JP2560360Y2 - ハーネス取付具 - Google Patents

ハーネス取付具

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JP2560360Y2
JP2560360Y2 JP1990109643U JP10964390U JP2560360Y2 JP 2560360 Y2 JP2560360 Y2 JP 2560360Y2 JP 1990109643 U JP1990109643 U JP 1990109643U JP 10964390 U JP10964390 U JP 10964390U JP 2560360 Y2 JP2560360 Y2 JP 2560360Y2
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JP
Japan
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harness
mounting
holding portion
harness holding
wire harness
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彰雄 仲山
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ハーネス取付具に係り、とくに、自動車等
において車体(例えばフロア等)にワイヤハーネスを固
定するのに好適なハーネス取付具に関する。
〔背景技術〕
自動車において車体にワイヤハーネスを固定するに
は、従来より、第5図(1),(2)に示すようなハー
ネス取付具が使用されている。そして、これらのハーネ
ス取付具を用いてワイヤハーネスを車体へ固定するに
は、第6図に示すように、予めワイヤハーネス31をテー
プ32等を用いてハーネス取付具30に取付け、車体50から
突設されたボルト51(実際には、スタッドボルト等が使
用される)に、ハーネス取付具30の筒状の取付部30Aを
上方から嵌合せしめることにより、ワイヤハーネス31が
車体50へ固定されるようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕 一方、自動車の車体、特にキャビンのフロア等の平面
形状は、強度を強化する等の目的から平面状ではなく第
7図に示すように凹凸部が設けられていることが多い。
この場合、ハーネス保持部30Bの第7図における右側の
フロア凸部が邪魔になって、取付部30Aがボルト51に完
全には差し込まれず、ワイヤハーネス31の車体50への固
定が不十分なものとなるという不都合があった。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来例の有する不都合を改善し、車
体の表面に凹凸が形成されている場合であっても、ワイ
ヤハーネスを車体の当該部分に十分に固定することがで
きるハーネス取付具を提供することを、その目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、一方の面をハーネス保持面とし短冊状に形
成された板部材から成るハーネス保持部と、このハーネ
ス保持部の中央部の側端縁に突設された突出部と、この
突出部に装備され当該突出部及び前記ハーネス保持部を
固定支持する単一の取付部とを備え、この取付部がボル
ト等を介して自動車の車体のフロア等に固定装備される
構造のハーネス取付具において、前述したハーネス保持
部のハーネス保持面上に、当該ハーネス保持部の長手方
向にほぼ直交する方向で且つ前述した取付部を挟むよう
にして2本の切り込みを形成する。そして、この切り込
みを、前述した取付部に近接した位置に配設する、とい
う構成を採っている。これによって、前述した目的を達
成しようとするものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。ここで、前述した従来例と同一の構成部
材については同一の符号を用いるものとする。
第1図は、本発明におけるハーネス取付具の一実施例
を示す斜視図である。
この第1図に示すハーネス取付具1は、一方の方向に
比較的長く形成された形状の,具体的には,横長(短冊
状)で中央部の側端縁に突出部を有し,これによってT
字形状に形成された板状部材から成るハーネス保持部1A
と、このハーネス保持部1Aの長手方向のほぼ中央部で前
述したT字をなす短辺の先端に当該ハーネス保持部1Aの
面にはほぼ直交する状態で一体的に設けられた有底円筒
状の取付部1Bとから構成されている。この取付部1Bは、
後述するスタッドボルトに丁度螺合するように形成され
ている。
更に、本実施例では、ハーネス保持部1Aには、取付け
部1Bの両側に、当該ハーネス保持部の長手方向にほぼ直
交する方向の切り込み1C,1Dが、前述した取付部1Bに近
接して且つ当該取付部1Bを挟むようにしてそれぞれ設け
られている。これらの切り込み1C,1Dは、強度を極端に
損なうことなく、且つ容易に切り込みの外側部分を図に
おける下方に折り曲げることができる程度の適当な深さ
に形成することが望ましい。
また、このハーネス保持部1Aの両端縁は図における下
方に曲折され、これにより、後述するようにワイヤハー
ネスをテープ等で取り付ける際、テープがはさみ出さな
いように規制するための、すべり止め用の爪1E,1Fが形
成されている。このハーネス取付具1は、実際には、合
成樹脂等で形成される。
次に、上述のように構成されたハーネス取付具1を用
いて、表面に凹凸部を有する自動車の車体のフロアに、
ワイヤハーネスを固定する方法を説明する。
まず、切り込み1Cに沿ってニッパ等の工具を用いてハ
ーネス取付具1のハーネス保持部1Aの図における右端の
部分を切り落とす。
すると、第2図(1)に示すような形状のハーネス取
付具11(これをタイプIと呼ぶ)を容易に作ることがで
きる。次に、第3図に示すように、このハーネス取付具
11のハーネス保持部1Aに、ワイヤーハーネス31を当てテ
ープ32を巻き付けて、ワイヤーハーネス31を当該ハーネ
ス取付具11に一体化する。そして、最後に、ハーネス取
