ステータコイル、6
……ハウジング、12、14……軸受、15……キャプスタン
軸に対して直角な端面、18……ホルダ、18a……ホルダ
のハウジングに当接する面、21……スラスト受、22……
ロータ、25……ロータマグネット、31……キャプスタン
軸、31a……キャプスタン軸の反ロータ側端
一例を示すもので、第1図は縦断面図、第2図は要部の
分解斜視図、第3図はハウジングの端面の拡大平面図、
第4図及び第5図は従来のキャプスタンモータにおける
スラスト受部の各別の例を示す要部断面図である。 符号の説明 1……キャプスタンモータ、5……ステータコイル、6
……ハウジング、12、14……軸受、15……キャプスタン
軸に対して直角な端面、18……ホルダ、18a……ホルダ
のハウジングに当接する面、21……スラスト受、22……
ロータ、25……ロータマグネット、31……キャプスタン
軸、31a……キャプスタン軸の反ロータ側端
Claims (1)
- 【請求項1】ロータに支持されたロータマグネットと対
向するステータコイルがロータマグネットのキャプスタ
ン軸側に配置されることによりキャプスタン軸の反ロー
タ側端部の方へ向けてスラスト力が作用するようにされ
たキャプスタンモータであって、 キャプスタン軸のロータ側の部分と反ロータ側端部を支
持する軸受を有すると共に、キャプスタン軸に対して直
角な端面を有するハウジングと、 ハウジングの上記端面に固定され、少なくともハウジン
グに当接する面がキャプスタン軸に対して直角とされた
平板状ホルダと、 ハウジングの上記端面と上記ホルダとの間に支持され、
キャプスタン軸に対して直角とされた平板状スラスト受
とを有し、 キャプスタン軸の反ロータ側端が上記スラスト受に突き
当たって上記スラスト力を受けるようにした ことを特徴とするキャプスタンモータ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988004521U JPH083182Y2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | キャプスタンモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988004521U JPH083182Y2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | キャプスタンモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01109275U JPH01109275U (ja) | 1989-07-24 |
JPH083182Y2 true JPH083182Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=31207106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988004521U Expired - Lifetime JPH083182Y2 (ja) | 1988-01-18 | 1988-01-18 | キャプスタンモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH083182Y2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS604617A (ja) * | 1983-06-24 | 1985-01-11 | Canon Inc | 動圧流体軸受 |
JPS60219953A (ja) * | 1984-04-13 | 1985-11-02 | Canon Inc | モ−タ |
JPH0416627Y2 (ja) * | 1984-12-04 | 1992-04-14 | ||
JPS61165082U (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-13 | ||
JPH0345296Y2 (ja) * | 1985-04-22 | 1991-09-25 |
-
1988
- 1988-01-18 JP JP1988004521U patent/JPH083182Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01109275U (ja) | 1989-07-24 |
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