JPH0448087Y2 - - Google Patents

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JPH0448087Y2
JPH0448087Y2 JP11963687U JP11963687U JPH0448087Y2 JP H0448087 Y2 JPH0448087 Y2 JP H0448087Y2 JP 11963687 U JP11963687 U JP 11963687U JP 11963687 U JP11963687 U JP 11963687U JP H0448087 Y2 JPH0448087 Y2 JP H0448087Y2
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connecting member
fitting
hanging
fixing member
bolt
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JP11963687U
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、ケーブルラツク、ケーブルダクト
等を吊持している吊りボルトの振れを防止するも
ので、しかも、既設の吊りボルトでもその後づけ
で設置できる吊りボルトの振れ止め金具に関す
る。
(従来の技術) ビル、工場その他の建築構造物にケーブルラツ
ク、ケーブルダクト、レースウエイ等の給電・支
持材を、天井スラブ、鉄骨梁から吊持する場合、
それらは吊りボルトにて支持されている。その
際、吊持間隔が比較的長くなると左右に振れ、作
業時のみならず、施工後でも危険な場合があつ
た。
そこで従来では、第7図に示される振れ止め金
具8を使用して振れ止めを施している。この振れ
止め金具8は、吊りボルト4を貫通させる貫通孔
8Aを有し、吊りボルト4に装着される吊り金具
7と締付ナツト7Aとの間に振れ止め金具8を固
定し、この振れ止め金具8に所定の振れ止め材3
を連結することで、吊りボルト4の振れを防止す
るものである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、従来の振れ止め金具8では、振れ止
め金具8に開口した貫通孔8Aに吊りボルト4を
通す構造になつていたので、この振れ止め金具8
を吊りボルト4に連結するには、ケーブルラツク
6等の懸吊施工と同時に取付ける必要があつた。
したがつて、ケーブルラツク等の施工後に、振れ
止め材を取付けようとすると、吊りボルトに懸吊
された架台部材等を一旦取り外してからでなけれ
ば金具を取付けることができないなどといつた作
業上の不都合を有していた。
そこでこの考案は、上述の不都合を解消すべく
案出されたもので、ケーブルラツクやケーブルダ
クト類を懸吊した後でも、極めて安易に取り付け
ることが可能な吊りボルトの振れ止め金具の提供
を目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、既設の吊
りボルトに装着された吊り金具と吊り金具上部の
締め付けナツトとの間に圧着緊締される金具であ
つて、吊りボルトに側方から嵌着する嵌合切欠を
有し所定の振れ止め材を吊りボルトに連結せしめ
る連結部材と、この連結部材の嵌着方向と異なつ
た側方から吊りボルトに嵌着する嵌合切欠を有し
連結部材に重合係止せしめる固定部材とからな
り、固定部材の外側縁に張り出し形成した係合突
片に係合する係止部を連結部材の重合部分に突出
形成したことを問題解決のための手段とする。
(作用) この考案によれば、連結部材と固定部材とが、
既設の吊りボルトに装着された吊り金具と締め付
けナツトとの間に圧着緊締される。
連結部材は、自身の嵌合切欠を吊りボルトの側
方から嵌着させて吊りボルトに装着し、吊りボル
トと所定の振れ止め材とを連結する。
固定部材は、自身の嵌合切欠を、連結部材の嵌
着方向と異なつた側方から吊りボルトに嵌着させ
て吊りボルトに装着し、連結部材に重合する。
重合部分に突出形成した係止部は、連結部材と
固定部材とを互いに係合させる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細
に説明する。
この考案金具は、既設の吊りボルト4に装着さ
れた吊り金具7と、この吊り金具7上部の締め付
けナツト7Aとの間に圧着緊締される金具であつ
て、所定の振れ止め材3を吊ボルト4に連結する
連結部材1と、この連結部材1を吊ボルト4に固
定する固定部材2とで構成される(第1図参照)。
連結部材1は、略帯板状を成し、自身の長手先
端に嵌合切欠1Aを形成し、この嵌合切欠1Aを
吊ボルト4側面に嵌合させる。連結部材1の先端
部と後端部とは、夫々適宜角度に屈曲してある
が、この屈曲角度は任意に設定し得るものであ
り、例えば、連結部材1先端部の屈曲角度を予め
45°に設定しておき、この角度を施工状況に応じ
た角度に変更し得るように形成することもでき
る。そのため、図示例では、連結部材1の先端が
わの屈曲部分に、屈曲縁に沿つた長孔1Cを開穿
し、屈曲角度の変更を容易ならしめてある。ま
た、連結部材1の後端部の屈曲角度を一定に保持
するために、後端部がわの屈曲縁に補強リブ1D
を形成してある。尚、符号1Eは、連結部材1に
ボルト材や、チヤンネル材等の振れ止め材3をネ
ジ止め等によつて連結する連結孔である。
固定部材2は、角板状を成し、連結部材1の嵌
合切欠1Aと略同形状の嵌合切欠2Aを形成して
吊ボルト4に嵌合させる。この際、固定部材2の
嵌合方向は、固定部材2の嵌合方向と異なつた方
向から嵌合させるもので、図示例では、連結部材
1の嵌合切欠1Aと固定部材2の嵌合切欠2Aと
を相対向する方向から嵌合させてある。
そして、吊ボルト4に嵌合させて重合した連結
部材1と固定部材2とが互いに係合するように、
固定部材2の外側縁に張り出し形成した係合突片
2B,2Cを張り出し形成し、一方、連結部材1
の重合部分に係止部1B,1Fを突出形成する。
第3図乃至第5図に示す係止部は、連結部材1
から固定部材2重合方向に突出形成したものであ
