JP3047743B2 - 工事用組立式足場 - Google Patents
工事用組立式足場Info
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Description
梁の主桁下面に、修理、塗装等の作業のために取り付け
る工事用組立式足場、更に詳しくは熟練を要せず、例え
素人であっても、容易にワンタッチで組み立てることが
できる安全な工事用組立式足場に関する。
らチェーンで主梁となるパイプを離間して並行配設して
長さ方向に順次吊り下げ、パイプを用いた主梁に対して
横方向に横梁となるパイプを所定間隔ごとに交差させて
クランプ等の連結具で固定して足場全体の枠組みを形成
した後、パイプを用いた横梁上に足場板を横方向に順に
載置していくことにより全体を組み立てるものがある。
あっては、主梁となるパイプと、横梁となるパイプを交
差させて、連結具で固定して順に組み立てていく必要が
あるので、作業としては大変に面倒であるとともに、熟
練度を要し、しかも特に主梁と横梁で枠組みを組み立て
るのが非常に危険であるという問題点があった。
人であっても、容易にワンタッチで組み立てることがで
き、しかも縦、横と自由に足場を延ばすことができる安
全な工事用組立式足場を提供することを目的としてい
る。
に、横梁の端部を支持するとともに、横梁の軸心方向の
移動を規制する規制部材を有する受け部材を、所定間隔
毎に梁部材に設け、梁部材の端部に長さ方向に連結しう
る連結手段を設けた主梁と;受け部材同士が対面するよ
うに離間して主梁を並行配設し、対面させた受け部材上
で両端を支持する複数個の横梁と;前記横梁の上に載置
して固定するパネル部材とよりなるものである。
所定間隔毎に吊下条等と連結する止め手段を付加したも
のであってもよい。
を開口した中空の主梁の開口端同士を突き合わせた状態
で、隣接する主梁内にまたがって又は一方の主梁内に連
結短管を位置させ、この連結短管の位置する主梁を連結
ピン又は連結ボルトを貫通して固定したものを用いるの
が好ましい。
を用いるのが好ましい。
け部材を主梁の側面に固着し、規制部材として、受け部
材に嵌合突片を立設するとともに、該嵌合突片を挿入し
うる支持孔を横梁に設けたものを用いるのが好ましい。
式足場によれば、高速道路等の橋梁の主桁下面からチェ
ーン等の吊下条を適当な数だけ垂下させ、この吊下条で
受け部材が対面するように横梁の長さだけ離間させて主
梁を吊り下げ、規制部材で横梁の軸心方向の移動を規制
した状態で、主梁に所定間隔ごとに設けた受け部材で横
梁の両端部を支持して枠組みを組むことができ、その枠
組みの上にパネル部材を載置して固定することにより単
位足場を組み立てることができる。更に、主梁が長さ方
向に伸びるように、一対の主梁をチェーン等の吊下条で
吊り下げ、主梁の端部同士を連結手段にて長さ方向に連
結し、このようにして吊り下げた一対の主梁の対面する
受け部材に、横梁の両端を規制部材にて横梁の軸心方向
の移動を規制した状態で支持し、このようにして敷設し
た横梁にパネル部材を載置して固定することにより、順
に足場を長さ方向に延ばすことができる。
向に並行配設し、このようにして組み立てた単位足場の
上面に、連結杆を幅方向に配設し、それぞれの単位足場
と連結杆を固定することにより、順に足場を幅方向に延
ばすことができる。
単位足場を組み立てた状態で、或いは単位足場を長さ方
向又は幅方向に延ばして組み立てたものを、高速道路等
の橋梁の主桁下面からチェーン等の吊下条で吊り下げる
こともでき、更に付言すれば、まず主梁のみを順に連結
させながら吊り下げて長さ方向に延ばし、横梁を順に組
み込み、足場全体の枠組みを組み立てた後、パネル部材
を順に敷設して固定することにより、全体を組み立てる
ことも可能である。
速道路等の橋梁の主桁下面に、主梁をチェーン等の吊下
条で吊り下げる時に、主梁に所定間隔ごとに設けた止め
手段を利用して、アイボルト等を介して吊下条先端を固
