JPH08184179A - 吊り足場における側面防護壁組立て工法とそれに使用される吊り足場用側面防護パネル - Google Patents

吊り足場における側面防護壁組立て工法とそれに使用される吊り足場用側面防護パネル

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JPH08184179A
JPH08184179A JP33853194A JP33853194A JPH08184179A JP H08184179 A JPH08184179 A JP H08184179A JP 33853194 A JP33853194 A JP 33853194A JP 33853194 A JP33853194 A JP 33853194A JP H08184179 A JPH08184179 A JP H08184179A
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Katsuo Uzawa
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Shinsei Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】作業が容易で、作業性がよく、作業の安全性が
高く、短期間に且つ未熟者でも防護壁を組立てることが
できるようにする。 【構成】パネル3の下部を吊り足場に連結具5で連結し
て吊り足場の横側面に縦向きに設け、この防護パネル3
の横連結具1と縦連結具2の夫々に別の防護パネル3の
横連結具1と縦連結具2を順次連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速道路、橋梁、建築物
等の建設工事や補修工事等において、それらの桁材や高
欄等から下方に吊下げられる吊り足場の側方に縦向きに
形成する側面防護壁組立て工法と、その組立て工法に使
用される吊り足場用側面防護パネルに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高速道路や橋梁等の工事をはじめとする
各種の建設、土木工事では、吊り足場と称される足場を
作り、その上で建設作業や改修工事等を行なうことが多
い。この吊り足場の周囲には、吊り足場上で作業する作
業員が下に転落したり、吊り足場から作業用の工具や部
品等が落下したりするのを防止するための側面防護壁が
構築されている。
【0003】従来の側面防護壁は図6に示すようにパイ
プAを組んで構築した吊り足場の幅方向側方パイプに、
その長手方向に所定の間隔で縦向きにパイプBをクラン
プ(図示されていない)により取り付け、これら縦向き
パイプBの縦方向に所定間隔で水平にパイプCをクラン
プ(図示されていない)により取り付け、この縦横のパ
イプB、C間にその外側或は内側からネットやシート等
を張って組立てていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の側面防護壁には
次のような問題があった。 .パイプAの上やパイプAの上の敷板Eの上でパイプ
B、Cの組立て作業やネットDの張り付け作業を行なう
ため足場が不安定であり、作業員の転落事故、クランプ
やその他の資材、工具等の落下事故が多々ある。この場
合、吊り足場の下が道路であったりすると、そこを通行
する人や走行する車に被害が及び二次災害が起きる危険
性がある。従って、安全面に大きな問題がある。 .側面防護壁の組立てに多くに資材が必要であるた
め、作業現場への資材の搬入、作業現場からの資材の搬
出作業が大変である。また、高所での不安定な作業のた
め多くの資材を組立てが面倒であり、難しく、時間がか
かり、作業製が悪い。特に、夜間の組立て作業やカーブ
している箇所での組立て作業は難しく、時間がかかる。 .前記作業は熟練者、特に鳶工のような特殊技能のあ
る作業者でないと難しい。しかし、前記作業のできる作
