JP2000303682A - 吊り足場、及びその構築方法 - Google Patents

吊り足場、及びその構築方法

Info

Publication number
JP2000303682A
JP2000303682A JP11112951A JP11295199A JP2000303682A JP 2000303682 A JP2000303682 A JP 2000303682A JP 11112951 A JP11112951 A JP 11112951A JP 11295199 A JP11295199 A JP 11295199A JP 2000303682 A JP2000303682 A JP 2000303682A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scaffold
hanging
suspended
members
girder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11112951A
Other languages
English (en)
Inventor
Kota Ueno
弘太 上野
Minoru Ueda
実 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOYO KIKAI SANGYO
KOYO KIKAI SANGYO KK
Original Assignee
KOYO KIKAI SANGYO
KOYO KIKAI SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOYO KIKAI SANGYO, KOYO KIKAI SANGYO KK filed Critical KOYO KIKAI SANGYO
Priority to JP11112951A priority Critical patent/JP2000303682A/ja
Publication of JP2000303682A publication Critical patent/JP2000303682A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Movable Scaffolding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、足場板をフラット面状に連結し、
把手を利用して架設足場板の浮上がりを防止し、桁材に
建地パイプや幅木を作業能率よく取付けることが出来る
吊り足場、及びその構築方法を提供する。 【解決手段】 足場板11は互いに当て板状連結部材1
9を介して連結自在とされ、桁材4の掛止溝5上端縁に
形成された係合片6に係合突起15付き把手13を係合
してロックするものとされ、建地パイプ25は上端部両
側に係合溝28を有する取付けパイプ部材26と、該係
合溝28に係合せしめるべく下端部に係合ピン30を備
えた建地パイプ本体29とよりなり、又、掛止片34付
き幅木33は掛止部材31を介して足場板11に取付け
自在とされている。足場板11の所定個所に吊り金具2
3を取付け、吊上げ自在に構成して吊り足場を構築する
ものとされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橋梁、高速道路、
建物などの建築工事、あるいはそれらの改修工事などを
行なうさいに使用する吊り足場、及びその構築方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の吊り足場としては、
本発明者等が先に提案した吊り足場、即ち、橋梁など所
要の支持材に吊り部材を介して吊設自在とされた両側に
各々掛止溝を有する桁材と、該掛止溝に掛止して桁材間
に並列状に架設せしめるべく両端部に各々掛止片を有す
る方形状の足場板とを基本構成とする吊り足場が知られ
ている(特願平9−290383号、及び特願平10−
230076号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如く
構成された従来例は、以下の問題点を有するものであ
る。
【0004】まず第1に、吊り足場の構築時には、架設
足場板の並列方向に沿ってクランプ状の取付け金具を介
して所要条の所謂腹起しパイプが取付けられ、互いに隣
あう架設足場板どうしを連結して荷重を分散せしめるも
のとされている。しかしながら、かかる腹起しパイプ
は、一々クランプ状の取付け金具を介して取付けるもの
であるから、その取付け作業が非常に面倒で手間がかか
るのみならず、架設足場板面上に大きく突出して非常に
躓づきやすく、安全性の面において問題があるものであ
る。
【0005】第2に、吊り足場の構築時には、各架設足
場を桁材に押え金具でもって押圧支持せしめ、架設足場
