JPH0759295A - モータの取付け構造 - Google Patents

モータの取付け構造

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JPH0759295A
JPH0759295A JP5219098A JP21909893A JPH0759295A JP H0759295 A JPH0759295 A JP H0759295A JP 5219098 A JP5219098 A JP 5219098A JP 21909893 A JP21909893 A JP 21909893A JP H0759295 A JPH0759295 A JP H0759295A
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JP
Japan
Prior art keywords
support plate
motor
bearing
mounting structure
motor mounting
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Application number
JP5219098A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakashita
広志 坂下
Atsushi Yamashita
淳 山下
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじを使用せず、しかも低コストで、小型化
あるいは薄型化に対応可能なモータの取付け構造を得
る。 【構成】 モータ1を支持する支持板2に対して、モー
タ1の軸受3を沿わせるとともに、支持板2を軸受3と
挟圧手段によって挟み込み、支持板2に対してモータを
保持固定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンパクトディ
スクプレイヤー装置等に適用可能なモータの取付け構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンパクトディスクプレイヤー
装置等において、コンパクトディスクを回転駆動するた
めのモータを相手の基板等の固定部材に対して取り付け
る場合、通常ねじ等を使用して取り付けることが多い。
図18は、このようなモータ取付け構造の従来例を示
す。図18において、モータハウジング49はカップ状
で周壁内面には駆動用マグネット50が取り付けられて
いる。モータハウジング49の底部中央には孔部が形成
されており、この孔には円筒状で、焼結含油タイプの軸
受43がかしめ等によって固定されている。軸受43の
中央孔には回転軸58が挿入されている。回転軸58に
はモータハウジング49内部側において、コア素体を複
数枚積層して構成されたロータコア52が取り付けられ
ている。ロータコア52は外周に複数の突極が形成され
ており、各突極にはコイル51が巻回されている。ま
た、ロータコア52外周の各突極は、モータハウジング
49の周壁内面に取り付けられた駆動用マグネット50
と間隙をおいて対向している。回転軸58にはモータハ
ウジング49内の端部において整流子54が取り付けら
れている。整流子54は複数のセグメントに分割されて
おり、各セグメントはロータコア52の突極に巻回され
たコイル51の端部と接続されている。
【0003】モータハウジング49の開口部側には側板
56が取り付けられている。側板56にはターミナル5
7が取り付けられており、ターミナル57のモータハウ
ジング49内部側には、先端が複数に分割されたブラシ
55が取り付けられている。ブラシ55の各先端部は整
流子54のセグメントに当接している。
【0004】外部の電源装置から、ターミナル57、ブ
ラシ55、整流子54を介してコイル51に電源を供給
することにより、駆動マグネット50との電磁作用によ
りロータコア52は付勢され、回転軸58が回転駆動さ
れる。回転軸58が回転することにより、ブラシ55が
当接する整流子54のセグメントも、次のセグメントに
切り換えられ、ロータが連続して回転駆動される。
【0005】一方、モータハウジング49外部の回転軸
58の端部には、例えばコンパクトディスク等が載置さ
れるターンテーブル60が取り付けられている。