業者は絶対数が少ないので確保が難しい。
【0005】本発明の目的は、作業が容易で、作業性が
よく、作業の安全性が高く、短期間に且つ未熟者でも防
護壁を組立てることができる側面防護壁組立て工法とそ
れに使用される吊り足場用側面防護パネルを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1の
吊り足場における側面防護壁組立て工法は図1に示すよ
うに、横連結具1と縦連結具2を備えた防護パネル3の
下部を吊り足場の連結部4に連結具5により連結して、
同防護パネル3を吊り足場の横側面に縦向きに設け、こ
の縦向きの防護パネル3の横連結具1と縦連結具2の夫
々に別の防護パネル3の横連結具1と縦連結具2を順次
連結して、横方向に所望長で縦方向に所望高の防護壁を
形成することを特徴とするものである。
【0007】本発明のうち請求項2の吊り足場における
側面防護壁組立て工法は、横連結具1と縦連結具2を備
えた防護パネル3の下部を、吊り足場の連結部4に連結
具5により連結して、同防護パネル3を吊り足場の横側
面に縦向きに設け、この縦向きの防護パネル3の横に別
な防護パネル3を連結して防護パネル3を横方向へ所望
長延長し、横方向へ延長された1段目の防護パネル3の
上に次段の防護パネル3を連結して積み足すと共に横方
向へも連結し、この上方への積み足しと横方向への連結
を所望段数行なって横方向に所望長で縦方向に所望高の
防護壁を形成することを特徴とするものである。
【0008】本発明のうち請求項3の吊り足場用側面防
護パネルは、吊り足場の連結部4に連結具5により連結
可能な連結部6を備えた角型の枠体7に壁材8が取り付
けられ、その枠体7の上部に他の吊り足場用防護パネル
3を横方向に連結可能な横連結具1と縦方向に連結可能
な縦連結具2が設けられてなることを特徴とするもので
ある。
【0009】本発明のうち請求項4の吊り足場用側面防
護パネルは、請求項3記載の吊り足場用側面防護パネル
において、枠体7が横方向に離して対向させた縦柱9、
10間の上部間に上部連結材11が、下部間に下部連結
材12が設けられ、その枠体7に壁材8が取付けられ、
前記2本の縦柱9、10のうち一方の縦柱9の上部に他
の側面防護パネル3の縦柱9の下端に差し込まれて同縦
柱9と連結可能な縦連結具2が設けられ、他方の縦柱1
0の上部に他の側面防護パネル3の縦柱9の上端の縦連
結具2が差し込まれて同縦連結具2と連結可能な横連結
具1が設けられ、下部連結材12にそれを吊り足場の連
結部4に連結具5で連結可能な連結部6が形成されてな
ることを特徴とするものである。
【0010】本発明のうち請求項5の吊り足場用側面防
護パネルは、請求項3又は請求項4記載の吊り足場用側
面防護パネルにおいて、枠体7又は壁材8に横連結具1
と縦連結具2と他の足場用側面防護パネル3の横連結具
1と縦連結具2とを連結する連結子13を索条14によ
り取付けてなることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明のうち請求項1の吊り足場における側面
防護壁組立て工法では、横連結具1と縦連結具2を備え
た防護パネル3の下部を吊り足場の連結部4に連結具5
により連結して、同防護パネル3を吊り足場の横側面に
縦向きに設け、この縦向きの防護パネル3の横連結具1
と縦連結具2の夫々に別の防護パネル3の横連結具1と
縦連結具2を順次連結して、横方向に所望長で縦方向に
所望高の防護壁を形成するため、パネルの連結という作
業だけで所望長、所望高の防護壁を安全に、且つ簡単
に、また短時間で組立てることができる。
【0012】本発明のうち請求項2の吊り足場における
側面防護壁組立て工法では、横連結具1と縦連結具2を
備えた防護パネル3の下部を、吊り足場の連結部4に連
結具5により連結して、同防護パネル3を吊り足場の横
側面に縦向きに設け、この縦向きの防護パネル3の横に
別の防護パネル3を連結して防護パネル3を横方向へ所
