JPH0543284Y2 - - Google Patents

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JPH0543284Y2
JPH0543284Y2 JP15114888U JP15114888U JPH0543284Y2 JP H0543284 Y2 JPH0543284 Y2 JP H0543284Y2 JP 15114888 U JP15114888 U JP 15114888U JP 15114888 U JP15114888 U JP 15114888U JP H0543284 Y2 JPH0543284 Y2 JP H0543284Y2
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nut
mounting plate
groove
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nut mounting
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、溝形部材や板部材等の長尺部材に対
して、他の部材をボルトとナツトとで締結するに
際して、前記長尺部材に、予めナツトを取付けて
おくための金具に関するものである。
〔従来の技術〕
溝形部材又は板部材等の長尺部材にナツトを取
付ける場合、一般には、長尺部材に対してナツト
を熔接するようにしているが、この熔接による取
付手段では、熔接作業が非常に面倒であるのみな
らず、熔接時の熱によつて塗料が剥げたり歪が生
じたりする熱的悪影響とか、一旦熔接するとナツ
トをずらすことができない等の問題があつた。
そこで先行技術としての実開昭63−51914号公
報は、断面C字状の溝形部材に対するナツト取付
金具として、第13図に示すように、ナツト20
を回転不能に取付けたナツト取付板21に左右一
対の足片21aを突設し、該左右一対の足片21
aの先端部に、溝形部材22の左右開口縁部22
aに係脱自在な係止部21bを折り曲げ形成して
成るナツト取付金具23を提案している。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように構成すると、ナツト20を、溝形部
材22の内底面箇所にワンタツチ的に取付けるこ
とができるが、この取付金具23は、溝形部材2
2の長手方向に沿つた任意の位置に装着すること
はできても、ナツト20がナツト取付板21に対
して固定されており、溝形部材22の左右側板間
におけるナツト20の位置は一定であるため、溝
形部材22のボルト挿通孔24とナツト20のね
じ孔とが溝形部材22の長手方向と交叉した方向
にずれていると、ボルト25をナツト20に螺入
できなくなつてしまうことになる。
従つて、この先行技術では、ナツト取付金具2
3を高い寸法精度で加工すると共に、溝形部材2
2におけるボルト挿通孔24を正確な位置に穿設
することにより、ナツト20のねじ孔を溝形部材
22におけるボルト挿通孔24に一致させると
か、或いは、ナツト20をナツト取付板21にお
ける足片21aの弾性に抗して強引にずらすこと
により、ナツト20のねじ孔をボルト挿通孔24
に一致させるとかせねばならないが、前者のよう
に加工精度を高くすると、締結作業を容易に行う
ことができても、ナツト取付金具23及び溝形部
材22の加工コストが嵩むことになり、他方、後
者のようにナツト20を強引にずらす手段では、
加工コストの上昇は回避できても、締結作業が極
めて厄介になる問題が生じるのであつた。
本考案は、このような問題を生じることなく長
尺部材にナツトを取付けできるようにした金具を
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案では、長尺部材
に対して、当該長尺部材における長手方向の任意
の位置に装着できるようにしたナツト取付板に、
前記長尺部材に他の部材を締結するためのボルト
に対する角形ナツトを取付けて成るナツト取付金
具において、前記ナツト取付板に、長溝孔を、前
記長尺部材の長手方向と交叉する方向に延びるよ
うに穿設し、該長溝孔に、前記角形ナツトを、当
該長溝孔の長手方向に移動自在に係着し、更に、
前記ナツト取付板には、前記角形ナツトの側面に