【0006】以上のような構成のモータ41は支持板4
2に対して取り付けられている。支持板42にはモータ
取付孔42aが形成されており、このモータ取付孔42
aに、モータ41中央の軸受43端面のフランジ状に広
がった部分が嵌め込まれ、モータハウジング49の底面
が支持板42に当接されている。支持板42のモータ取
付け孔42aより外周には複数の孔42bが形成されて
おり、支持板42の裏面側から孔42bにねじ44を挿
入し、ねじ44の先端部をモータハウジング49の底面
のねじ孔にねじ込むことにより、モータハウジング49
が支持板42に対して固定されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成のモ
ータの取付け構造によれば、モータ41を支持板42に
取り付ける際に、ねじ44が必要となるし、しかも、ね
じ44を挿入するための孔42b、ねじ孔49aを、予
め支持板42及びモータハウジング49の底面に形成し
なければならず、製造コストが高騰してしまう。
【0008】モータの取付けにねじ44を使用する場
合、支持板42は、ねじ44に対応する位置以上に広い
面積が必要となりサイズが大型化してしまう。また、モ
ータの取付け位置も機器内で特定の位置に規制されるた
め、機器の構成に合わせたモータの配置が不可能であ
り、小型化の障害となっている。
【0009】また、ターンテーブル60のようにねじ挿
入孔42bの位置の直径よりも大きな部品を回転軸58
に取り付ける場合、回転軸58にターンテーブル60を
取り付けた状態でモータ41を支持板42に取り付ける
ことは不可能であり、必ずモータ41を支持板42に取
り付けた後にターンテーブル60を取り付けなければな
らず、生産性低下の原因となっていた。
【0010】回転軸58にターンテーブル60あるいは
プーリ等の伝動部材が取り付けられている場合には、固
定用のねじ44が伝動部材と干渉することがあるため、
ねじ44と伝動部材は離して配置する必要があり、これ
もサイズが大型化してしまう原因となっている。
【0011】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたもので、ねじを使用せず、しかも低コスト
で、小型化あるいは薄型化に対応可能なモータの取付け
構造を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
モータを支持する支持板に対して、モータの軸受を沿わ
せるとともに、支持板を軸受と挟圧手段によって挟み込
み、上記支持板に対してモータを保持固定したことを特
徴とする。
【0013】請求項2記載の発明は、挟圧手段が、軸受
の外周に弾性力により圧入されるプッシュナットである
ことを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明は、挟圧手段が、軸受
にその軸線に直交する方向に形成された溝に弾性力によ
り嵌められるフォーク状の固定部材であることを特徴と
する。
【0015】請求項4記載の発明は、挟圧手段が、軸受
の外周部に一体に形成された突部であることを特徴とす
る。
【0016】請求項5記載の発明は、軸受の外周面には
フランジを有し、フランジの端面が支持板と当接されて
いることを特徴とする。
【0017】
【作用】支持板を軸受と挟圧手段で挟み込むことによっ
てモータが支持板に固定される。ねじを使用しないため
低コストであり、支持板の面積も挟圧手段に隣接する部
分のみあれば充分な強度が得られるため、小型化及び薄
型化が可能である。
【0018】
【実施例】以下、本発明にかかるモータの取付け構造に
ついて図面を参照しながら説明する。図1において、モ
ータハウジング9は有底のカップ状で周壁内面には駆動
用マグネット10が取り付けられている。モータハウジ
ング9の底部中央には孔が形成されており、この孔には
円筒状で、焼結含油タイプの軸受3がかしめ等によって
固定されている。
【0019】軸受3は図3に示すように、大径部3cと
小径部3dと、大径部3cと小径部3dの間のフランジ
3aから構成されており、図1において、小径部3dの
部分がモータハウジング9に挿入され、フランジ3aの
小径部3d側の面がモータハウジング9の底部外側面に
当接している。
【0020】このような軸受3の孔3eには、回転軸1
