JP3065298U - 配線用ダクト固着具 - Google Patents

配線用ダクト固着具

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JP3065298U
JP3065298U JP1999004746U JP474699U JP3065298U JP 3065298 U JP3065298 U JP 3065298U JP 1999004746 U JP1999004746 U JP 1999004746U JP 474699 U JP474699 U JP 474699U JP 3065298 U JP3065298 U JP 3065298U
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JP1999004746U
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Inventor
計三 勝俣
Original Assignee
株式会社 小山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電盤内に配線収納用のダクトを簡易且つ迅
速に装着し、且つ装着後の取付強度を極めて強固にする
こと。 【解決手段】 複数の歯片2a,2a,…が長手方向に
沿って配列形成された鋸歯状部2を有する挿入係止部A
1 と,該挿入係止部A1 の先端に形成されたストッパー
部1とからなる雄型体Aと、前記挿入係止部A1 が挿入
可能な被挿入貫通部6と,該被挿入貫通部6の内部に形
成され且つ前記鋸歯状部2の各歯片2aに係止可能な被
係止歯片7a,7a,…が配列形成された被係止部7と
を備えた雌型体Bとからなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、配電盤内に配線収納用のダクトを簡易且つ迅速に装着し、且つ装着 後の取付強度を極めて強固にすることができる配線用ダクト固着具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、配電盤内における配線が垂れ下がらないようにし、且つ配線を保護 するために配線用ダクトが使用されている。配電盤の内部配線を行う場合に、そ の配線用ダクトは、ボルト・ナット等の固着具が使用されたり、又は配電盤に取 付け用の孔を穿孔し、該穿孔部にタップ等にて内ネジが形成される。
【0003】 そして、配線用ダクトが、ボルト・ナットからなる固着具にて配電盤内部に固 着されたり、又は前記内ネジにボルトを介して配線用ダクトが固着されるもので ある。配線用ダクトは、内部に収納された電線の重量を受けるので、強固なる固 着が必要である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
配電盤に配線用ダクトを装着する作業は前述したように、ボルト・ナット等の 固着具を使用するか、或いは配電盤内に内ネジ孔を形成する必要がある。そして その内ネジ孔を形成するのは、タップによるネジ切り作業を行うものであり、多 数箇所にこのような作業を行わなくてはならず、極めて面倒である。
【0005】 さらに、内ネジ孔の形成は、配電盤内における形成位置の許容誤差が厳しく、 もしも形成位置に僅かなズレがあっても、配線用ダクトの取付け用の貫通孔との 位置的な修正が極めて困難である。これに対して、配線用ダクトをボルト・ナッ トによる固着具にて装着する場合には、配電盤に形成する配線用ダクトの取付け 孔は、少し大きめにしておくことができ(これを一般には「バカ孔」と称してい る。)、そのために、配線用ダクトの取付け孔の形成位置の許容誤差は比較的緩 くなる。
【0006】 しかし、この場合には、ボルト・ナットの組み合わせで配線用ダクトを固着す るので、ボルトを締め付ける際に、ナットを配電盤の裏側で何らかの手段を用い て仮固定しなくてはならず、さらにこれら多数のボルト・ナットを一つ一つ締め 付けることは、とりもなおさず大変面倒な作業である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、考案者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本考案を、 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成された鋸歯状部を有する挿入係止部と, 該挿入係止部の先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前記挿入係 止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫通部の内部に形成され且つ前記鋸 歯状部の各歯片に係止可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた雌 型体とからなる配線用ダクト固着具としたことにより、配電盤内に配線用ダクト を取り付けるのに簡易且つ迅速に行うことができ、その取付強度を極めて強固に することができ上記課題を解決したものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて説明する。