定することができる。また、主梁に所定間隔ごとに設け
た止め手段を利用してクランプ等を取り付け、幅方向に
配設して吊り下げた単位足場のパネル部材上に幅方向に
配設した連結杆をこのクランプ等で把持することによ
り、単位足場を固定することができる。
端を開口した中空の主梁の開口端同士を突き合わせた状
態で、隣接する主梁内にまたがって又は一方の主梁内に
連結手段である連結短管を位置させ、この連結短管の位
置する主梁に連結ピン又は連結ボルトを貫通して固定す
ることにより、主梁同士を連結して足場を長さ方向に延
ばすことができる。
め手段である主梁に設けた螺孔を利用して、吊下条を取
り付けるアイボルト等の螺軸や、幅方向に固定する連結
杆を把持するクランプ等の螺軸を螺合して固定すること
ができる。
け部材に立設した嵌合突片を、横梁の支持孔内に挿入
し、樋状部材を用いた受け部材に横梁の端部を支持する
ことにより、横梁の軸心方向の移動を規制した状態で簡
単に枠組みを組み立てることができる。
明する。図1は、本発明に係る代表的実施例の工事用組
立式足場の使用状態を示す縦断面図であり、図2乃至図
9は、同じく工事用組立式足場の各部材の説明図であ
る。工事用組立式足場Aは、例えば高速道路等の橋梁B
の主桁下面に、又はプラント設備の修理、塗装等の作業
のために取り付けるものであり、基本的には、図1及び
図12に示すように略左右対称な一対の主梁1、横梁2、
パネル部材3で単位足場4を構成し、橋梁の主桁Bにチ
ェーン等の吊下条5で吊り下げ、単位足場4を順に連結
していくものである。
尺の角パイプを用いた梁部材6の側面に所定間隔毎に、
パイプを用いた横梁2を支持するために断面コ字形状の
受け部材7を溶着し、梁部材6の上面に、受け部材7と
受け部材7の間に、所定間隔毎に止め手段8を設けたも
のである。
場で用いられていたパイプの再利用を考慮したものであ
るが、角パイプ等のさまざまな中空又は中実の杆体を用
いることが可能である。
を規制する規制部材9を設けており、図示した規制部材
9は、図4に示すように、下方から受け部材底面7aに
リベットを打ち込んで凸部である嵌合突部10を立設し、
横梁2の端部に凹部である支持孔11を穿設したものであ
る。受け部材7は断面U字形状等の樋部材を用いること
ができ、或いは単なる板状の部材であってもよい。
上面に開口部12を穿設し、螺孔13を有する支持板14又は
ナットを、梁部材6内に溶着したものである。
る連結手段15は、図3及び図5に示すように、角パイプ
である梁部材6内に挿入可能な大きさの角パイプを用い
た連結短管15aを梁部材6の一端から延設し、そして連
結短管15a及び梁部材6の他端部に、嵌入した時に一致
する位置に、それぞれの上面及び下面に貫通する通孔16
を穿設し、割りピン17を挿入して固定可能としている。
尚、主梁1と主梁1を連結する方法としては、さまざま
な嵌合用凹凸を用いることができる。
る連結手段15としては、上述した他に、図19のように、
隣接する主梁1のうち一方の主梁1に設けた連結短管15
aを他方の梁部材6の開口端から挿入し、他方の梁部材
6の側面に固着した固定ナット18に、横方向から連結ボ
ルト19を挿入して螺合するようにしたものであってもよ
い。
て、単位足場4を橋梁Bの幅方向に延ばす場合、図20に
示すように、当接させた主梁1,1の受け部材7を有す
る側面に、交互に固定ナット18を溶着し、連結ボルト19
を挿入して該固定ナット18に螺合することにより、主梁
1を橋梁Bの長さ方向に連結するとともに、橋梁Bの幅
方向に当接して位置する主梁1をも同様に連結するので
ある。
に、角パイプを用いた外梁20を離間して並行配設し、こ
の間に補強梁21を溶着するとともに、この補強梁21及び
該補強梁21から側方に延設した取付板22で杉板等を用い
たパネル板23を支持し、タッピングネジ24で螺合固着し
たものである。
の動きを規制するためには、止めバンド25を設けるのが
好ましい。図例の止めバンド25は、図14に示すように、
