JPH0516347Y2 - - Google Patents

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JPH0516347Y2
JPH0516347Y2 JP17658987U JP17658987U JPH0516347Y2 JP H0516347 Y2 JPH0516347 Y2 JP H0516347Y2 JP 17658987 U JP17658987 U JP 17658987U JP 17658987 U JP17658987 U JP 17658987U JP H0516347 Y2 JPH0516347 Y2 JP H0516347Y2
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baseboard
mounting bracket
plate surface
baseboard member
tapered plate
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として枠組み足場の通路または作
業床の、両側部若しくは片側に取り付けて、作業
員が足を滑らせた際の安全用柵板として機能させ
るための仮設用巾木に関するものであつて、枠組
み足場に対する着脱の容易性を図つたことを特徴
とするものである。
(従来の技術) 従来のこの種仮設用巾木としては、実開昭60−
184932号公報の第6図、及び実開昭58−11545号
公報の第2図に示されているように、パイプ柱等
に対して巾木を針金等で結束して固定するもので
あつた。
そして、上記結束作業の煩雑性を解消化したも
のとしては、実開昭52−74622号公報、実公昭53
−22452号公報、実公昭56−17637号公報に記載の
如く、枠組み足場の管材に対する固定用たるクラ
ンプ等の専用締着用部品を使用して、巾木の取付
け目的を達成するように構成したものがある。
その他の従来例としては、実開昭53−65132号
公報及び実公昭55−18432号公報に掲載されもの、
すなわち、巾木を矩形状に組んで形成したものが
ある。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した如き、パイプ柱等に対して巾木を針金
等で結束して固定するものであると、極めて原始
的手段に属し、着脱作業が極めて煩雑であるばか
りでなく、固定の確実性及び強力性の欠如、並び
に適正位置での固定の困難性と言うような問題
が、必然伴うことを余儀なくされた。
また、上述した如く、クランプ等の専用締着用
部品を使用して、巾木の取付け目的を達成するよ
うに構成したものであると、当該部品の存在に基
づき必然製造コストの高騰化を招くばかりでな
く、当該締着用部品の取り扱い上、工具の使用を
要求されるばかりでなく、着脱作業の煩雑性と言
うような問題が生じることとなつた。
更に、上述した如く、巾木を矩形状に組むよう
に構成したものであると、当該巾木に依り形成さ
れる安全用柵板は矩形枠状に限定され、ローリン
グタワー等に対する実施には適するが、通路状に
同一方向に延長して安全用柵板を形成すると言う
ような利用は全く不可能とされた。
本考案は、取付け固定のための特別の部品を用
いることなく、枠組み足場等に対する取付けが、
極めて容易に許容化され、かつその取付けは着脱
の著しい簡便性をもつて成されるように構成し、
依つて、上述した如き従来に於ける問題点の解決
化を図つたものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、安全用柵として機能する程度の縦巾
を備えかつ仮設対象とする対向柱状パイプCの間
隔と等しいかこれよりやヽ短めの長さを具えた巾
木部材1の一端に、枠組み足場を構成する柱状パ
イプCに対して抱持可能とする平面コ字状を呈し
かつその端面板部を上方が内方に傾くようなテー
パー状板面2aとして成る第1取付け金具2を固
設し、更に、前記巾木部材1の他端には、上記第
1取付け金具2と同様の形態を呈しかつその端面
板部を当該第1取付け金具2のテーパー状板面2
aと平行するテーパー状板面4aとして成る第2
取付け金具4を固設した事を特徴とする仮設用巾