本考案には複数の実施形 態が存在するが、まず、第1実施形態について説明する。その配線用ダクト固着 具は、雄型体Aと雌型体Bとから構成される〔図1(A),(B)等参照〕。そ の雄型体Aと雌型体Bとは、合成樹脂から形成され、具体的な素材としてはナイ ロンが好適である。その雄型体Aは、挿入係止部A1 とストッパー部1とから構 成される。
【0009】 そのストッパー部1は、偏平球面形状に形成された表面1aと、平坦状のスト ッパー面1bとから構成される〔図1(A),(B)参照〕。該ストッパー面1 bは平坦状をなし、その外形は、たとえば円形状をなしている。そのストッパー 部1の略中心箇所と挿入係止部A1 の長手方向一端が連続形成されている。また 、ストッパー部1の表面1aは、略半割りの球面形状でさらに具体的には偏平球 面形状をなしている。或いは、表面1aは、偏平なる円板状に形成されることも ある。
【0010】 該挿入係止部A1 は、平帯板状に形成されたもので、具体的には、偏平な帯形 状に形成されている。その挿入係止部A1 の長手方向に沿って鋸歯状部2及びガ イド挿入部3が形成されており、鋸歯状部2が前記ストッパー部1のストッパー 面1b側に連続的に形成され、ガイド挿入部3が前記鋸歯状部2に連続して形成 されている〔図1(A),(B)参照〕。
【0011】 その挿入係止部A1 の鋸歯状部2には、偏平な帯形状部分の平坦面両側に複数 の歯片2a,2a,…が列をなし且つ長手方向に沿ってその断面が略鋸歯形状を なしている。さらに、その鋸歯状部2を構成する各歯片2aは、傾斜状面2a1 と直角状面2a2 により形成された断面略直角三角形状をなしている(図1のイ 部詳細,図3,図4等参照)。
【0012】 その傾斜状面2a1 は、挿入係止部A1 の長手方向に対して傾斜した面であり 、また直角状面2a2 とは挿入係止部A1 の長手方向に対して直角(略直角も含 まれる)となる面である。そして、各歯片2aの直角状面2a2 が前記ストッパ ー部1のストッパー面1b側に対向し、傾斜状面2a1 は、挿入係止部A1 の先 端側(前記ストッパー部1の形成側と反対側端)に対向している〔図1(B)参 照〕。
【0013】 次に、雌型体Bは、押え部5と、被挿入貫通部6及び被係止部7とからなる構 成されている〔図2(A)乃至(C)参照〕。そして、前記押え部5は、略偏平 球面体形状をなし、押え部表面5aと、押圧面5bとから形成されている。前記 被挿入貫通部6は、その押え部表面5aと押圧面5bとの中心箇所を貫通する部 位であり、前記雄型体Aの挿入係止部A1 が挿入する部分である。
【0014】 その被挿入貫通部6内には、前記被係止部7が形成されている。該被係止部7 は、前記挿入係止部A1 の鋸歯状部2と係止する部位であり、複数の被係止歯片 7a,7a,…が形成されている〔図2(B)参照〕。具体的には、二つの被係 止部7,7が被挿入貫通部6内に平行状に対向して形成され、被挿入貫通部6に 挿入した挿入係止部A1 を挟持しつつ鋸歯状部2,2と係止するものである〔図 2(C),図3(C)参照〕。
【0015】 その被係止部7の各被係止歯片7aは、断面略直角三角形状をなし、前記歯片 2aと同様に傾斜状面7a1 と直角状面7a2 から形成されている。そして、直 角状面7a2 は、押え部表面5a側に対向して形成されている。その歯片2aと 被係止歯片7aとは、同等の大きさで噛み合いが良好に行われるようになってい る。
【0016】 その被係止部7は、被挿入貫通部6内で弾性を有して、拡開可能なる構成とな っている。その被係止部7は被挿入貫通部6との間に弾性連結片7cを介して連 続形成されている。該弾性連結片7c,7cを介して両被係止部7,7が前記被 挿入貫通部6内において弾性的に拡開可能となっている〔図3(A)参照〕。即 ち、両被係止部7,7が外力により拡開しても、外力を取り去れば元の状態に戻 ることができる。
