JPH04129475U - 複合平型端子 - Google Patents

複合平型端子

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JPH04129475U
JPH04129475U JP3595291U JP3595291U JPH04129475U JP H04129475 U JPH04129475 U JP H04129475U JP 3595291 U JP3595291 U JP 3595291U JP 3595291 U JP3595291 U JP 3595291U JP H04129475 U JPH04129475 U JP H04129475U
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博章 米山
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矢崎総業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合平型端子において、厚肉の端子と薄肉の
端子とを予め結合させることが出来、一方の端子の装着
忘れや装着後の位置ずれによる締付けの緩みを防止可能
とし、更に結合状態の変形を防止可能とする。 【構成】 端子板にボルト挿通孔を設け、この端子板に
電線接続部を備えた相対的に薄肉と厚肉の2枚の端子を
有し、前記厚肉の端子に薄肉の端子が重なり合い前記電
線接続部相互は重なり合わないように結合した複合平型
端子において、前記薄肉の端子の端子板側縁部に、前記
厚肉の端子に係合するロック片部を突設し、前記厚肉の
端子の側縁部に、前記ロック片部の一方の側縁部に係合
するロック片部を厚肉の端子に向けて突設し、前記厚肉
の端子の側縁部に前記ロック片部の一方の側縁部に係合
する鉤状突部と他方の側縁部に対向するフランジ部とを
形成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、2本の電線をバッテリのターミナル等に接続するときに用いる複 合平型端子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の複合平型端子としては、例えば図6に示すようなものがある。この図6 はバッテリ1のターミナル3に車両電源用の電線5と、その他の電線7とを接続 する場合に用いたもので、厚肉の端子9と、薄肉の端子11とから成っている。 前記厚肉の端子9は厚肉の端子板13で形成され、ボルト挿通孔15と電線接続 部17とを備え、この電線接続部17に前記車両電源用電線5が接続されている 。また、前記薄肉の端子11は薄肉の端子板19で構成され、ボルト挿通口21 と電線接続部23とを有し、この電線接続部23に前記その他の電線7が接続さ れている。そして、前記バッテリ1のターミナル3に立設した植込みボルト25 に端子9,11のボルト挿通孔15,21を挿通し、ナット27により共締めし たものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構造では、端子板13,19を単に重ね合わせて共 締めしているにすぎず、端子板13,19が位置ずれを起し易く、又、このよう な位置ずれによってナット27の締結も緩み易いものであった。更に、埋込みボ ルト25に両端子9,11を別々に挿通しなければならないので、薄肉の端子1 1の装着を忘れる恐れがあった。
【0004】 これに対し、実開平2−46376号公報に記載された図7に示すようなもの がある。この例では、双方とも薄肉の端子29,31であり、一方の薄肉の端子 29には、係合フック33と、係止孔35を備えた切起し片37とが設けられ、 他方の薄肉の端子31には、係止孔39を備えた突片41と、係合爪43を備え た立上げ片45とが設けられている。そして、取付けに際しては、まず係合フッ ク33へ突片41の係止孔39を係止させ、次いで一方の端子板30へ他方の端 子板32を重ね合せ、立上げ片45の係合爪43を切起し片37の係止孔35へ 弾性変形を利用して係止させるものである。
【0005】 しかしながら、このような構造では、両端子板30,32が薄肉であり、かつ 係合フック33、切起し片37、更には立上げ片45は、単に折曲げられ、切起 され、更には立上げられているだけであるから、極めて変形し易く、外力による 変形で、係合爪43の係止孔35に対する係合も容易に離脱し、一体的な取扱い が出来なくなる恐れがある。
【0006】 そこでこの考案は、2枚の端子の相互の係合を容易に離脱しないようにし、位 置ずれによる締結の緩みや、一方の端子の装着忘れ等を防止することのできる複 合平型端子の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、端子板にボルト挿通口を設け、この 端子板に電線接続部を備えた相対的に薄肉と厚肉の2枚の端子を有し、前記厚肉 の端子に薄肉の端子が重なり合い、前記電線接続部相互は重なり合わないように 結合した複合平型端子において、前記薄肉の端子の端子板側縁部に前記厚肉の端 子に係合するロック片部を厚肉の端子に向けて突設し、前記厚肉の端子の側縁部 に、前記ロック片部の一方の側縁部に係合する鉤状突部と他方の側縁部に対向す るフランジ部とを形成したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
厚肉の端子に薄肉の端子を重ね、薄肉の端子のロック片部を厚肉の端子に係合 させれば、両端子の一体的な取扱いを行なうことができる。しかも、ロック片部 は、一方の側縁部に厚肉の端子の鉤状突部が係合し、他方の側縁部に厚肉の端子 のフランジ部が対向するため、容易には変形しないようになっている。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の実施例を説明する。