望長延長し、横方向へ延長された1段目の防護パネル3
の上に次段の防護パネル3を連結して積み足すと共に横
方向へも連結し、この上方への積み足しと横方向への連
結を所望段数行なって横方向に所望長で縦方向に所望高
の防護壁を形成するため、パネルの連結という作業だけ
で所望長、所望高の防護壁を安全に、且つ簡単に、また
短時間で組立てることができる。
【0013】本発明のうち請求項3の吊り足場用側面防
護パネルでは図2に示すように、吊り足場の連結部4に
連結具5により連結可能な連結部6を備えた角型の枠体
7に壁材8が取り付けられ、その枠体7の上部に他の吊
り足場用防護パネル3を横方向に連結可能な横連結具1
と縦方向に連結可能な縦連結具2が設けられてなるた
め、側面防護パネル3の吊り足場の連結部4への取り付
けが連結具5によって簡単に行なうことができ、しかも
側面防護パネル3はその横や上に別な側面防護パネル3
を取り付けることができるため、このパネル3を縦横に
連結して所望長、所望高の防護壁を組立てることができ
る。
【0014】本発明のうち請求項4の吊り足場用側面防
護パネルでは、枠体7が横方向に離して対向させた縦柱
9、10間の上部間に上部連結材11が、下部間に下部
連結材12が設けられ、その枠体7に壁材8が取付けら
れ、前記2本の縦柱9、10のうち1方の縦柱9の上部
に他の側面防護パネル3の縦柱9の下端に差し込まれて
同縦柱9と連結可能な縦連結具2が設けられ、他方の縦
柱10の上部に他の側面防護パネル3の縦柱9の上端の
縦連結具2が差し込まれて同縦連結具2と連結可能な横
連結具1が設けられ、下部連結材12にそれを吊り足場
の連結部4に連結具5で連結可能な連結部6が形成され
てなるため、例えば次のようにして防護壁を組立てるこ
とができる。
【0015】.パネル3を吊り足場の連結部4の上に
立てて載せ、このパネル3の下部連結材12を連結具5
によって連結部4に固定する。 .前記パネル3の縦柱9側の側方に次のパネル3を並
べて配置すると共に、このパネル3の横連結具1を先の
パネル3の縦連結具1に取り付ける。これにより同パネ
ル3は横のパネル3によって支持され、吊り足場の連結
部4の上に立て向きに仮固定される。 .吊り足場の連結部4の上に立てたパネル3の下部連
結材12を連結具5によって連結部4に固定する。 .前記、を繰返し行なって吊り足場の連結部4の
上にパネル3を所望数連結する。これにより1段目の防
護壁が完成される。 .前記で取り付けた最初のパネル3の上に新たなパ
ネル3を載せると共に、このパネル3の縦柱9の下端を
下のパネル3の縦柱9から突き出した縦連結具2に差し
込む。これにより同パネル3は下のパネル3の上に縦向
きに固定される。
【0016】.前記のパネル3の縦柱9側の側方に
次のパネル3を並べて配置すると共に、このパネル3の
横連結具1を先のパネル3の縦連結具1に取り付け、ま
たこのパネル3の縦柱9の下端を下のパネル3の縦柱9
から突き出した縦連結具2に差し込む。これにより同パ
ネル3は横のパネル3と下のパネル3によって支持され
固定される。 .前記を繰返し行なって1段目のパネル3の上に2
段目のパネル3を所望数連結する。これにより2段目の
防護壁が完成される。 .以上説明した方法で必要に応じて3段目、4段目の
防護壁を組立てる。
【0017】本発明のうち請求項5の吊り足場用側面防
護パネルでは、枠体7又は壁材8に横連結具1と縦連結
具2と他の足場用側面防護パネル3の横連結具1と縦連
結具2とを連結する連結子13が索条14により取り付
けられているため、同連結子13が紛失したり、落ちた
りすることがない。
【0018】
【側面防護壁組立て工法の実施例】図1に本発明の吊り
足場における側面防護壁組立て工法の一実施例を示す。
この実施例では図2のように製作した側面防護パネル3
と、図3のように製作した側面防護パネル3とを用い
て、吊り足場40の上に防護壁を作製する。この吊り足
