JP3385323B2 - 天井吊り金物 - Google Patents

天井吊り金物

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JP3385323B2 JP34734593A JP34734593A JP3385323B2 JP 3385323 B2 JP3385323 B2 JP 3385323B2 JP 34734593 A JP34734593 A JP 34734593A JP 34734593 A JP34734593 A JP 34734593A JP 3385323 B2 JP3385323 B2 JP 3385323B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天井パネルを取り付け
る桟木11をH形鋼梁15に吊すために使用される天井
吊り金物21に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の天井吊り金物21は、下端部に
桟木11を取り付ける受け材12を有する長尺ボルト1
3と、U字形に折り曲げられていてH形鋼梁15のフラ
ンジ16に係合するU字形鉤22を先端に形成した長尺
ボルト23と、それらのボルトを挿入するための互いに
直交する方向に開けられた二つの貫通孔14・24とH
形鋼梁15のフランジ16に嵌込する切込溝25を有す
る天吊母材18と、それらのボルト13・23に螺着さ
れるナット19・20・26によって構成されている。
切込溝25は、貫通孔24に挿入した一方のボルト23
のU字形鉤22に向き合う位置に設けられている。
【0003】この天井吊り金物21は、U字形鉤を有す
るボルト23を、切込溝25にU字形鉤22を向き合わ
せて、天吊母材の貫通孔24に挿入し、その向き合う切
込溝25とU字形鉤22の間でH形鋼梁のフランジ16
を挟み込み、ナット26を締めてフランジ16を挟持
し、次いで、受け材12を下側に向けて残りのボルト1
3を天吊母材の貫通孔14に挿入し、その上下からナッ
ト19・20を締めてH形鋼梁15に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の天井
吊り金物21は、二つのボルト13・23を有し、それ
を施工するには二度にわたる螺締を行わなければならな
いので、取付作業に手間取り、能率的に施工することが
出来ない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る天井吊り金
物は、かかる不都合を解消するものであり、(1) 軸
材27の長さ方向に交叉する方向に鉤部28が突き出た
雄形鉤材29と、(2) その雄形鉤材29の軸材27
を長さ方向に向けて挿入し得る鞘部30を有する鞘材3
1の長さ方向に交叉する方向に鉤部32が突き出た雌形
鉤材33と、(3) その雌形鉤材33の鞘材31の長
さ方向に向けて鞘部30に前記雄形鉤材24と共に挿入
し得る軸材34の長さ方向に続くラック35を有するス
トッパー36と、(4) 雄形鉤材29または雌形鉤材
33に取り付けられる桟木受け材12とによって構成さ
れ、(5) ストッパー36の鞘部30への挿入方向に
爪先37を向けた爪材38が鞘部30に挿入されたスト
ッパー36のラック35に噛み合う雌形鉤材33の位置
に取り付けられており、(6) 雌形鉤材33の鞘部3
0にストッパー36と共に挿入された雄形鉤材29が鞘
部30からストッパー36を押し出す方向に作用するバ
ネ39を有することを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下、図示する実施例により説明する。図1
は、天井吊り金物21の組み立て斜視図であり、雄形鉤
材29は軸材27の長さ方向に交叉する方向に鉤部28
を突き出して構成されている。
【0007】ストッパー36にはU字形断面の軸材34
が使用され、左右の端縁にラック35が刻設されてい
る。雄形鉤材29の軸材27は、ストッパー36が内嵌
するU字形断面の鞘部43となっている。鞘部43の後
端45は開口46になっており、鞘部43に嵌め込まれ
たストッパーの後端44が開口46から長く突き出るよ
うになっている。鞘部43の先端41とストッパー36
の先端42は上向きの突起になっており、それらの間に
コイルバネ39が挟み込まれており、ストッパー36の
後端44はコイルバネ39に付勢されて鞘部43の後端
45の開口46から出没するようになっている。
