JPH0242940Y2 - - Google Patents

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JPH0242940Y2
JPH0242940Y2 JP19657186U JP19657186U JPH0242940Y2 JP H0242940 Y2 JPH0242940 Y2 JP H0242940Y2 JP 19657186 U JP19657186 U JP 19657186U JP 19657186 U JP19657186 U JP 19657186U JP H0242940 Y2 JPH0242940 Y2 JP H0242940Y2
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locking
wire harness
locking piece
stud bolt
holder
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JP19657186U
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、パネルに突設したスタツドボルト
を介してワイヤハーネスを配設するための保持具
に関する。
(従来の技術) 従来、この種のスタツドボルト30に対して係
着する構成のものとして実開昭57−21815号公報
があり、この公報に開示された技術内容はスタツ
ドボルト30を軸方向に挿入する挿入孔32を内
部にもつ筒状体31と、該筒状体31の周方向の
一部位に、少なくとも一縁で該筒状体31に接続
して設けられ、半径方向に可撓となる弾性片33
の上記挿入孔32に向く内面に設けられ、上記ス
タツドボルト30のねじ山30aと係合する部分
的ねじ山34と、からなる構成としたものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記の構成のものでは、例えば
筒状体31にワイヤハーネスを取付ける支持体等
を一体に形成してワイヤハーネスを配設する構成
とした場合、スタツドボルト30へワンタツチで
取付けることはできるが、取外す場合は、先ず、
ワイヤハーネスを支持体から取外したのち、筒状
体31を回転させて係合を解除するか、又は2つ
の弾性片33を図示のように治具等で外方へ拡開
させて、部分的ねじ山34とスタツドボルト30
のボルトねじ山30aとの係合を解除し、手によ
つてその状態を維持したまま筒状体31を引き抜
いて解除していた。しかしこれでは引き抜く途中
で引掛けることが多く、破損の原因となり、また
上記のように取外し作業が面倒であり、早いタク
トのライン作業においては誤組立時等における取
外しが困難となる等の問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記の従来における問題点を解決すべ
くなされたもので、スタツドボルトに対する着脱
を容易になし得るワイヤハーネスの保持具を提供
することを目的とし、その要旨はパネルに突設し
たスタツドボルトを介してワイヤハーネスを配設
する合成樹脂等からなる保持具であつて、該保持
具は前記ワイヤハーネスを取付け支持する保持部
とスタツドボルトに係着する取付部とからなり、
該取付部はスタツドボルトを挿入可能とする挿入
孔の周縁に対設されて同周縁基部を中心として弾
性変位可能な対をなす係止片を設けるとともに、
同係止片の対向面に前記スタツドボルトのねじ部
と係合可能な係止爪を突設し、該係止片を外方へ
弾性変位した際、同係止片の端部の一部を係脱可
能に係止する係止部を前記取付部に設ける構成と
したワイヤハーネスの保持具に存する。
(第一実施例) 次に、本考案の第1実施例を第1図〜第6図に
したがつて説明する。図中3はワイヤハーネスW
をパネル1に突設したスタツドボルト2を介して
配設するための保持具であつて、合成樹脂等より
形成され、該保持具3はワイヤハーネスWを保持
するための横長平板状の保持部4と該保持部4の
ほぼ中央部より延出された連結片5の端部に形成
された取付部6とより構成されている。この取付
部6は2板の平板状の側板7が所定の間隔で対設
され、その対向面の両端寄りの下部にそれぞれ対
向状に突設された連結体8,8間には、対をなす
係止片9の下部が一体状に連結固定されている。
この係止片9の上部寄りの対向面にはスタツドボ
ルト2のねじ部と係合可能な係止爪10がそれぞ
れ突設されており、また係止片9の上部には断面
