JPH0242944Y2 - - Google Patents

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JPH0242944Y2
JPH0242944Y2 JP19270686U JP19270686U JPH0242944Y2 JP H0242944 Y2 JPH0242944 Y2 JP H0242944Y2 JP 19270686 U JP19270686 U JP 19270686U JP 19270686 U JP19270686 U JP 19270686U JP H0242944 Y2 JPH0242944 Y2 JP H0242944Y2
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stud bolt
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JP19270686U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えばワイヤハーネスを配設する
ための保持具に係り、詳しくはパネルに取付けら
れたスタツドボルトを介して取付ける保持具に関
する。
(従来の技術) 従来、この種のパネル1に突出状に設けられた
スタツドボルト2を利用してワイヤハーネスWを
配設するための保持具30としては実開昭55−
35834号公報のものがあり、この公報に開示され
た保持具30は第11図に示すようにワイヤハー
ネスWを抱持するハーネス保持部31とベース部
32とを一体的に形成し、該ベース部32にスタ
ツドボルト2と係合する歯条34を有するボルト
挿通孔33を穿設し、パネル1に貫通して突設し
たスタツドボルト2をボルト挿通孔33に挿入
し、該挿通孔33に設けた歯条34をスタツドボ
ルト2に係止して固定する構成としたものであ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この保持具30は、ベース部3
2のボルト挿通孔33内に設けた歯条34がスタ
ツドボルト2に係合されるとともに、ハーネス保
持部31はワイヤハーネスWを上方より包み込む
形状になつているので、ワイヤハーネスWを取り
外す場合は、この状態ではベース部32を回転す
ることができないので、ハーネス保持部31を切
断してハーネスWを取り外し、ベース部32を回
転して外すしかなく、このため保持具30の再使
用が不可能となる問題点があり、ハーネス保持部
31がフラツトな形状のものでワイヤハーネスW
を粘着テープ等により巻着する構成の場合にはそ
の都度テープを取外した後保持具30を回転して
取外し、再使用する場合には再びテープにより巻
着しなければならないので作業が煩雑、かつ面倒
となる問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記従来の問題点を解決すべくなさ
れたもので、スタツドボルトへの取付け、取外し
をワンタツチで行うことができ、かつ再使用する
ことのできるワイヤハーネスの保持具を提供する
ことを目的とし、その要旨はパネルに突設された
スタツドボルトを介してワイヤハーネスを配設す
るための保持具であつて、合成樹脂等からなる固
定部材と係止部材との2部材とからなり、前記固
定部材はワイヤハーネスを取付ける保持板と一体
形成された取付基板の上面に対設した側板との間
に前記係止部材を挿入可能とする挿入空間部を隔
てて前記スタツドボルトを挿入可能とするリング
形状の規制環を設け、かつ前記取付基板には前記
規制環の中心と同芯でスタツドボルトを挿通可能
とする挿通孔を貫設し、また、前記係止部材は平
面形状が略舟型形状で前記挿入空間部に挿入可能
な挿入板を主体とし、該挿入板には前記スタツド
ボルトを挿入可能とする挿入部と該挿入部と連続
して所定の角度で先細状に対向して前記スタツド
ボルトのねじ部と係合可能な係止爪を有する係止
部を設け、また、挿入板の両側には前記固定部材
の左右の側板に対向状に突設した係止突起と係合
する複数の突起を設ける構成としたワイヤハーネ
スの保持具に存する。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図面にしたがつて説
明すると、図中3はパネル1に突出状に設けられ
たスタツドボルト2を介してワイヤハーネスWを
配設する保持具であつて、合成樹脂等からなる固
定部材4と係止部材14との2部材より構成され
ている。
5は固定部材4のワイヤハーネスWを取付ける
保持板であつて略長方形状に形成され、この保持
