JP2510928Y2 - 自動車用バンパ - Google Patents

自動車用バンパ

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JP2510928Y2
JP2510928Y2 JP7400590U JP7400590U JP2510928Y2 JP 2510928 Y2 JP2510928 Y2 JP 2510928Y2 JP 7400590 U JP7400590 U JP 7400590U JP 7400590 U JP7400590 U JP 7400590U JP 2510928 Y2 JP2510928 Y2 JP 2510928Y2
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JP
Japan
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hole
lower rib
bumper
retainer
rib
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JP7400590U
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JPH0431645U (ja
Inventor
丈太呂 椎野
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車の車体の前端又は後端に取付けられる
バンパに関するものである。
[従来の技術] この種のバンパ、例えば車体の前端に取付けられたフ
ロントバンパカバーはその前面上部に後方に向って水平
方向にリブが延設され、リブにはボルト通孔が設けられ
る。リブの下面には断面が略ハット状のリテーナが設置
され、リテーナにはこのリテーナをリブの下面に設置し
た状態でボルト通孔に連通する貫通孔が設けられる。こ
れらの通孔及び貫通孔にボルトが挿通され、ボルトにナ
ットを螺合してバンパカバーがリテーナに取付けられ
る。このリテーナはバンパステーを介して車体に取付け
られる。またバンパカバーの上方にはバンパカバーの上
面から所定の隙間をあけてラジエータグリルが車体に取
付けられる。しかしこの隙間からボルトの頭部が見え、
見栄えを損う問題点があった。
この点を改善するために、バンパカバーの上部にカバ
ーの後方に向って水平方向に下リブと、この下リブを覆
う上リブがそれぞれ延設され、下リブが止着具によりリ
テーナと補強材に挾持された自動車用バンパが開示され
ている(実開昭63−130355)。
この自動車用バンパでは下リブにカバーの位置を決め
る通孔とボルト嵌合溝が形成され、リテーナにピン孔と
ボルト挿入孔が形成される。止着具は補強剤に固着した
位置決めピンとボルトとナットとにより構成される。リ
テーナを下リブの上面に設置し、補強材を下リブの下面
に設置して、止着具であるボルトにナットを螺合する。
下リブはリテーナと補強材とにより挟まれて固定され、
ボルトの頭部はバンパカバーの上リブにより覆い隠さ
れ、見栄えが良くなる。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記バンパは止着具としてボルト、ナット及
び位置決めピンを必要とするため、部品点数が多くな
り、バンパカバーの取付工数を増大させる不具合があっ
た。
本考案の目的は、僅かな部品と工数でバンパカバーが
取付けられ、しかも止着具を覆い隠して見栄えを良好に
する自動車用バンパを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、バンパカバーの上部にそれぞれ前記カバー
の後方に向って水平方向に延設された下リブ及びこの下
リブを覆う上リブと、前記下リブを止着具により保持し
て前記カバーを車体に取付けるリテーナとを備えた自動
車用バンパの改良である。
その特徴ある構成は、前記リテーナには前記下リブを
挾持可能な切起し部と前記カバーの位置を決める位置決
め孔と係止孔とが設けられ、前記下リブには前記下リブ
が前記切起し部に挾持された状態で前記位置決め孔に連
通可能な通孔と前記係止孔に臨みこの係止孔より広いク
リップ逃げ部とが設けられ、前記止着具が前記挾持状態
で前記位置決め孔及び通孔に挿通可能な位置決めボス
と、このボスと一体的に設けられ前記挾持状態で前記係
止孔に係止可能なクリップとを備えたところにある。
[作用] 下リブをリテーナの切起し部に挿入して、バンパカバ
ーの上下方向の移動を拘束する。この状態で位置決めボ
スをリテーナの位置決め孔を介して下リブの通孔に挿入
すると、バンパカバーの前後左右の移動が拘束される。
位置決めボスはこれと一体的に設けられたクリップが係
止孔に係止することによりリテーナに固定され、抜落ち
ない。
[実施例] 次に本考案の一実施例を図面に基づいて詳しく説明す
る。
第1図〜第7図に示すように、自動車10のフロントバ
ンパ11のバンパカバー12は車体10aの前端に車体10aの全
幅にわたって取付けられる。バンパカバー12の上部には
カバー12の後方に向って水平方向に下リブ13が延設さ
れ、この下リブ13を覆うように後方に向って水平方向に
上リブ14がカバー12の上部に一体的に設けられる。下リ
ブ13は止着具16によりリテーナ17に取付けられる。リテ
ーナ17は断面が略ハット状に形成され、車体10a前部に
取付けられる一対のバンパステー18(一方のバンパステ
ーは図示せず)に車幅方向に架設される。また上リブ14
の上方には上リブ14より所定の隙間をあけてラジエータ
グリル19が車体10aに取付けられる。
