JPH0634967Y2 - 長尺部材間の隙間形成用スペーサ - Google Patents

長尺部材間の隙間形成用スペーサ

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JPH0634967Y2
JPH0634967Y2 JP9329188U JP9329188U JPH0634967Y2 JP H0634967 Y2 JPH0634967 Y2 JP H0634967Y2 JP 9329188 U JP9329188 U JP 9329188U JP 9329188 U JP9329188 U JP 9329188U JP H0634967 Y2 JPH0634967 Y2 JP H0634967Y2
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JP
Japan
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long
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JP9329188U
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JPH0218019U (ja
Inventor
孝一 西田
Original Assignee
ニスコ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本願考案は、プレハブ住宅における柱や梁等のように、
二本の長尺部材を平行に並べて接合する場合において、
二本の長尺部材の間に隙間を形成するためのスペーサに
関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、プレハブ住宅においては、その柱や梁を、第6
図に示すように、C型鋼等の長尺部材11を二本使用し、
この二本の長尺部材11を、これに貫通したボルト12と該
ボルトに螺合したナット13とで締結することによって合
せ部材に構成するに、両長尺部材11の間に隙間を形成
し、両長尺部材11の側面に、壁体取付枠を16を、両長尺
部材11の間の隙間内に挿通したボルト15と該ボルト15に
螺合したナット15aとの締結により取付け、この壁体取
付枠16に、建物における壁部材(図示せず)を取付ける
ようにすることが行なわれている。
そして、前記両長尺部材11の間に隙間を形成するには、
従来は、第6図及び第7図に示すように、前記内壁取付
枠16の取付け用ボルト15よりもやや大径の丸棒を釣針状
に折曲げた形態のスペーサ14を使用し、この釣針状のス
ペーサ14を、両長尺部材の締結用ボルト12に引っ掛け係
止するようにして両長尺部材11の間に介挿することによ
り、両長尺部材11の間に、当該スペーサ14の直径寸法と
等しい寸法の隙間を形成するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように釣針状に形成したスペーサ14は、これを両長
尺部材11に挿通したボルト12に引っ掛けて係止するもの
であるが、これをボルト12に対して引っ掛けるに際して
は、当該スペーサ14を、両長尺部材11の間における隙間
内に、第7図に二点鎖線で示すように、一旦深く挿入し
たのち、手前に引くようにしなければならないから、そ
の引っ掛け係止に手数がかかり、作業性が低いのであっ
た。
しかも、この釣針状スペーサ14は、第7図に実線で示す
ように、自重量によって垂れ下がった状態でボルト12に
引っ掛け係止されているだけでから、この状態で、ボル
ト12の締結に際して、当該ボルト12に回すと、これを引
っ掛け係止したスペーサ14が連れ回りして、スペーサ14
がボルト12から不測に脱落することが発生すると云う問
題もあった。
本考案は、このような問題のないスペーサを提供するこ
とを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、ボルトにて締結され
る二本の長尺部材の間に挿入するスペーサを、二つの挟
持片の間に前記ボルトが嵌まり係合するように二股状に
形成する構成にした。
〔考案の作用・効果〕
両長尺部材の間に挿入するスペーサを、前記のように、
二つの挟持片にてボルトを弾性的に挟持するように二股
状に形成したことにより、両長尺部材にボルトを挿通し
たのち、両長尺部材の間に、前記スペーサを、当該スペ
ーサにおける二つの挟持片の間に前記ボルトが嵌まるよ
うに押し込むことにより、スペーサを、ボルトに対して
いわゆるワンタッチ的に装着係止することができるので
あり、しかも、当該スペーサにおける二つの挟持片の間
にボルトが嵌まり係合するから、スペーサは、これを一
旦ボルトに装着係止すれば、ボルトにより長尺部材の締
結に際して、ボルトを回してもスペーサはボルトから不
測に脱落することはないのである。
従って、本考案によれば、スペーサをボルトに対してワ
ンタッチ的に装着係止できると共に、スペーサがボルト
から脱落することを確実に防止できるから、二本の長尺
部材を、その間に隙間を形成した状態でボルトにて締結
する場合の作業能率を、従来のように釣針状スペーサを
利用したものに比べて格段に向上できる効果を有する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面(第1図〜第3図)に基づ
いて説明すると、図において符号1は、合成樹脂製のス
ペーサを示し、該合成樹脂製のスペーサ1は、基部2か