8が挿入されている。回転軸18には、モータハウジン
グ9内部側において、コア素体を複数枚積層して構成さ
れたロータコア12が取り付けられている。ロータコア
12は外周に複数の突極が形成されており、各突極には
コイル11が巻回されている。また、ロータコア12外
周の各突極は、モータハウジング9の周壁内面に取り付
けられた駆動用マグネット10と間隙をおいて対向して
いる。回転軸18のモータハウジング9内の端部には整
流子14が取り付けられている。整流子14は複数のセ
グメントに分割されており、各セグメントにはコイル1
1の端部が接続されている。
【0021】モータハウジング9の開口部には側板16
が取り付けられている。側板16にはターミナル17が
取り付けられており、ターミナル17のモータハウジン
グ9内部側には、先端が複数に分割されたブラシ15が
取り付けられている。また、ブラシ15の先端部は整流
子14のセグメントに当接している。
【0022】外部の電源装置から、ターミナル17、ブ
ラシ15、整流子14を介してロータコア12の突極に
巻回されたコイル11に電源を供給することにより、駆
動マグネット10との磁電作用によりロータコア12は
付勢され、回転軸18が回転駆動される。また、回転軸
18が回転することによって、ブラシ15が当接する整
流子14のセグメントも、次のセグメントに切り換えら
れ、ロータが連続して回転駆動される。
【0023】以上のような構成のモータ1は、被取付け
部材である支持板2に対して取り付けられている。支持
板2には軸受3の大径部3cの外径とほぼ同径のモータ
取付孔2aが形成されており、このモータ取付孔2aに
対してモータ1の底面側から突出した軸受3の大径部3
cが挿入されている。また、軸受3のフランジ3aの大
径部3c側の端面3bが支持板2のモータ取付孔2aよ
り外側の面と当接している。
【0024】上記大径部3cの軸方向の寸法は支持板2
の厚さよりも大きく、そのため、支持板2の下側から大
径部3c先端の一部が突出している。この大径部3cの
突出した部分に対しプッシュナット4を取り付けること
によって、モータ1を支持板2に固定している。プッシ
ュナット4は図2に示すようにリング状で、中央に軸受
3の大径部3cの外径よりもやや小さくなるように設定
された圧入孔4bが形成されている。また、圧入孔4b
の縁部には複数の切り込みが形成されており、各切り込
みと切り込みの間の部分が斜状に折り曲げられて係止爪
4aとなっている。
【0025】図4に示すように、支持板2から突出した
軸受3の大径部3cに対してプッシュナット4の係止爪
4aを弾性力により撓ませながら圧入孔4bを圧入し、
外周縁部4cを支持板2と当接させる。上記外周縁部4
cは係止爪4aの弾力によってモータ側に付勢されるた
め、モータ1は、軸受3のフランジ3aとプッシュナッ
ト4の外周縁部4cで支持板2を挟圧した形態で固定さ
れている。
【0026】以上のようなモータの取付け構造によれ
ば、プッシュナット4を弾性力により圧入して支持板2
に固定することにより、支持板2に対するモータ1の取
付にねじ及びねじ締め工程が不要となるし、ねじを使用
した場合に比べモータ1の取付が容易なため、製造コス
トを低く押えることができる。また、支持板2のモータ
固定に要する面積も、ねじを使用した場合に比べて小さ
くすることが可能であるため、小型化あるいはさらなる
コストの低減を達成することができる。また、ねじを使
用しないため、例えばターンテーブルやベルト等の伝導
部材へ悪影響を及ぼすこともない。また、プッシュナッ
ト4を使用することによりモータの位置決めも容易であ
る。なお、コンパクトディスクプレイヤー装置等では、
回転軸18の支持板2に対する垂直度が厳格に要求され
るが、回転軸18を支持する軸受3のフランジ3aを高
精度に仕上げることが容易なため、極めて高い回転軸1
8の垂直精度を得ることが可能である。
【0027】また、ねじを使用しないことから、モータ
ハウジング9や支持板2にねじ孔を形成する必要がない
ため、ねじ孔から異物が混入したり、あるいはねじ締め
の際に切り粉がモータ内に混入してノイズが発生すると
いった問題が生ずることもない。
【0028】なお、図18に示すようなモータ41を支
持板42に固定する従来例のような構成にねじを使用せ
ず、図2に示すようなプッシュナット4を使用してもよ
い。しかし、図18に示すモータ41は、モータハウジ