受け部材7の両側面に係止突片26を設け、両端部に係止
孔を設けたゴム製のベルト状の止めバンド25を用い、受
け部材7の係止突片26に、止めバンド25の係止孔を係止
させることにより、固定するようにしたものである。ま
た、受け部材7を製造する場合には、図15のように、係
止突片26を形成するための切込部27を有するように金属
板を打ち抜き加工した後、折り曲げて組み立てる方が価
格面からも好ましい。
の移動を規制する規制部材9としては、上述したものに
限らず、既製品であるクランプを用いることも可能であ
り、また規制部材9は、凹凸の嵌合を利用したさまざま
な構造を用いることができ、例えば図16のように、凸部
として係止突条28を受け部材側壁7b内面に対面させて
突設するとともに、凹部として受け部材7の係止突条28
を位置させる係止凹部29を横梁2の両側面に設けたもの
であってもよく、横梁2を上から受け部材7を落とし込
むことにより、係止凹部29に係止突条28を嵌合させるよ
うにしたものである。
横梁2を支持するために主梁1の一方の側面に受け部材
7を設けているが、図18に示すように、主梁1の両側に
受け部材7を設けることも可能である。そうした場合に
は、図13のように、パネル部材3を橋梁の幅方向に広げ
る時に、隣接する2本の主梁1が、1本で済むので経済
的である。
支持板31を溶着し、主梁1及び補強支持板30に挿入孔30
aを穿設し、この挿入孔30a,30aに横梁2の端部を挿
入して貫通させることにより支持し、既製品のクランプ
を規制部材9として固定するのである。こうすることに
より、横梁2の長さを自由に変えることができる。
順について説明する。まず、高速道路等の橋梁Bの主桁
下面に、基端をアイボルト等で固定したチェーン等の吊
下条5を適当な数だけ垂下させ、吊下条5先端に設けた
アイボルト31を、主梁1の上面に所定間隔に設けた止め
手段8の螺孔13に螺合させて、図10のように左右対称な
一対の主梁1を横梁2の長さだけ離間させて吊り下げる
ことができ、受け部材7に立設した規制部材9の嵌合突
部10を横梁2の支持孔11に挿入することにより、図11の
ように、所定間隔毎に受け部材7で横梁2を支持して枠
組みを組み立てることができ、図1に示すように、パネ
ル部材3の外梁20の端部を、主梁1の端部に係止させた
状態で載置し、又は図8のように主梁1とパネル部材3
とが面一になるように載置し、残っている止め手段8の
螺孔13を利用してボルト等を用いてパネル部材3を固定
することができ、単位足場4を組み立てることができ
る。
合、同様にして左右対称な一対の主梁1,1を並行配設
してチェーン等の吊下条5で吊り下げ、図5に示すよう
に、主梁1端部に設けた連結短管15aを、主梁1の端部
に挿入し、それぞれの通孔16を一致させて、割りピン17
を挿入することより、主梁1を長さ方向に連結すること
ができ、同様にして横梁2、パネル部材3を組み込むこ
とにより、単位足場4を延ばすことができる。
業者が作業を行うことにより順に工事用組立式足場Aを
組み立てて延ばしていくことができ、また、作業場所に
よっては、工事用組立式足場Aを地上で組み立てた後、
クレーンで吊り下げることにより、同様にして組み立て
ていくことができ、更に付言するならば、まず主梁1の
みを順に連結させながら吊り下げて長さ方向に延ばし、
横梁2を順に組み込み、足場全体の枠組みを組み立てた
後、パネル部材3を順に敷設して固定することにより、
全体を組み立てることも可能である。
梁Bの幅方向に吊り下げ、パネル部材3上を幅方向に連
結杆32を位置させて、止め手段8の螺孔13を利用してク
ランプ33等で固定して、足場Aを幅方向に固定すること
ができる。
対称な一対の主梁1,1を用いているが、止め手段8の
螺孔13の位置をずらすことにより、連結杆32を突き合わ
せて、接続することも可能である。この場合には、一対
の主梁1,1は完全に左右対称とはならない。
図10のように左右対称な一対の主梁1を横梁2の長さだ