板の浮上がりを防止せしめるものとされている。しかし
ながら、押え金具は一々ボルトの締付けにより押圧せし
めるものであるから、その取付け作業が非常に面倒で手
間がかかり、作業能率が非常に悪いのみならず、締付け
状態を確認しずらいものである。。
【0006】第3に、吊り足場の構築時には、外側の吊
設桁材にクランプ状の取付け金具でもって単管状建地パ
イプを取付けるものとされているが、その取付け作業が
非常に面倒で手間がかかり、作業能率が非常に悪いもの
である。
【0007】第4に、吊り足場の構築時には、上記の建
地パイプに番線等でもって幅木を取付けるものとされて
いるが、その取付け作業が非常に面倒で手間がかかり、
作業能率が非常に悪いものである。
【0008】第5に、従来の吊り足場は、両側の桁材間
に足場板を掛止せしめつつ並列状に架設せしめることに
より所要組の吊り足場部材を地組みし、各吊り足場部材
を橋梁など所要の支持材に同一レベルでもって吊設せし
めたのち、隣あう吊り足場部材どうしを所要の連結部材
でもって連結せしめることにより構築するものとされて
いる。このため、各吊り足場部材を地組みするさいには
常に両側一対の桁材が必要とされ、非常に不経済である
のみならず、吊設時には互いに隣あう吊り足場部材どう
しを連結しなければならないため構築作業が非常に面倒
で手間がかかり、作業能率が非常に悪いものである。
【0009】本発明は、かかる従来例の問題点を解決し
ようとするもので、隣あう架設足場板をほぼフラット面
状に迅速かつ確実に連結せしめることが出来る吊り足
場、把手を利用して架設足場板の浮上がりを確実に防止
せしめることが出来る吊り足場、桁材に建地パイプを迅
速かつ確実に作業能率よく取付けることが出来る吊り足
場、幅木を迅速かつ確実に作業能率よく取付けることが
出来る吊り足場、及び非常に経済的に地組みして作業能
率よく構築せしめることが出来る吊り足場の構築方法を
各々提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1記載の発
明は、橋梁など所要の支持材1に吊設自在とされた両側
に掛止溝5を有する桁材4と、該掛止溝5に掛止して桁
材4間に並列状に架設せしめるべく両端部に各々掛止片
12を有する方形状足場板11とよりなる吊り足場であ
って、上記足場板11は互いに隣あうどうしが所要数の
当て板状連結部材19を介して連結自在とされてなるこ
とを特徴とする、吊り足場を要旨とするものである。
【0011】請求項2記載の発明は、上記連結部材19
には所要の吊り金具23が取付け自在とされてなること
を特徴とする、請求項1記載の吊り足場を要旨とするも
のである。
【0012】請求項3記載の発明は、橋梁など所要の支
持材1に吊設自在とされた両側に掛止溝5を有する桁材
4と、該掛止溝5に掛止して桁材4間に並列状に架設せ
しめるべく両端部に各々掛止片12を有する方形状足場
板11とよりなる吊り足場であって、上記桁材4の掛止
溝5上端縁には係合片6が内方に突設されると共に、該
係合片6に係合してロックせしめるべく足場板11の両
端部に係合突起15を備えた略下向きコ字形状把手13
が上下動自在に配設され、架設時には係合突起15を係
合片6に係合せしめて足場板11の浮上りを防止せしめ
るべく構成されてなることを特徴とする、吊り足場を要
旨とするものである。
【0013】請求項4記載の発明は、橋梁など所要の支
持材1に吊設自在とされた両側に掛止溝5を有する桁材
4と、該掛止溝5に掛止して桁材4間に並列状に架設せ
しめるべく両端部に各々掛止片12を有する方形状足場
板11とよりなる吊り足場であって、上記桁材4上に所
要の締結手段を介して立設自在とされた建地パイプ25
は上端部両側に各々略L字形状の係合溝28が対称に形
成されてなる取付けパイプ部材26と、該取付けパイプ
部材26に嵌合せしめると共に係合溝28に係合せしめ
るべく下端部に係合ピン30を備えた建地パイプ本体2
9とよりなることを特徴とする、吊り足場を要旨とする
ものである。
【0014】請求項5記載の発明は、橋梁など所要の支
持材1に吊設自在とされた両側に掛止溝5を有する桁材
4と、該掛止溝5に掛止して桁材4間に並列状に架設せ
しめるべく両端部に各々掛止片12を有する方形状足場
板11とよりなる吊り足場であって、上記所要の足場板
11には桁材4の長手方向に沿って幅木33を取付ける
べく幅木用掛止部材31が起立状に取付け自在とされる
と共に、該掛止部材31に掛止せしめるべく幅木33に
はその両端部に各々掛止片34が形成されてなることを
特徴とする、吊り足場を要旨とするものである。
【0015】請求項6記載の発明は、両側に各々掛止溝
5を有する桁材4と掛止片12付き足場板11とにより
地組みして吊設しつつ吊り足場を構築せしめるさいに、
上記所要の足場板11は所定個所に吊り金具23を取付