場40は、本件出願人が先に開発し、出願した吊り足場
組立て工法とそれに使用される足場材(特願平2−25
8922/特開平4−140363)に記載されたもの
であり、多数枚の足場材41を組合わせて構築したもの
である。この吊り足場40の縁には足場材41の丸パイ
プ(連結部)4が突き出している。
【0019】以下にこの組立て手順を順をおって説明す
る。 1.前記吊り足場40の縁の丸パイプ4に自在クランプ
(クランプ)5を取り付け、この自在クランプ5に図2
の側面防護パネル3の下部連結材12を連結する。この
連結は下部連結材12の長手方向に間隔を空けて2箇所
以上で行なうとよい。このようにして連結した側面防護
パネル3を垂直に起立させ、この起立状態に保持される
ように自在クランプ5を締付ける。
【0020】2.前記側面防護パネル3の縦柱9の横
に、次の側面防護パネル3を配置すると共に、同側面防
護パネル3の縦柱10から突き出す横連結具1を、先に
固定した側面防護パネル3の縦連結具2に差し込ませて
両者を連結させ、これと共に取り付けようとする側面防
護パネル3の下部連結材12を自在クランプ5により吊
り足場の丸パイプ4に連結・固定する。
【0021】3.前記2の作業を所望回数繰返して、吊
り足場の縁に沿って1段目の防護壁を形成する。この
後、丸パイプ4に取り付けた側面防護パネル3が振れた
り倒れたりしないように、吊り足場を支持している桁材
や高欄等に取り付けた図5の布単管パイプ42の先端
を、グラビティー・ロックピン43により側面防護パネ
ル3の補強骨20に連結して固定する。布単管パイプ4
2の位置によっては、同パイプ42を補強骨20以外の
箇所、例えば角材23に連結して固定することもでき
る。
【0022】4.1段目の一番最初に取り付けた側面防
護パネル3の上に、図3の側面防護パネル3を、その縦
柱9の下端に1段目の側面防護パネル3の縦柱9から突
き出す縦連結具2を差し込ませることで連結し、2段目
の側面防護パネル3の縦柱9の下端の穴から、その内側
に差し込まれている縦連結具2を通してグラビティー・
ロックピン(連結子)13を差し込む。
【0023】5.固定した側面防護パネル3の右横に、
次の側面防護パネル3を配置すると共に、同パネル3の
左上から突き出す横連結具1を、先に固定した側面防護
パネル3の右上端から突き出す縦連結具2に差し込ま
せ、且つ下段の側面防護パネル3から突き出す縦連結具
2を上段の側面防護パネル3の縦柱9の下端に差し込ま
せて特殊グラビティー・ロックピン13により連結させ
て上段の側面防護パネル3を固定する。
【0024】6.前記5の作業を所望回数繰返して、1
段目の防護壁の上に2段目の防護壁を形成していく。こ
の後、2段目の側面防護パネル3が振れたり倒れたりし
ないように、吊り足場を支持している桁材や高欄等に取
り付けた布単管パイプ22を、図5のように特殊グラビ
ティー・ロックピン23により側面防護パネル3の補強
骨24に連結して固定する。
【0025】7.さらに必要に応じて、前記4〜6の作
業を繰返して2段重ねした防護壁の上に所望段数防護壁
を積み上げる。
【0026】
【側面防護パネルの実施例1】次に前記側面防護壁組立
て工法に使用する本発明の側面防護パネルの第1の実施
例を図2に基づいて詳細に説明する。
【0027】図2に示す7は枠体である。この枠体7
は、適宜間隔を空けて縦向きに対向させたスチール製丸
パイプの縦柱9とスチール製角パイプの縦柱10とを、
両縦柱9、10の上端部間に配置したスチール製角パイ
プの上部連結材11と、両パイプ9、10の中間部間に
配置した断面コの字型のスチール製角材の補強骨20、
21と、両パイプ9、10の下端部間に配置したスチー
ル製丸パイプの下部連結材12とにより連結させ、さら
に前記上部連結材11と下部連結材12とを、両連結材
11、12の中間部に配置したスチール製丸パイプの連
結材22により連結して長方形の枠状に形成したもので
ある。この枠体7は例えば縦約900mm、横幅約18