木に係るものである。
(作用) 本考案は、例えば第1図に示す如く、枠組みA
に架設された足場板Bの側方に仮設して、当該足
場板Bに対する安全用柵板としての使命を達成さ
せるためのものである。
そして、具体的には、枠組みAに於ける、対向
する二本の柱状パイプCに対して仮設するわけで
ある。
処で、本考案の仮設仕様であるが、これは、第
1図に鎖線で示すように、本考案に於ける第1取
付け金具2を、そのテーパー状板面2aを一方の
柱状パイプCに対して、ぴつたりと接触させた状
態で抱持させ、すなわち、巾木部材1を第1図に
鎖線で示すように傾けた状態で、その第1取付け
金具2を一方の柱状パイプCに対して係止させ
る。
然る後、巾木部材1を、第1図に実線で示すよ
うに水平状に倒すことに依り、第2取付け金具4
を、他方の柱状パイプCに対して抱持させる如く
係止させれば、該第2取付け金具4のテーパー状
板面4aの上縁部分が、当該柱状パイプCに接触
係止し、一方、前記第1取付け金具2のテーパー
状板面2aの下縁部分が、対応側の柱状パイプC
に対して接触係止し、従つて、巾木部材1は、対
向する両柱状パイプC間に仮設されることとな
る。
すなわち、この状態に於て、巾木部材1は、左
右方向及び前後方向に対する極めて安定した係止
状態に保たれることとなる訳である。
尚、この時、第1及び第2取付け金具2,4部
分は、枠組みAの構成上、前記柱状パイプCと直
角に組まれた横パイプの上面に必然的に載置され
ることとなり、従つて、巾木部材1は、当該横パ
イプに架設された足場板Bの側方に、安定した状
態で位置することとなる。
本考案の取り外しは、上記の逆操作に基づき、
すなわち、第2取付け金具4側を持ち上げること
に依り、容易に達成化されるものである。
(実施例) 本考案の構成を図面に示す実施例について詳細
に説明すれば次の通りである。
図に於て、1は所要長さを具えた巾木部材であ
つて、安全用柵板として機能する程度の縦巾を具
えている。
上記巾木部材1の長さは、仮設対象とする対向
柱状パイプCの間隔に基づき設定するが、当該間
隔よりやや短めに設定することが好ましい。
尚、図示の実施例に於ては、該巾木部材1を第
4図に示す如き断面形状を具えたものとしてある
が、これは、軽量性を図つたためであり、従つ
て、当該巾木部材1はこのようなもの以外、例え
ば所要厚みを具えた単なる板状のものであつても
良い。
2は上記巾木部材1の一端に固設した第1取付
け金具であつて、該第1取付け金具は、枠組み足
場を構成する柱状パイプCに対して抱持可能とす
る如き平面コ字状に形成すると共に、その端面板
部は、上方が内方に傾くようなテーパー状板面2
aとしてある。
3は該第1取付け金具2の巾木部材1端部に対
する固設用介在金具である。
4は上記巾木部材1の他端に固設した第2取付
け金具であつて、該第2取付け金具は、枠組み足
場を構成する柱状パイプCに対して抱持可能とす
る如き平面コ字状に形成すると共に、その端面板
部は、前記第1取付け金具2のテーパー状板面2
aと平行するテーパー状板面4aとしてある。
5は該第2取付け金具4の巾木部材1端部に対
する固設用介在金具である。
第5図乃至第7図は本考案の他の実施例を示す
ものであつて、これは、本考案の仮設時、本考案
巾木と足場板B側面との間に空間が生じた場合、
該空間からの物品落下、または、作業員が足をす
べらす等の事故を生じる恐れがあるため、巾木部
材1自体に、このような事故防止のための構成を
付加したものである。
すなわち、第5図は、巾木部材1の内面側(足
場板の側面と対応する側)の下方に、空間閉鎖用
突出板部6を一体的に形成した場合の実施例を示
すものである。
そして、第6図は、巾木部材1の内面側全体
に、末広がりの三角状膨出部7を一体に形成した
場合の実施例を示すものである。
また、第7図に示す実施例は、巾木部材1の内
面側に、空間閉鎖用揺動板8を、その上端に於て
揺動自在に枢支し、該揺動板8を所定の開度に固
定することに依り、足場板側方の空間をふさぐよ
うに構成したものである。
本考案は、巾木部材1として、上記のような構
成を具えたものを採用して実施することも可能で
ある。
(考案の効果) 本考案は、安全用柵として機能する程度の縦巾