板5のほぼ中央部より直角状に取付基板6が延出
形成されて同取付基板6には取付部7が一体に形
成されている。8は取付部7の左右の側板であつ
て、所定の間隔で上方に向つて対設され、この側
板8間の上部のほぼ中央部には接続片9を介して
スタツドボルト2を挿通可能とする所定の径のリ
ング状の規制環10が設けられ、同規制環10の
下面側には係止部材14を挿入可能とする挿入空
間部11が形成され、また、側板8間の取付基板
には規制環10と同芯に所定径の挿通孔12が貫
設されている。また、左右の接続片9の下部側、
すなわち、挿通孔12の直径線上には側板8に沿
つて係止突起13が突設されている。
14は係止部材であつて、該係止部材14は先
端側に左右に所定の角度で傾斜する傾斜面16を
有する平面形状がほぼ舟型形状で固定部材4の挿
入空間部11に挿入可能な板状の挿入板15を主
体とし、同挿入板15の後端には引手部17が上
方へ突設されている。また、この挿入板15のほ
ぼ中央部には略長方形状であつて後端部側が円弧
状に形成された挿入孔18が貫設されており、該
挿入孔18の後端部側の所定の範囲Hの上部両側
には所定の角度αで後端部に向つて平面的に先細
り状に係止爪20を対向した係止部19が形成さ
れ、この係止部19の前部側にはスタツドボルト
2を挿入可能とする挿入部21が形成されてい
る。
なお、この係止部19の開口側の幅はスタツド
ボルト2の径より若干大きな幅に形成されるとと
もに、係止爪20はスタツドボルト2のねじ部の
谷部に係合可能に設けられている。また、挿入板
15の両側の係止部19の開口部位とほぼ整合す
る位置には先端側に傾斜状の案内面22aと後部
側に直角状の係止面22bを有する係止突起22
が突設され、また、同係止突起22より所定の距
離を隔てた先端側には傾斜面16と連続して突起
23が突設されている。
次に、上記のように構成された本実施例の作用
および効果について説明する。
さて、本実施例はパネル1に突設されたスタツ
ドボルト2を介してワイヤハーネスWを配設する
ための保持具3であつて、合成樹脂等からなる固
定部材4と係止部材14との2部材とからなり、
固定部材4はワイヤハーネスWを取付ける保持板
5と一体形成された取付基板6の上面に対設した
側板8との間に係止部材14を挿入可能とする挿
入空間部11を隔ててスタツドボルト2を挿入可
能とするリング形状の規制環10を設け、かつ取
付基板6には規制環10の中心と同芯でスタツド
ボルト2を挿通可能とする挿通孔12を貫設し、
また、係止部材14は平面形状が略舟型形状で挿
入空間部11に挿入可能な挿入板15を主体と
し、該挿入板15にはスタツドボルト2を挿入可
能とする挿入部21と該挿入部21と連続して所
定の角度αで先細状に対向してスタツドボルト2
のねじ部と係合可能な係止爪20を有する係止部
19を設け、また、挿入板15の両側には固定部
材4の左右の側板8に対向状に突設した係止突起
13と係合する複数の突起を設ける構成としたも
のである。したがつて、ワイヤハーネスWを本例
の保持具3を使用して配設する場合は、まず固定
部材4の挿入空間部11に係止部材14を挿入し
ていくと突起23は係止突起13に当接され、さ
らに押圧挿入すると挿入板15は中央側へ弾性変
形され突起23は係止突起13を乗越えて係止突
起13は第8図に示すように係止突起22と突起
23との間に位置されて両部材4,14はセツト
される。この状態で挿通孔12、挿入部21およ
び規制環10はスタツドボルト2を挿通可能に整
合されている。このようにセツトされた保持具3
の保持板5に対しワイヤハーネスWを載置して粘
着テープ等で保持板5に巻着固定する。次にパネ
ル1の所要個所に突設したスタツドボルト2の上
方より整合された固定部材4の挿通孔12、係止
部材14の挿入部21および規制環10に挿入す
る。そして、係止部材14の引手部17を前方へ
押動すると、第9図に示すように係止部材14の
係止突起22は案内面22aに案内されて挿入板
15は中央側へ弾性変形され同係止突起22が係
止突起13を乗越えて通過すると弾性復元して両
係止突起13,22は係合される。この過程で係
止部材14の係止部19はスタツドボルト2側へ
移動され角度αで形成されて左右の係止爪20は
スタツドボルト2のねじ部の谷に食込み状に係止
され、係止突起13,22の係合と相俟つて強固
に係止することができる。
また、スタツドボルト2より取外す場合には係
止部材14の引手部17を少し強い力で引つ張る
と挿入時と同様に挿入板15は弾性変形されて係
止突起22が係止突起13を乗越えた時点で係止
爪20とねじ部との係合が解かれて再び挿通孔1
