JPS6319607Y2 - - Google Patents

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JPS6319607Y2
JPS6319607Y2 JP1984135841U JP13584184U JPS6319607Y2 JP S6319607 Y2 JPS6319607 Y2 JP S6319607Y2 JP 1984135841 U JP1984135841 U JP 1984135841U JP 13584184 U JP13584184 U JP 13584184U JP S6319607 Y2 JPS6319607 Y2 JP S6319607Y2
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mounting
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arm
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JP1984135841U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は部品を正確に位置決めして固定するた
めの取付け構造に関する。
〔従来技術〕
部品の取付け構造としては、一般に、部品の少
なくとも2ヶ所に取付け腕を設けておき、座ぐり
加工などで所望の精度を出した平坦な装着面に各
取付け腕を固定する構造が採用されている。この
場合の固定方法としては、装着面にねじ孔を加工
し、取付け腕に形成した孔にボルトを挿通してね
じ締結する方法、あるいは装着面に貫通孔を加工
しておき取付け腕をボルトおよびナツトで締結す
る方法が広く採用されている。
しかし、従来のこの種の部品取付け構造では、
装着面を座ぐり加工で平坦に仕上げ加工し、その
上に取付け腕を重ねて締結するだけであつたの
で、ねじ孔とボルトとの間並びにボルトと取付け
腕の孔との間の嵌合隙間に相当する分だけ取付け
腕の位置にばらつきが生じ、部品の取付け位置の
精度を確保することが困難または不可能であつ
た。
例えば、エンジン点火装置のクランク位置検出
手段として、クランクシヤフトとともに回転する
ジエネレータ外周面に近接してジエネレータカバ
ー側に固定され、磁気変化に感応して作動するパ
ルサコイルが使用されている。点火時期を正確に
制御するためには、このパルサコイルをゼネレー
タに対し正確に位置決めし、所定の隙間を形成す
るよう固定する必要があるが、上記従来の取付け
構造ではパルサコイルの取付け位置の精度を確保
することが困難であつた。
そこで、取付け位置の精度が要求される場合の
従来の取付け構造として、取付け腕または装着面
に植立したノツクピンおよび他方に形成したノツ
クピン嵌合孔から成る位置決め手段を別途に設け
る構造が採用されている。
しかし、このノツクピンを使用する構造では、
高精度の余分な加工および部品を必要とし、加工
工数が多く製造コストが高くなるという問題があ
る。
また、取付け腕の孔の周囲をテーパ面としサラ
ボルト(またはサラビス)で締結する構造も採用
されているが、このような構造では、取付け位置
の精度を充分に確保することができず、また、精
度を保つための加工が困難であるという問題があ
る。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、このような従来技術の問題を
解決し、加工工数および部品点数の増大を生じる
ことなく、きわめて容易に部品の取付け位置の精
度向上を達成しうる取付け構造を提供することで
ある。
〔考案の構成〕
本考案は、部品の取付け腕の先端部を円弧形状
にするとともに、部品を固定する装着面を座ぐり
加工する際、これと同時に同一円弧内に所定数の
位置決め用の突起を形成することにより、上記目
的を達成するものである。
すなわち、本考案は、取付け対象部品の複数位
置に設ける取付け腕の先端部を円弧形状にし、部
品装着面を該先端部の円弧形状と同じ円弧の座ぐ
り加工で形成することにより、該先端部に当接す
る複数の突起を同一円弧内に形成し、これらの突
起で前記取付け腕を位置決めする構成により、上
記目的を達成するものである。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
図示の実施例はエンジンのゼネレータカバーに
クランク位置検出用のパルサコイルを取付ける場
合を示す。
第1図および第2図は部品としてのパルサコイ
ルの平面および正面を示す。
第1図および第2図において、パルサコイル1
の両側には取付け腕2A,2Bが設けられ、各取
付け腕2A,2Bにはボルト等を挿通する取付け
用の孔3A,3Bが形成されている。図示の例で
は一方の孔3Bは取付けピツチの誤差を吸収する
ため長孔に形成されている。パルサコイル1の正
面には磁気検出素子4が突設されている。なお、
参照番号5はパルス(検出信号)取出し用のリー
ド線を示す。また、第1図中の符号Wは取付け腕
2A,2Bの固定部の巾寸法を示す。
第3図〜第5図は、それぞれ、ゼネレータカバ
ーの前記パルサコイル取付け部の平面、第3図中
の線−の断面、第3図中の線−の断面を
示す。
第3図〜第5図において、クランク軸端部に装
着されたゼネレータを覆う位置でクランクケース
側面に固定されるゼネレータカバー6は一般にア
ルミダイカストなどの鋳造品で作られ、その内部
には、前記パルサコイル1を収納する空間7およ
び該パルサコイル1の前記取付け腕2A,2Bを
固定する装着面8A,8Bが形成されている。
これらの装着面8A,8Bはエンドミルなどに
より座ぐり加工され、平滑面に仕上げ加工されて
いる。また、各装着面8A,8Bの中心には、前
記パルサコイル1の各取付け腕2A,2Bを締結
するためのねじ孔9A,9Bがタツピング加工に
より形成されている。
然して、各装着面8A,8Bの両側、すなわち
前記各取付け腕2A,2B(第1図)の固定部の
巾方向両側に対応する位置には、前記座ぐり加工
により、取付け腕2A,2B(第1図)の固定部
の巾W寸法に対応する二面巾W′を出してそれぞ
れ一対づつの突起10A,10Aおよび10B,
10Bが形成されている。これらの突起の位置お
よび二面巾の間隔W′は、取付け腕2A,2B(第
1図)の巾方向位置決め、すなわちパルサコイル
(部品)1(第1図)の前後方向(第3図および
第6図の上下方向)位置決めを所望精度で行なう
寸法に設定される。例えば、突起間隔W′は取付
け腕2A,2B(第1図)の巾Wより0〜0.3mm程
度大きい寸法に設定される。
また、各装着面8A,8Bの外側、すなわち前
記各取付け腕2A,2B(第1図)の先端に対応
する位置にも、前記座ぐり加工により、各先端端
