JPS6321775Y2 - - Google Patents

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JPS6321775Y2
JPS6321775Y2 JP1984076247U JP7624784U JPS6321775Y2 JP S6321775 Y2 JPS6321775 Y2 JP S6321775Y2 JP 1984076247 U JP1984076247 U JP 1984076247U JP 7624784 U JP7624784 U JP 7624784U JP S6321775 Y2 JPS6321775 Y2 JP S6321775Y2
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JP
Japan
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nut
plate
clip
clamping
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JP1984076247U
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JPS60188218U (ja
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、2個またはそれ以上の板状部材をボ
ルトとナツトにより結合する場合、板状部材の所
定位置にナツトを仮保持させるようにしたクリツ
プナツトに関する。
〔従来技術〕
一般的なボルトとナツトによる板状部材の結合
方法としては、板状部材裏面にあらかじめ溶接さ
れたナツトに対し、取付けようとする板状部材に
通挿した六角ボルトを締め込むといつた方法が採
用される。しかしながら、板状部材にナツトを溶
接できないような場合、たとえば、板状部材が樹
脂である場合や、板状部材の取付け位置の関係上
ナツトを溶接できない場合などのときには、従
来、一方の挟持片にナツトを固定した一対の挟持
片を持つクリツプナツトが、基材側の板状部材に
取付けられて用いられる。すなわち、2個の板状
部材を結合する場合、双方の板状部材に孔を設け
るとともに、上記クリツプナツトをその挟持片で
基材側の板状部材を挟持するようにして取付け、
上記クリツプナツトにナツトを固定していない側
の挟持片に被取付け側の板状部材をあてがい、そ
の外側から上記孔にボルトを挿入し、これをナツ
トに螺合させ締め付けを行う。このようにして、
板状部材は結合される。このようなクリツプナツ
トに関しては、従来種々のものが提案されてお
り、たとえば、実開昭56−20118号公報に示され
たものがある。
この公報に開示されたものは、適宜の板材を偏
平なU字状に折曲して一対の互いに対向する挟持
片を形成したクリツプ本体の一方の挟持片の外面
にナツトを固定しただけの単なるクリツプナツト
である。この構成によると、上述した方法によつ
て板材部材を結合することができる。しかしなが
ら、次のような種々の問題点がある。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
上記従来例の単なるクリツプナツトは、通常、
作業者が、直接手で保持しながら、所定の板状部
材に取付ける。しかしながら、複雑な構造物の板
状部分にクリツプナツトを取付ける場合、とくに
その板状部分が奥まつたところにあり、狭い隙間
しかない場合には、作業者の手を板状部分まで差
し入れることができず、クリツプナツトを板状部
材に挟持できないことがある。たとえば、本考案
の実施例の第4図に示すような場合、すなわち、
自動車において、車体の構造部材16にフオグラ
ンプ17を取付けるような場合には、樹脂バンパ
14のロアーグリルの横桟15の隙間から作業者
の手が入らないため、ロアーグリルの横桟15の
内側に位置する車体の構造部材16にクリツプナ
ツトを取付けることができない。
また、たとえ、上記の車体の構造部材16にク
リツプナツトを取付けることができたとしても、
ナツトを固定していない側のクリツプナツトの挟
持片に被取付け側の板状部材をあてがうとき、奥
まつた部位であるので、被取付け側の板状部材の
適切な位置を決める手段が何もないため、作業者
の目視による被取付け側の取付け部材の適切な位
置決めが著しく困難である。
このように、単なるクリツプナツトは、作業者
の手が届く部位に取付ける場合には、作業者自身
がボルト締めの際ナツトを保持する必要がないた
め、便利であるが、作業者自身の手が入らない部
位には、取付けすることができないか、またはそ
の取付けがきわめて困難であつた。
〔本考案の目的〕
本考案は、上記のような事情のもとで考え出さ
れたもので、その目的は、複雑な構造物であつ
て、クリツプナツトを取付けられるべき板状部材
が奥まつたところにあり、狭い隙間からしか作業
できないような場合であつても、きわめて容易に
クリツプナツトを取付けることができるととも
に、ナツトを固定していない側のクリツプナツト
の挟持片に被取付け側の板状部材をあてがうと