2、挿入部21および規制環10は整合されてス
タツドボルト2より取外すことができる。
このように本例保持具3によればワンタツチ操
作により取付け・取外しを容易に行うことがで
き、また、保持具3を再使用することができ、ま
た、固定部材4と係止部材14とは係止突起13
と係止突起22、突起23とが係合されて相互に
結合することができるので、予めセツト組みして
おくことで部品管理工数を軽減することができる
等多くの特長がある。
なお、上記実施例においては固定部材4の挿通
孔12、係止部材14の挿入部21および規制環
10を整合し、同整合部位にスタツドボルト2を
挿入した後係止部材14を押動して係止部19の
係止爪20をねじ部に係止するように例示した
が、これに限定するものではなく、例えば固定部
材4の挿通孔12、係止部材14の係止部19お
よび規制環10を整合してスタツドボルト2の上
方より押圧挿入することで係止爪20はねじ部に
より弾性変位と復元とを繰り返えしてねじ部と係
合するようにしてもよく、この場合ワンタツチで
止着することができる。
(考案の効果) さて、本考案はパネルに突設されたスタツドボ
ルトを介してワイヤハーネスを配設するための保
持具であつて、合成樹脂等からなる固定部材と係
止部材との2部材とからなり、前記固定部材はワ
イヤハーネスを取付ける保持板と一体形成された
取付基板の上面に対設した側板との間に前記係止
部材を挿入可能とする挿入空間部を隔てて前記ス
タツドボルトを挿入可能とするリング形状の規制
環を設け、かつ前記取付基板には前記規制環の中
心と同芯でスタツドボルトを挿通可能とする挿通
孔を貫設し、また、前記係止部材は平面形状が略
舟型形状で前記挿入空間部に挿入可能な挿入板を
主体とし、該挿入板には前記スタツドボルトを挿
入可能とする挿入部と該挿入部と連続して所定の
角度で先細状に対向して前記スタツドボルトのね
じ部と係合可能な係止爪を有する係止部を設け、
また、挿入板の両側には前記固定部材の左右の側
板に対向状に突設した係止突起と係合する複数の
突起を設ける構成としたことにより、ワンタツチ
操作により取付け・取外しを容易に行うことがで
き、保持具を再使用することができる。また、固
定部材と係止部材とは係止突起と係止突起、突起
とが係合されて相互に結合することができるの
で、予めセツト組みしておくことで部品管理工数
を軽減することができるので、ワイヤハーネスの
保持具として極めて実用性に優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は固定
部材と係止部材およびワイヤハーネスとパネルの
斜視図、第2図は固定部材の一部破断平面図、第
3図は同じく一部切断正面図、第4図は第3図の
−線断面図、第5図は係止部材の平面図、第
6図は第5図の−線断面図、第7図は同じく
正面図、第8図及び第9図は係止部材の作用説明
図、第10図は第9図の−線断面図、第11
図は従来例である。 1…パネル、2…スタツドボルト、3…保持
具、4…固定部材、5…保持板、6…取付基板、
7…取付部、8…側板、10…規制環、11…挿
入空間部、12…挿通孔、13,22,23…突
起、14…係止部材、15…挿入板、19…係止
部、20…係止爪、21…挿入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パネルに突設されたスタツドボルトを介してワ
    イヤハーネスを配設するための保持具であつて、
    合成樹脂等からなる固定部材と係止部材との2部
    材とからなり、前記固定部材はワイヤハーネスを
    取付ける保持板と一体形成された取付基板の上面
    に対設した側板との間に前記係止部材を挿入可能
    とする挿入空間部を隔てて前記スタツドボルトを
    挿入可能とするリング形状の規制環を設け、かつ
    前記取付基板には前記規制環の中心と同芯でスタ
    ツドボルトを挿通可能とする挿通孔を貫設し、ま
    た、前記係止部材は平面形状が略舟型形状で前記
    挿入空間部に挿入可能な挿入板を主体とし、該挿
    入板には前記スタツドボルトを挿入可能とする挿
    入部と該挿入部と連続して所定の角度で先細状に
    対向して前記スタツドボルトのねじ部と係合可能
    な係止爪を有する係止部を設け、また、挿入板の
    両側には前記固定部材の左右の側板に対向状に突
    設した係止突起と係合する複数の突起を設ける構
    成としたことを特徴とするワイヤハーネスの保持
    具。
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