ング49の底面が直接支持板42に取り付けられてお
り、プッシュナット4の係止爪4aを軸受43の外周面
に取付け、かつ、外周縁部4cで支持板42を押える
と、支持板42を介してモータハウジング49の底板が
軸受43から抜ける方向に付勢される。プッシュナット
4による付勢力は比較的大きいため、最悪の場合、モー
タハウジング49と軸受43の固定部分であるかしめが
破壊されて、軸受43がモータハウジング49の底板か
ら完全に抜けてしまうこともある。したがってプッシュ
ナット4を使用するには、図1に示すように、支持板2
をプッシュナット4の外周縁部4cと軸受3のフランジ
3aで挟むような形態で固定するのが好ましい。モータ
ハウジング9の底板には付勢力が作用しないため、モー
タハウジング9の底板から軸受3が抜けたりすることは
ない。
【0029】支持板2に対してモータ1を位置決めする
必要性がある場合は、図5(a)に示すように、軸受3
の大径部3cの外周面の一部に半円柱状の凸部7を形成
するとともに、支持板2のモータ取付孔2aの周縁部に
凸部7に対応した位置決め用の凹部8を形成し、モータ
1を支持板2に対して取り付ける場合に、凸部7と凹部
8を嵌め合わせばよい。また、図5(b)に示すよう
に、モータハウジング9の底板に凸部7を形成し、支持
板2に凸部7に対応した挿入孔2dを形成し、モータ1
を支持板2に取り付ける場合に、凸部7と挿入孔2dを
嵌め合わせてもよい。
【0030】回転軸18の先端部にターンテーブルやプ
ーリ等の大きな出力部材を有する場合は、図6に示すよ
うに、モータ取付孔2aにスリット2bを形成し、出力
部材19が取り付けられた回転軸18を上記スリット2
bを経てモータ取付孔2aに挿入し、その後、軸受3を
モータ取付孔2aに嵌合すればよい。この場合、予め軸
受3の大径部3cに突部6を形成しておき、突部6とス
リット2bを嵌め合わせれば、モータ1を支持板2上で
位置決めすることができる。なお、図示しないが、支持
板2に取り付ける前のモータ1の軸受3と出力部材19
の間の回転軸18には、予め、図2に示すようなプッシ
ュナット4を挿入しておき、軸受3を上記取付孔2aに
嵌めたあと上記プッシュナット4を上記大径部3cに対
して圧入し、支持板2をプッシュナット4と軸受3とで
挟圧する。
【0031】次に、モータ取付け構造の別の実施例につ
いて説明する。図7ないし図9において、モータハウジ
ング9の底板には軸受3が取り付けられており、軸受3
の孔3eには回転軸18が挿入されている。軸受3は、
図7、図8に示すように、大径部3cと小径部3dから
構成されており、大径部3cと小径部3dの間にはフラ
ンジ3aが形成されている。また、大径部3cの外周面
には軸線に直交する方向に溝20が2箇所に平行に形成
されている。図9に示すように、軸受3の大径部3cが
支持板2の孔2aに挿入された状態で上記溝20の一部
が支持板2の反対側に現れ、この溝20には固定部材5
が取り付けられ、モータ1が支持板2に固定される。固
定部材5は先端に2つのフォーク部5bが形成されてお
り、各フォーク部5bは弾性を有すると共に山状に折り
曲げられている。なお、軸受3のフランジ3aの上端面
から溝20の上端面までの寸法t1は、支持板2の厚さ
寸法t2と、フォーク部5bの平面部から山の頂上まで
の高さ寸法t3との計よりもやや小さくなるように設定
されている。上記2つのフォーク部5bは上記2つの溝
20にそれぞれ挿入されている。支持板2は軸受3のフ
ランジ3aと山状に折り曲げられたフォーク部5bとに
よってこのフォーク部5bの弾性力により挾圧され、そ
の結果モータ1が支持板2に固定される。一方、固定部
材5の基部には打出部5aが形成されており、この打出
部5aが支持板2に形成された孔2fに嵌め合わされ
て、モータ1の位置決めと固定部材5の脱落を防止して
いる。以上のような構成によれば、前述した実施例同
様、ねじを使用することなく支持板2にモータ1を取り
付けることができるため、コストを低減することがで
き、しかも、薄型化や小型化に対応することができる。
【0032】図10ないし図12は、さらに別のモータ
取付け構造の実施例を示す。図10ないし図11におい
て、軸受3の大径部3cの外周部を突出させて2箇所の
圧入部3iと、1箇所の係止部3gを形成し、それぞれ
モータ取付孔2aの外周に形成された2箇所の圧入孔2