付具11の取付具1Bをフロア50に突設されたスタッドボル
ト51に上方から螺合させることにより、ワイヤハーネス
31が容易に且つ十分にフロア50に固定される。この状態
を第4図に示す。
この場合、この第4図にも示すように、切り込み1C,1
Dを取付部1Bに近接して設けたので、ワイヤハーネス31
を保持しない(係止しない)側の出っ張りを少なくする
ことができ、このため、取付部1Bをフロア50の出っ張り
に近接して装備し得る等,実装作業をより円滑に成し得
るという利点がある。
また、上記と異なり、切り込み1Dに沿ってニッパ等の
工具を用いてハーネス取付具1のハーネス保持部1Aの第
1図における左端の部分を切り落とすと、第2図(2)
に示すような形状のハーネス取付具12(タイプII)を容
易に作ることができ、このタイプIIのものは、フロア50
の凸部の右側にワイヤハーネスを固定する際に使用され
る。
以上説明したように、本実施例によると、ハーネス保
持部1Aの切り込み1C,又は1Dにニッパ等の工具の刃先を
当て、端の部分を切り落とすことにより、簡単に第2図
(1),(2)にそれぞれ示す2つのタイプのハーネス
取付具を作ることができるので、凹凸の状況に応じて2
つのタイプのハーネス取付具を使い分けることにより、
ワイヤハーネス31を十分にフロア50等に固定することが
できる。
なお、上述した説明においては、ハーネス保持部1の
切り込み1C,1Dの外側の部分を切り落とす場合について
説明したが、該部分を切り込み1C又は1Dに沿って折り曲
げ反対側に折り返した状態とすることにより、フロア50
の凸部を避けることによっても上と同様の効果を得るこ
とができる。
また、周辺に、コントローラ等を取り付けるため、該
コントローラ等の取付け用のボルトを車体に突設する場
合、ワイヤハーネス取付け用のボルトとコントローラ取
付け用のボルトが別々のものが使用されると、ラインで
の作業管理上不都合であるため、例えば、コントローラ
等の取付け用のボルトと同じ物をワイヤハーネス取付け
用にも使用することが望ましく、かかる場合、ハーネス
取付け具1の取付部1Bの孔の直径をボルト径に合わせて
形成することとなる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ハーネス保持
部の取付け部の所定箇所に、当該ハーネス保持部の長手
方向にほぼ直交する切り込みを少なくとも1本形成した
ことから、この切り込みに沿ってハーネス保持部を曲折
し二つ折りにしたり、或いは切り込みに沿ってハーネス
保持部の端の部分をニッパ等により切り落とすことによ
り、車体表面の凸部を避けることが可能となり、従っ
て、車体に凹凸がある場合であっても、ワイヤハーネス
等をハーネス保持部の長手方向に配置して保持した状態
で、取付部を車体から突設されたボルトに十分に嵌合せ
しめることができ、これにより保持部に取付けられたワ
イヤハーネス等を車体に十分に固定することができる。
本考案では、更に、前述したように、切り込みを取付部
に近接して設けたので、ワイヤハーネスを保持しない側
の出っ張りを前述した切り込み部分から容易に取り除く
ことができ、従って、実装作業に際しては、固定床面に
凸部があっても当該凸部の近くでも当該ハーネス取付具
を有効に固定することができ、かかる点において、ハー
ネスの実装領域が固定床面に凸部によって制約を受ける
のを大幅に排除することができ、ハーネスの実装領域を
広くとることができ、このため、ハーネスの実装作業を
より円滑に成し得るという従来にない実用的なハーネス
取付具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図
(1),(2)は第1図のハーネス取付具の一部を切り
落として得られるハーネス取付具をそれぞれ示す説明
図、第3図はワイヤハーネスの車体への固定方法を示す
ための説明図、、第4図はワイヤハーネスが車体へ固定
された状態を示す説明図、第5図(1),(2)はそれ
ぞれ従来のハーネス取付具の取り付け状況を示す斜視
図、第6図は第5図のハーネス取付具によるワイヤハー
ネスの車体への固定方法を説明するための図、第7図は
従来例の不都合を説明するための図である。 1……ハーネス取付具、1A……ハーネス保持部、1B……
取付部、1C,1D……切り込み、51……ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−86899(JP,A) 実開 昭59−72826(JP,U) 実開 昭63−187530(JP,U) 実開 昭63−101381(JP,U) 実開 平2−87189(JP,U) 実開 昭63−176316(JP,U) 実開 昭64−37320(JP,U) 実開 昭63−113427(JP,U) 実開 昭61−174816(JP,U) 実開 昭64−45423(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の面をハーネス保持面とし短冊状に形
    成された板部材から成るハーネス保持部と、このハーネ
    ス保持部の中央部の側端縁に突設された突出部と、この
    突出部に装備され当該突出部及び当該前記ハーネス保持
    部を固定支持する単一の取付部とを備え、この取付部が
    ボルト等を介して自動車の車体のフロア等に固定装備さ
    れる構造のハーネス取付具において、 前記ハーネス保持部のハーネス保持面上に、当該ハーネ
    ス保持部の長手方向にほぼ直交する方向で且つ前記取付
    部を挟むようにして2本の切り込みを形成すると共に、 この切り込みを、前記取付部に近接した位置に配設した
    ことを特徴とするハーネス取付具。
JP1990109643U 1990-10-19 1990-10-19 ハーネス取付具 Expired - Lifetime JP2560360Y2 (ja)

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JPH0468423U JPH0468423U (ja) 1992-06-17
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