を備えかつ仮設対象とする対向柱状パイプCの間
隔と等しいかこれよりやヽ短めの長さを具えた巾
木部材1の一端に、平面コ字状を呈しかつその端
面板部を上方が内方に傾くようなテーパー状板面
2aとして成る第1取付け金具2を固設し、更
に、前記巾木部材1の他端には、上記第1取付け
金具2と同様の形態を呈しかつその端面板部を当
該第1取付け金具2のテーパー状板面2aと平行
するテーパー状板面4aとして成る第2取付け金
具4を固設するように構成したから、本考案の取
付けは、工具等を用いることなく、極めて簡便且
つ確実に達成されることとなる。
すなわち、本考案は、第1及び第2取付け金具
2,4に於けるテーパー状板面2a,4aの既述
した如き作用に基づき、巾木部材1の仮設及びそ
の取外しが、著しく容易に可能化されることとな
る。
従つて、パイプ柱等に対して巾木を針金等で結
束して固定するように構成した従来品に於て生じ
た、着脱作業の煩雑性、固定の確実性及び強力性
の欠如、並びに適正位置での固定の困難性と言う
ような問題、そして、クランプ等の専用締着用部
品を用いた従来品に於て生じた、製造コストの高
騰性、工具使用の必要性、着脱作業の煩雑性と言
うような問題、更に、巾木を矩形状に組むように
構成した従来品に於て生じた、仮設巾木が矩形枠
状に限定され同一方向への延長形成の不能性と言
うような問題、以上のような従来品に於いて生じ
た問題点は、本考案に依れば全て解消化されるこ
ととなる。
従つて、本考案は仮設用巾木としてその利用価
値はとみに高いものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものであつて、第
1図は仮設状態にある本考案の側面図、第2図は
本考案の平面図、第3図は同上側面図、第4図は
第3図に於けるX−X線断面図、第5図は本考案
の他の実施例を示す斜視図、第6図は本考案の第
2の他の実施例を示す巾木主体の縦断端面図、第
7図は本考案の第3の他の実施例を示す巾木主体
の縦断端面図である。 1……巾木部材、2……第1取付け金具、2a
……テーパー状板面、3……固設用介在金具、4
……第2取付け金具、4a……テーパー状板面、
5……固設用介在金具、6……空間閉鎖用突出板
部、7……三角状膨出部、8……空間閉鎖用揺動
板、A……枠組み、B……足場板、C……柱状パ
イプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 安全用柵として機能する程度の縦巾を備えかつ
    仮設対象とする対向柱状パイプCの間隔と等しい
    かこれよりやヽ短めの長さを具えた巾木部材1の
    一端に、枠組み足場を構成する上記柱状パイプC
    に対して抱持可能とする平面コ字状を呈しかつそ
    の端面板部を上方が内方に傾くようなテーパー状
    板面2aとして成る第1取付け金具2を固設し、
    更に、前記巾木部材1の他端には、上記第1取付
    け金具2と同様の形態を呈しかつその端面板部を
    当該第1取付け金具2のテーパー状板面2aと平
    行するテーパー状板面4aとして成る第2取付け
    金具4を固設したことを特徴とする仮設用巾木。
JP17658987U 1987-11-19 1987-11-19 Expired - Lifetime JPH0516347Y2 (ja)

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JP17658987U JPH0516347Y2 (ja) 1987-11-19 1987-11-19

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JP4611546B2 (ja) * 2001-02-26 2011-01-12 日綜産業株式会社 巾木及び枠組足場
JP5122543B2 (ja) * 2009-10-19 2013-01-16 総合足場エンジニアリング株式会社 足場装置
JP5220806B2 (ja) * 2010-06-17 2013-06-26 総合足場エンジニアリング株式会社 足場装置

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