【0010】 図1は、この考案の一実施例に係る複合平型端子を分解した斜視図で示すもの である。この複合平型端子は、図6で示したものと同様に、バッテリ1のターミ ナル3に電源用電線5と、その他の電線7とを接続するために用いるもので、基 本的な構成は図6に示したものと略同様である。したがって、同一構成部分には 同符号をもって示し、重複した説明は省略する。
【0011】 一方、この考案の実施例では、薄肉の端子の側縁部に図1〜図4で示すように 、一対のロック片部51が突設され、更にロック片部51の先端は厚肉の端子9 側へ向けて折曲げられ、突設された状態となっている。これらロック片部51に は図4で示すように弾性を有するロック爪53が切起され、内側に向けて突設さ れている。そして、これらロック片部51の先端と、薄肉の端子板19の下面と の間の距離Hは厚肉の端子板13の板厚t2 よりもわずかに大きな寸法となって いる。なお、薄肉の端子板19の肉厚は、厚肉の端子板13の肉厚t2 よりも薄 いt1 となっている。
【0012】 又、前記厚肉の端子9には端子板13の側縁部に一対の鉤状突部55と、フラ ンジ部57とが形成され、フランジ部57は、さらに下方へ折曲げ形成されてい る。そして、これら鉤状突部55とフランジ部57とによって厚肉の端子板13 の先端側部に前記薄肉の端子板19のロック片部51,51´が係合する結合部 59,59´が構成されている。そして、この結合部59,59´間の幅l1 は 前記ロック片部51,51´間の内側の幅l2 と略同等か、僅かに小さく形成さ れているものである。
【0013】 両端子9,11をバッテリ1のターミナル3に締結するに際しては、予め両端 子9,11を結合させ、一体的に取扱うようにする。すなわち、厚肉の端子板1 3のボルト挿通孔15に薄肉の端子板19のボルト挿通孔21を合わせるように 両端子板13,19を重ね合せると、薄肉の端子板19のロック片部51が厚肉 の端子板13の結合部59に対向する。この状態で厚肉の端子板13に薄肉の端 子板19を押付けるとロック片部51のロック爪53が弾性変形してロック片部 51は結合部59に入り込み、ロック爪53が厚肉の端子板13の裏面側に係合 する。このとき、薄肉の端子板19に外力が作用しても、ロック片部51の一方 の側縁部は鉤状突部55によってその動きが規制され、他方の側縁部はフランジ 部57によってその動きが規制されるから、ロック片部51の変形が抑制され、 両端子9,11が容易に離脱することがない。しかも、両ボルト挿通孔15,2 1は、前記両端子板13,19の相対的な位置決めによって確実に位置合せが行 われ、ターミナル3の植込みボルト25に装着する際に容易に行なうことができ る。このようにして、両端子9,11を植込みみボルト25に装着した後、ナッ ト27で締込めば両端子9,11の取付けが完了する。取付後においても、両端 子9,11の相対的な位置ずれは規制され、ナット27の緩みも防止できる。タ ーミナル3への装着に際しては、両端子9,11を一体的に取扱うことが出来る ため、薄肉の端子11の装着忘れを招くこともない。
【0014】
【考案の効果】
以上より明らかなように、この考案の構成によれば、ロック片部によって厚肉 の端子と、薄肉の端子とを予め結合させ、一体的に取扱うことができるため、締 結作業は極めて容易であり、又、一方の端子の装着忘れを招くこともない。更に 、薄肉の端子板のロック片部の変形が厚肉の端子板の鉤状突部とフランジ部とに よって規制され、両者の結合の離脱を防止することも出来、又、締結後に両端子 が相対的に位置ずれして締結が緩むこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る分解状態の斜視図で
ある。
【図2】両端子の結合状態の平面図である。
【図3】薄肉の端子の平面図である。
【図4】図3A−A線断面図である。
【図5】厚肉端子の平面図である。
【図6】従来例に係る分解斜視図である。
【図7】他の従来例に係る分解斜視図である。
【符号の説明】
9 厚肉の端子 11 薄肉の端子 13 厚肉の端子板 15 ボルト挿通孔 17 電線接続部 19 薄肉の端子板 21 ボルト挿通孔 23 電線接続部 51 ロック片部 55 鉤状突部 57 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子板にボルト挿通孔を設け、この端子
    板に電線接続部を備えた相対的に薄肉と厚肉の2枚の端
    子を有し、前記厚肉の端子に薄肉の端子が重なり合い、
    前記電線接続部相互は重なり合わないように結合した複
    合平型端子において、前記薄肉の端子の端子板側縁部に
    前記厚肉の端子に係合するロック片部を厚肉の端子に向
    けて突設し、前記厚肉の端子の側縁部に前記ロック片部
    の一方の側縁部に係合する鉤状突部と他方の側縁部に対
    向するフランジ部とを形成したことを特徴とする複合平
    型端子。
JP1991035952U 1991-05-21 1991-05-21 複合平型端子 Expired - Lifetime JP2558427Y2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005093263A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Jst Mfg Co Ltd 回り止め付き圧着端子
JP2017054627A (ja) * 2015-09-08 2017-03-16 Tdk株式会社 ケーブル圧着端子実装体
JP2018170098A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 矢崎エナジーシステム株式会社 バスバと端子の固定構造

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JPS5161282U (ja) * 1974-11-08 1976-05-14
JPS62178463U (ja) * 1986-05-01 1987-11-12

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