け離間させて吊り下げることができ、受け部材7に立設
した規制部材9の嵌合突部10を横梁2の支持孔11に挿入
することにより、図11のように、所定間隔毎に受け部材
7で横梁2を支持して枠組みを組み立てることができる
ので、例え素人であってもワンタッチで且つ簡単に組み
立てを行うことができ、しかも構造が簡単なため、工事
用組立式足場Aの価格を安価なものとすることができ
る。
ばす場合には、同様にして左右対称な一対の主梁1を並
行配設してチェーン等の吊下条5で吊り下げ、図5に示
すように、主梁1端部に設けた連結手段15である連結短
管15aを、主梁1の端部に挿入し、それぞれの通孔16を
一致させて、割りピン17を挿入することにより、主梁1
を長さ方向に連結することができ、同様にして横梁2、
パネル部材3を組み込むことにより、単位足場4を延ば
すことができるので、例え素人であっても、簡単に且つ
確実に足場Aを橋梁Bの長さ方向に延ばすことができ
る。
に延ばす場合には、組み立てた工事用組立式足場Aを橋
梁Bの幅方向に吊り下げ、パネル部材3上を幅方向に連
結杆32を位置させて、止め手段8の螺孔13を利用してク
ランプ33等で固定して、足場Aを幅方向に固定すること
ができるので、例え素人であっても、簡単に且つ確実に
足場Aを橋梁Bの幅方向に延ばすことができる。また、
組み立てて吊り下げた単位足場4の上で、隣接した単位
足場4を順に組み立てることができるので、作業性及び
安全性に優れたものとなる。
のに改良を加えた工事用組立式足場Aについて説明す
る。かかる工事用組立式足場Aは、特に主梁1を長さ方
向に連結しうる連結手段15、吊下条5等と連結する止め
手段8に大きな改良を加えにとともに、止め手段8の位
置、規制部材9の構造においても、多少改良を加えてお
り、例えば図22に示すように、止め手段8を受け部材7
の位置と一致させた主梁1の上面に設け、規制部材9と
しては、受け部材7に単にピンを用いた嵌合突部10を立
設して溶接したものを用いている。
連結短管15a、連結ボルト19及び固定ナット18、レベル
調整ボルト35及びナット36とで構成されている。
1の開口端同士を突き合わせた状態で、隣接する主梁
1,1内にまたがって位置する大きさを有し、角パイプ
37の上面37a中央を長さ方向に開口し、底面37bの両端
部に連結ボルト19を挿入させる挿通孔38を穿設したもの
である。
ように、主梁1の開口端同士を対面させ、連結短管15a
を両主梁1,1の先端部内にまたがった状態で位置さ
せ、連結短管15aの挿通孔38の位置に合わせて、主梁1
の上面及び下面に上孔39及び下孔40を穿設して、連結ボ
ルト19の螺軸を挿入して固定ナット18を螺合させて固定
し、主梁1先端部の上面に孔を穿設するとともにナット
36を溶接し、このナット36にレベル調整ボルト35を螺合
して螺軸を内部に位置させ、螺軸の先端を連結短管15a
の底面37bに螺合力で押圧して、連結短管15aのがたつ
きを防止してレベル調整を可能としたものである。
て示すように、レベル調整ボルト35先端に押圧板41を固
着することにより、押圧面を大きくすることができ、レ
ベル調整をより効果的に行うことができる。
り、吊下条5で吊り下げた主梁1の端部と主梁1の端部
を対面させ、間に位置するように連結短管15aを挿入
し、主梁1に対して連結ボルト19を上方から下方に挿入
して固定ナット18で固定するとともに、上から操作して
レベル調整ボルト35を回転させて螺軸の先端を連結短管
15aの底面37bに螺合力で押圧してレベル調整を行って
連結することができるので、足場を組み立てる途中にお
いて、主梁1と主梁1を長さ方向に簡単に連結すること
ができる。しかも、レベル調整ボルト35の螺軸の先端を
連結短管15aの底面37bに螺合力で押圧して、連結短管
15aのがたつきを防止してレベル調整を行うことができ
る。
43とで構成され、具体的には、図22及び図25に示すよう
に、上端に鍔部44を設けて軸心方向に螺孔13を設けた支