【0017】 そして、前記挿入係止部A1 のガイド挿入部3側から雌型体Bの押圧面5b側 の被挿入貫通部6へ挿入し、その雌型体Bを雄型体Aのストッパー部1の方向に 移動させるときには、歯片2aの傾斜状面2a1 と被係止歯片7aの傾斜状面7 a1 とが当接し、傾斜状面2a1 が傾斜状面7a1 を押し拡げるように作用し、 したがって拡開可能両被係止部7,7が移動する両鋸歯状部2,2により拡開さ れることになり、挿入係止部A1 の挿入を容易にすることができる〔図3(B) 参照〕。
【0018】 また、雌型体Bが雄型体Aのストッパー部1と反対方向,即ち雌型体Bが挿入 係止部A1 から外れる方向へ移動しようとしても、今度は歯片2aの直角状面2 a2 と,被係止歯片7aの直角状面7a2 とが当接することとなり、両被係止部 7,7が挿入係止部A1 の両面の鋸歯状部2,2を挟持し、係止固着状態となり 、相互に移動不可能な状態にすることができる〔図3(C)参照〕。
【0019】 その雌型体Bの押え部表面5aは、前述したように偏平球面体としているが、 その他に偏平円筒形状とすることも可能であるが、図9(A),(B)等に示す ように、押え部表面5aは配線用ダクト内に位置するので、配線用ダクト内の配 線が引っ掛かたりしないような形状が好ましく、前述したように偏平球面体とす ることが配線に対して最も邪魔になりにくい形状である。
【0020】 また、本考案の第2実施形態として、雄型体Aでは、その挿入係止部A1 の一 端面側にのみ鋸歯状部2が形成され、雌型体Bでは、被挿入貫通部6内に被係止 部7が一つのみ形成されたタイプが存在する〔図6(A)参照〕。即ち、挿入係 止部A1 の鋸歯状部2が形成されている側の反対側は平坦状なる平坦面2bが形 成され、被挿入貫通部6の被係止部7の形成側に対する反対側面は平坦状なる押 圧平坦面7bとなっている〔図6(B)参照〕。そして、雌型体Bの被挿入貫通 部6に挿入した挿入係止部A1 の鋸歯状部2と被係止部7とが係止するとともに 平坦面2bを押圧平坦面7bが押圧して、前記鋸歯状部2と被係止部7との係止 状態をより強固にするものである。
【0021】 次に、本考案の第3実施形態としては、その被挿入貫通部6内の両壁面と被係 止部7,7とが一体的に形成されたものであり、具体的には、被挿入貫通部6の 内壁面に被係止歯片7a,7a,…が直接一体的に形成されたものである〔図6 (C)参照〕。そして、被挿入貫通部6内に挿入係止部A1 を挿入するときには 、挿入係止部A1 の両鋸歯状部2,2と雌型体Bの両被係止部7,7とが相互に 僅かに変形しつつ挿入係止部A1 の挿入方向への移動が行われることになる。
【0022】 次に、本考案の第4実施形態としては、前記挿入係止部A1 を外周を円周形状 とした棒軸状としたものである〔図7(A)参照〕。その挿入係止部A1 におけ る鋸歯状部2は、略棒軸状に形成されたものであり、前記各歯片2aは、略円錐 台形状として形成され、複数の歯片2aが、軸方向に連続する形状となっている 〔図7(B)参照〕。
【0023】 前記雌型体Bは、その被係止部7の被係止歯片7a,7a,…を前記各円錐形 状の歯片2aに係止可能な内周形状としたものである〔図8(A)参照〕。その 雌型体Bの被挿入貫通部6は、円周内壁形状をなしており、その内壁面に被係止 部7が形成されている〔図8(B),(C)参照〕。
【0024】 該被係止部7の各被係止歯片7a,7a,…は、前記被挿入貫通部6の内壁面 に形成され、且つ円周方向に不連続部7eが形成されている〔図8(A)参照〕 。該不連続部7eは、各被係止歯片7aが形成されていない部分であり、被挿入 貫通部6の長手方向に沿って略溝状に形成されている〔図8(B),(C)参照 〕。その不連続部7e,7e,…は、4箇所形成されている。即ち被挿入貫通部 6内にて4等分されていることになる。
【0025】 第4実施形態における挿入係止部A1 の歯片2aには、第1実施形態と同様に 傾斜状面2a1 及び直角状面2a2 が形成されており、また雌型体Bの係止歯片 7aにも傾斜状面7a1 及び直角状面7a2 とが形成されている。その傾斜状面 2a1 は円錐台の外周面に該当し、直角状面2a2 は円錐台の底面に該当してい る〔図7(C)参照〕。
【0026】 なお、第1実施形態乃至第4実施形態における雄型体A及び雌型体Bにおいて 、前記鋸歯状部2の歯片2a及び前記被係止部7の被係止歯片7aは、その断面 を前述したような直角三角形には限定せず、正三角形,二等辺三角形等としても よい〔図6(D)及びその(ロ)部詳細参照〕。また、前記鋸歯状部2の歯片2 a及び前記被係止部7の被係止歯片7aは、相互に係止可能な凹凸面としてもよ い。
【0027】
【作用】