接当する回り止め用係止片を、前記長溝孔の長手
方向に沿つて延びるように設ける構成にした。
〔作用・効果〕
このように構成すると、ナツト取付板を、ボル
ト挿通孔の穿設箇所において長尺部材に装着する
ことにより、先ず、長尺部材の長手方向に沿つた
角形ナツトの取付位置を、長尺部材におけるボル
ト挿通孔の位置に一致させることができると共
に、角形ナツトをナツト取付板の長溝孔に沿つて
摺動させることにより、角形ナツトの取付位置
を、長尺部材の長手方向と、長尺部材の長手方向
に交叉した方向とに自在に調節できるから、長尺
部材におけるボルト挿通孔の穿設位置が不正確で
あつても、また、ナツト取付金具自体の加工精度
が低くても、角形ナツトを、そのねじ孔が長尺部
材におけるボルト挿通孔に一致するように、迅速
且つ性格に位置決めできることになる。
従つて、本考案によれば、長尺部材におけるボ
ルト挿通孔の加工精度やナツト取付金具の加工精
度を高くすることなく、角形ナツトを、長尺部材
におけるボルト挿通孔箇所に正確に取付けること
ができるから、長尺部材に各種の部材を締結する
ことを、それら長尺部材やナツト取付金具の加工
コストをアツプさせることなく、能率良く行うこ
とができる効果を有する。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、先ず、第1〜5図に示すのは、長尺部材の
一例としての断面C字状の溝形部材に対する実施
例を示し、該実施例において、ナツト取付金具1
は、ばね鋼等の弾性を有する帯状金属板にて形成
されたナツト取付板2と、角ナツトの一例として
の六角ナツト3とで構成されている。
前記ナツト取付板2の左右両端には一対の押圧
部2aを折り曲げ形成し、該左右両押圧部2a間
の間隔寸法を、溝形部材4の左右側板4a間の間
隔寸法よりも大きくすることにより、該ナツト取
付板2が、溝形部材4の溝部内に、当該溝形部材
4の長手方向に沿つた任意の位置から差し込み装
着自在となるようにしている。
そして、前記ナツト取付板2の左右中間部に
は、前記押圧部2aと同一方向に向けて若干寸法
e突出した段違い状のナツト取付部2bを形成
し、該ナツト取付部2bに、ナツト取付板2の長
手方向(すなわち溝形部材4の長手方向と直交し
た方向)に沿つて延びる長溝孔5を穿設し、該長
溝孔5に、前記六角ナツト3の座面から突設した
筒部3aを緩くかしめることにより、六角ナツト
3を、ナツト取付板4に対して脱落不能で且つ長
溝孔5に沿つて移動自在に係着する一方、前記長
溝孔5の長手方向に沿つた両側には、ナツト取付
部2b側縁の折り曲げにより、前記六角ナツト3
の側面が接当する回り止め用の係止片6を、長溝
孔5の長手方向に沿つて延びるように設けてい
る。
この場合、ナツト取付部2bの突出寸法eを六
角ナツト3における筒部3aの突出寸法sよりも
大きくすることにより、ナツト取付部2bを溝形
部材4の内底面に接当させた状態で、六角ナツト
3がスムースに摺動するようにしている。
このように構成すると、第5図に示すように、
ナツト取付板2を溝形部材4の溝内に側方から挿
入し、六角ナツト3を溝形部材4のボルト挿通孔
7の箇所に位置させることにより、被締結部材8
を溝形部材4外面にボルト9にて締結することが
できるが、ナツト取付板2は、溝形部材4の長手
方向に沿つて任意の位置に装着できる一方、六角
ナツト3は矢印Aで示すように溝形部材4の長手
方向と交叉した方向に摺動自在であるから、溝形
部材4におけるボルト挿通孔7の穿設位置が不正
確であつても、六角ナツト3を、そのねじ孔3b
が溝形部材4におけるボルト挿通孔7に一致する
よう、正確且つ迅速に位置決めできるのである。
このように溝形部材の内面に六角ナツトを取付
ける場合は、第6〜8図に例示するように、ナツ
ト取付板2の断面形状を、溝形部材10,11の
断面形状と略同じ形状に形成することにより、ナ
ツト取付板2を、その弾性に抗して溝形部材1
0,11の溝内に嵌着できるように構成する等、
溝形部材の断面形状に応じて装着手段を選択すれ
ばよく、また、六角ナツト3の取付個数も、ボル
ト挿通孔7の個数に合わせて適宜変更できること
は云うまでもない。
更に、本考案は、第9〜11図に示すように、
長尺の板部材の表面にナツトを取付ける場合にも
適用することができる。
すなわち、第9〜11図では、ナツト取付板2