リテーナ17には下リブ13を挾持可能な切起し部17aと
カバー12の位置を決める位置決め孔17bと係止孔17cとが
設けられる。切起し部17aは自動車10の前方に向って開
口部を有し、開口部から下リブ13を挿入可能に形成され
る(第1図及び第2図)。また切起し部17aは所定の間
隔をあけてリテーナ17の長手方向に沿って複数箇所に設
けられ、位置決め孔17bと係止孔17cは互いに近接して対
をなし切起し部17aの間に設けられる(第1図)。下リ
ブ13には下リブ13が切起し部17aに挾持された状態で、
位置決め孔17bに連通可能な通孔13aと係止孔17cに臨み
この係止孔17cより広いクリップ逃げ部13bとが設けられ
る(第1図、第3図及び第4図)。この例ではクリップ
逃げ部13bは凹溝に形成される。
止着具16は合成樹脂製であって、位置決めボス16bと
クリップ16cがプレート16aを介して一体的に成形されて
構成される。ボス16bは下リブ13が切起し部17aに挾持さ
れた状態で、位置決め孔17b及び通孔13aに挿通可能な外
径及び長さを有する(第3図)。またクリップ16cは下
リブ13が切起し部17aに挾持された状態で、係止孔17cに
係止可能に形成される(第4図)。クリップ16cの内部
は中空に形成され、クリップ16cの互いに平行な立面に
は弾性を有する一対の係止爪16dがクリップ16cに一体的
に形成される。これらの係止爪16dに外力が加わると係
止爪16dがクリップ16cの内部に入り込み、外力が取除か
れると係止爪16dが復元するように構成される(第4
図、第6図及び第7図)。
このように構成されたフロントバンパ11のバンパカバ
ー12の取付順序を説明する。
先ず、バンパステー18が固着されたリテーナ17の切起
し部17aにバンパカバー12の下リブ13を通孔13aが位置決
め孔17bに一致するように挿入する(第1図及び第2
図)。リテーナ17の下方より止着具16の位置決めボス16
bを位置決め孔17b及び通孔13aに、またクリップ16cを係
止孔17cにそれぞれ挿入する(第1図、第3図及び第4
図)。このとき、クリップ16cの先端はクリップ逃げ部1
3bにより下リブ13に干渉しない。またボス16bと一体的
に設けられたクリップ16cが係止孔17cに係止するので、
ボス16bはリテーナ17に固定され、抜落ちない。このよ
うな簡単な作業でバンパカバー12をリテーナ17に取付け
ることができるので、バンパカバー12の取付工数を大幅
に削減することができる。
次いでバンパステー17を車体10aに取付け、更に上リ
ブ14の上方に所定の隙間をあけてラジエータグリル19を
車体10aに取付ける。この結果、下リブ13の上方に突出
するボス16b及びクリップ16cは上リブ14により覆われ、
上リブ14とグリル19との隙間より見えないので、見栄え
が良くなる。
なお、実施例ではバンパカバーとしてフロントバンパ
カバーを挙げたが、これに限らずリアバンパカバーでも
よい。
また、実施例では下リブのクリップ逃げ部として凹溝
を形成したが、これは一例であって下リブの上面に突出
したクリップに干渉しなければ係止孔より大径の孔を形
成してもよい。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案によれば、下リブをリテー
ナの切起し部に挿入し、位置決めボスを位置決め孔及び
通孔に挿入し、クリップを係止孔に係止するという簡単
な取付作業でバンパカバーがしっかりリテーナに固定さ
れるので、従来の自動車用バンパより取付工数が僅かで
済む。また下リブの上面より突出したボス及びクリップ
が上リブにより覆われ、ボス及びクリップが車外から見
えないので、見栄えが良くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の自動車用バンパの第5図のA
部分解斜視図。 第2図は第1図のB−B線断面図。 第3図は第1図のC−C線断面図。 第4図は第1図のD−D線断面図。 第5図はそのバンパを含む自動車の側面図。 第6図は止着具の平面図。 第7図は止着具の側面図。 10:自動車、11:フロントバンパ(バンパ)、12:バンパ
カバー、13:下リブ、13a:通孔、13b:クリップ逃げ部、1
4:上リブ、16:止着具、16b:位置決めボス、16c:クリッ
プ、17:リテーナ、17a:切起し部、17b:位置決め孔、17
c:係止孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンパカバーの上部にそれぞれ前記カバー
    の後方に向って水平方向に延設された下リブ及びこの下
    リブを覆う上リブと、前記下リブを止着具により保持し
    て前記カバーを車体に取付けるリテーナとを備えた自動
    車用バンパにおいて、 前記リテーナには前記下リブを挾持可能な切起し部と前
    記カバーの位置を決める位置決め孔と係止孔とが設けら
    れ、 前記下リブには前記下リブが前記切起し部に挾持された
    状態で前記位置決め孔に連通可能な通孔と前記係止孔に
    臨みこの係止孔より広いクリップ逃げ部とが設けられ、 前記止着具が 前記挾持状態で前記位置決め孔及び通孔に挿通可能な位
    置決めボスと、 このボスと一体的に設けられ前記挾持状態で前記係止孔
    に係止可能なクリップと を備えたことを特徴とする自動車用バンパ。
JP7400590U 1990-07-12 1990-07-12 自動車用バンパ Expired - Lifetime JP2510928Y2 (ja)

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