配線用ダクト10は、ダクト部10aとカバー部10bとから構成され、該ダ クト部10aの底面には取付用孔10a1 が形成されている〔図9(A),(B )等参照〕。また配電盤11には、電装品を配列する配列板11aが備わってい る〔図9(C)参照〕。その配列板11aの所定の箇所に配線用ダクト10が装 着されるが、その配線用ダクト10の取付用孔10a1 の位置に合わせて配列板 11aにも取付用孔11a1 が穿孔されている。
【0028】 その取付用孔11a1 の裏面側(配線用ダクト10及び電装品等を装着する面 とは反対側面)から雄型体Aの挿入係止部A1 を挿入する。このとき、ストッパ ー部1のストッパー面1bが配列板11aの裏面側に当接する。次に、配列板1 1aの表面側より前記取付用孔11a1 を介して突出した挿入係止部A1 を前記 配線用ダクト10の取付用孔10a1 に挿入させる〔図5(A)参照〕。
【0029】 次いで、配線用ダクト10の取付用孔10a1 から突出した挿入係止部A1 に 雌型体Bの被挿入貫通部6に挿入させ、雌型体Bを配線用ダクト10の底部に向 かって押し込む。このとき、前記挿入係止部A1 は、作業員がしっかりと引っ張 って緊張させておく〔図5(B)参照〕。
【0030】 その雌型体Bが配線用ダクト10の底部にしっかりと押圧させた状態で当接さ せると、前記鋸歯状部2aと被係止歯片7aとが噛み合いながら係止し、その固 定を確実且つ強固にすることができる。そして、雌型体Bから突出した挿入係止 部A1 の余分な部分は切断する〔図5(C)参照〕。
【0031】 図4(A)乃至(D)は、雌型体Bが挿入係止部A1 に対してストッパー部1 の方向に一つの歯片2aの分(これを1ピッチPと称する)押し込む方向に移動 させるときの、鋸歯状部2と被係止部7との相対的な動作を示したものである。 雌型体Bが挿入係止部A1 に沿ってストッパー部1に向かって移動すると、図4 (B),(C)に示すように、鋸歯状部2の各歯片2a,2a,…の傾斜状面2 a1 により被係止部7,7の被係止歯片7a,7a,…の傾斜状面7a1 が外方 に押し拡げられ、雌型体Bが挿入係止部A1 に沿って移動する。
【0032】
【考案の効果】
請求項1の考案は、挿入係止部A1 とストッパー部1とからなる雄型体Aの挿 入係止部A1 を,該挿入係止部A1 と係止する被係止部7を有する被挿入貫通部 6を備えた雌型体Bの被挿入貫通部6に挿入し、その挿入停止位置が常時,係止 固着状態となる配線用ダクト固着具としたことにより、配電盤用内への配線用ダ クトの装着を簡易且つ迅速に行うことができる。
【0033】 これは、雌型体Bに挿入係止部A1 を挿入させ、雌型体Bを雄型体Aのストッ パー部1に向かって移動させるのみで、その停止した位置で係止固着された状態 となるので、配電盤に配線用ダクトを装着するのに、配電盤及び配線用ダクトに それぞれ、挿入係止部A1 用な貫通孔が形成されていれば、工具なしで、配線用 ダクトを簡易且つ迅速に装着することができる。
【0034】 次に、請求項2の考案は、複数の歯片2a,2a,…が長手方向に沿って配列 形成された鋸歯状部2を有する挿入係止部A1 と,該挿入係止部A1 の先端に形 成されたストッパー部1とからなる雄型体Aと、前記挿入係止部A1 が挿入可能 な被挿入貫通部6と,該被挿入貫通部6の内部に形成され且つ前記鋸歯状部2の 各歯片2aに係止可能な被係止歯片7a,7a,…が配列形成された被係止部7 とを備えた雌型体Bとからなる配線用ダクト固着具としたことにより、配電盤用 内への配線用ダクトの装着を簡易且つ迅速に行うことができるとともに、強固で 且つ耐久性のある装着を可能としている。
【0035】 上記効果を詳述すると、雄型体Aにおける挿入係止部A1 の鋸歯状部2は、複 数の歯片2a,2a,…から構成されているし、被係止部7は、複数の被係止歯 片7a,7a,…から形成され、両者が噛み合うことにより、極めて強固なる係 止状態とすることができる。
【0036】 次に、請求項3の考案は、請求項2において、前記歯片2aと被係止歯片7a は、傾斜状面2a1 ,7a1 及び直角状面2a2 ,7a2 を有する断面同一なる 直角三角形とし、係止状態で前記歯片2aと被係止歯片7aの直角状面2a2 , 7a2 同士が当接してなる配線用ダクト固着具としたことにより、より一層強固 なる係止状態にすることができる。
【0037】 即ち、鋸歯状部2と被係止部7との係止状態で歯片2aの直角状面2a2 と被 係止歯片7aの直角状面7a2 とが当接した状態となり、挿入係止部A1 の軸方 向での外力に対して直角状面2a2 と直角状面7a2 との当接力は最大となり、 極めて強固なる係止状態にすることができる。