持ナット42を、主梁1の上面に穿設した係止孔45に、挿
入して鍔部44を係止させて、支持ナット42の鍔部44を主
梁1表面に溶接した後、図25のように上方に突出するよ
うに湾曲させた円板の略中央に貫通孔46を有する固定リ
ング43を、該貫通孔46と支持ナット42の螺孔13とを一致
させて上から被せて端部を主梁1表面に溶接したもので
ある。
ずに、例えば主梁1に直接螺孔13を設けたり、又は図6
のように、主梁1内面に螺孔13を有する支持板14を溶接
して螺孔13を設けた後に、該螺孔13の上から固定リング
43を被せ、主梁1表面と固定リング43を溶接したもので
あってもよい。また、特に図示しないが、止め手段8を
主梁1に設けずに、吊下条と連結するアイボルト、フッ
ク等を溶接等で直接取り付けたものであってもよい。
係止孔45に、支持ナット42先端部を挿入して、鍔部44を
主梁1表面に溶接した後、固定リング43の端部を主梁1
表面に溶接した構造であるので、強度的には優れた構造
となり、例えば支持ナット42の螺孔13にアイボルトを螺
合させて吊下条5で全体を吊り下げて足場の重量がかか
っても、十分に耐えうる構造とすることができる。
下げるためのアイボルトを螺合して取り付けるために用
いるのであるが、クランプ等を用いて単位足場4を幅方
向に延ばすためにも用いることができる。
上面に等間隔に止め手段8を複数個設けることにより、
このうちの2個を利用して、クランプを介して幅方向に
配設した単位足場4を固定することができる。
を設けた主梁1を用い、単位足場4を連結手段15にて長
さ方向に延設し、同様にて複数列の単位足場4を並行配
設し、隣接する止め手段8の螺孔13に単クランプ47の螺
軸48を螺合させてそれぞれ単クランプ47を取り付け、図
28に示すように、それぞれの単クランプ47で連結杆32を
把持することにより、それぞれの単位足場4に幅方向に
連結杆32を配設して固定するとともに、隣接した連結杆
32,32の先端部同士が重なるように位置させ、更に、図
29に示すように、この隣接する連結杆32を、2つのパイ
プを把持できる自在クランプ49にて把持することによ
り、幅方向に配設した足場を固定することができる。
クランプ49を用いているが、特に単クランプ47を用いな
いで、自在クランプ49に螺軸を立設し、直接止め手段8
の螺孔13に取り付けるようにしたものであってもよい。
また、止め手段8を利用してクランプで連結杆32を固定
しなくても、主梁1の上面及びパネル部材3に、直接連
結杆32を針金等で固定することも可能である。
7を設けた主梁1を用いているが、片面に受け部材7を
設けた主梁1を用いることも可能であり、更に片面に受
け部材7を設けた主梁1を用いた場合には、連結杆32を
用いる代わりに、対面するそれぞれの主梁1の側面に嵌
合可能な凹凸を設けることにより、連結を行うことも可
能である。
ついて説明する。横梁受け金具50は、主梁1に係止可能
な大きさのコの字形状の係止部材51の両側壁51aから、
外方に向けて規制部材9である嵌合突部10を立設した受
け部材7を延設したものである。
部材51を主梁1に係止させることにより、ワンタッチで
自由な位置に取り付けることができ、例えば、工事用組
立式足場Aを組み立てる途中において、並行に配設され
た主梁1,1の対面する位置に、それぞれ横梁受け金具
50を係止させて取り付けることにより、受け部材7,7
で横梁2の端部を支持することができ、足場を組み立て
る途中において、必要に応じて自由に必要な箇所に横梁
2を設けることができる。
け部材7を固着し、横梁2を支持した後、パネル部材3
を載置して固定しているが、この例の他に、図31に示す
ように、コの字部材の両端部に規制部材9である嵌合突
部10を立設した受け部材7を、主梁1の上面に固着し、
横梁2を支持した後、パネル部材3を載置して固定した
ものや、図32に示すように、コの字部材の両端部に規制
部材9である嵌合突部10を立設した受け部材7を、主梁
1の下面に固着し、横梁2を支持した後、パネル部材3