けることにより吊上げ自在に構成せしめてなることを特
徴とする、吊り足場の構築方法を要旨とするものであ
る。
【0016】請求項7記載の発明は、両側に各々掛止溝
5を有する両側一対の桁材4間に掛止片12付き足場板
11を掛止せしめつつ並列状に架設して所要組の第1吊
り足場部材Aを地組みすると共に、所要数の足場板11
を連結部材19により並列状に連結して所要組の第2吊
り足場部材Bを地組みし、第1吊り足場部材Aを所定間
隔毎に橋梁など所要の支持材1に吊り部材2を介して吊
設せしめたのち、各第1吊り足場部材Aの間に第2吊り
足場部材Bを同一レベルに吊上げ、足場板11の掛止片
12を対応する掛止溝5に掛止して構築せしめることを
特徴とする、吊り足場の構築方法を要旨とするものであ
る。
【0017】請求項8記載の発明は、両側に各々掛止溝
5を有する両側一対の桁材4間に掛止片12付き足場板
11を掛止せしめつつ並列状に架設して1組の第1吊り
足場部材Cを地組みすると共に、両側に各々掛止溝5を
有する桁材4に掛止片12付き足場板11を掛止せしめ
つつ並列状に架設して隣あう足場板11どうしを連結部
材19でもって連結することにより所要組の第2吊り足
場部材Dを地組みし、第1吊り足場部材Cを橋梁など所
要の支持材1に吊り部材2を介して吊設せしめたのち、
第2吊り足場部材Dを順次吊り部材2を介して同一レベ
ルに吊設せしめると共に、足場板11の自由端がわ掛止
片12を対応する桁材4の掛止溝5に掛止して構築せし
めることを特徴とする、吊り足場の構築方法を要旨とす
るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に示す一実施例に基づいて説明する。図1乃至図7は
本発明の一実施例を示すもので、同図中、1は所定間隔
をもって並列状に配設された所要条の工形鋼製支持材
で、該支持材1は橋梁や高速道路などを構成する桁を利
用するものとされている。2は該支持材1にクランプ3
を介して取付け自在とされた所要長のチエンなどよりな
る吊り部材、4は該吊り部材2により各支持材1の長手
方向に沿ってその下面に同一レベルでもって吊設自在と
された所要長の桁材、5は該桁材4の長手方向に沿って
その両側に折曲形成された略U字形状の掛止溝、6は該
各掛止溝5の上端縁を内方に折曲して形成された把手用
係合片、7は桁材4の所要個所に形成された所要径の建
地パイプ用取付け孔、8は該取付け孔7縁に連通状に固
着されたナット部材、9は桁材4どうしを直列状に連結
せしめる連結部材、10は桁材4の両端側に取付けられ
た吊り部材用の吊り金具である。
【0019】11は上記桁材4間に架設せしめるべく細
長な長方形状に形成された金属製足場板、12は前記桁
材4の掛止溝5に嵌合掛止せしめるべく該足場板11の
両端部4隅に各々下向き形成された掛止片で、該各掛止
片12は各々略テ−パ角筒状に形成されている。13は
前記掛止溝5の係合片6に対応すべく足場板11の両端
部に取付け孔14を介して上下動自在に配設された両端
一対の略下向きコ字形状把手、15は前記係合片6に係
合してロックせしめるべく該把手13の両側下端部に突
設された係合突起である。16は足場板11の両端部に
各々形成された方形状の掛止部材用取付け口、17は後
記する連結部材19を取付けるべく足場板11の所要個
所に各々形成された取付け孔、18は該取付け孔17縁
に連通状に固着されたナット部材である。
【0020】19は前記足場板11を並列状に連結せし
める略方形当て板状の連結部材、20は該連結部材19
の両端部に各々形成されたボルト挿通孔で、該連結部材
19は各々該ボルト挿通孔20を通して足場板11の取
付け孔17にボルト部材21を挿入せしめると共に、ナ
ット部材18に螺合せしめることにより隣あう架設足場
板11どうしを並列状に連結せしめるものとされてい
る。22はネジ付き吊り金具23を螺着せしめるべく連
結部材19の中心部下面に取付け孔24を介して固着さ
れたナット部材である。
【0021】25は前記桁材4に立設自在とされた所要
長の建地パイプで、該建地パイプ25は、下端部に雄ネ
ジ部27が形成されると共に上端部両側に各々略L字形
状の係合溝28が対称状に形成されてなる短尺状の取付
けパイプ部材26と、該取付けパイプ部材26に嵌合自
在とされると共に下端部に係合ピン30を有する長尺状
の建地パイプ本体29とより構成されている。そして、
かかる建地パイプ25は、取付けパイプ部材26の雄ネ
ジ部27を建地パイプ用取付け孔7よりナット部材8に
螺合せしめることにより取付けパイプ部材26を桁材4
に立設せしめると共に、上方より取付けパイプ部材26
に建地パイプ本体29を嵌合しつつ係合ピン30を各々
両側の係合溝28に係合せしめて連結するものとされて
いる。
【0022】31は前記足場板11に起立状に取付け自
在とされた平面からみてコ字形状の幅木用掛止部材、3
