JP2001012425A - 配線用ダクト固着具 - Google Patents

配線用ダクト固着具

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JP2001012425A
JP2001012425A JP11181538A JP18153899A JP2001012425A JP 2001012425 A JP2001012425 A JP 2001012425A JP 11181538 A JP11181538 A JP 11181538A JP 18153899 A JP18153899 A JP 18153899A JP 2001012425 A JP2001012425 A JP 2001012425A
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locked
locking portion
insertion locking
wiring duct
female
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JP11181538A
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English (en)
Inventor
Keizo Katsumata
計三 勝俣
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Koyama Co Ltd
Original Assignee
Koyama Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電盤内に配線収納用のダクトを簡易且つ迅
速に装着し、且つ装着後の取付強度を極めて強固にする
こと。 【解決手段】 複数の歯片2a,2a,…が長手方向に
沿って配列形成された鋸歯状部2を有する挿入係止部A
1 と,該挿入係止部A1 の先端に形成されたストッパー
部1とからなる雄型体Aと、前記挿入係止部A1 が挿入
可能な被挿入貫通部6と,該被挿入貫通部6の内部に形
成され且つ前記鋸歯状部2の各歯片2aに係止可能な被
係止歯片7a,7a,…が配列形成された被係止部7と
を備えた雌型体Bとからなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電盤内に配線収
納用のダクトを簡易且つ迅速に装着し、且つ装着後の取
付強度を極めて強固にすることができる配線用ダクト固
着具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、配電盤内における配線が垂れ
下がらないようにし、且つ配線を保護するために配線用
ダクトが使用されている。配電盤の内部配線を行う場合
に、その配線用ダクトは、ボルト・ナット等の固着具が
使用されたり、又は配電盤に取付け用の孔を穿孔し、該
穿孔部にタップ等にて内ネジが形成される。
【0003】そして、配線用ダクトが、ボルト・ナット
からなる固着具にて配電盤内部に固着されたり、又は前
記内ネジにボルトを介して配線用ダクトが固着されるも
のである。配線用ダクトは、内部に収納された電線の重
量を受けるので、強固なる固着が必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】配電盤に配線用ダクト
を装着する作業は前述したように、ボルト・ナット等の
固着具を使用するか、或いは配電盤内に内ネジ孔を形成
する必要がある。そしてその内ネジ孔を形成するのは、
タップによるネジ切り作業を行うものであり、多数箇所
にこのような作業を行わなくてはならず、極めて面倒で
ある。
【0005】さらに、内ネジ孔の形成は、配電盤内にお
ける形成位置の許容誤差が厳しく、もしも形成位置に僅
かなズレがあっても、配線用ダクトの取付け用の貫通孔
との位置的な修正が極めて困難である。これに対して、
配線用ダクトをボルト・ナットによる固着具にて装着す
る場合には、配電盤に形成する配線用ダクトの取付け孔
は、少し大きめにしておくことができ(これを一般には
「バカ孔」と称している。)、そのために、配線用ダク
