JPH064088Y2 - プロジェクションナット - Google Patents

プロジェクションナット

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JPH064088Y2
JPH064088Y2 JP13973489U JP13973489U JPH064088Y2 JP H064088 Y2 JPH064088 Y2 JP H064088Y2 JP 13973489 U JP13973489 U JP 13973489U JP 13973489 U JP13973489 U JP 13973489U JP H064088 Y2 JPH064088 Y2 JP H064088Y2
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JP
Japan
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nut
panel
plate
screw hole
welded
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JP13973489U
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JPH0378118U (ja
Inventor
俊二 安友
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、板金部材等に抵抗溶接されるプロジェクショ
ンナットに関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、自動車の車体を構成している板金部材たる鋼板
製パネルの裏面には、多数のプロジェクションナットが
溶接固定される。
ところで、従来のプロジェクションナット(1)(以
下、ナットと称す)は、第5図に示すように、溶接面側
の外周縁に複数の突起(2)を一体に形成してある。そ
して、パネル(3)にナット(1)を溶接する場合は、
パネル(3)のボルト挿通穴(4)とナット(1)の螺
子穴(5)とを位置合わせして、パネル(3)にナット
(1)を当接させ、しかる後、抵抗溶接装置により上記
ナット(1)の突起(2)に大電流を流して溶融させる
ことにより、パネル(3)にナット(1)を溶接固定す
る。ところが、従来のナット(1)によれば、パネル
(3)へのナット(1)に溶接時に、溶接ミス等により
パネル(3)に対するナット(1)の溶接位置が狂う
と、パネル(3)のボルト挿通穴(4)とナット(1)
の螺子穴(5)とが正確に一致せず、これが為、ナット
(1)螺子穴(5)に、板状ワーク(6)に貫通された
ボルト(7)を螺挿することができなかった。尚、従来
のプロジェクションナットとしては、実開昭57-111号公
報に記載のものがあるが、上記第1の従来例と同様の欠
点がある。
そこで、上記第1の従来例の欠点を解消するため、第6
図および第7図に示すような第2の従来例たるナット取
付構造が提案されている。第6図および第7図におい
て、(8)はパネル(3)の裏面にそって摺動可能に配
設される断面コ字形状の摺動プレートで、この摺動プレ
ート(8)は、板壁(9)の中央部に貫通穴(10)を形成
すると共に、板壁(9)の両端縁に側壁(11)(11)を立上
がり形成し、この側壁(11)(11)の長手方向両端に切欠部
(12)(12)を夫々形成してある。(13)は上記摺動プレート
(8)の板壁(9)の中央部に固設されたナットで、こ
のナット(13)の螺子穴(14)と摺動プレート(8)の貫通
穴(10)とは一致させてある。(15)(15)は押え板部(16)の
両端に取付片(17)(17)を夫々一体に形成した断面ハット
型形状で帯板状の押えプレートで、この押えプレート(1
5)(15)の各取付片(17)(17)を、パネル(3)のボルト挿
通穴(4)の両側位置においてパネル(3)に溶接して
ある。そして、各押えプレート(15)の押え板部(16)に、
パネル(3)に板壁(9)を沿わせて配設した摺動プレ
ート(9)の各切欠部(12)を摺動可能に嵌め込んで、摺
動プレート(9)をX−X方向およびY−Y方向の直交
する方向に移動可能に押圧保持してある。
そうして、上記パネル(3)に、例えば、板状ワーク
(6)を取付ける場合は、上記摺動プレート(8)を、
X−X方向およびY−Y方向の直交する方向に適宜移動
させてナット(13)の螺子穴(14)とパネル(3)のボルト
挿通穴(4)とを一致させ、しかる後、例えば、板状ワ
ーク(6)に貫通させたボルト(7)を、上記ボルト挿
通穴(4)を介してナット(13)の螺子穴(14)に螺合緊締
して、パネル(3)に板状ワーク(6)を取付ける。
尚、ナット取付構造の公知技術としては、実開昭57-182
623号公報に記載のものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
第2の従来例によれば、ナット(13)の螺子穴(14)とパネ
ル(3)のボルト挿通穴(4)とを正確に一致させるの
に、摺動プレート(8)および2個の押えプレート(15)
(15)が必要であって、部品点数が多くなり、しかも、押
えプレート(15)(15)の取付位置を位置決めするための位
置決め治具を必要とし、コストが高くつくと共に、部品
点数が多いため、パネル(3)に各部品を組付けるのに
時間がかかり、組付作業が煩雑であって、作業性がきわ
めて悪いという問題があった。実開昭57-182623号公報
に記載の公知技術についても同様の問題があった。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、上記問題点に鑑み提案されたもので、中心に
螺子穴を有するナット本体の外周面に、板金部材に抵抗
溶接される屈伸変形可能な複数の屈曲片を一体に突設し
たことである。
〔作用〕 板金部材に溶接固定したプロジェクションナットの屈曲