2は該掛止部材31の下端部に横設された締結ボルト付
き取付けア−ム、33は幅木で、該幅木33は上記掛止
部材31に嵌合掛止せしめるべく両端上端部に倒L字形
状の掛止片34が下向き状に形成されている。そして、
上記の掛止部材31は取付けア−ム32を介して足場板
11の掛止部材用取付け口16縁に起立状に取付けると
共に、掛止片34を嵌合掛止せしめつつ幅木33を桁材
4の長手方向に沿って取付けるものとされている。
【0023】そして、上述の如く構成された実施例は、
図8に示すように、所要組の第1吊り足場部材Aと第2
吊り足場部材Bを各々地組みせしめたのち、支持材1に
吊り部材2を介して吊設せしめることにより吊り足場を
構築せしめる。
【0024】即ち、第1吊り足場部材Aの地組みは、ま
ず、一対の桁材4を所定間隔でもって並列状に配設せし
めたのち、掛止片12を対応する掛止溝5に嵌合掛止せ
しめつつ、足場板11を順次桁材4間に並列状に架設せ
しめると共に、各把手13の係合突起15を係合片6に
係合してロックせしめることにより足場板11の浮上が
りを防止せしめる(図3A参照)。なお、かかる係合突
起15を係合片6からロック解除せしめるさいには、把
手13を傾けつつ係合片6との係合を解くとよい(図3
B・C参照)。
【0025】また、第2吊り足場部材Bの地組みは、所
要数の足場板11を並列せしめたのち、隣あう足場板1
1の両端部に各々跨って連結部材19を当てがいつつボ
ルト部材21・ナット部材18により締結して連結せし
めると共に、所要の連結部材19にナット部材22を介
してネジ付き吊り金具23を螺着せしめる。
【0026】そして、第1吊り足場部材Aと第2吊り足
場部材Bの地組みが完了すると、所要の支持材1に第1
吊り足場部材Aを順次所定間隔毎に吊り部材2でもって
同一レベルに吊設せしめる。次いで、両端の吊り金具2
3に取付けた吊り上げワイヤ−(符号なし)等を介して
第2吊り足場部材Bを吊設中の第1吊り足場部材A間に
沿って傾斜せしめつつ吊り上げ、両端部の掛止片12を
各々対応する第1吊り足場部材Aの掛止溝5に嵌合掛止
せしめると共に、把手13の係合突起15を係合片6に
係合してロックせしめ、第2吊り足場部材Bを第1吊り
足場部材Aに架設せしめる(図8A・B参照)。このさ
い、第2吊り足場部材Bの架設が完了すると、速やかに
吊り金具23を連結部材19より取外す。
【0027】第2吊り足場部材Bの架設が完了すると、
外側に位置する桁材4の建地パイプ用取付け孔7を通し
てナット部材8に雄ネジ部27を螺合せしめつつ、取付
けパイプ部材26を桁材4に立設状に取付けると共に、
該取付けパイプ部材26に上方から建地パイプ本体29
を嵌合しつつその係合ピン30を係合溝28に係合せし
めて連結せしめ、桁材4上に建地パイプ25を立設せし
める(図6、及び図7参照)。このさい、建地パイプ2
5は、取付けパイプ部材26を螺着せしめると共に、建
地パイプ本体29を嵌合しつつ係合ピン30を係合溝2
8に係合せしめることにより、建地パイプ25を桁材4
上に極めて容易に、しかも、迅速、かつ確実に立設せし
めることが出来るものである。
【0028】建地パイプ25の立設が完了すると、外側
に位置する足場板11の掛止部材用取付け孔16に取付
けア−ム32を介して掛止部材31を起立状に取付ける
と共に、該掛止部材31に掛止片34を掛止せしめつつ
幅木33を足場板11に取付け、吊り足場を構築せしめ
る(図1、図6、及び図7参照)。このさい、幅木33
は、足場板11に形成された取付け口16を介して掛止
部材31を取付ると共に、該掛止部材31に掛止片34
を掛止せしめつつ取付るものとされているから、その取
付けを極めて容易に、しかも、迅速かつ確実に能率よく
取付けることが出来るものである。また、相隣る架設足
場板11は、当て板状の連結部材19を介して一体的に
連結せしめられているから、歩行時に躓くおそれが殆ん
どなく、作業足場として安全に作業しうるものであり、
また、係合突起15を掛止溝5の係合片6に係合してロ
ックせしめるものであるから、その浮上りを有効に防止
せしめることが出来るものである。
【0029】図9は、1組の第1吊り足場部材Cと所要
組の第2吊り足場部材Dとを各々地組みせしめることに
より吊り足場を構築せしめる他の方法を示すものであ
る。
【0030】そして、上記第1吊り足場部材Cの地組み
は、一対の桁材4を所定間隔でもって並列状に配設せし
めたのち、掛止片12を対応する掛止溝5に嵌合掛止せ
しめつつ、足場板11を順次並列に架設せしめると共
に、各把手13の係合突起15を係合片6に係止してロ
ックせしめ、かつ、相隣る足場板11を連結部材19で
もって一体的に連結せしめる。
【0031】他方、第2吊り足場部材Dの地組みは、一
個の桁材4を所定方向に配設せしめた後、一方の掛止片
12を掛止溝5に嵌合掛止せしめつつ、足場板11を順