トの取付け孔の形成位置の許容誤差は比較的緩くなる。
【0006】しかし、この場合には、ボルト・ナットの
組み合わせで配線用ダクトを固着するので、ボルトを締
め付ける際に、ナットを配電盤の裏側で何らかの手段を
用いて仮固定しなくてはならず、さらにこれら多数のボ
ルト・ナットを一つ一つ締め付けることは、とりもなお
さず大変面倒な作業である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を、複
数の歯片が長手方向に沿って配列形成された鋸歯状部を
有する挿入係止部と,該挿入係止部の先端に形成された
ストッパー部とからなる雄型体と、前記挿入係止部が挿
入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫通部の内部に形成
され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止可能な被係止歯片
が配列形成された被係止部とを備えた雌型体とからなる
配線用ダクト固着具としたことにより、配電盤内に配線
用ダクトを取り付けるのに簡易且つ迅速に行うことがで
き、その取付強度を極めて強固にすることができ上記課
題を解決したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明には複数の実施形態が存在す
るが、まず、第1実施形態について説明する。その配線
用ダクト固着具は、雄型体Aと雌型体Bとから構成され
る〔図1(A),(B)等参照〕。その雄型体Aと雌型
体Bとは、合成樹脂から形成され、具体的な素材として
はナイロンが好適である。その雄型体Aは、挿入係止部
1 とストッパー部1とから構成される。
【0009】そのストッパー部1は、偏平球面形状に形
成された表面1aと、平坦状のストッパー面1bとから
構成される〔図1(A),(B)参照〕。該ストッパー
面1bは平坦状をなし、その外形は、たとえば円形状を
なしている。そのストッパー部1の略中心箇所と挿入係
止部A1 の長手方向一端が連続形成されている。また、
ストッパー部1の表面1aは、略半割りの球面形状でさ
らに具体的には偏平球面形状をなしている。或いは、表
面1aは、偏平なる円板状に形成されることもある。
【0010】該挿入係止部A1 は、平帯板状に形成され
たもので、具体的には、偏平な帯形状に形成されてい
る。その挿入係止部A1 の長手方向に沿って鋸歯状部2
及びガイド挿入部3が形成されており、鋸歯状部2が前
記ストッパー部1のストッパー面1b側に連続的に形成
され、ガイド挿入部3が前記鋸歯状部2に連続して形成
されている〔図1(A),(B)参照〕。
【0011】その挿入係止部A1 の鋸歯状部2には、偏
平な帯形状部分の平坦面両側に複数の歯片2a,2a,
…が列をなし且つ長手方向に沿ってその断面が略鋸歯形
状をなしている。さらに、その鋸歯状部2を構成する各
歯片2aは、傾斜状面2a1と直角状面2a2 により形
成された断面略直角三角形状をなしている(図1のイ部
詳細,図3,図4等参照)。
【0012】その傾斜状面2a1 は、挿入係止部A1
長手方向に対して傾斜した面であり、また直角状面2a
2 とは挿入係止部A1 の長手方向に対して直角(略直角
も含まれる)となる面である。そして、各歯片2aの直
角状面2a2 が前記ストッパー部1のストッパー面1b
側に対向し、傾斜状面2a1 は、挿入係止部A1 の先端
側(前記ストッパー部1の形成側と反対側端)に対向し
ている〔図1(B)参照〕。
【0013】次に、雌型体Bは、押え部5と、被挿入貫
通部6及び被係止部7とからなる構成されている〔図2
(A)乃至(C)参照〕。そして、前記押え部5は、略
偏平球面体形状をなし、押え部表面5aと、押圧面5b
とから形成されている。前記被挿入貫通部6は、その押
え部表面5aと押圧面5bとの中心箇所を貫通する部位
であり、前記雄型体Aの挿入係止部A1 が挿入する部分
である。
【0014】その被挿入貫通部6内には、前記被係止部
7が形成されている。該被係止部7は、前記挿入係止部
1 の鋸歯状部2と係止する部位であり、複数の被係止
