JPH0139924Y2 - - Google Patents

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JPH0139924Y2
JPH0139924Y2 JP1984174351U JP17435184U JPH0139924Y2 JP H0139924 Y2 JPH0139924 Y2 JP H0139924Y2 JP 1984174351 U JP1984174351 U JP 1984174351U JP 17435184 U JP17435184 U JP 17435184U JP H0139924 Y2 JPH0139924 Y2 JP H0139924Y2
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【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、頭部の下面から突出する脚部に鋸
歯を形成したクリツプの対を、重ねたパネルの一
面から一方を、多面から他方を夫々挿通すること
により互いに相手のクリツプの脚部の鋸歯に自分
の脚部の鋸歯を係合させ、鋸歯相互の逆止的係合
により両パネルを挟着する組合せクリツプに関す
る。
〈従来の技術〉 従来、この種の組合せクリツプとしては、頭部
の下面から略扇形断面の一対の脚部を、上記断面
の扇形角度に等しい間隔を円周方向に保たせて突
出させ、各脚部の互いに対向する面には互いに逆
止的に係合する鋸歯を形成して成るものが知られ
ている(実公昭44−9531号公報)。
又、雌雄一対の結合具からなり、その雌形の固
定部の先端部に抜止め用の拡径部を有するものが
知られている(実公昭56−5550号公報)。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した前者(実公昭44−9531号公
報)の組合せクリツプでは、頭部によりパネルの
孔が塞がれてしまうので、両クリツプの脚部の係
合状態を外部から視覚的に確認することが困難で
あるという問題点があつた。
すなわち、両クリツプの脚部の鋸歯の係合状態
が浅いと、両パネルの重合面に〓間が発生してし
まい、両パネルの重合状態が不完全となる。
このため、取付時には、両クリツプの脚部を互
いに係合させてから、両脚部の鋸歯が深く係合し
たか否かを判断するために、再度、両クリツプを
同時に押し込み、その反力により両クリツプの係
合状態を判断しなければならず、又、後から係合
状態を確認する際にも同様の作業が必要となり、
取付作業並びにその確認作業が面倒で、熟練を要
する。
又、両クリツプを結合する際に、パネルの両側
から頭部を保持して装着しなければならないの
で、両クリツプの連結作業が面倒で、手数が掛か
つた。
一方、前記した後者(実公昭56−5550号公報)
の結合具では、雌雄の区別があるので、製造及び
取付けが面倒であるという問題点がある。
又、雌形の固定部の先端部に抜止め用の拡径部
があるので、固定部を有する一方の結合具を仮止
めすることは可能であるが、他方の結合具は仮止
め不能であり、しかも両固定部の係合状態を外部
から視覚的に確認することが困難であるという問
題点があつた。
すなわち、上記結合具では、雌雄一対の固定部
の係合状態を可変できないので、その確認の必要
性に乏しい。ただ、雌形の固定部は円筒形である
ので、その開放面から他方の雄型の固定部の係合
状態を確認することが可能であるが、反対側から
は雌形の固定部の係合状態を確認することが不可
能である。
そこで、本考案は、上記した従来の技術の有す
る問題点に鑑みてなされたものであつて、その目
的とするところは、両クリツプの脚部の係合状態
を、パネルの両側から視認でき、しかもいずれの
クリツプもパネルに仮止め可能な組合せクリツプ
を提供しようとするものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上記した目的を達成するものであつ
て、以下に図面に示した実施例を用いて説明す
る。
本考案は、両クリツプa,a′の各頭部1,1′
に、係合状態の他方のクリツプの脚部2,2′の
先端(例えば先端突起部9,9′)を挿通できる
上下に貫通した確認用の窓部8,8′を設けると
共に、各脚部の外周面には、頭部の下面1a,1