【0038】 次に、請求項4の考案は、請求項2において、前記挿入係止部A1 は平帯板状 とし且つ前記鋸歯状部2は、その平帯板状とした挿入係止部A1 の両面に形成さ れてなる配線用ダクト固着具としたことにより、雌型体Bの両被係止部7,7は 対向する構造とし、挿入係止部A1 を両面を挟持することにより係止固着状態を 得ることができ、雌型体Bに雄型体Aの挿入係止部A1 を挿入しやすく、また、 係止状態も良好なるものにでき、配電盤への配線用ダクトの装着の作業効率を向 上させることができる。
【0039】 次に、請求項5の考案は、請求項2において、前記挿入係止部A1 は外周を円 周形状とした棒軸状とし、前記雌型体Bの被係止部7は前記被挿入貫通部6の内 周壁に形成してなる配線用ダクト固着具としたことにより、前記挿入係止部A1 の外周部分が雌型体Bの被係止部7と係止状態となることで、締付強度を向上さ せることができる。
【0040】 次に、請求項6の考案は、請求項2において、前記雄型体A及び雌型体Bは合 成樹脂から成形してなる配線用ダクト固着具としたことにより、絶縁材料として の役目をなし、配線用ダクトとの間に絶縁テープ等の材料を使用する必要がなく 、作業効率を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の斜視図及び要部拡大図 (B)は雄型体と断面にした雌型体との側面図 (C)は雄型体と雌型体の要部拡大断面図
【図2】(A)は雌型体の平面図 (B)は雌型体の要部拡大断面斜視図 (C)は挿入部が挿入した状態の雌型体の要部拡大斜視
【図3】(A)は雌型体の被係止部の動作を示す要部拡
大断面図 (B)は雌型体の被係止部が雄型体の挿入移動により拡
開状態となった要部拡大断面図 (C)は雌型体の被係止部と挿入部の鋸歯状係止部とが
係止している要部拡大断面図
【図4】(A)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する
状態を示す作用図 (B)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する状態を示
す作用図 (C)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する状態を示
す作用図 (D)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する状態を示
す作用図
【図5】(A)は配線用ダクトを配列板に配置し固定し
ようとする工程図 (B)は配線用ダクトに配置した配列板に雄型体と雌型
体とを装着している工程図 (C)は雄型体と雌型体とで配線用ダクトを配列板に固
定完了した工程図
【図6】(A)は本考案の第2実施形態の雄型体と断面
にした雌型体との側面図 (B)は第2実施形態の要部拡大断面図 (C)は第3実施形態の要部拡大断面図 (D)は別の実施例の歯片の形状を示す要部拡大断面図
及び詳細断面図
【図7】(A)は本考案の第4実施形態の斜視図 (B)は第4実施形態の雄型体及び断面にした雌型体の
側面図 (C)は第4実施形態の要部拡大断面図
【図8】(A)は第4実施形態における被挿入貫通部の
要部拡大図 (B)は第4実施形態の被係止部周囲の要部拡大断面図 (C)は第4実施形態の要部拡大断面斜視図 (D)は第4実施形態による配線用ダクトの取付状態図
【図9】(A)は本考案にて固定した配線用ダクトの斜
視図 (B)は本考案にて固定した配線用ダクトの縦断側面図 (C)は配電盤の斜視図
【符号の説明】 A…雄型体 A1 …挿入係止部 B…雌型体 1…ストッパー部 2…鋸歯状部 2a…歯片 2a1 …傾斜状面 2a2 …直角状面 6…被挿入貫通部 7…被係止部 7a…被係止歯片 7a1 …傾斜状面 7a2 …直角状面

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入係止部とストッパー部とからなる雄
    型体の挿入係止部を、該挿入係止部と係止する被係止部
    を有する被挿入貫通部を備えた雌型体の被挿入貫通部に
    挿入し、その挿入停止位置が常時,係止固着状態となる
    ことを特徴とする配線用ダクト固着具。
  2. 【請求項2】 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成
    された鋸歯状部を有する挿入係止部と,該挿入係止部の
    先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前
    記挿入係止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫
    通部の内部に形成され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止