歯片7a,7a,…が形成されている〔図2(B)参
照〕。具体的には、二つの被係止部7,7が被挿入貫通
部6内に平行状に対向して形成され、被挿入貫通部6に
挿入した挿入係止部A1 を挟持しつつ鋸歯状部2,2と
係止するものである〔図2(C),図3(C)参照〕。
【0015】その被係止部7の各被係止歯片7aは、断
面略直角三角形状をなし、前記歯片2aと同様に傾斜状
面7a1 と直角状面7a2 から形成されている。そし
て、直角状面7a2 は、押え部表面5a側に対向して形
成されている。その歯片2aと被係止歯片7aとは、同
等の大きさで噛み合いが良好に行われるようになってい
る。
【0016】その被係止部7は、被挿入貫通部6内で弾
性を有して、拡開可能なる構成となっている。その被係
止部7は被挿入貫通部6との間に弾性連結片7cを介し
て連続形成されている。該弾性連結片7c,7cを介し
て両被係止部7,7が前記被挿入貫通部6内において弾
性的に拡開可能となっている〔図3(A)参照〕。即
ち、両被係止部7,7が外力により拡開しても、外力を
取り去れば元の状態に戻ることができる。
【0017】そして、前記挿入係止部A1 のガイド挿入
部3側から雌型体Bの押圧面5b側の被挿入貫通部6へ
挿入し、その雌型体Bを雄型体Aのストッパー部1の方
向に移動させるときには、歯片2aの傾斜状面2a1
被係止歯片7aの傾斜状面7a1 とが当接し、傾斜状面
2a1 が傾斜状面7a1 を押し拡げるように作用し、し
たがって拡開可能両被係止部7,7が移動する両鋸歯状
部2,2により拡開されることになり、挿入係止部A1
の挿入を容易にすることができる〔図3(B)参照〕。
【0018】また、雌型体Bが雄型体Aのストッパー部
1と反対方向,即ち雌型体Bが挿入係止部A1 から外れ
る方向へ移動しようとしても、今度は歯片2aの直角状
面2a2 と,被係止歯片7aの直角状面7a2 とが当接
することとなり、両被係止部7,7が挿入係止部A1
両面の鋸歯状部2,2を挟持し、係止固着状態となり、
相互に移動不可能な状態にすることができる〔図3
(C)参照〕。
【0019】その雌型体Bの押え部表面5aは、前述し
たように偏平球面体としているが、その他に偏平円筒形
状とすることも可能であるが、図9(A),(B)等に
示すように、押え部表面5aは配線用ダクト内に位置す
るので、配線用ダクト内の配線が引っ掛かたりしないよ
うな形状が好ましく、前述したように偏平球面体とする
ことが配線に対して最も邪魔になりにくい形状である。
【0020】また、本発明の第2実施形態として、雄型
体Aでは、その挿入係止部A1 の一端面側にのみ鋸歯状
部2が形成され、雌型体Bでは、被挿入貫通部6内に被
係止部7が一つのみ形成されたタイプが存在する〔図6
(A)参照〕。即ち、挿入係止部A1 の鋸歯状部2が形
成されている側の反対側は平坦状なる平坦面2bが形成
され、被挿入貫通部6の被係止部7の形成側に対する反
対側面は平坦状なる押圧平坦面7bとなっている〔図6
(B)参照〕。そして、雌型体Bの被挿入貫通部6に挿
入した挿入係止部A1 の鋸歯状部2と被係止部7とが係
止するとともに平坦面2bを押圧平坦面7bが押圧し
て、前記鋸歯状部2と被係止部7との係止状態をより強
固にするものである。
【0021】次に、本発明の第3実施形態としては、そ
の被挿入貫通部6内の両壁面と被係止部7,7とが一体
的に形成されたものであり、具体的には、被挿入貫通部
6の内壁面に被係止歯片7a,7a,…が直接一体的に
形成されたものである〔図6(C)参照〕。そして、被
挿入貫通部6内に挿入係止部A1 を挿入するときには、
挿入係止部A1 の両鋸歯状部2,2と雌型体Bの両被係
止部7,7とが相互に僅かに変形しつつ挿入係止部A1
の挿入方向への移動が行われることになる。
【0022】次に、本発明の第4実施形態としては、前
記挿入係止部A1 を外周を円周形状とした棒軸状とした
ものである〔図7(A)参照〕。その挿入係止部A1
おける鋸歯状部2は、略棒軸状に形成されたものであ
り、前記各歯片2aは、略円錐台形状として形成され、
複数の歯片2aが、軸方向に連続する形状となっている
〔図7(B)参照〕。
【0023】前記雌型体Bは、その被係止部7の被係止