ら二つの挟持片3を一体的に造形し、この両挟持片3の
間に、二つの長尺部材11を締結するためのボルト12が嵌
まるように構成したものであり、前記両挟持片3は、そ
の中途部間の間隔lを、前記ボルト12の直径よりもやや
小さい寸法に形成して、その先端部には、先端方向に向
けて間隔が広がるようにした傾斜ガイド3aを形成する一
方、該両挟持片3の基端部間には、前記ボルト12が嵌ま
る係合する嵌合部3bを形成している。
また、前記基部2の先端における側面には、突起部5を
一体的に造形する。
この構成において、両長尺部材11にボルトを挿通したの
ち、両長尺部材11の間に、前記スペーサ1を、当該スペ
ーサ1における二つの挟持片3の間に前記ボルト12が嵌
まるように押し込むことにより、スペーサ1は、その両
挟持片3の間にボルト12に嵌まり係合することにより、
ボルト12に対して脱落不能に装着できるから、以後はボ
ルト12と、これに螺合したナット13とを本締めすること
により、両長尺部材11の間に、その間に挿入した前記ス
ペーサ1の厚さt1と等しい寸法の隙間を形成することが
できる。
この場合において、前記スペーサ1の基部2における先
端の側面に突起部5を一体的に造形すれば、この突起部
5は、長尺部材11の側面に接当することにより、スペー
サ1が、ボルト12に対して回転することを防止でき、換
言すると、長尺部材11の側面に、スペーサ1における一
部が見える状態に係止することができるから、スペーサ
1の装着有無を容易に確認することができるのであり、
この場合において突起部5は、第1図に一点鎖線で示す
ように、基板2の両側面に設けても良い。
なお、上記実施例は、スペーサを合成樹脂製にした場合
を示したが、本考案におけるスペーサは、これに限ら
ず、適宜幅寸法t2の帯状金属板を、第4図に示すよう
に、略U字状に折曲げて形成するとか、或いは、第5図
に示すように、ループ状に折曲げて形成したものに構成
しても良いのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の実施例を示し、第1図はスペーサ
を合成樹脂製にした場合の斜視図、第2図は装着状態を
示す断面図、第3図は第2図のIII−III視断面図、第4
図及び第5図はスペーサを金属板製にした場合の斜視
図、第6図は従来技術を示す斜視図、第7図はその取付
け状態を示す断面図である。 1……スペーサ、3……挟持片、11……長尺部材、12…
…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルトにて締結される二本の長尺部材の間
    に挿入するスペーサを、二つの挟持片の間に前記ボルト
    が嵌まり係合するように二股状に形成したことを特徴と
    する長尺部材間の隙間形成用スペーサ。
JP9329188U 1988-07-13 1988-07-13 長尺部材間の隙間形成用スペーサ Expired - Lifetime JPH0634967Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9329188U JPH0634967Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 長尺部材間の隙間形成用スペーサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9329188U JPH0634967Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 長尺部材間の隙間形成用スペーサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0218019U JPH0218019U (ja) 1990-02-06
JPH0634967Y2 true JPH0634967Y2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=31317737

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9329188U Expired - Lifetime JPH0634967Y2 (ja) 1988-07-13 1988-07-13 長尺部材間の隙間形成用スペーサ

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JP (1) JPH0634967Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239392A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物の梁補強構造、施工方法、ユニット建物、及び地下室付きユニット建物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007239392A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物の梁補強構造、施工方法、ユニット建物、及び地下室付きユニット建物

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Publication number Publication date
JPH0218019U (ja) 1990-02-06

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