    可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた
    雌型体とからなることを特徴とする配線用ダクト固着
    具。
  3. 【請求項3】 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成
    された鋸歯状部を有する挿入係止部と,該挿入係止部の
    先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前
    記挿入係止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫
    通部の内部に形成され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止
    可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた
    雌型体とからなり、前記歯片と被係止歯片は、傾斜状面
    及び直角状面を有する断面同一なる直角三角形とし、係
    止状態で前記歯片と被係止歯片の直角状面同士が当接し
    てなることを特徴とする配線用ダクト固着具。
  4. 【請求項4】 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成
    された鋸歯状部を有する挿入係止部と,該挿入係止部の
    先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前
    記挿入係止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫
    通部の内部に形成され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止
    可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた
    雌型体とからなり、前記挿入係止部は平帯板状とし且つ
    前記鋸歯状部は、その平帯板状とした挿入係止部の両面
    に形成されてなることを特徴とする配線用ダクト固着
    具。
  5. 【請求項5】 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成
    された鋸歯状部を有する挿入係止部と,該挿入係止部の
    先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前
    記挿入係止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫
    通部の内部に形成され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止
    可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた
    雌型体とからなり、前記挿入係止部は外周を円周形状と
    した棒軸状とし、前記雌型体の被係止部は前記被挿入貫
    通部の内周壁に形成してなることを特徴とする配線用ダ
    クト固着具。
  6. 【請求項6】 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成
    された鋸歯状部を有する挿入係止部と,該挿入係止部の
    先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前
    記挿入係止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫
    通部の内部に形成され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止
    可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた
    雌型体とからなり、前記雄型体及び雌型体は合成樹脂か
    ら成形してなることを特徴とする配線用ダクト固着具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010261567A (ja) * 2009-05-11 2010-11-18 Japan Aircraft Mfg Co Ltd ワークの仮止具
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