【0008】雌形鉤材33は、雄形鉤材29の軸材27
を長さ方向に向けて挿入し得る鞘部30を有する鞘材3
1と、その長さ方向に交叉する方向に突き出た鉤部32
とによって構成されている。雌形鉤材33の鞘部30に
は、ストッパー36の挿入される方向に爪先37を向け
た爪材38が、その挿入されたストッパー36のラック
35に噛み合う位置に取り付けられており、鞘部30の
後端の溝底47と爪材38の間の隙間48から、雄形部
材29の軸材27が鞘部30に挿入し得るようになって
いる。
【0009】雄形鉤材29とストッパー36の底面には
開口49・50が切り開かれている。雌形鉤材33の溝
底47の一部には細長い舌片40が切り込まれていお
り、この舌片40の先端51は、折れ曲がって開口49
・50を突き抜け、爪材38へと向けられており、舌片
40を押し込むと先端51が爪先37を押し上げてラッ
ク35から外すようになっている。
【0010】雄形鉤材29の鉤部28の先端52と雌形
鉤材33の鉤部32の先端53とは、雄形鉤材29の軸
材27を雌形鉤材33の鞘部32に挿入したとき、互い
に向き合うようになっており、それらの間にH形鋼梁1
5のフランジ16が挟み込めるようになっている。
【0011】雌形鉤材33の鉤部30を構成する鞘材3
1には、その長さ方向に直交する方向に向けてボルト孔
54が穿設されている。桟木受け材12は、このボルト
孔54に差し込まれた長尺ボルト13の下端に取り付け
られる。図中、19・20は長尺ボルト13を鉤部30
に固定するナットを図示し、11は桟木を図示し、ま
た、55は天井板を図示する。
【0012】図2に図示する如く、雄形鉤材の軸材34
とストッパー36とは、雌形鉤材の隙間48から鞘部3
2に深く押し込むことが出来るようになっている。ま
た、図3に図示する如く、雄形鉤材の軸材34を雌形鉤
材の鞘部32に深く押し込んだ場合、雄形鉤材の鉤部2
8と雌形鉤材の鉤部32の間でH形鋼梁15のフランジ
16を把持することが出来るようになっている。
【0013】ストッパー36が雄形鉤材29の軸材27
に対し十分深く押し込まれない状態では、ストッパー3
6と雄形鉤材27の間に介在するバネ39の伸縮可能な
範囲において、そのバネ39の弾撥力に抗して雄形鉤材
29を雌形鉤材33の鉤部28から引き戻すことが出来
るようになっている。
【0014】雄形鉤材の軸材34とストッパー36およ
び雌形鉤材の鞘材31の長さは、フランジ16の幅が9
0mmと120mmの2種類のH形鋼梁15に天井吊り
金物21を取り付けられるように設定しておけばよい。
尚、図示する如く実施例の天井吊り金物21では、フラ
ンジ16を差し込む鉤部28と32の溝幅が階段状に変
化しており、フランジ16の厚みが4.5mm、6.0
mm、8.0mm、12.0mm・・・と異なる種々の
H形鋼梁15に取り付けることが出来るようになってい
る。
【0015】
【作用】而して、雄形鉤材の軸材34を雌形鉤材の鞘部
32に深く押し込んでH形鋼梁15のフランジ16を把
持した状態において、バネ39の弾撥力に抗して雄形鉤
材29を雌形鉤材33の鉤部28から引き戻すと、その
引き戻した分だけ鉤部28と鉤部32の間が広がり、そ
れらの鉤部28・32とフランジ16の間に隙間が出来
ることになるので、天井吊り金物21のH形鋼梁15に
対する取付位置を移動調整することが出来るようにな
る。
【0016】その場合、ストッパー36のラック35に
は爪材38が噛み合っており、そのままではストッパー
16が雌形鉤材33の鞘部30から引き抜かれることは
ない。
【0017】そのようにして天井吊り金物21のH形鋼
梁15に対する取付位置を移動調整後、バネ39を挟圧
するストッパー36と雄形鉤材29の間にバネ39が伸
縮し得る隙間が無くなるまでストッパー36を十分深く
押し込むと、図4に図示する如く、雄形鉤材29の先端
41はバネ39を介してストッパー36の先端42に押
し返されることになるので、雄形鉤材29は雌形鉤材の
鞘部32から引き抜くことが出来なくなり、その結果、
天井吊り金物21はH形鋼梁15に確りと固定されるこ
とになる。
【0018】このようにH形鋼梁15に密着固定された
天井吊り金物21は、桟木11を天井板55を施工した
後においてH形鋼梁15より取り外す必要はないのであ
るが、何らかの理由によってそれを取り外したい場合に
は、舌片40を押し、その先端51で爪材38を押し上
げれば、爪先37がラック35から外れ、ストッパー3
6と共に雄形鉤材29を鞘部30から引き戻すことが出
来るようになり、鉤部28と鉤部32の間が広がって天