歯片7a,7a,…を前記各円錐形状の歯片2aに係止
可能な内周形状としたものである〔図8(A)参照〕。
その雌型体Bの被挿入貫通部6は、円周内壁形状をなし
ており、その内壁面に被係止部7が形成されている〔図
8(B),(C)参照〕。
【0024】該被係止部7の各被係止歯片7a,7a,
…は、前記被挿入貫通部6の内壁面に形成され、且つ円
周方向に不連続部7eが形成されている〔図8(A)参
照〕。該不連続部7eは、各被係止歯片7aが形成され
ていない部分であり、被挿入貫通部6の長手方向に沿っ
て略溝状に形成されている〔図8(B),(C)参
照〕。その不連続部7e,7e,…は、4箇所形成され
ている。即ち被挿入貫通部6内にて4等分されているこ
とになる。
【0025】第4実施形態における挿入係止部A1 の歯
片2aには、第1実施形態と同様に傾斜状面2a1 及び
直角状面2a2 が形成されており、また雌型体Bの係止
歯片7aにも傾斜状面7a1 及び直角状面7a2 とが形
成されている。その傾斜状面2a1 は円錐台の外周面に
該当し、直角状面2a2 は円錐台の底面に該当している
〔図7(C)参照〕。
【0026】なお、第1実施形態乃至第4実施形態にお
ける雄型体A及び雌型体Bにおいて、前記鋸歯状部2の
歯片2a及び前記被係止部7の被係止歯片7aは、その
断面を前述したような直角三角形には限定せず、正三角
形,二等辺三角形等としてもよい〔図6(D)及びその
(ロ)部詳細参照〕。また、前記鋸歯状部2の歯片2a
及び前記被係止部7の被係止歯片7aは、相互に係止可
能な凹凸面としてもよい。
【0027】
【作用】配線用ダクト10は、ダクト部10aとカバー
部10bとから構成され、該ダクト部10aの底面には
取付用孔10a1 が形成されている〔図9(A),
(B)等参照〕。また配電盤11には、電装品を配列す
る配列板11aが備わっている〔図9(C)参照〕。そ
の配列板11aの所定の箇所に配線用ダクト10が装着
されるが、その配線用ダクト10の取付用孔10a1
位置に合わせて配列板11aにも取付用孔11a1 が穿
孔されている。
【0028】その取付用孔11a1 の裏面側(配線用ダ
クト10及び電装品等を装着する面とは反対側面)から
雄型体Aの挿入係止部A1 を挿入する。このとき、スト
ッパー部1のストッパー面1bが配列板11aの裏面側
に当接する。次に、配列板11aの表面側より前記取付
用孔11a1 を介して突出した挿入係止部A1 を前記配
線用ダクト10の取付用孔10a1 に挿入させる〔図5
(A)参照〕。
【0029】次いで、配線用ダクト10の取付用孔10
1 から突出した挿入係止部A1 に雌型体Bの被挿入貫
通部6に挿入させ、雌型体Bを配線用ダクト10の底部
に向かって押し込む。このとき、前記挿入係止部A
1 は、作業員がしっかりと引っ張って緊張させておく
〔図5(B)参照〕。
【0030】その雌型体Bが配線用ダクト10の底部に
しっかりと押圧させた状態で当接させると、前記鋸歯状
部2aと被係止歯片7aとが噛み合いながら係止し、そ
の固定を確実且つ強固にすることができる。そして、雌
型体Bから突出した挿入係止部A1 の余分な部分は切断
する〔図5(C)参照〕。
【0031】図4(A)乃至(D)は、雌型体Bが挿入
係止部A1 に対してストッパー部1の方向に一つの歯片
2aの分(これを1ピッチPと称する)押し込む方向に
移動させるときの、鋸歯状部2と被係止部7との相対的
な動作を示したものである。雌型体Bが挿入係止部A1
に沿ってストッパー部1に向かって移動すると、図4
(B),(C)に示すように、鋸歯状部2の各歯片2
a,2a,…の傾斜状面2a1 により被係止部7,7の
被係止歯片7a,7a,…の傾斜状面7a1 が外方に押
し拡げられ、雌型体Bが挿入係止部A1 に沿って移動す
る。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明は、挿入係止部A1 とス
トッパー部1とからなる雄型体Aの挿入係止部A1 を,
該挿入係止部A1 と係止する被係止部7を有する被挿入
貫通部6を備えた雌型体Bの被挿入貫通部6に挿入し、
その挿入停止位置が常時,係止固着状態となる配線用ダ