き、その位置決めを容易にできるようにし、取付
け作業性を著しく改善したクリツプナツトをコス
ト安く提供することである。
〔本考案の構成〕
上述した目的を達成するために、本考案では、
金属板材を折り曲げることにより互いに対向する
一対の挟持片を形成したクリツプ本体の一方の挟
持片の外面にナツトを固定するとともに、双方の
挟持片に上記ナツトの螺子穴と同一軸心をもつ通
し穴を設ける一方、両挟持片に対して上記ナツト
と反対方向にほぼ直角に折り立てた突片を剛に設
けた構成を採用した。
〔本考案の作用、効果〕
本考案は、上述のように構成した結果、次のよ
うな効果を発揮する。
複雑な構造物であつて、板状部材の取付け箇所
が構造物の奥の方にあり、狭い隙間からしか取付
け作業をすることができず、さらに、作業者の手
を差し入れることができないような場合であつて
も、本考案のクリツプナツトであれば、その本体
に対してほぼ直角に延びるように剛に設けた突片
をプライヤーなどの挟着工具により挟着すること
により保持することができるので、上記の狭い隙
間からクリツプナツトを保持した工具を差し入
れ、クリツプナツトを板状部材の取付け箇所に取
付けることが容易にできる。このように、狭い隙
間からでもクリツプナツトの取付け作業がきわめ
て容易にかつ迅速に行うことができるようにな
る。
また、板状部材にクリツプナツトを取付けた
後、取付けようとする板状部材をクリツプナツト
におけるナツトを固定していない挟持片にあてが
うとき、上記の突片が剛に設けられているため、
取付けようとする板状部材の端部を突片に当接さ
せることにより、取付け位置が自ずと決まり、従
来のように目視による位置決めの必要はなくな
る。この結果、取付けようとする板状部材の位置
調整が簡単にできるようになり、奥まつた位置に
ある基材側の板状部材に対する被取付け側の板状
部材のボルトとナツトによる取付け作業性は著し
く改善される。さらに、本考案を実施するには、
クリツプナツトの挟持片に突片を設けるだけでよ
く、コストの高騰をほとんど招かない。
〔実施例の説明〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しつつ具
体的に説明する。
第1図および第2図に示すように、本考案のク
リツプナツトAは、クリツプ本体1と、それに固
定されたナツト4とからなる。クリツプ本体1
は、適宜な金属板材を偏平なU字形に折り曲げる
ことにより、互いに対向する一対の挟持片2,3
を形成して作られる。一対の挟持片2,3の間隔
は板材を折り曲げた根元部分が広くなつており、
先端部になるほど狭くなつている。これにより、
一対の挟持片2,3は、クリツプナツトAを取付
けるべき板状部材などをはさむことができる弾性
的な挟持力を有している。また、一方の挟持片2
には、その先端部に挟持片2とほぼ垂直の方向に
延出した突片5が剛に形成されている。さらに、
各々の挟持片2,3の中間部には、ボルトを通す
ための丸孔6,7が設けられており、クリツプ本
体1の根元部分では、金属板材を折り曲げ易くす
るための切欠き8が設けられている。そして、上
記突片5を形成した挟持片2と反対側の挟持片3
には、その丸孔7に対応するようにしてナツト4
が溶接などにより固定されている。
上記の構成において、第3図に示すように、本
考案のクリツプナツトAを用いて、板状部材9,
10を結合しようとする場合について述べる。板
状部材9,10の結合箇所にボルトを通すための
孔12,13を設ける。一方の板状部材9にクリ
ツプナツトAがその板状部材9を挟持するように
して取付けられ、上記孔12とクリツプ本体1の
丸孔6,7との位置が対応するように調整され
る。次に、クリツプ本体1の挟持片2に他方の板
状部材10があてがわれる。この時、板状部材1
0の端部がクリツプ本体1の突片5に当接すれ
ば、板状部材10の孔13がクリツプ本体1の丸
孔6と対応するようにしておくと、従来の目視に
よる位置決め作業は不要となり、位置決め作業が
容易に行うことができる。そして、ボルト11が
座金を介して孔13から丸孔6、孔12および丸
孔7に挿入され、ナツト4に螺合され締め付けら
れる。
次に、第4図において、自動車に本考案のクリ
ツプナツトAが用いられる場合について示す。樹
脂バンパ14にロアーグリルの横桟15が一体に
形成されており、樹脂バンパ14の裏側に構造部
材16が位置している。そして、この構造部材1
6にフオグランプ17を取付ける場合、まず、フ
オグランプ17に取付け板18が設けられる。次
に、構造部材16の取付け箇所にクリツプナツト
Aを取付けるのであるが、この時、構造部材16
がロアーグリルの横桟15の奥の方にあるため、
ロアーグリルの横桟15の隙間から作業者の手を
差し入れることができず、作業者が手でクリツプ
ナツトAを支持しながら、このクリツプナツトA
を所定位置に取付けることができない。しかしな
がら、本考案のクリツプナツトAは、その特徴で
あるクリツプ本体1に形成した突片5をプライヤ
ーなどの挟着工具ではさんで保持することができ
るので、ロアーグリルの横桟15の隙間からクリ
ツプナツトAを保持した工具を差し入れ、構造部
材16の取付け箇所にクリツプナツトAを取付け
