JPS6342169Y2 - - Google Patents

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JPS6342169Y2
JPS6342169Y2 JP1984118996U JP11899684U JPS6342169Y2 JP S6342169 Y2 JPS6342169 Y2 JP S6342169Y2 JP 1984118996 U JP1984118996 U JP 1984118996U JP 11899684 U JP11899684 U JP 11899684U JP S6342169 Y2 JPS6342169 Y2 JP S6342169Y2
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JP
Japan
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plate
plate material
mounting surface
nut
locking groove
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JP1984118996U
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JPS6132811U (ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば自動車における樹脂製部品
を車体側にねじ止めする場合の樹脂製部品のねじ
止め部構造に関する。
(従来の技術) 自動車では、車体静止側に対し種々の部品がね
じ止めされるが、この場合、部品に予めナツトを
取り付けるようにしたものがある。
これには、例えば、実公昭48−16045号公報に
示されるものがある。この構成を上記公報の符号
を用いて説明すれば、ナツト3が弾性変形可能な
板材2に取り付けられ、一方、板状の部品1には
切押し部4,4が形成されている。そして、板材
2をくの字状に弾性変形させて、その各端部5,
5を各切押し部4,4に挿入すれば、板材2と共
にナツト3が部品1に取り付けられるようになつ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記構成では、板材2の両端部5,
5を両切押し部4,4に挿入させる際、まず、こ
の板材2をくの字状に折り曲げる必要があるが、
例えば、この板材2のほぼ中央にナツト3が溶接
されているような場合には、この板材2をくの字
状に折り曲げることは容易ではない。つまり、こ
の場合には、部品1に対するナツト3の取り付け
が極めて煩雑となる。
そこで、上記構成における取り付け手順の他の
例として次のことが考えられる。即ち、まず、板
材2の一端部5を一方の切押し部4に貫設された
開口に挿入し、次に、この挿入部を中心として板
材2の他端部5を部品1側に向つて回動させる。
次に、この板材2の他端部5を他方の切押し部4
に挿入させるように板材2を移動させる。する
と、板材2の上記他端部5が他方の切押し部4に
挿入されると共に、これに伴つて板材2の一端部
5も一方の切押し部4に自動的に挿入され、これ
によりナツト3の取り付けが完了する。
しかし、上記の場合にも、次のような問題があ
る。即ち、部品1が樹脂製である場合には、これ
は上記構成の板金製である場合に比較して極めて
厚肉となる。このため、上記した取り付け手順に
おいて、板材2の一端部5を一方の切押し部4に
貫設された開口に挿入した状態から、板材2の他
端部5を部品1側に向つて回動させると、板材2
の一端部5が部品1の厚肉の分だけ大きく折れ曲
がるように弾性変形することとなり、これは板材
2の取り付け、つまり、ナツトの取り付けを煩雑
にさせる原因となる。
(考案の目的) この考案は、上記のような事情に注目してなさ
れたもので、部品を樹脂製とし、このため、これ
が厚肉となつた場合であつても、これに対するナ
ツトの取り付けが容易にできるようにすることを
目的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するためのこの考案の特徴とす
るところは、ナツトを弾性変形可能な板材に取り
付ける一方、樹脂製部品にこの板材を摺動自在に
当接させる取付面を形成し、この取付面上に厚肉
部を突設して、この厚肉部に上記板材の一端部を
係脱自在に係止させる第1係止溝を形成すると共
に、同上板材の他端部を係脱自在に係止させる第
2係止溝を形成し、上記第1係止溝の内部に向つ
て開放されると共に上記板材の一端部を挿抜自在
とさせる開口を取付面に形成した樹脂製部品のね
じ止め部構造において、上記取付面に沿つた方向
で、板材から離れる方向に向つて延びるぬすみ部
を開口の内壁に形成し、このぬすみ部に板材の一
端部を挿抜自在とした点にある。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図と第2図とにおいて、1は樹脂製部品で
あり、この樹脂製部品1には、この樹脂製部品1
を被取付側2にねじ止めさせるための金属製ナツ
ト3が取り付けられる。
これをより具体的に説明すると、上記ナツト3
は矩形状の金属製板材4上に溶接されており、こ
の板材4は弾性変形可能とされている。
一方、樹脂製部品1は平板状の取付部6を有
し、この取付部6の一面が上記板材4を摺動自在
に当接させる取付面7となつている。
上記取付面7には一対の第1厚肉部8と第2厚
肉部9とが突設されており、第1厚肉部8には上
記板材4の一端部4aを係脱自在に係止させる第
1係止溝11が形成されている。また、上記第2
厚肉部9には同上板材4の他端部4bを係脱自在
に係止させる第2係止溝12が形成されている。
また、上記第1係止溝11の内部に向つて開放
される開口13が取付面7に形成され、この開口
13は取付部6を貫通している。
更に、上記開口13の内壁にはぬすみ部15が
形成されており、このぬすみ部15は取付面7に
沿つた方向で、かつ、板材4から離れる方向に向
つて延びている。そして、このぬすみ部15には
上記板材4の一端部4aが挿抜自在となつてい
る。
そして、同上第1図と第2図とで示したよう
に、板材4の一端部4aと他端部4bとが第1係
止溝11と第2係止溝12とに係止された状態で
は、板材4が第2係止溝12から抜け出す方向に
摺動することはこの板材4の一端部4aの端面が
第1係止溝11内の抜出規制面11aに当接する
ことにより規制される。
上記のように、板材4の各端部4a,4bが両