片を適宜屈伸変形させることにより、螺子穴を形成した
ナット本体を位置調整することができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を第1図乃至第3図を参照しながら
説明すると次の通りである。
第1図乃至第3図において、(21)は本考案に係るプロジ
ェクションナット(以下、ナットと称す)で、このナッ
ト(21)の特徴は、ナット本体(22)の中心にボルト(7)
が螺挿される貫通した螺子穴(23)を形成すると共に、ナ
ット本体(22)の軸方向端部の外周縁の円周等配位置に、
屈伸変形可能な略く字形状の屈伸片(24)(24)を外側方へ
向けて一体に突設し、屈伸片(24)(24)の先端にパネル
(3)に溶接固定される溶接部(25)(25)を形成したこと
である。
そして、上記ナット(21)は、屈曲片(24)(24)の先端溶接
部(25)(25)をパネル(3)に溶接装置により抵抗溶接し
て、パネル(3)に取付固定され、ナット本体(23)の螺
子穴(23)とパネル(3)のボルト挿通穴(4)とを対向
させて略一致させる。
上記パネル(3)に対するナット(21)の取付時に、ナッ
ト(21)の溶接ミス等により、ナット(21)の螺子穴(23)と
パネル(3)のボルト挿通穴(4)との位置が狂った場
合、作業者の手作業等で、第2図に示すように、パネル
(3)のボルト挿通穴(4)を介してナット(21)の螺子
穴(23)に先端に尖鋭部(26a)を有する位置決めピン(26)
を挿入し、かつ、この位置決めピン(26)を揺動させるこ
とにより、ナット(21)の屈曲片(24)(24)を屈伸変形させ
て、ナット本体(22)の位置を軸方向と直交する方向、す
なわち、パネル(3)に沿わせてX−X方向およびY−
Y方向に位置調整して、ナット(21)の螺子穴(23)とパネ
ル(3)のボルト挿通穴(4)とを正確に一致させる。
しかる後、板状ワーク(6)に貫通させたボルト(7)
を、パネル(3)のボルト挿通穴(4)を介してナット
(21)の螺子穴(23)に螺合進入させ、かつ、緊締してパネ
ル(3)に板状ワーク(6)を取付ける。
第4図は本考案の他の使用例を示したものである。図面
に示すように、パネル(3)のボルト挿通穴(4')がナッ
ト(21)の螺子穴(23)よりも大径である場合において、板
状ワーク(6)のボルト貫通位置にバラツキがあると
き、このバラツキを吸収するため、ボルト挿通穴(4')の
開口範囲内で上記ナット(21)のナット本体(22)の位置を
上記と同じ要領で位置調整することができる。
尚、上記実施例では自動車の車体を構成する板金部材に
プロジェクションナットを取付ける場合について説明し
たが、これに限定されるわけではなく、あらゆる板金部
材にプロジェションナットを取付ける場合に広く使用す
ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、部品点数が少なく、コストの大幅な低
減化を図り得る。また、ナットの取付位置にバラツキ等
が生じても板金部材に溶接されたナットの屈曲脚片を屈
伸変形させることにより、ナット本体を所望位置に正確
に位置決め保持することができ、ナット本体の位置調整
を容易に行い得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るプロジェクションナットの実施例
を示す斜視説明図、第2図はプロジェションナットの溶
接時における位置決め要領を示す断面説明図、第3図は
本考案の使用例を示す縦断面図、第4図は本考案の他の
使用例を示す縦断面図である。第5図は第1の従来例を
示すもので、パネルに溶着された従来のプロジェクショ
ンナットに対するボルトの螺挿要領を示す断面説明図、
第6図および第7図は第2の従来例を示すもので、第6
図はナット取付構造の部分断面斜視図、第7図はナット
に対するボルトの螺挿要領を示す断面説明図である。 (21)…プロジェクションナット、 (22)…ナット本体、(23)…螺子穴、 (24)(24)…屈曲片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心に螺子穴を有するナット本体の外周面
    に、板金部材に抵抗溶接される屈伸変形可能な複数の屈
    曲片を一体に突設したことを特徴とするプロジェクショ
    ンナット。
JP13973489U 1989-11-30 1989-11-30 プロジェクションナット Expired - Lifetime JPH064088Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13973489U JPH064088Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 プロジェクションナット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13973489U JPH064088Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 プロジェクションナット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0378118U JPH0378118U (ja) 1991-08-07
JPH064088Y2 true JPH064088Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31686760

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JP13973489U Expired - Lifetime JPH064088Y2 (ja) 1989-11-30 1989-11-30 プロジェクションナット

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