ることができる。その後、フオグランプ17の取
付け板18を、その端部を突片5に当接させるよ
うにして、その挟持片2にあてがい、ボルト11
を挟持片2側から挿入し、ナツト4に螺合させ
る。このように、狭い隙間からでも突片5を工具
により挟着することで、板状部材にクリツプナツ
トAを取付けることができる。
第5図および第6図に、本考案の別の実施例を
示す。この例では、クリツプ本体1′におけるナ
ツト4を固定した挟持片3と反対側の挟持片2の
根元付近を切り起こすことにより突片5′を形成
し、挟持片2の切り起こした部分8′をボルト通
し孔6′と兼用させている。第1図ないし第4図
に示す実施例において突片5が挟持片2の先端部
に形成されていたのに対し、本例では、挟持片2
の根元付近に形成されている。この実施例におい
ても、先の実施例と同様に、突片5′を挟着工具
によりはさんで狭い隙間からでも板状部材にクリ
ツプナツトAを取付けることができ、かつ、突片
5′により被取付け側の板状部材の位置決めを容
易に行うことができる。
なお、本考案は、上述した実施例に限定されな
いことはもちろんであり、突片の設けられる位置
および形状は、具体的に問うものではなく、要す
るに、クリツプナツトの一対の挟持片に対してほ
ぼ直交し、かつナツトと反対方向に延出する突片
が剛に設けられておればよく、突片の形状は挟着
工具によりはさみ込むことがきるとともに、板状
部材の位置決めを行うことができればよい。
〔まとめ〕
以上説明したように、クリツプナツトに突片を
設けたことにより、突片を挟着工具にはさんで狭
い隙間からでも、板状部材にクリツプナツトを取
付けることができ、さらに、被取付け側の部材の
位置決めを容易に行うことができ、しかも、本考
案実施にはほとんどコストの高騰を招かない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のクリツプナツトの一実施例を
示す断面図、第2図はその平面図、第3図および
第4図は使用状態説明図、第5図は本考案のクリ
ツプナツトの他の実施例を示す断面図、第6図は
その平面図である。 1,1′……クリツプ本体、2,3……挟持片、
4……ナツト、5,5′……突片、A……クリツ
プナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板材を折り曲げることにより互いに対向す
    る一対の挟持片を形成したクリツプ本体の一方の
    挟持片の外面にナツトを固定するとともに、双方
    の挟持片に上記ナツトの螺子穴と同一軸心をもつ
    通し穴を設ける一方、両挟持片に対して上記ナツ
    トと反対方向にほぼ直角に折り立てた突片を剛に
    設けたことを特徴とする、クリツプナツト。
JP7624784U 1984-05-23 1984-05-23 クリツプナツト Granted JPS60188218U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7624784U JPS60188218U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 クリツプナツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7624784U JPS60188218U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 クリツプナツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60188218U JPS60188218U (ja) 1985-12-13
JPS6321775Y2 true JPS6321775Y2 (ja) 1988-06-15

Family

ID=30618217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7624784U Granted JPS60188218U (ja) 1984-05-23 1984-05-23 クリツプナツト

Country Status (1)

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JP (1) JPS60188218U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824647U (ja) * 1981-08-12 1983-02-16 株式会社東芝 閉鎖配電盤

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824647U (ja) * 1981-08-12 1983-02-16 株式会社東芝 閉鎖配電盤

Also Published As

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JPS60188218U (ja) 1985-12-13

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