を載置して固定したものであってもよく、このように受
け部材7を固着する位置は、主梁1の側面に限られるも
のではない。
い、横梁2に通常のパイプを用いているが、図33に示す
ように、主梁1に通常のパイプを用い、横梁2に角パイ
プを用いることも可能である。
は、図34に示すように、主梁1の側面に横梁2の開口端
から挿入して支持しうる支持杆52を立設した受け部材7
を用いてもよく、横梁2から主梁1にかけて、規制ピン
53を挿入して規制部材9としたものであってもよく、し
かも、横梁2に吊下条5を直接巻回して吊り下げたよう
にしたものであってもよい。
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1の工事用組
立式足場によれば、高速道路等の橋梁の主桁下面からチ
ェーン等の吊下条を適当な数だけ垂下させ、この吊下条
で一対の主梁を受け部材が対面するように横梁の長さだ
け離間させて吊り下げ、規制部材で横梁の軸心方向の移
動を規制した状態で、主梁に所定間隔ごとに設けた受け
部材で横梁の両端部を支持して枠組みを組むことがで
き、その枠組みの上にパネル部材を載置して固定するこ
とにより単位足場を組み立てることができ、長さ方向に
及び幅方向に順に足場を延ばしていくことができるの
で、例え素人であってもワンタッチで且つ簡単に組み立
てを行うことができ、しかも構造が簡単であるため、工
事用組立式足場の価格を安価なものとすることができ
る。更に、組み立てて吊り下げた単位足場の上で、隣接
した単位足場を順に組み立てることができるので、作業
性及び安全性に優れたものとなる。
速道路等の橋梁の主桁下面に、主梁をチェーン等の吊下
条で吊り下げる時に、主梁に所定間隔ごとに設けた止め
手段を利用して、アイボルト等を介して吊下条先端を固
定することができ、また、主梁に所定間隔ごとに設けた
止め手段を利用してクランプ等を取り付け、幅方向に配
設して吊り下げた単位足場のパネル部材上に幅方向に配
設した連結杆をこのクランプ等で把持することにより、
単位足場を固定することができる。
端を開口した中空の主梁の開口端同士を突き合わせた状
態で、隣接する主梁内にまたがって又は一方の主梁内に
連結手段である連結短管を位置させ、この連結短管の位
置する主梁を連結ピン又は連結ボルトを貫通して固定す
ることができるので、例え素人であってもワンタッチで
且つ簡単に組み立てて、主梁同士を連結して足場を長さ
方向に延ばすことができる。
め手段である主梁に設けた螺孔を利用して、吊下条を取
り付けるアイボルト等の螺軸や、幅方向に配設した単位
足場を固定する連結杆を取り付けるクランプ等の螺軸を
螺合して固定することができるので、より組み立てを簡
単に行うことができる。
け部材に立設した嵌合突片を、横梁の支持孔内に挿入
し、樋状部材を用いた受け部材に横梁の端部を支持する
ことにより、横梁の軸心方向の移動を規制した状態でワ
ンタッチで且つ簡単に枠組みを組み立てることができ
る。しかも、横梁の端部を支持する樋状部材を用いた受
け部材を主梁の側面に固着しているので、横梁上面に載
置するパネル部材の厚みを調整することにより、主梁の
上面と面一状態にすることができるので、コンパクトで
且つ強固に固定した状態で足場を組み立てることができ
る。
場の使用状態を示す縦断面図
図
図
態を示す斜視図
図
概略説明平面図
示す縦断面図
示す縦断面図
視図
視図
ネジ 25 止めバンド 26 係止突片 27 切込部 28 係止突条 29 係止凹部 30 補強支持板 31 アイボルト 32 連結杆 33 クランプ 35 レベル調整ボルト 36 ナット 37 角パイプ 38 挿通孔 39 上孔 40 下孔 41 押圧板 42 支持ナット 43 固定リング 44 鍔部 45 係止孔 46 貫通孔 47 単クラプ 48 螺軸 49 自在クランプ 50 横梁受け金
具 51 係止部材 52 支持杆53
規制ピン
Claims (5)
- 【請求項1】 横梁の端部を支持するとともに、横梁の