00mmの大きさに形成する。
【0028】この枠体7の縦柱9、10の側面には、細
長の金属板24、25を夫々縦柱9、10に沿わせて取
り付けてあり、また縦柱9、10の内側の面には、断面
コの字型の短いスチール製角材23を取り付けてある。
この角材23及び前記の補強骨20、21には夫々図1
に示すように穴28を開けてある。この穴28には図5
に示したグラビティ・ロックピン43を差し込むことが
できるようにしてある。
【0029】また枠体7の上部連結材11の両側面には
ガイド板29a、29bを取り付けてあり、このガイド
板29a、29bの間に別な枠体7の下部連結材12を
嵌込むように取り付けて同下部連結材12を支持固定す
ることができるようにしてある。
【0030】図2に示す8は壁材であり、この壁材8に
はコンパネ(合板)を使用している。この壁材8は前記
枠体7の上部連結材11、金属板24、25、補強骨2
0、21に夫々密着するように取り付け、図示されてい
ないネジやボルトで上部連結材11、金属板24、2
5、補強骨20、21に止めてある。この壁材8の下縁
は下部連結材12から少し離してあり、同下部連結材1
2の回りに隙間ができるようにしてあり、この下部連結
材12に図1に示すように自在クランプ5を取り付けで
きるようにしてある。なお、この壁材8はコンパネに限
らずエキスパンドメタル(拡張金網)等を使用すること
もできる。
【0031】図2に示す2は縦連結具である。この縦連
結具2は図4に示すように、大小径の異なる断面U字形
の金具30、31を2つ組合わせてなる二つ割のジョイ
ント金具であり、前記2つの金具30、31をボルト3
2の回転により外周側に広げたり内周側に縮めたりでき
るようにしてある。この縦連結具2の下半分は前記枠体
7を構成する縦柱9の上端内側に差し込ませてあり、こ
れを縦柱9の側面に開口した穴39から差し込んだピン
33によって抜けないように止めてある。なお、この縦
連結具2のボルト32は縦柱9の側面に形成した穴45
から突き出させてある。
【0032】この縦連結具2の上半分は、別の枠体7の
縦柱9の下端内側に差し込ませることができ、この場合
は、同縦連結具2に形成されている貫通穴34と、連結
する別の縦柱9の下部側面に形成されている係止穴35
とを位置合わせし、縦柱9の外側からそれらの穴34、
35にグラビティ−・ロックピン13を貫通させると、
同縦連結具2によってその両端の縦柱9が抜けないよう
に連結される。そしてこの後、前記ボルト32を回して
2つの金具30、31を外周側に広げると2本の縦柱9
が縦連結具2を通じて相互に連結固定される。この縦連
結具2により枠体7同士を上下に連結させることができ
る。
【0033】なお、前記グラビティ・ロックピン13は
図1に示すようにチェーン14により縦柱9に繋いであ
り、紛失することがないようにしてある。
【0034】図2に示す1は横連結具である。この横連
結具1は断面コの字型のスチール製角材に縦連結具2を
差し込み可能とする穴37を開けてなるものであり、縦
柱10の上端に、その左側方に突き出すように取り付け
てある。この連結具1を別の枠体7に設けられた縦連結
具2に差し込ませると、同連結具1が縦連結具2に連結
される。この連結具1により枠体7同士を横に連結する
ことができる。なお、前記穴37は長穴に形成してあ
り、側面防護パネル3をカーブさせながら連結させるよ
うな場合でも、穴37における縦連結具2の差し込み位
置をずらして容易に対処できるようにしてある。
【0035】
【側面防護パネルの実施例2】次に前記側面防護壁組立
て工法に使用する本発明の側面防護パネルの第2の実施
例を図3に基づいて説明する。この側面防護パネルは図
2の側面防護パネルの上に連結して使用するものであ
る。
【0036】図3に示す7は枠体である。この枠体7
は、適宜間隔を空けて縦向きに対向させたスチール製丸
パイプの縦柱9とスチール製角パイプの縦柱10とを、