次並列状に架設せしめると共に、把手13の係合突起1
5を係合片6に係合してロックせしめ、かつ、相隣る足
場板11を連結部材19でもって一体的に連結せしめ、
足場板11の自由端側に位置する連結部材19にネジ付
き吊り金具23を螺着せしめる。
【0032】しかるのち、まず、所要の支持材1に第1
吊り足場部材Cを吊り部材2でもって所要レベルに吊設
せしめる。次いで、自由端側を吊設中の第1吊り足場部
材Cに向けつつ第2吊り足場部材Dを順次同一レベルに
吊上げて吊設せしめ、自由端側の掛止片12を各々対応
する桁材4の掛止溝5に嵌合掛止せしめると共に、把手
13の係合突起15を係合片6に係合してロックせしめ
る。しかるのち、上記実施例と同様に、建地パイプ25
と幅木33を取付けて構築せしめるものである。
【0033】なお、上記実施例において、掛止部材31
は締結ボルト付きア−ム32を介して取付け口16に取
付けるものとされているが、これに限定されるものでな
く、例えば図10および図11に示すように、取付けア
−ム32に略テ−パ状の嵌着片35を垂設せしめるよう
に構成せしめてもよいものである。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、吊り足場を構成
する足場板11が互いに隣あうどうしを所要数の当て板
状連結部材19を介して連結自在とされているから、ク
ランプ状の取付け金具を介して所謂腹起しパイプを取付
けることにより連結せしめる従来例に比して、その取付
け作業を極めて容易に、しかも、迅速かつ確実に能率よ
く行なうことが出来るのみならず、連結部材19の高さ
は架設足場板11レベルと殆んど遜色ないものであっ
て、歩行中に躓くおそれは殆んどなく、安全に作業を行
なうことが出来るものである。
【0035】請求項2記載の発明は、吊り足場を構成す
る足場板11の連結部材19に吊り金具23が取付け自
在とされているから、両側に桁材4を介在せしめること
なく足場板11のみを、また、一側に桁材4を介在せし
めた状態で地組みして吊上げることが出来るものであっ
て、ひいては、種々の形状に地組みして経済効率よく吊
り足場を構築せしめることが出来るのみならず、重量物
を載せる場合には桁材4と共に足場板11を吊り部材2
でもって吊ることが出来るものである。
【0036】請求項3記載の発明は、吊り足場を構成す
る桁材4の掛止溝5上端縁には係合片6が内方に突設さ
れると共に、該係合片6に係合してロックせしめるべく
足場板11の両端部に係合突起15を備えた略下向きコ
字形状把手13が上下動自在に配設されているから、足
場板11の架設時には係合突起15を係合片6に係合し
てロックせしめることにより足場板11の浮上りを常に
確実に防止せしめることが出来るのみならず、把手13
を利用するため何等特別のパ−ツを必要とすることな
く、極めて簡単に構成せしめることが出来、しかも、ロ
ック状態を容易に確認することが出来るものである。
【0037】請求項4記載の発明は、吊り足場を構成す
る桁材4上に所要の締結手段を介して立設自在とされた
建地パイプ25は上端部両側に各々略L字形状の係合溝
28が対称に形成された取付けパイプ部材26と、該取
付けパイプ部材26に嵌合すると共に係合溝28に係合
せしめるべく下端部に係合ピン30を備えた建地パイプ
本体29とより構成されているから、取付けパイプ部材
26を締結手段により桁材4に取付けると共に、取付け
パイプ部材26に建地パイプ本体29を嵌合しつつ係合
ピン30を係合溝28に係合せしめるという極めて簡単
な操作でもって、建地パイプ25を桁材4上に極めて容
易に、しかも、迅速、かつ確実に能率よく立設せしめる
ことが出来るものである。
【0038】請求項5記載の発明は、吊り足場を構成す
る所要の足場板11には桁材4の長手方向に沿って幅木
33を取付けるべく幅木用掛止部材31が起立状に取付
け自在とされると共に、該掛止部材31に掛止せしめる
べく幅木33にはその両端部に各々掛止片34が形成さ
れているから、幅木33は掛止部材31を足場板11に
取付けると共に、該掛止部材31に掛止片34を掛止せ
しめるという極めて簡単な操作でもって、その取付け作
業を極めて容易に、しかも、迅速かつ確実に能率よく取
付けることが出来るものである。
【0039】請求項6記載の発明は、上述のように構成
されているから、従来例のように地組みする吊り足場部
材の全てを両側一対の桁材でもって地組みすることな
く、足場板11の所定個所に吊り金具23を適宜取付け
て吊設せしめることが出来るものであって、ひいては、
非常に簡便に、しかも経済的に地組みして吊設すること
により吊り足場を構築せしめることが出来るものであ
る。
【0040】請求項7記載の発明は、上述のように構成
されているから、従来例のように地組みする吊り足場部
材の全てを両側一対の桁材でもって地組みする必要がな