c及び係止孔2g内に挿入する。圧入部3iは外径が周
方向に連続して大きくなるように斜状に形成されてい
る。次に、軸受3を矢印R方向に回転させて、図12に
示すように、2つの圧入部3iの斜状の部分を圧入孔2
cからモータ取付孔2aの周面側に圧入させて固定す
る。なお、軸受3を矢印R方向に回転させて、圧入部3
iがある程度圧入されると、図12に示すように、係止
部3gが係止孔2gの縁部と当接するため、軸受3の回
転が規制されて位置が固定される。
【0033】また、支持板2にモータ1を固定するため
の軸受としては、図14に示すような軸受21を使用し
てもよい。図14において、軸受21は大径部21aと
小径部21bから構成されている。軸受21の大径部2
1a外周には、小径部21b寄りの部分の対蹠位置には
2個の突部21c、21cが形成されている。また、大
径部21a外周の上端面側で、2つの突部21cの間の
対蹠位置には2つの突部21d、21dが形成されてい
る。なお、突部21cの上端面から突部21dの下端面
の軸方向高さ寸法t4は、支持板2の厚さよりも若干小
さくなるような寸法設定となっている。
【0034】以上のような軸受21を有するモータ1
は、図15に示すような支持板2に対して固定される。
図15において、支持板2にはモータ取付孔2aが形成
されており、モータ取付孔2aの外周には互い対向した
挿入孔2d、2dが形成されている。また、支持板2上
には、凸状の張り出し部23が形成されている。
【0035】モータ1を支持板2に対して取り付ける場
合、軸受21の突部21d、21dの部分を挿入孔2
d、2dの部分から挿入し、突部21dを支持板2の上
面から突出させる。この後、軸受21をラジアル方向に
回転させて、突部21d、21dと突部21c、21c
の間に支持板2を介在させる。図14において、突部2
1d、21d下端面と突部21c、21cの上端面の間
の軸方向寸法t4は、支持板2の厚さよりも小さくなる
ような寸法設定となっているため、突部21c、21c
と突部21d、21dで支持板2を挾持することがで
き、図13に示すようにモータ1が支持板2に対して固
定される。なお、支持板2に対して軸受21を回転する
ことにより、一つの突部21dが張り出し部23に当接
する。これによって軸受21の回転が規制され、支持板
2に対してモータが位置決めされる。
【0036】その他のモータの取付け構造としては、図
16に示すように軸受3の大径部3cの端面にかしめ部
3hを形成し、このかしめ部3hをかしめ治具24でか
しめて軸受3を支持板2に固定してもよい。支持板2を
軸受3のフランジ3aとかしめ部3hとにより挟圧保持
することで支持板2に対してモータ1は保持固定され
る。あるいは、図17に示すように、支持板2のモータ
取付孔2aの外周にバーリング部2eを形成し、このバ
ーリング部2eに対して軸受3の大径部3cを圧入固定
してもよい。何れの構成も、ねじを使用しないためコス
トの低減が図れるし、薄型化や小型化が可能となる。
【0037】以上述べた実施例では、軸受が焼結含油タ
イプの一体品となされていたが、回転軸を軸支する1個
以上の軸受体と軸受体を保持するホルダーとにより構成
される軸受であってもよい。なお、軸受体は玉軸受等他
の構造、製法の軸受体であってもよい。また、以上に述
べた実施例ではコア付ブラシ付モータを図示して説明し
たが、ブラシレス、コアレス等他の構成のモータにも本
発明が運用されることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、モータを
支持する支持板に対して、モータの軸受を沿わせるとと
もに、上記支持板を軸受と挟圧手段によって挟み込み、
上記支持板に対してモータを保持固定したため、ねじ等
が不要となり、低コストで、小型化あるいは薄型化に対
応可能なモータの取付け構造が可能となる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、挟圧手段と
して、軸受の外周に弾性力により圧入されるプッシュナ
ットを使用したため、ねじ等が不要となり、低コスト
で、小型化あるいは薄型化に対応可能なモータの取付け
構造が可能となる。
【0040】請求項3記載の発明によれば、挟圧手段と
して、軸受にその軸線に直交する方向に形成された溝