略かぎ形状の把持部11が形成されている。なお
把持部11の上面の凹凸面は滑り止め効果が得ら
れる。また、該係止片9の上部の両側には、外側
に傾斜面12aを有する略三角形状の係合突起1
2がそれぞれ耳状に突設されており、また、両側
板7,7の対向面の係合突起12と対応する位置
には、内側に係合突起12の傾斜面12aと所定
の間隔tを隔てて対設する傾斜面13aを有する
略三角形状の係止突起13が突設されている。ま
た、両側板7の中央部の内側には凸部14が突設
されていて、この凸部14と左右のの係止片9と
によつて囲まれた空間は、スタツドボルト2を挿
入可能とする挿通孔15となつている。このよう
に形成された取付部6の対をなす係止片9はその
取付基部を中心として弾性変位可能に設けられて
いる。
次に、上記のように構成された第1実施例の作
用および効果について説明する。
さて、本例保持具3はパネル1に突設したスタ
ツドボルト2を介してワイヤハーネスWを配設す
る合成樹脂等からなるものであつて、該保持具3
はワイヤハーネスWを取付け支持する保持部4と
スタツドボルト2に係着する取付部6とからな
り、該取付部6はスタツドボルト2を挿入可能と
する挿通孔15に対設されて同取付基部を中心と
して弾性変位可能な対をなす係止片9を設けると
ともに、同係止片9の対向面にスタツドボルト2
のねじ部と係合可能な係止爪10を突設し、該係
止片9を外方へ弾性変位した際、同係止片9の上
端部の両側に耳状に設けた係合突起12と係脱可
能に係止する係止突起13を取付部6の側板7に
設ける構成としたものである。したがつて、ワイ
ヤハーネスWを配設するには、先ず、ワイヤハー
ネスWを保持具3の保持部4に粘着テープ等で巻
きつけて固着しておき、パネル1の所要個所に突
設されたスタツドボルト2に取付部6の挿通孔1
5を嵌着する。挿通孔15を嵌着すると係止片9
の係止爪10は、スタツドボルト2のねじ部によ
つて押され、これにより係止片9はその取付基部
を中心として係合突起12の傾斜面12aと係止
突起13の傾斜面13aとの間隔tの間で弾性変
形と復元とを繰り返しながら嵌挿され、取付部6
の下端がパネル1上にほぼ達すると、係止爪10
がスタツドボルト2のねじ部に係止されて取付部
6は係着固定されてワイヤハーネスWは保持具3
を介してパネル1に配設される。なおこの操作は
ワンタツチ操作によつて行なうことができる。
次に、ワイヤハーネスWをパネル1から取外す
場合は、左右の係止片9の上部に設けられた把持
部11を持つて外方へ引くと、係止片9はその取
付基部を中心として弾性変位され、その上部左右
に設けられた係合突起12の傾斜面12aは側板
7に設けた係止突起13の傾斜面13aに当接さ
れ、さらに外力を加えると両突起12,13は弾
性変形され、第6図に示すように係合突起12が
係止突起13を乗り越えてその外方へ係止される
ことで係止片9は手を離してもそのままの変位姿
勢を維持する。この弾性変位により係止片9の係
止爪10がスタツドボルト2のねじ部から外れて
係止が解除されるので、取付部6を引き上げれば
容易に離脱させることができる。また係止片9を
外方より押せば、容易に元の位置へ復元させるこ
とができ、再使用することができる。
次に本考案の第2実施例を第7図〜第13図の
図面に基づいて説明すると、この保持具21の取
付部22は、スタツドボルト2を挿通可能とする
挿通孔24を有する筒状体23を主体とし、この
筒状体23の左右両側(直径方向)には形のス
リツト25が対応して設けられて、この中央に
は、下部を下縁26に固定されて周固定部位を中
心として半径方向に弾性変位可能な係止片27が
対応して設けられている。なお、該係止片27は
自然状態においては第9図に示すように筒状体2
3の中心に向つて所定の角度で上傾する姿勢で形
成され、その上部の対向面には係止爪28が突設
されている。また、この係止片27の上端面は外
方へ向つて所定の角度で下傾する傾斜面27aが
形成され、また前記スリツト25の上縁29の下
面は同傾斜面27aの傾斜角度とほぼ同角度で外
方へ向つて下傾する傾斜面29aが形成されて、
第12図に示すように係止片27がほぼ垂直状に
弾性変位した時には相互の傾斜面27a,29a
は図示のように所定の間隔tで対設するように設
けられている。なお、その他の構成は第1実施例
と同様である。したがつて、この第2実施例の保
持具21を介してワイヤハーネスWを配設する場
合に、スタツドボルト2に取付部22の挿通孔2
4を嵌挿すると、第1実施例と同様に係止片27