軸心方向の移動を規制する規制部材を有する受け部材
を、所定間隔毎に梁部材に設け、梁部材の端部に長さ方
向に連結しうる連結手段を設けた主梁と、 受け部材同士が対面するように離間して主梁を並行配設
し、対面させた受け部材上で両端を支持する複数個の横
梁と、 前記横梁の上に載置して固定するパネル部材と、 よりなる工事用組立式足場。 - 【請求項2】 吊下条等と連結する止め手段を所定間隔
毎に梁部材に設けた主梁を用いた請求項1記載の工事用
組立式足場。 - 【請求項3】 連結手段として、両端を開口した中空の
主梁の開口端同士を突き合わせた状態で、隣接する主梁
内にまたがって又は一方の主梁内に連結短管を位置さ
せ、この連結短管の位置する主梁を連結ピン又は連結ボ
ルトを貫通して固定した請求項1又は2記載の工事用組
立式足場。 - 【請求項4】 止め手段として、主梁に螺孔を設けてな
る請求項2又は3記載の工事用組立式足場。 - 【請求項5】 横梁の端部を支持する樋状部材を用いた
受け部材を主梁の側面に固着し、規制部材として、受け
部材に嵌合突片を立設するとともに、該嵌合突片を挿入
しうる支持孔を横梁に設けてなる請求項1、2、3又は
4記載の工事用組立式足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6212962A JP3047743B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-09-06 | 工事用組立式足場 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6-155710 | 1994-07-07 | ||
JP15571094 | 1994-07-07 | ||
JP6212962A JP3047743B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-09-06 | 工事用組立式足場 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0874416A JPH0874416A (ja) | 1996-03-19 |
JP3047743B2 true JP3047743B2 (ja) | 2000-06-05 |
Family
ID=26483637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6212962A Expired - Lifetime JP3047743B2 (ja) | 1994-07-07 | 1994-09-06 | 工事用組立式足場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3047743B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014158524A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Taisei Corp | メディカルコンソール |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP6212962A patent/JP3047743B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014158524A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-09-04 | Taisei Corp | メディカルコンソール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0874416A (ja) | 1996-03-19 |
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