係止溝11,12に係止されれば、ナツト3が板
材4と共に樹脂製部品1に取り付けられた状態と
なる。この状態から、被取付側2に挿通させたボ
ルト16を上記ナツト3にねじ込めば、これによ
り樹脂製部品1が被取付側2にねじ止めされる。
次に、第3図と第4図とにより、板材4をナツ
ト3と共に樹脂製部品1に取り付ける手順を説明
する。
第3図において、まず、板材4の一端部4aを
開口13およびぬすみ部15に挿入する。次に、
同上図中矢印で示すように板材4の他端部4bを
取付面7に向うように回動させる。この際、板材
4の一端部4aはぬすみ部15の内壁を形成して
いる第1厚肉部8に当接する。この状態で更に板
材4の他端部4bを取付面7に向うように回動さ
せると、第4図で示すようにこの板材4は弾性変
形しながら、取付面7に当接することとなる。
更に、上記状態から、同上第4図中矢印で示す
ように板材4を取付面7上に沿つて摺動させ、こ
の板材4の他端部4bを第2係止溝12に嵌入さ
せる。このとき、板材4の一端部4aは自動的に
第1係止溝11に嵌入することとなる。この状態
になると、板材4を取付面7上に沿つて摺動させ
ても、この板材4の一端部4aや他端部4bの各
端面が第1係止溝11や第2係止溝12の各底面
に当接して、板材4が両係止溝11,12から抜
け落ちることが防止され、つまり、これによつ
て、樹脂製部品1に対するナツト3の取り付けが
完了する。
ところで、仮に上記ぬすみ部15が設けられて
いないとし、上記板材4の取り付け手順におい
て、板材4の一端部4aを開口13にのみ挿入し
て板材4の他端部4bを取付面7に向うように回
動させると、この樹脂製部品1は厚肉であるた
め、板材4は大きく弾性変形することになる。し
かし、前記したように、この考案では、上記ぬす
み部15を設けてこれに板材4の一端部4aを挿
抜自在としてあるため、このぬすみ部15を設け
た分だけ、板材4の他端部4bは自由に回動でき
ることとなる。つまり、このぬすみ部15を設け
た分だけ板材4の弾性変形は小さくとどめること
ができる。
(考案の効果) この考案によれば、樹脂製部品にナツトを板材
と共に取り付ける作業過程において、板材の一端
部を開口とぬすみ部とに挿入し、この挿入部を中
心として板材の他端部を樹脂製部品の取付面側に
向つて回動させることができるため、ぬすみ部を
設けた分だけ、従来に比較して板材の他端部を自
由に回動させることができる。つまり、ねじ止め
しようとする部品が樹脂製であつて厚肉であつて
も、ぬすみ部を設けたことから、板材の回動時に
おけるこの板材の弾性変形を小さくとどめておく
ことができ、この結果、樹脂製部品に対するナツ
トの取り付け作業が容易にできることとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図は樹脂製
部品にナツトを取り付けた状態を示す正面図、第
2図は第1図の−線矢視断面図、第3図と第
4図は樹脂製部品へのナツトの取り付け手順を示
す説明図でいずれも第2図に相当する図である。 1……樹脂製部品、3……ナツト、4……板
材、4a……一端部、4b……他端部、7……取
付面、8……第1厚肉部、9……第2厚肉部、1
1……第1係止溝、12……第2係止溝、13…
…開口、15……ぬすみ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ナツトを弾性変形可能な板材に取り付ける一
    方、樹脂製部品にこの板材を摺動自在に当接させ
    る取付面を形成し、この取付面上に厚肉部を突設
    して、この厚肉部に上記板材の一端部を係脱自在
    に係止させる第1係止溝を形成すると共に、同上
    板材の他端部を係脱自在に係止させる第2係止溝
    を形成し、上記第1係止溝の内部に向つて開放さ
    れると共に上記板材の一端部を挿抜自在とさせる
    開口を取付面に形成した樹脂製部品のねじ止め部
    構造において、上記取付面に沿つた方向で、板材
    から離れる方向に向つて延びるぬすみ部を開口の
    内壁に形成し、このぬすみ部に板材の一端部を挿
    抜自在としたことを特徴とする樹脂製部品のねじ
    止め部構造。
JP11899684U 1984-07-31 1984-07-31 樹脂製部品のねじ止め部構造 Granted JPS6132811U (ja)

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JP11899684U JPS6132811U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 樹脂製部品のねじ止め部構造

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JP11899684U JPS6132811U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 樹脂製部品のねじ止め部構造

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Publication Number Publication Date
JPS6132811U JPS6132811U (ja) 1986-02-27
JPS6342169Y2 true JPS6342169Y2 (ja) 1988-11-04

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JP11899684U Granted JPS6132811U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 樹脂製部品のねじ止め部構造

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JP5109295B2 (ja) * 2006-06-28 2012-12-26 カシオ計算機株式会社 電池蓋の取付構造
JP5165480B2 (ja) * 2008-07-03 2013-03-21 株式会社シブタニ フローティングナット

Citations (1)

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JPS4816045U (ja) * 1971-07-08 1973-02-23

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