はスタツドボルト2のねじ部により弾性変位・復
元が繰り返されて、第11図に示すように係止爪
28はスタツドボルト2のねじ部に係止され、ワ
イヤハーネスWは保持具21を介してパネル1に
配設される。そして、ワイヤハーネスWを取外す
場合は、指先または治具等を用いて係止片27を
外方へ引くと、係止片27の取付基部を中心とし
て半径方向へ弾性変位して上端に形成された傾斜
面27aはスリツト25の上縁29に形成された
傾斜面29aに当接され、さらに、外力を加える
と係止片27は傾斜面29aに案内されて弾性変
形をしながら、上縁29を乗り越えると同係止片
27の上端側は筒状体23の外方へ変位し、第1
3図に示すように係止片27の上部はスリツト2
5の上縁29に係合保持される。この係止片27
の変位過程で係止片27に設けた係止爪28はス
タツドボルト2のねじ部から外れて係止が解除さ
れるので、取付部22を引き上げれば容易に離脱
させることができる。
なお、この保持具21において第1実施例のよ
うに係止片27の上部の外側に把持部11を設け
てもよい。また、上記第1・2実施例における保
持部4の形状は平板状に限定するものではなく、
他の形状としてもよい。
(考案の効果) さて、本考案はパネルに突設したスタツドボル
トを介してワイヤハーネスを配設する合成樹脂等
からなる保持具であつて、該保持具は前記ワイヤ
ハーネスを取付け支持する保持部とスタツドボル
トに係着する取付部とからなり、該取付部はスタ
ツドボルトを挿入可能とする挿通孔の対応する周
縁に対設されて同周縁基部を中心として弾性変位
可能な対をなす係止片を設けるとともに、同係止
片の対向面に前記スタツドボルトのねじ部と係合
可能な係止爪を突設し、該係止片を外方へ弾性変
位した際、同係止片の端部側の一部を係脱可能に
係止する係止部を前記取付部に設ける構成とした
ことにより、保持具をパネルに固着したスタツド
ボルトより取外す場合は、係止部材の係止片を手
または治具を用いて外方へ引くと、該係止片の一
部が取付部の一部と係合し、手を離れても外方に
変位した姿勢を維持するので、取付部を容易に離
脱させることができるとともに、この状態で係止
片の係止爪はスタツドボルトから完全に離脱して
いるので、引上げ途中で引掛かるようなことがな
い。また外方へ変位させた係止片を手で持つてい
る必要がないので、取外し作業が容易であるとと
もに、早いタクトのライン作業における取外し作
業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の第1実施例を示し、
第1図はワイヤハーネスと保持具およびスタツド
ボルトを突設したパネルの斜視図、第2図は保持
具の平面図、第3図は第2図の−線断面図、
第4図は同じく一部切断側面図、第5図および第
6図は係止片の作動説明図、第7図〜第13図は
本考案の第2実施例を示し、第7図は保持具の斜
視図、第8図は同平面図、第9図は第8図の−
線断面図、第10図は一部切断側面図、第11
図は保持具をスタツドボルトに嵌挿した状態の断
面図、第12図および第13図は係止片の作動説
明図、第14図は従来例である。 1…パネル、2…スタツドボルト、3,21…
保持具、4…保持部、6,22…取付部、7…側
板、9,27…係止片、10,28…係止爪、1
2…係合突起、13…係止突起、15,24…挿
通孔、23…筒状体、25…スリツト、29…上
縁、W…ワイヤハーネス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネルに突設したスタツドボルトを介してワイ
    ヤハーネスを配設する合成樹脂等からなる保持具
    であつて、該保持具は前記ワイヤハーネスを取付
    け支持する保持部とスタツドボルトに係着する取
    付部とからなり、該取付部はスタツドボルトを挿
    入可能とする挿通孔の対応する周縁に対設されて
    同周縁基部を中心として弾性変位可能な対をなす
    係止片を設けるとともに、同係止片の対向面に前
    記スタツドボルトのねじ部と係合可能な係止爪を
    突設し、該係止片を外方へ弾性変位した際、同係
    止片の端部側の一部を係脱可能に係止する係止部
    を前記取付部に設ける構成としたことを特徴とす
    るワイヤハーネスの保持具。
JP19657186U 1986-12-19 1986-12-19 Expired JPH0242940Y2 (ja)

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