面に対応する面を出して突起11A,11Bが形
成されている。これらの突起11A,11Bの位
置および間隔は、取付け腕2A,2B(第1図)
の長手方向位置決め、すなわちパルサコイル(部
品)1の左右方向(第3図および第6図の左右方
向)位置決めを所望精度で行なう寸法に設定され
る。
なお、通常の場合、巾方向の突起10A,10
Aおよび先端の突起11A(あるいは突起10B,
10Bと突起11B)それぞれの内面(座ぐり加
工面)を同一円弧内に配置し、エンドミルの横送
りをなくし前進送りのみで加工できるようにして
工数節減を図ることが好ましい。
第6図〜第8図は、前記パルサコイル1を前記
ゼネレータカバー6に取付けた状態を、第3図〜
第5図に相当する個所から見た図であり、第1図
〜第5図中の各部に対応する部分をそれぞれ同一
参照番号で示す。
第6図〜第8図において、パルサコイル(部
品)1は、ボルト12A,12Bを各取付け腕2
A,2Bの孔3A,3Bに挿通し、各ねじ孔9
A,9Bにねじ締結することにより取付けられ
る。なお、参照番号13A,13Bはワツシヤを
示す。
第6図〜第8図からも明らかなごとく、以上説
明した取付け構造によれば、2本の取付け腕2
A,2B(第1図)を介してゼネレータカバー6
の装着面8A,8Bにパルサコイル1を取付ける
に際し、各装着面8A,8Bの両側に機械加工に
より二面巾を出した位置決め用の突起10A,1
0Aおよび10B,10Bを形成したので、パル
サコイル1の前後方向位置(第6図の上下方向)
を正確に規制して取付けることができ、磁気検出
素子4とゼネレータ14の外周面との隙間を精密
に設定することによりクランク位置を正確に検出
することができる。
また、取付け腕2A,2B(第1図)の先端に
対応する位置にも座ぐり加工により位置決め用の
突起11A,11Bを形成したので、パルサコイ
ル1の左右方向(第6図の左右方向)の取付け位
置も正確に規制することができる。
しかも、各突起10A,10B,11A,11
Bは装着面8A,8B(第3,4図)の座ぐり加
工と同時に加工することができ、したがつて、図
示の構造によれば、余分な部品を必要とせず、従
来の通常の取付け構造と同じ加工工数で取付け精
度を容易に向上させることができる。
実施例構造におけるパルサコイル1の取付け精
度は、取付け腕2A,2Bの(第1図,第2図)
外形寸法と突起10A,10B,11A,11B
の座ぐり加工寸法を所望精度に設定することによ
り、自由に(必要な場合はきわめて高い精度に)
かつ容易に設定することができる。
なお、図示の実施例構造では2ヶの取付け腕2
A,2Bを設けたが、本考案は3ヶ以上の取付け
腕を設け3ヶ所以上で固定する場合にも同様に実
施することができる。
また、図示の実施例構造では各取付け腕2A,
2Bを(第1図,第2図)ボルト12A,13B
で締結したが、本考案は取付け腕を上下からクラ
ンプ(挾圧)したりスプリングあるいはゴムなど
の弾性体で押圧したりして固定する場合にも同様
に実施することができる。
以上、本考案の取付け構造をパルサコイル1を
取付ける場合を図示して説明したが、本考案は部
品を取付ける構造であれば各種の部品に対し広く
適用することができる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案によれ
ば、部品の取付け腕の先端部を円弧形状にし、部
品装着面を該先端部の円弧形状と同じ円弧の座ぐ
り加工で形成することにより、該先端部当接する
複数の突起を同一円弧内に形成し、これらの突起
で前記取付け腕を位置決めするので、部品点数の
増加および加工工数の増大を生じることなく、従
来からの座ぐり加工を利用するだけで、簡単な構
造で部品の位置精度を容易に高めうる部品取付け
構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施するのに好適な部品、
(パルサコイル)の平面図、第2図は第1図中の
線−から見た正面図、第3図は本考案の一実
施例に係わる部品取付け構造の部品取付け前の状
態を示す平面図、第4図は第3図中の線−に
沿つた断面図、第5図は第3図中の線−に沿
つた断面図、第6図は本考案の一実施例に係わる
部品取付け構造の平面図、第7図は第6図中の線
−に沿つた断面図、第8図は第6図中の線
−に沿つた断面図である。 1……部品(パルサコイル)、2A,2B……
取付け腕、8A,8B……装着面、10A,10
B,11A,11B……突起、12A,12B…
…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 部品の少なくとも2ヶ所に取付け腕を設け、座
    ぐり加工した装着面に各取付け腕を固定する部品
    取付け構造において、前記取付け腕の先端部を円
    弧形状にし、前記装着面を該先端部の円弧形状と
    同じ円弧の座ぐり加工で形成することにより、該
    先端部に当接する複数の突起を同一円弧内に形成
    し、これらの突起で前記取付け腕を位置決めする
    ことを特徴とする部品取付け構造。
JP1984135841U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPS6319607Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984135841U JPS6319607Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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JP1984135841U JPS6319607Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Publication Number Publication Date
JPS6150803U JPS6150803U (ja) 1986-04-05
JPS6319607Y2 true JPS6319607Y2 (ja) 1988-06-01

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JP1984135841U Expired JPS6319607Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5458570U (ja) * 1977-09-30 1979-04-23

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JPS6150803U (ja) 1986-04-05

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