クト固着具としたことにより、配電盤用内への配線用ダ
クトの装着を簡易且つ迅速に行うことができる。
【0033】これは、雌型体Bに挿入係止部A1 を挿入
させ、雌型体Bを雄型体Aのストッパー部1に向かって
移動させるのみで、その停止した位置で係止固着された
状態となるので、配電盤に配線用ダクトを装着するの
に、配電盤及び配線用ダクトにそれぞれ、挿入係止部A
1 用な貫通孔が形成されていれば、工具なしで、配線用
ダクトを簡易且つ迅速に装着することができる。
【0034】次に、請求項2の発明は、複数の歯片2
a,2a,…が長手方向に沿って配列形成された鋸歯状
部2を有する挿入係止部A1 と,該挿入係止部A1 の先
端に形成されたストッパー部1とからなる雄型体Aと、
前記挿入係止部A1 が挿入可能な被挿入貫通部6と,該
被挿入貫通部6の内部に形成され且つ前記鋸歯状部2の
各歯片2aに係止可能な被係止歯片7a,7a,…が配
列形成された被係止部7とを備えた雌型体Bとからなる
配線用ダクト固着具としたことにより、配電盤用内への
配線用ダクトの装着を簡易且つ迅速に行うことができる
とともに、強固で且つ耐久性のある装着を可能としてい
る。
【0035】上記効果を詳述すると、雄型体Aにおける
挿入係止部A1 の鋸歯状部2は、複数の歯片2a,2
a,…から構成されているし、被係止部7は、複数の被
係止歯片7a,7a,…から形成され、両者が噛み合う
ことにより、極めて強固なる係止状態とすることができ
る。
【0036】次に、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記歯片2aと被係止歯片7aは、傾斜状面2
1 ,7a1 及び直角状面2a2 ,7a2 を有する断面
同一なる直角三角形とし、係止状態で前記歯片2aと被
係止歯片7aの直角状面2a2 ,7a2 同士が当接して
なる配線用ダクト固着具としたことにより、より一層強
固なる係止状態にすることができる。
【0037】即ち、鋸歯状部2と被係止部7との係止状
態で歯片2aの直角状面2a2 と被係止歯片7aの直角
状面7a2 とが当接した状態となり、挿入係止部A1
軸方向での外力に対して直角状面2a2 と直角状面7a
2 との当接力は最大となり、極めて強固なる係止状態に
することができる。
【0038】次に、請求項4の発明は、請求項2又は3
において、前記挿入係止部A1 は平帯板状とし且つ前記
鋸歯状部2は、その平帯板状とした挿入係止部A1 の両
面に形成されてなる配線用ダクト固着具としたことによ
り、雌型体Bの両被係止部7,7は対向する構造とし、
挿入係止部A1 を両面を挟持することにより係止固着状
態を得ることができ、雌型体Bに雄型体Aの挿入係止部
1 を挿入しやすく、また、係止状態も良好なるものに
でき、配電盤への配線用ダクトの装着の作業効率を向上
させることができる。
【0039】次に、請求項5の発明は、請求項2又は3
において、前記挿入係止部A1 は外周を円周形状とした
棒軸状とし、前記雌型体Bの被係止部7は前記被挿入貫
通部6の内周壁に形成してなる配線用ダクト固着具とし
たことにより、前記挿入係止部A1 の外周部分が雌型体
Bの被係止部7と係止状態となることで、締付強度を向
上させることができる。
【0040】次に、請求項6の発明は、請求項1,2,
3,4又は5において、前記雄型体A及び雌型体Bは合
成樹脂から成形してなる配線用ダクト固着具としたこと
により、絶縁材料としての役目をなし、配線用ダクトと
の間に絶縁テープ等の材料を使用する必要がなく、作業
効率を向上させるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の斜視図及び要部拡大図 (B)は雄型体と断面にした雌型体との側面図 (C)は雄型体と雌型体の要部拡大断面図
【図2】(A)は雌型体の平面図 (B)は雌型体の要部拡大断面斜視図 (C)は挿入部が挿入した状態の雌型体の要部拡大斜視
【図3】(A)は雌型体の被係止部の動作を示す要部拡
大断面図 (B)は雌型体の被係止部が雄型体の挿入移動により拡
開状態となった要部拡大断面図 (C)は雌型体の被係止部と挿入部の鋸歯状係止部とが