井吊り金物21をH形鋼梁15から取り外せるようにな
る。
【0019】押圧片(舌片)40は、そのように爪材3
8を押し上げてラック35から外すためのものである
が、ドライバーや釘を開口49・50に押し込んで爪材
38を押し上げることも出来、従って、天井吊り金物2
1をH形鋼梁15に取り付けるためには押圧片(舌片)
40は必ずしも必要とされない。つまり押圧片(舌片)
40は、誤って取り付けた天井吊り金物21をH形鋼梁
15から取り外すためのものである。
【0020】
【発明の効果】上記の如く本発明に係る天井吊り金物2
1は、雌形鉤材の鉤部32をH形鋼梁のフランジ16の
片端縁に引っ掛けて雄形鉤材の軸材29を雌形鉤材の鞘
部30に叩き込み、その鉤部28をフランジ16の他の
端縁に密着させて更にストッパー36を増し締めの為に
叩き込むと言うハンマーを持っての叩き込み動作だけで
H形鋼梁15に確りと取り付けることが出来る。
【0021】そして、このような叩き込み動作は1秒間
程度で済む一方、従来の天井吊り金物のようにH形鋼梁
15のフランジ16に固定するためにナット26を螺回
す締付動作では30〜40秒間かかるので、本発明によ
り天井吊り金物21のH形鋼梁15へと取付作業が大き
く効率化されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る天井吊り金物の組立斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る天井吊り金物のH形鋼梁への取付
過程での断面側面図である。
【図3】本発明に係る天井吊り金物のH形鋼梁への取付
過程での断面側面図である。
【図4】本発明に係る天井吊り金物のH形鋼梁に取り付
けられた状態での断面側面図である。
【図5】従来の天井吊り金物のH形鋼梁に取り付けられ
た状態での断面側面図である。
【符号の説明】
11 桟木 12 受け材 13 長尺ボルト 14 貫通孔 15 H形鋼梁 16 フランジ 18 天吊母材 19 ナット 20 ナット 21 天井吊り金物 22 U字形鉤 23 長尺ボルト 24 貫通孔 25 切込溝 26 ナット 27 軸材 28 鉤部 29 雄形鉤材 30 鞘部 31 鞘材 32 鉤部 33 雌形鉤材 34 軸材 35 ラック 36 ストッパー 37 爪先 38 爪材 39 バネ 40 押圧片 41 先端 42 先端 43 鞘部 44 後端 45 後端 46 開口 47 溝底 48 隙間 49 開口 50 開口 51 先端 52 先端 53 先端 54 ボルト孔 55 天井板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 9/00 F16L 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸材の長さ方向に交叉する方向に鉤部が
    突き出た雄形鉤材と、その雄形鉤材の軸材を長さ方向に
    向けて挿入し得る鞘部を有する鞘材の長さ方向に交叉す
    る方向に鉤部が突き出た雌形鉤材と、その雌形鉤材の鞘
    材の長さ方向に向けて鞘部に前記雄形鉤材と共に挿入し
    得る軸材の長さ方向に続くラックを有するストッパー
    と、雄形鉤材または雌形鉤材に取り付けられる桟木受け
    材とによって構成され、ストッパーの鞘部への挿入方向
    に爪先を向けた爪材が鞘部に挿入されたストッパーのラ
    ックに噛み合う雌形鉤材の位置に取り付けられており、
    当該鞘部にストッパーと共に挿入された雄形鉤材が鞘部
    からストッパーを押し出す方向に作用するバネを有する
    ことを特徴とする天井吊り金物。
  2. 【請求項2】 前掲請求項1に記載の雌形鉤材が、ラッ
    クから爪先が外れる方向に移動して爪材を押圧する押圧
    片を有することを特徴とする前掲請求項1に記載の天井
    吊り金物。
  3. 【請求項3】 前掲請求項1に記載のバネが雄形鉤材の
    先端とストッパーの先端の間に挟み込まれていることを
    特徴とする前掲請求項1に記載の天井吊り金物。
  4. 【請求項4】 前掲請求項1に記載の雄形鉤材の軸材に
    ストッパーが内嵌する鞘部が形成されており、ストッパ
    ーの後端が雄形鉤材の後端から突き出ていることを特徴
    とする前掲請求項1に記載の天井吊り金物。
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