a′と協同しパネルPの孔Hの上下縁に係合する仮
留め用の爪部6を設けたことを特徴とする。
〈作用〉 従つて、本考案によれば、両クリツプa,a′は
同一構造であるので、いずれか一方(例えばクリ
ツプa)の脚部2,2をパネルPの孔Hに合せて
挿入するだけで、爪部6は撓んで孔Hを通過し、
通過後に復元して頭部の下面1a,1a′との間で
パネルPを両側から挟持し、パネルに取付く。
こうして、一方のクリツプを仮留めしたなら
ば、上記パネルの孔と連通する孔H′を有する他
方のパネルP′の該孔に合せて、他方のクリツプ
a′の脚部2′,2′を押し込み、両クリツプ合脚部
の鋸歯3,3′を互いに噛み合せる。両クリツプ
の脚部の鋸歯を互いに充分に深く噛み合せると、
各脚部の先端(例えば先端突起部9,9′)が他
方の頭部の各窓部8,8′に夫々嵌り込む。
このため、両脚部の係合状態の確認が、パネル
の両側から可能であり、各面に臨む頭部の窓部を
通して、該窓部に他方の脚部の先端が嵌り込んで
いるかどうかを視認すればよい。
〈実施例〉 以下、本考案を図示した実施例に基づいて説明
する。
a,a′は組み合される対となるクリツプを示
し、各クリツプa,a′は同一構造となつており、
硬質ナイロンの様な合成樹脂で一体的に成形され
ている。
そして、該クリツプaは、円形な平板状の頭部
1の下面1a中央から突出する扇形断面の一対の
脚部2,2を有し、各脚部2の扇形断面の左右両
端面には、刃先が頭部1の下面1aに向う鋸歯3
を上下方向に複数段形成する。両脚部2,2は、
断面の扇形角度θに等しい対向間隔4,4を円周
方向に保たせ、この実施例の場合、断面の扇形角
度θを90度に設定し、外周面を1/4円弧状となし、
円周方向に対向して扇形角度θに一致した90度の
間隔を保つて、軸方向の中心空部5の外周に配置
する。
又、脚部2,2の外周面には、頭部1の下面1
aと協同してパネルの孔の上下縁に係合する仮留
め用の爪部6,6を突設する。該爪部6は、パネ
ルの板厚に等しい間隔で頭部1の下面1aから下
に離れ、頭部1の下面1aに平行な段部6aを上
面に備えた断面くさび形を成している。
前記した頭部1の上面1bには、脚部2,2の
対向方向に合せて直径方向に延びる突部7を突設
し、脚部2の方向性を示す目印とする。そして、
頭部1の突部7を挟んで、頭部1の上面1bの中
央には、上面1bから脚部2,2の対向間隔4,
4内に貫通する一対の確認用の窓部8,8を開設
する。該窓部8は、両クリツプa,a′を係合させ
たときに、他方の脚部2の先端を挿通できる大き
さに開口しており、該窓部8内に他方の脚部2の
先端が嵌入することにより、該窓部8を通して両
クリツプの係合状態を外部から確認できるように
する。このため、窓部8の開口の形状や大きさは
頭部2の先端断面に等しくすればよく、本実施例
では窓部8を小さくし、これに合せて脚部2の先
端に細い先端突起部9,9を形成する。
上記した実施例によれば、一つのパネルPに一
方のクリツプaを挿通して仮留めした上、他のパ
ネルP′を重合し、該パネルP′から他方のクリツプ
a′を挿入して両パネルP,P′を重合状態に係止し
てもよいし、両パネルP,P′を予め重ねておき、
一方のクリツプaを一つのパネルPに挿通して仮
留めしてから、他方のクリツプa′を他のパネル
P′に挿通して両パネルP,P′を重合状態に係合し
てもよく、こゝでは後者の手順により説明する。
一つのクリツプaを仮留めする第1パネルPに
は、クリツプaの脚部2外周に略等しい第1孔H
を、他の第2パネルP′にはクリツプa′の脚部2′
の外周より十分大きな第2孔H′を各々開設して
おく。そして、両パネルP,P′の各孔H,H′を
上せて両パネルP,P′を重ね合せ、第1孔Hと第
2孔H′とを連通させる。
まず、第1パネルPの外面から第1孔Hに一つ
のクリツプaの脚部2,2先端を合せてそのまゝ
挿入する。該クリツプaの脚部2先端を第1孔H
に挿通すると、爪部6が孔縁を通過するとき脚部
2,2が内向きに撓んで孔縁を通り、爪部6が孔
縁を通過すると、脚部2,2の弾性力により外向
きにパチンと拡開して、爪部6の段部6aが第1
孔Hの内縁に内側から掛つて、頭部1の下面1a
と協同してクリツプaをパネルPに仮固定する。
そして、片側のクリツプaを一つのパネルPに
仮留めしたならば、他のパネルP′の外面から第2