両縦柱9、10の上端部間に配置したスチール製角パイ
プの上部連結材11と、両パイプ9、10の中間部分に
配置した断面コの字型のスチール製角材の補強骨20
と、両パイプ9、10の下端部間に配置したスチール製
丸パイプの下部連結材12とにより連結させ、さらに前
記上部連結材11と下部連結材12とを、両連結材1
1、12の中間部に配置したスチール製丸パイプの連結
材22により連結して長方形の枠状に形成したものであ
る。この枠体7は図2の枠体7と同じ大きさ(例えば縦
約900mm、横幅約1800mm)に形成する。
【0037】この枠体7の縦柱9、10の側面には、細
長の金属板24、25を夫々縦柱9、10に沿わせて取
り付けてあり、また縦柱9、10の内側の面には、断面
コの字型の短いスチール製角材23を取り付けてある。
この角材23及び前記の補強骨20には夫々図1に示す
ように穴28を開けてある。
【0038】また枠体7の上部連結材11の両側面には
ガイド板29a、29bを取り付けてあり、このガイド
板29a、29bの間に別な枠体7の下部連結材12を
嵌込むように取り付けて同下部連結材12を支持固定す
ることができるようにしてある。
【0039】図3に示す8は壁材であり、これにはコン
パネ(合板)を使用している。この壁材8は前記枠体7
の上部連結材11、金属板24、25、補強骨20、下
部連結材12に夫々密着するように取り付け、図示され
ていないネジやボルトで上部連結材11、金属板24、
25、補強骨20、21、下部連結材12に止めてあ
る。この壁材8は枠体7の全面を覆うようにしてある。
なお、この壁材8はコンパネに限らずエキスパンドメタ
ル(拡張金網)等を使用することもできる。
【0040】図3に示す2は縦連結具であり、図2の側
面防護パネルで説明した図4の縦連結具2と同じもので
ある。この縦連結具2も、その下半分は枠体7の縦柱9
の上端内側に差し込ませてあり、これを縦柱9の側面に
開口した穴39から差し込んだピン33によって抜けな
いように止めてある。またその上半分は、別の枠体7の
縦柱9の下端内側に差し込みできるようにしてあり、差
し込んだ縦柱9をグラビティ−・ロックピン13で抜け
ないように連結することができるようにしてある。
【0041】図3に示す1は横連結具であり、図2の側
面防護パネルで説明した連結具1と同じものである。こ
の連結具1を別の枠体7に設けられた縦連結具2に差し
込ませると、同連結具1が縦連結具2に連結される。こ
の連結具1により枠体7同士を横に連結することができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明の吊り足場における側面防護壁組
立て工法によれば以下の効果がある。 .側面防護パネルを縦、横に繋いでいくだけで所望の
大きさの防護壁を組立てることができる。 .従って組立てが容易であり、熟練した作業員でなく
ても比較的容易に作業を行なうことができる。 .組立てに要する時間が短いため、工期を短縮するこ
とができる。 .構築された吊り足場から身をのり出すようにして行
なう作業を無くすことができるため、作業の安全性が大
幅に向上する。 .工具の落下事故を大幅に無くすことができる。 .夜間での組立て作業も容易である。 .横への連結は向きを変えて連結することもできるた
め、カーブするような防護壁を簡単に作ることができ
る。 .工事費の削減も可能である。
【0043】本発明の側面防護パネルは、殆どワンタッ
チで縦、横に連結することができるため、このパネルを
用いれば本発明の側面防護壁組立て工法を容易に実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊り足場における側面防護壁組立て工
法の一実施例を示した斜視図。
【図2】本発明の側面防護パネルの第1の実施例であ
り、(a)はパネルの上面図、(b)はパネルの正面
図。
【図3】本発明の側面防護パネルの第2の実施例であ
り、(a)はパネルの上面図、(b)はパネルの正面