く、第2吊り足場部材Bは桁材4を必要とすることなく
地組みすることが出来るものであって、ひいては、非常
に簡便に、しかも経済的に地組みして吊設することによ
り吊り足場を構築せしめることが出来るものである。
【0041】請求項8記載の発明は、上述のように構成
されているから、従来例のように地組みする吊り足場部
材の全てを両側一対の桁材でもって地組みする必要がな
く、第2吊り足場部材Dは一個の桁材4でもって地組み
せしめることが出来るものであって、ひいては、非常に
簡便に、しかも経済的に地組みして吊設することにより
吊り足場を構築せしめることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を使用状態と共に示す斜視図
である。
【図2】本発明の一実施例を使用状態と共に示す一部拡
大平面図である。
【図3】把手13の係合突起15を掛止溝5の係合片6
に係脱せしめる状態を示す断面図である。
【図4】連結部材19により隣あう足場板11どうしを
連結せしめると共に、吊り金具23の取付け状態を示す
一部拡大斜視図である。
【図5】連結部材19により隣あう足場板11どうしの
連結状態を示すと共に、吊り金具23を螺着せしめた状
態を示す断面図である。
【図6】建地パイプ25と幅木33の取付け状態を示す
斜視図である。
【図7】建地パイプ25と幅木33とをそれぞれ取付け
た状態を示す断面図である。
【図8】本発明の構築状態を示す概略図である。
【図9】本発明の他の構築状態を示す概略図である。
【図10】掛止部材31の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図11】掛止部材31の他の実施例の使用状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 支持材 4 桁材 5 掛止溝 6 係合片 11 足場板 12 掛止片 13 把手 15 係合突起 19 連結部材 23 吊り金具 25 建地パイプ 26 取付けパイプ部材 28 係合溝 29 建地パイプ本体 30 係合ピン 31 掛止部材 33 幅木 34 掛止片 A 第1吊り足場部材 B 第2吊り足場部材 C 第1吊り足場部材 D 第2吊り足場部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋梁など所要の支持材1に吊設自在とされ
    た両側に掛止溝5を有する桁材4と、該掛止溝5に掛止
    して桁材4間に並列状に架設せしめるべく両端部に各々
    掛止片12を有する方形状足場板11とよりなる吊り足
    場であって、上記足場板11は互いに隣あうどうしが所
    要数の当て板状連結部材19を介して連結自在とされて
    なることを特徴とする、吊り足場。
  2. 【請求項2】上記連結部材19には所要の吊り金具23
    が取付け自在とされてなることを特徴とする、請求項1
    記載の吊り足場。
  3. 【請求項3】橋梁など所要の支持材1に吊設自在とされ
    た両側に掛止溝5を有する桁材4と、該掛止溝5に掛止
    して桁材4間に並列状に架設せしめるべく両端部に各々
    掛止片12を有する方形状足場板11とよりなる吊り足
    場であって、上記桁材4の掛止溝5上端縁には係合片6
    が内方に突設されると共に、該係合片6に係合してロッ
    クせしめるべく足場板11の両端部に係合突起15を備
    えた略下向きコ字形状把手13が上下動自在に配設さ
    れ、架設時には係合突起15を係合片6に係合せしめて
    足場板11の浮上りを防止せしめるべく構成されてなる
    ことを特徴とする、吊り足場。
  4. 【請求項4】橋梁など所要の支持材1に吊設自在とされ
    た両側に掛止溝5を有する桁材4と、該掛止溝5に掛止
    して桁材4間に並列状に架設せしめるべく両端部に各々
    掛止片12を有する方形状足場板11とよりなる吊り足
    場であって、上記桁材4上に所要の締結手段を介して立
    設自在とされた建地パイプ25は上端部両側に各々略L
    字形状の係合溝28が対称に形成されてなる取付けパイ
    プ部材26と、該取付けパイプ部材26に嵌合せしめる
    と共に係合溝28に係合せしめるべく下端部に係合ピン
    30を備えた建地パイプ本体29とよりなることを特徴
    とする、吊り足場。
  5. 【請求項5】橋梁など所要の支持材1に吊設自在とされ
    た両側に掛止溝5を有する桁材4と、該掛止溝5に掛止
    して桁材4間に並列状に架設せしめるべく両端部に各々
    掛止片12を有する方形状足場板11とよりなる吊り足
    場であって、上記所要の足場板11には桁材4の長手方
    向に沿って幅木33を取付けるべく幅木用掛止部材31