孔H′に他方のクリツプa′の脚部2′,2′をその先
端からそのまゝ押し込めばよい。
この場合、両クリツプa,a′の脚部2,2′の
位相を変えて挿入する。すなわち、一つの脚部
2,2の対向間隔4,4内に、他のクリツプa′の
脚部2′,2′が互いに嵌り込むようにし、こゝで
は脚部2の断面の扇形角度θが90度となつている
ので、一つの脚部2,2に対して他の脚部2′,
2′を1/4回転だけ位相をずらして挿入すればよ
い。そして、脚部2,2の対向方向を判断するに
は、頭部1の上面1aの突部7の方向を見れば一
目で簡単に判別でき、例えば、一方のクリツプa
を突部7が横向きとなるように挿入すれば、他方
のクリツプa′を突部7′が縦向きとなるように挿
入すればよい。
第2パネルP′の外面から他方のクリツプa′を上
記した状態で挿入すると、連通した第1孔Hと第
2孔H′との孔内で一方のクリツプaの脚部2,
2と他方のクリツプa′の脚部2′,2′とは互いに
相手の脚部の対向間隔4,4′内に嵌り込み、し
かも、対向する脚部の両端の鋸歯3,3′が互い
に噛み合つて、全体として脚部は円柱状(中心空
部5のため実際には円筒状)に係合され、クリツ
プa,a′は向い合せとなり、両クリツプa,a′の
各下面1a,1a′間で両パネルP,P′を重合状態
に挟着する。この状態は鋸歯3,3′の噛み合い
によつてクリツプa,a′は抜ける方向に外れるこ
となく保たれる。
一方、鋸歯3は数段設けられており、両クリツ
プa,a′の係合状態では鋸歯3,3′が互いに浅
く噛み合つた位置から、深く噛み合つた位置に向
つて、各脚部2,2′の先端が他方の頭部1,
1′の下面1a,1a′に向つて進んでいき、両鋸
歯3,3′が十分に深く噛み合つたならば、脚部
2,2′の先端突起部9,9′が他方の頭部1,
1′の窓部8,8′内に嵌入し、窓部8,8′を通
して外部から両クリツプa,a′の係合状態の完了
を視認できる。
尚、上記した実施例のものでは、一つのパネル
Pを薄い板材を使用してクリツプaを仮留めした
が、仮留めをする板材の板厚は薄いものでなくと
も良く、板厚に合わせて爪部6の突設位置を上下
すればよい。
又、脚部2及びその対向間隔4を脚部2の上下
に渡つて同じ幅としたが、これに限定されず、脚
部2の先端に向つて徐々に狭くなるようにしても
よく、この様な構造とすることにより両クリツプ
a,a′の係止力を一層強力なものとすることがで
きる。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、両クリツ
プを同一構造としているので、その製造及び取付
けが簡便になり、しかも両クリツプの各頭部に、
脚部の係合状態の確認用の窓部を夫々設けている
ので、パネルの両側から該係合状態の視認が可能
となり、又、両クリツプの脚部に仮留め用の爪部
を夫々設けているので、いずれのクリツプもパネ
ルに仮止めでき、パネルの片側から夫々のクリツ
プを装着することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
一つのクリツプの一部を断面にした斜視図、第2
図は正面図、第3図は側面図、第4図は平面図、
第5図は底面図、第6図は使用状態の説明図であ
る。 1……頭部、1a……下面、2……脚部、3…
…鋸歯、6……爪部、8……窓部、P,P′……パ
ネル、H,H′……孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 頭部の下面から略扇形断面の一対の脚部を、上
    記断面の扇形角度に等しい間隔を円周方向に保た
    せて突出させ、各脚部の互いに対向する面には、
    互いに逆止的に係合する鋸歯を形成して成る組合
    せクリツプにおいて、 上記両クリツプの各頭部には、係合状態の他方
    のクリツプの脚部の先端を挿通できる上下に貫通
    した確認用の窓部を設けると共に、各脚部の外周
    面には、頭部の下面と協同してパネルの孔の上下
    縁に係合する仮留め用の爪部を設けたことを特徴
    とする組合せクリツプ。
JP1984174351U 1984-11-19 1984-11-19 Expired JPH0139924Y2 (ja)

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