図。
【図4】図2、図3の側面防護パネルに使用する連結突
子の実施例であり、(a)はその軸線方向の断面図、
(b)はA−A断面図。
【図5】図2、図3の側面防護パネルの固定方法を示し
た説明図。
【図6】従来の吊り足場における防護壁の一例を示した
斜視図。
【符号の説明】
1 横連結具 2 縦連結具 3 側面防護パネル 4 連結部 5 連結具 6 連結部 7 枠体 8 壁材 9 縦柱 10 縦柱 11 上部連結材 12 下部連結材 13 連結子 14 索条

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横連結具(1)と縦連結具(2)を備えた
    防護パネル(3)の下部を吊り足場の連結部(4)に連
    結具(5)により連結して、同防護パネル(3)を吊り
    足場の横側面に縦向きに設け、この縦向きの防護パネル
    (3)の横連結具(1)と縦連結具(2)の夫々に別の
    防護パネル(3)の横連結具(1)と縦連結具(2)を
    順次連結して、横方向に所望長で縦方向に所望高の防護
    壁を形成することを特徴とする吊り足場における側面防
    護壁組立て工法。
  2. 【請求項2】横連結具(1)と縦連結具(2)を備えた
    防護パネル(3)の下部を、吊り足場の連結部(4)に
    連結具(5)により連結して、同防護パネル(3)を吊
    り足場の横側面に縦向きに設け、この縦向きの防護パネ
    ル(3)の横に別な防護パネル(3)を連結して防護パ
    ネル(3)を横方向へ所望長延長し、横方向へ延長され
    た1段目の防護パネル(3)の上に次段の防護パネル
    (3)を連結して積み足すと共に横方向へも連結し、こ
    の上方への積み足しと横方向への連結を所望段数行なっ
    て横方向に所望長で縦方向に所望高の防護壁を形成する
    ことを特徴とする吊り足場における側面防護壁組立て工
    法。
  3. 【請求項3】吊り足場の連結部(4)に連結具(5)に
    より連結可能な連結部(6)を備えた角型の枠体(7)
    に壁材(8)が取り付けられ、その枠体(7)の上部に
    他の吊り足場用防護パネル(3)を横方向に連結可能な
    横連結具(1)と縦方向に連結可能な縦連結具(2)が
    設けられてなることを特徴とする吊り足場用側面防護パ
    ネル。
  4. 【請求項4】請求項3記載の吊り足場用側面防護パネル
    において、枠体(7)が横方向に離して対向させた縦柱
    (9、10)間の上部間に上部連結材(11)が、下部
    間に下部連結材(12)が設けられ、その枠体(7)に
    壁材(8)が取付けられ、前記2本の縦柱(9、10)
    のうち一方の縦柱(9)の上部に他の側面防護パネル
    (3)の縦柱(9)の下端に差し込まれて同縦柱(9)
    と連結可能な縦連結具(2)が設けられ、他方の縦柱
    (10)の上部に他の側面防護パネル(3)の縦柱
    (9)の上端の縦連結具(2)が差し込まれて同縦連結
    具(2)と連結可能な横連結具(1)が設けられ、下部
    連結材(12)にそれを吊り足場の連結部(4)に連結
    具(5)で連結可能な連結部(6)が形成されてなるこ
    とを特徴とする吊り足場用側面防護パネル。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4記載の吊り足場用側
    面防護パネルにおいて、枠体(7)又は壁材(8)に横
    連結具(1)と縦連結具(2)と他の足場用側面防護パ
    ネル(3)の横連結具(1)と縦連結具(2)とを連結
    する連結子(13)を索条(14)により取付けてなる
    ことを特徴とする吊り足場用側面防護パネル。
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