JPH044021Y2 - - Google Patents

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JPH044021Y2
JPH044021Y2 JP11833587U JP11833587U JPH044021Y2 JP H044021 Y2 JPH044021 Y2 JP H044021Y2 JP 11833587 U JP11833587 U JP 11833587U JP 11833587 U JP11833587 U JP 11833587U JP H044021 Y2 JPH044021 Y2 JP H044021Y2
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holes
main plate
wedge piece
connecting device
bolt
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JP11833587U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は水路の構築等に使用されるコンクリ
ート構造部材の連結装置に係り、特に構造部材の
間にシール部材を介在させてこれらを接合する連
結装置に関する。
[従来の技術] 従来に於けるコンクリート構造部材連結装置と
して、例えば実公昭60−40669号記載の連結装置
がある。これは第2図で示すように、両端部に穿
設された取付孔の、少なくとも一つの取付孔を長
溝孔に形成してなる主板2を有する。そして、前
記主板の長溝側の端部を折り曲げて係止部3を構
成し、係止部3とボルト4bとの間に楔片6を圧
入する。なお、第2図において、1a,1bはコ
ンクリート構造部材、4aはもう一方のボルトを
それぞれ示している。
さらに、こうしたコンクリートの水路用構造部
材だけでは、水路としての水密性を確保すること
が出来ないため、両端面の接合部5にシール部材
を挟んで連結する手段等が試みられている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記第2図に示す従来の連結装
置では、楔片6の圧入時、あるいは長期の使用に
際し、第2図に於て二点鎖線で示したように、楔
片6や係止部3が変形して緩んでしまい、結局水
密性が保持できなくなつてしまうという欠点があ
つた。
この考案はコンクリート構造部材の連結装置に
於て、水密性を確実にかつ長期にわたつて保持す
ることができる連結装置を提供することを目的と
する。
[問題を解決するための手段] 即ち、本発明による水路構築用部材の連結装置
は、両側の立上り部分に孔部30a,30bを有
する主板20と、該主板20を水路構築用部材1
a,1bに連結するボルト26a,28aと、前
記孔部30a,30bに圧入される楔片22とか
らなる。そして、圧入された楔片22の勾配辺2
2aを、孔部30a,30bの間でボルト26a
に圧接し、その反力で主板20を締め付ける。
[作用] 前述した第2図の連結装置の場合、楔片6と係
止部3とは面と面との接触であつて、一見摩擦が
大きいようであるが、実際には強く楔片6が打ち
込まれると、ボルト4bからの反力に係止部3が
耐えきれずに変形し、却つて緩み易い。
これに対し本考案による前記連結装置では、楔
片22の変形を逆に緩み止めとして利用すること
ができ、容易に緩まない連結装置が得られる。即
ち、楔片22を打ち込んだ際に、それが2ケ所で
主板20と接触するために、勾配に沿つたボルト
26aからの反力により、楔片22が前記2ケ所
を支点としてその間で幅方向に撓む。この撓んだ
中間部は、前記2ケ所の支点で両側から拘束され
るため、楔片22が圧入されたのと逆の方向にず
れてしまわない。
[実施例] 次に、本考案の実施例について、具体的に説明
する。
第1図に於て、20は結合用の主板を示し、2
2は楔片、22aはその勾配辺、24は楔片の端
部を折り曲げて形成した楔片係止部である。ま
た、30a,30bは楔片22を拘束するため前
記楔片係止部24に開設された孔部、28,26
はそれぞれ水路構築用部材1a,1bにねじ込ま
れたボルト26a,28aを嵌合するため、主板
20に設けられた孔部を示している。
第3図は第1図の状態に実際にボルトを用いた
場合の平面図を示している。5は接合部を、Sは
水路構築用部材1a,1bの間に挿入されたシー
ル部材部を示している。
この実施例の場合、楔片22が圧入されたと
き、勾配辺22aがボルト26aから受ける反力
により、第3図に於て2点鎖線で示すように、孔
部30a,30bの2ケ所を支点として撓む。こ
の変形により、楔片22は孔部30a,30bに
食い込んで抜け難くなり、これが結局楔片22の
係合をより強固なものとし、緩みを抑える効果が
あり、楔片22の持つ弾力も有効に発揮できる。
ここで、第3図のボルト(ナツト)のうち左側
の28aはきつく、右側の26aはやや緩めの状
態で仮締めし、この状態で楔片22を打ち込むと
よい。その後右側のボルト(ナツト)も固く締め
て固定する。
また、第1図の実施例から明らかなように主板
20はチヤンネル形をしているが、これは主板2
0が単純な平板の場合に比較して、機械的強度が
増大するという効果をもたらす。特に第3図で言
えばコンクリート部材の上下方向のずれ、あるい
はそれと直角方向の垂直方向へのずれなどに対
し、より強固な部材として作用するので、部材1
a,1bの接合がより確実になる。
また第4図に示すように、楔片22を打ち込ん
だ後、点線で示すその先端部分を折り曲げ、実線
のようにすれば、ロツク機能として利用すること
ができるので、より緩み難くなるという効果が期
待できる。
さらにロツク機能の変形例を第5図、第6図
A,Bに示す。同一部分については同一の符号を
付して示している。この場合は楔片22にロツク
用のボルト32を挿入することができる孔32
a,32bを設けたことに特徴がある。例えば第
5図ではロツク用孔32bにボルト32を挿入し
た場合を示しているが、これによつて、主板20
の立上り部分20aの側面を利用し、楔片22の
抜け、緩みを防止することができる。なお、孔の
ピツチを適当に設定することによつて、ロツク機
能としてさらに有効に利用することができる。
第6図A,Bは前記楔片22について示し、A
は楔片22の断面図を、Bはその平面図でボルト
(ナツト)を未だ装着しない場合を示している。
この実施例によると、第3図の場合の効果に加え
ロツク機能をも有するので、より確実に構造部材
1a,1bを結合することができる。
[考案の効果] この考案によればコンクリート部材の結合をよ
り確実におこなうことができ、特に楔片22の緩
みが防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の斜視図を、第2図
はこの考案に関する従来技術の例を、第3図はこ
の考案の実施例(第1図)の平面図による説明
を、第4図は楔片を折り曲げてロツク機能をもた
せた場合の実施例を、第5図第6図A,Bはロツ
ク機能の他の実施例をそれぞれ示す。 20……主板、22……楔片、22a……勾配
片、24……楔片係止部、30a,30b……孔
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 水路構築用部材の連結装置において、両側の
    立上り部分に孔部30a,30bを有する主板
    20と、該主板20を水路構築用部材1a,1
    bに連結するボルト26a,28aと、前記孔
    部30a,30bに圧入される楔片22とから
    なり、圧入された楔片22の勾配辺22aを、
    孔部30a,30bの間でボルト26aに圧接
    し、その反力で主板20を締め付けることを特
    徴とする水路構築用部材の連結装置。 (2) 前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の楔
    片22を孔部30a,30bに圧入し、さらに
    その先端を折り曲げて主板20にロツクした水
    路構築用部材の連結装置。 (3) 前記実用新案登録請求の範囲第1項記載の楔
    片22を孔部32a,32bに圧入し、その先
    端にボルト32を固着して主板20にロツクし
    た水路構築用部材の連結装置。
JP11833587U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH044021Y2 (ja)

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JPS6424128U JPS6424128U (ja) 1989-02-09
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JP5941415B2 (ja) * 2013-01-22 2016-06-29 株式会社Di製作所 コンクリート製品を引き寄せ接続するための接続板

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