る。
すなわち第3図では、連結部材1の先端がわ外
側縁を屈曲して係止部1Bを形成し、この係止部
1Bの屈曲面に係合する係合突片2Bを固定部材
2の外側縁から張り出し形成してある。
また、第4図では、係止部1Bを形成する連結
部材1外側縁の屈曲方向を変えた例を示してあ
り、係止部1Bが連結部材1の長手方向に略直交
するように形成してある。
第5図に示す係止部は、連結部材1重合部分の
板面を略鉤形成に切り欠き、この切り欠き部分を
重合方向に起して係止部1Bを形成してある。
第6図に示す係止部は、固定部材2から連結部
材1重合方向に突出形成したものである。すなわ
ち、固定部材2の外側縁から連結部材1重合方向
に係合突片2Cを屈曲形成し、この係合突片2C
を連結部材1の先端がわ外側縁に切り欠き形成し
た係止部1Fに係合させるものである。
この他、図示していないが、この係止部を、連
結部材1と固定部材2との両方から互いの重合方
向に突出形成することも可能である。要は、係止
部によつて、互に重合した連結部材1と固定部材
2とが確実に係合できるものであれば、係止部の
形状は問わない。
次に、この考案金具の使用方法を説明すると、
既設の吊りボルトに装着された吊り金具7と吊り
金具7上部の締め付けナツト7Aとを利用し、1
本の吊ボルト4に対して1本の振れ止め材3を連
結する際に使用する。
まず、吊り金具7の締付ナツト7Aを緩めて連
結部材1の嵌合切欠1Aを吊ボルト4に差し込
み、この連結部材1とは異なつた方向から固定部
材2の嵌合切欠2Aを吊ボルト4に差し込んで連
結部材1と固定部材2とを重合し、重合部分に突
出形成した係止部を互いに係合せしめる。そし
て、これら連結部材1と固定部材2とを吊り金具
7の締付ナツト7Aで締付け固定する。このと
き、固定部材2を連結部材1上に重合係止するこ
とで、この考案金具取付け後の視認確認が容易と
なるが、連結部材1の下に固定部材2を重合係止
させることも可能である。
第8図は、この考案金具の引つ張り試験方法を
示す。振れ止め金具は、第1図乃至第3図に示す
ものを使用し、最大静荷重を計測した(締め付け
トルク=80Kg−cm)。この結果、150Kgで連結部材
1の締め付けナツト7Aがわ屈曲部Pに僅かな持
ち上がりが生じ、500Kgで振れ止め材3がわの屈
曲部Qに変型が生じ、この引つ張り試験における
最大静荷重は820Kgであつた。
[考案の効果] この考案は上述の如く構成したことにより、当
初の目的を構成する。すなわち、既設の吊りボル
ト4に装着された吊り金具7と吊り金具7上部の
締め付けナツト7Aとの間に圧着緊締される金具
であつて、吊りボルト4に側方から嵌着する嵌合
切欠1Aを有し所定の振れ止め材3を吊りボルト
4に連結せしめる連結部材1と、この連結部材1
の嵌着方向と異なつた側方から吊りボルト4に嵌
着する嵌合切欠2Aを有し連結部材1に重合係止
せしめる固定部材2とを構成したので、ケーブル
ラツク等の施工後においても、締め付けナツト7
Aを緩めるだけで、この考案金具を極めて容易に
取り付けることができる。したがつて、従来の金
具の如く、吊りボルト4に懸吊された架台部材5
等を取り外すなどといつた煩わしい作業から解放
された。
しかも、固定部材2の外側縁に張り出し形成し
た係合突片2B,2Cに係合する係止部1B,1
Fを連結部材1の重合部分に突出形成したこと
で、締め付けナツト7Aと吊り金具7との間に圧
着緊締されたときに、強力な係合力が生じ、この
考案金具の抜脱を確実に防止する。
このように、この考案によれば、ケーブルラツ
クやケーブルダクト類を施した後でも、振れ止め
材を極めて安易に取り付けることができるなどと
いつた実用上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図
は使用状態を示す斜視図、第2図は側面図、第3
図は斜視図、第4図乃至第6図は他の実施例を示
す斜視図、第7図は従来例を示す斜視図、第8図
はこの考案金具の引つ張り試験方法を示す説明図
である。 1……連結部材、1A……嵌合切欠、1B……
係止部、1C……長孔、1D……補強リブ、1E
……連結孔、1F……係止部、2……固定部材、
2A……嵌合切欠、2B……係合突片、2C……
係合突片、3……振れ止め材、4……吊ボルト、
5……架台部材、6……ケーブルラツク、7……
吊り金具、7A……締付ナツト、8……振れ止め
金具、8A……貫通孔。P,Q……屈曲部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 既設の吊りボルトに装着された吊り金具と吊
    り金具上部の締め付けナツトとの間に圧着緊締
    される金具であつて、吊りボルトに側方から嵌
    着する嵌合切欠を有し所定の振れ止め材を吊り
    ボルトに連結せしめる連結部材と、この連結部
    材の嵌着方向と異なつた側方から吊りボルトに
    嵌着する嵌合切欠を有し連結部材に重合せしめ
    る固定部材とからなり、固定部材の外側縁に張
    り出し形成した係合突片に係合する係止部を連
    結部材の重合部分に突出形成したことを特徴と
    する吊りボルトの振れ止め金具。 2 係止部は、連結部材から固定部材重合方向に
    突出形成した実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の吊りボルトの振れ止め金具。 3 係止部は、固定部材から連結部材重合方向に
    突出形成した実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の吊りボルトの振れ止め金具。 4 係止部は、連結部材と固定部材との両方から
    互いの重合方向に突出形成した実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の吊りボルトの振れ止め金
    具。
JP11963687U 1987-08-04 1987-08-04 Expired JPH0448087Y2 (ja)

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