を断面ヘアピン状に折り曲げ、該ナツト取付板2
における一対の挟持部2c,2dのうち一方の挟
持部2cに、頭記した実施例と同様の手段にて、
六角ナツト3を係着する一方、他方の挟持部2d
には、前記一方の挟持部2cにおける長溝孔5と
平面視で重複するようにして、ボルト挿通用長孔
12を穿設して成るものである。
このように構成すると、ナツト取付板2は、長
尺の板部材に対してその長手方向に沿つた任意の
部位に嵌め込み装着できるから、例えば、第11
図で示すように、底板13と本体14とをフラン
ジ14a締結して成るタンク15を、台板16に
対してボルト9にて共締めする場合等に利用する
ことができるが、この場合も、ナツト取付板2を
長尺部材の一例としてのタンク本体14のフラン
ジ14aに対して、当該フランジ14aの長手方
向に沿つた任意の位置に装着できる一方、六角ナ
ツト3は、フランジ14aの端面と直交した方向
に摺動自在となるから、フランジ14aにおける
ボルト挿通孔7の穿設位置が不正確であつても、
六角ナツト3を、そのねじ孔3bがフランジ14
aのボルト挿通孔7に一致するよう正確に位置決
めできるのである。
この場合、ナツト取付板2における他方の挟持
部2dのボルト挿通用長孔12は、第10図に一
点鎖線12aで示すように、他方の挟持部2d先
端に向けて切り開き形成しても良い。
更に、本考案は、第12図に示すように、ナツ
ト取付板2を、溝形部材11に対して背面方向か
ら被嵌して、六角ナツト3を溝形部材11の外面
に取付けることにより、溝形部材11内面に被締
結部材8を締結するようにしたものにも適用する
ことができる。
以上の各実施例は、角形ナツトとして六角ナツ
トを利用した場合であつたが、四角ナツトなど他
の形状の角形ナツトを利用しても良いことは言う
までもなく、また、角形ナツトを回転不能にする
ための係止片は、長溝孔の一側縁のみに沿わせて
設けても良いのであり、更に、実施例のように角
形ナツトの座面から突設した筒部をかしめること
によつて角形ナツトをナツト取付板に取付ける場
合には、前記角形ナツトにおける筒部が長尺部材
におけるボルト挿通孔に嵌まるように形成しても
良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面C字状の溝形部材の内底面に角形
ナツトを取付ける場合の実施例を示す斜視図、第
2図はその平面図、第3図は第2図の−視断
面図、第4図は第2図の−視断面図、第5図
は締結状態を示す図、第6図、第7図及び第8図
は溝形部材の内面に角形ナツトを取付ける場合の
別例図、第9図は板部材の表面に角形ナツトを取
付けるための実施例を示す正面図、第10図は第
9図の底面図、第11図はその締結状態を示す
図、第12図は溝形部材の外面に角形ナツトを取
付ける場合の実施例を示す図、第13図は従来技
術を示す図である。 1……ナツト取付金具、2……ナツト取付板、
2b……ナツト取付部、3……角形ナツトの一例
としての六角ナツト、5……長溝孔、6……係止
片、7……ボルト挿通孔、8……被締結部材、9
……ボルト、4,11,12……長尺部材の一例
としての溝形部材、14a……長尺部材の一例と
してのタンクにおけるフランジ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長尺部材に対して、当該長尺部材における長手
    方向の任意の位置に装着できるようにしたナツト
    取付板に、前記長尺部材に他の部材を締結するた
    めのボルトに対する角型ナツトを取付けて成るナ
    ツト取付金具において、前記ナツト取付板に、長
    溝孔を、前記長尺部材の長手方向と交叉する方向
    に延びるように穿設し、該長溝孔に、前記角型ナ
    ツトを、当該長溝孔の長手方向に移動自在に係着
    し、更に、前記ナツト取付板には、前記角型ナツ
    トの側面に接当する回り止め用係止片を、前記長
    溝孔の長手方向に沿つて延びるように設けたこと
    を特徴とする長尺部材用ナツト取付金具。
JP15114888U 1988-11-18 1988-11-18 Expired - Lifetime JPH0543284Y2 (ja)

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