係止している要部拡大断面図
【図4】(A)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する
状態を示す作用図 (B)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する状態を示
す作用図 (C)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する状態を示
す作用図 (D)は雌型体が挿入係止部に沿って移動する状態を示
す作用図
【図5】(A)は配線用ダクトを配列板に配置し固定し
ようとする工程図 (B)は配線用ダクトに配置した配列板に雄型体と雌型
体とを装着している工程図 (C)は雄型体と雌型体とで配線用ダクトを配列板に固
定完了した工程図
【図6】(A)は本発明の第2実施形態の雄型体と断面
にした雌型体との側面図 (B)は第2実施形態の要部拡大断面図 (C)は第3実施形態の要部拡大断面図 (D)は別の実施例の歯片の形状を示す要部拡大断面図
及び詳細断面図
【図7】(A)は本発明の第4実施形態の斜視図 (B)は第4実施形態の雄型体及び断面にした雌型体の
側面図 (C)は第4実施形態の要部拡大断面図
【図8】(A)は第4実施形態における被挿入貫通部の
要部拡大図 (B)は第4実施形態の被係止部周囲の要部拡大断面図 (C)は第4実施形態の要部拡大断面斜視図 (D)は第4実施形態による配線用ダクトの取付状態図
【図9】(A)は本発明にて固定した配線用ダクトの斜
視図 (B)は本発明にて固定した配線用ダクトの縦断側面図 (C)は配電盤の斜視図
【符号の説明】
A…雄型体 A1 …挿入係止部 B…雌型体 1…ストッパー部 2…鋸歯状部 2a…歯片 2a1 …傾斜状面 2a2 …直角状面 6…被挿入貫通部 7…被係止部 7a…被係止歯片 7a1 …傾斜状面 7a2 …直角状面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入係止部とストッパー部とからなる雄
    型体の挿入係止部を、該挿入係止部と係止する被係止部
    を有する被挿入貫通部を備えた雌型体の被挿入貫通部に
    挿入し、その挿入停止位置が常時,係止固着状態となる
    ことを特徴とする配線用ダクト固着具。
  2. 【請求項2】 複数の歯片が長手方向に沿って配列形成
    された鋸歯状部を有する挿入係止部と,該挿入係止部の
    先端に形成されたストッパー部とからなる雄型体と、前
    記挿入係止部が挿入可能な被挿入貫通部と,該被挿入貫
    通部の内部に形成され且つ前記鋸歯状部の各歯片に係止
    可能な被係止歯片が配列形成された被係止部とを備えた
    雌型体とからなることを特徴とする配線用ダクト固着
    具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記歯片と被係止歯
    片は、傾斜状面及び直角状面を有する断面同一なる直角
    三角形とし、係止状態で前記歯片と被係止歯片の直角状
    面同士が当接してなることを特徴とする配線用ダクト固
    着具。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、前記挿入係止
    部は平帯板状とし且つ前記鋸歯状部は、その平帯板状と
    した挿入係止部の両面に形成されてなることを特徴とす
    る配線用ダクト固着具。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3において、前記挿入係止
    部は外周を円周形状とした棒軸状とし、前記雌型体の被
    係止部は前記被挿入貫通部の内周壁に形成してなること
    を特徴とする配線用ダクト固着具。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5において、
    前記雄型体及び雌型体は合成樹脂から成形してなること
    を特徴とする配線用ダクト固着具。
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