    が起立状に取付け自在とされると共に、該掛止部材31
    に掛止せしめるべく幅木33にはその両端部に各々掛止
    片34が形成されてなることを特徴とする、吊り足場。
  6. 【請求項6】両側に各々掛止溝5を有する桁材4と掛止
    片12付き足場板11とにより地組みして吊設しつつ吊
    り足場を構築せしめるさいに、上記所要の足場板11は
    所定個所に吊り金具23を取付けることにより吊上げ自
    在に構成せしめてなることを特徴とする、吊り足場の構
    築方法。
  7. 【請求項7】両側に各々掛止溝5を有する両側一対の桁
    材4間に掛止片12付き足場板11を掛止せしめつつ並
    列状に架設して所要組の第1吊り足場部材Aを地組みす
    ると共に、所要数の足場板11を連結部材19により並
    列状に連結して所要組の第2吊り足場部材Bを地組み
    し、第1吊り足場部材Aを所定間隔毎に橋梁など所要の
    支持材1に吊り部材2を介して吊設せしめたのち、各第
    1吊り足場部材Aの間に第2吊り足場部材Bを同一レベ
    ルに吊上げ、足場板11の掛止片12を対応する掛止溝
    5に掛止して構築せしめることを特徴とする、吊り足場
    の構築方法。
  8. 【請求項8】両側に各々掛止溝5を有する両側一対の桁
    材4間に掛止片12付き足場板11を掛止せしめつつ並
    列状に架設して1組の第1吊り足場部材Cを地組みする
    と共に、両側に各々掛止溝5を有する桁材4に掛止片1
    2付き足場板11を掛止せしめつつ並列状に架設して隣
    あう足場板11どうしを連結部材19でもって連結する
    ことにより所要組の第2吊り足場部材Dを地組みし、第
    1吊り足場部材Cを橋梁など所要の支持材1に吊り部材
    2を介して吊設せしめたのち、第2吊り足場部材Dを順
    次吊り部材2を介して同一レベルに吊設せしめると共
    に、足場板11の自由端がわ掛止片12を対応する桁材
    4の掛止溝5に掛止して構築せしめることを特徴とす
    る、吊り足場の構築方法。
JP11112951A 1999-04-20 1999-04-20 吊り足場、及びその構築方法 Pending JP2000303682A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112951A JP2000303682A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 吊り足場、及びその構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11112951A JP2000303682A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 吊り足場、及びその構築方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000303682A true JP2000303682A (ja) 2000-10-31

Family

ID=14599621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11112951A Pending JP2000303682A (ja) 1999-04-20 1999-04-20 吊り足場、及びその構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000303682A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476659B1 (ko) * 2002-03-11 2005-03-17 (주)건우기술 안전작업대 조립체의 시공방법
JP2006193947A (ja) * 2004-01-21 2006-07-27 Rarikku:Kk 足場板構造
JP2010065378A (ja) * 2008-08-12 2010-03-25 Sugiko:Kk 吊り足場及びその架設方法
JP2012219615A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Big Astor S R L モジュール式歩行者トンネル
CN105297614A (zh) * 2015-11-13 2016-02-03 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种跨江大桥电缆钢架结构及其施工方法
CN109706841A (zh) * 2019-01-08 2019-05-03 广西路桥工程集团有限公司 一种方便高强螺栓施工的移动挂篮及其施工方法