に、弾性力により嵌められるフォーク状の固定部材を使
用したため、ねじ等が不要となり、低コストで、小型化
あるいは薄型化に対応可能なモータの取付け構造が可能
となる。
【0041】請求項4記載の発明によれば、挟圧手段と
して、軸受の外周部に一体に形成された突部を使用した
ため、ねじ等が不要となり、低コストで、小型化あるい
は薄型化に対応可能なモータの取付け構造が可能とな
る。
【0042】請求項5記載の発明によれば、軸受の外周
面にはフランジを有し、フランジの端面を支持板と当接
させたため、軸受に挿通される回転軸の支持板に対する
垂直度を向上させることが可能となる。また、モータハ
ウジングと軸受との固定強度が十分保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモータの取付け構造の実施例を
示す断面図。
【図2】同上モータの取付け構造に適用されるプッシュ
ナットの例を示す斜視図。
【図3】同上モータの取付け構造に適用される軸受の例
を示す斜視図。
【図4】同上モータの取付け構造の実施例を示す分解斜
視図。
【図5】(a)(b)は、本発明にかかるモータの取付
け構造の別の実施例を示す斜視図。
【図6】本発明にかかるモータの取付け構造の別の実施
例を示す断面図。
【図7】本発明に適用される軸受の別の例を示す斜視
図。
【図8】同上横断面図。
【図9】同上軸受が使用されるモータの取付け構造の実
施例を示す斜視図。
【図10】本発明にかかるモータの取付け構造の別の実
施例を示す断面図。
【図11】同上モータの取付け構造に適用される軸受と
支持板の関係を示す断面図。
【図12】同上モータの取付け構造に適用される軸受と
支持板の関係を示す断面図。
【図13】本発明にかかるモータの取付け構造のさらに
別の実施例を示す断面図。
【図14】同上モータの取付け構造に適用される軸受の
例を示す斜視図。
【図15】同上モータの取付け構造に適用される支持板
の例を示す斜視図。
【図16】本発明にかかるモータの取付け構造のさらに
別の実施例を示す断面図。
【図17】本発明にかかるモータの取付け構造のさらに
別の実施例を示す断面図。
【図18】従来のモータの取付け構造の例を示す断面
図。
【符号の説明】
1 モータ 2 支持板 3 軸受 4 挟圧手段としてのプッシュナット 5 挟圧手段としての固定部材 6 突部 7 凸部 8 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを支持する支持板に対して、モー
    タの軸受を沿わせるとともに、上記支持板を軸受と挟圧
    手段によって挟み込み、上記支持板に対してモータを保
    持固定したことを特徴とするモータの取付け構造。
  2. 【請求項2】 上記挟圧手段は、上記軸受の外周に弾性
    力により圧入されるプッシュナットである請求項1記載
    のモータの取付け構造。
  3. 【請求項3】 上記挟圧手段は、上記軸受にその軸線に
    直交する方向に形成された溝に、弾性力により嵌められ
    るフォーク状の固定部材である請求項1記載のモータの
    取付け構造。
  4. 【請求項4】 上記挟圧手段は、上記軸受の外周部に一
    体に形成された突部である請求項1記載のモータ取付け
    構造。
  5. 【請求項5】 上記軸受の外周面にはフランジを有し、
    上記フランジの端面が上記支持板と当接されている請求
    項1記載のモータの取付け構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010288385A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Minebea Co Ltd ステッピングモータ
JP2011247985A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Nikon Corp モータ取付構造、レンズ鏡筒及びカメラ
JP2020061840A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 日本電産サンキョー株式会社 アクチュエータの固定構造、およびアクチュエータ

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