JP2021067070A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 株式会社タカミヤ 仮設式吊り足場のシート固定装置
CN116397864A (zh) * 2023-06-07 2023-07-07 山西省安装集团股份有限公司 一种沉井施工用脚手架装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100476659B1 (ko) * 2002-03-11 2005-03-17 (주)건우기술 안전작업대 조립체의 시공방법
JP2006193947A (ja) * 2004-01-21 2006-07-27 Rarikku:Kk 足場板構造
JP4621028B2 (ja) * 2004-01-21 2011-01-26 株式会社ラリック 足場板構造
JP2010065378A (ja) * 2008-08-12 2010-03-25 Sugiko:Kk 吊り足場及びその架設方法
JP2012219615A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Big Astor S R L モジュール式歩行者トンネル
US8904714B2 (en) 2011-04-06 2014-12-09 Big Astor S.R.L. Modular pedestrian tunnel
CN105297614A (zh) * 2015-11-13 2016-02-03 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种跨江大桥电缆钢架结构及其施工方法
CN105297614B (zh) * 2015-11-13 2017-05-31 中国电建集团华东勘测设计研究院有限公司 一种跨江大桥电缆钢架结构及其施工方法
CN109706841A (zh) * 2019-01-08 2019-05-03 广西路桥工程集团有限公司 一种方便高强螺栓施工的移动挂篮及其施工方法
CN109706841B (zh) * 2019-01-08 2020-09-18 广西路桥工程集团有限公司 一种方便高强螺栓施工的移动挂篮的施工方法
JP2021067070A (ja) * 2019-10-23 2021-04-30 株式会社タカミヤ 仮設式吊り足場のシート固定装置
JP7286510B2 (ja) 2019-10-23 2023-06-05 株式会社タカミヤ 仮設式吊り足場のシート固定装置
CN116397864A (zh) * 2023-06-07 2023-07-07 山西省安装集团股份有限公司 一种沉井施工用脚手架装置
CN116397864B (zh) * 2023-06-07 2023-08-18 山西省安装集团股份有限公司 一种沉井施工用脚手架装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2999831A1 (en) Work platform system including suspended paneled portion and method of implementing same
JP2000303682A (ja) 吊り足場、及びその構築方法
US20100116591A1 (en) Temporary scaffolding system
WO2009123567A2 (en) A connector claw
JP2001164744A (ja) 仮設構造物の構築方法と構築用接続金具
JPH0448087Y2 (ja)
JP2924659B2 (ja) 組立式足場の施工方法
KR200314568Y1 (ko) 건축용 갱폼의 안전난간 체결용 클램핑 구조
JPH0312107Y2 (ja)
JP3043691B2 (ja) 枠組足場用荷受けステージの取付装置
KR100279192B1 (ko) 콘크리트블록 조립용 조적쇠 및 조적방법
JPH0748876Y2 (ja) 枠組足場交差部の渡り板
JPH0516347Y2 (ja)
JP3332210B2 (ja) 枠組足場用取付金具
JP3033549U (ja) 組立式足場
JP7483275B1 (ja) 部材連結具
JPH0683047U (ja) スプリンクラ−の取付具
JPH0447300Y2 (ja)
JPS6344484Y2 (ja)
JP2001049623A (ja) H鋼アーム足場及びその施工方法
JPH11107523A (ja) 吊り足場、及びその構築方法、並びに建地パイプなどの取付け金具
JP2000054618A (ja) 吊足場における桁材の連結構造、及び架設足場板の押圧支持構造、並びに足場板
JP2000314234A (ja) 単管足場用荷受ステージの取付装置
JP3047743B2 (ja) 工事用組立式足場
JPH0541157Y2 (ja)