JP2018179125A - ワンタッチファスナー - Google Patents

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Shiro Segawa
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Abstract

【課題】2部材をワンタッチで簡単に固定するワンタッチファスナーの提供。【解決手段】ワンタッチファスナーFは、弾性を有する合成樹脂材により成形され、頭部1と軸部2とを有し、軸部2に軸部2の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状をなすラチェット歯21が複数形成されてなるラチェットピンF1と、ラチェットピンF1の軸部2を挿通可能なピン孔3を有するリング状を呈し、ピン孔3内にピン孔3の内方に向けて突出しラチェット歯21と噛み合い係合可能な鋸歯状をなすラチェット爪41を少なくとも1つ形成されてなるラチェットナットF2とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、支柱にパネルを取り付けたりパネルに各種の部品を取り付けたりする場合など、2部材の結合に使用するワンタッチファスナーに関する。
一般に、支柱にパネルを取り付けたりパネルに各種の部品を取り付けたりする場合など、2部材を結合する場合、例えば、特許文献1、2などにより提案されているように、各部材に穿たれた貫通孔にねじを通し、各部材間に通されたねじのねじ軸にナットを締結したり、一方の部材に通したねじを他方の部材に切ったタップに締め込んだりすることにより、2部材間を固定する。
特開2006−112035号公報 特開2001−227056号公報
しかしながら、既述のように2部材をねじを用いて結合しようとすると、ねじとナットとのねじ回し作業が必要であったり部材にタップを切ったりするなど、煩雑な作業を伴い、非常に手間が掛かり、また、ねじの数が多いとその手間が増大する、という問題がある。
また、2部材をねじを用いて固定すると、2部材の一方からねじ軸の余分な部分が突出するので、外観的に見栄えが悪い、という問題もある。
本発明は、このような従来の問題を解決するもので、2部材をワンタッチで簡単に固定することができ、また、2部材の一方からねじのようにねじ軸の余分な部分を突出させることなく、2部材の見栄を良好に維持することのできる優れたワンタッチファスナーを提供すること、を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のワンタッチファスナーは、
弾性を有する合成樹脂材により成形され、頭部と頭部から延びる軸部とを有し、前記軸部に前記軸部の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状をなすラチェット歯が複数形成されてなるラチェットピンと、
弾性を有する合成樹脂材により成形され、前記ラチェットピンを挿通可能なピン孔を有するリング状を呈し、前記ピン孔内に前記ピン孔の内方に向けて突出し前記ラチェット歯と噛み合い係合可能な鋸歯状をなすラチェット爪を少なくとも1つ形成されてなるラチェットナットと、
を備え、
2部材を結合する際に、前記ラチェットピンの前記軸部を前記2部材間に挿通し、前記2部材間に通された前記軸部を前記ラチェットナットに通して、前記ラチェットピンの前記ラチェット歯と前記ラチェットナットの前記ラチェット爪との噛み合い係合により両者を締結することにより、前記2部材間を固定し、前記ラチェットナットからはみ出された前記軸部の余分な部分は任意に切断可能とした、
ことを要旨とする。
また、このワンタッチファスナーの各部は次のような構成を備えることが好ましい。
(1)ラチェットピンの軸部は断面略矩形状に形成されてラチェット歯が前記軸部の両側面に連続的に形成され、ラチェットナットのピン孔は断面略矩形状に形成されてラチェット爪が前記前記ピン孔内の両側に形成される。
(2)ラチェットピンの軸部の先端はラチェット歯がなく、扁平形状に形成される。
(3)ラチェットナットのラチェットピンに対向する面の周縁に、2部材の一方に対して拡開圧接可能な複数の爪が突設される。
本発明のワンタッチファスナーによれば、頭部と軸部とを有し、軸部に軸部の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状をなすラチェット歯が複数形成されてなる合成樹脂製のラチェットピンと、ラチェットピンを挿通可能なピン孔を有するリング状を呈し、ピン孔内にピン孔の内方に向けて突出しラチェット歯と噛み合い係合可能な鋸歯状をなすラチェット爪を少なくとも1つ形成されてなる合成樹脂製のラチェットナットとを備え、2部材を結合する際に、ラチェットピンを2部材間に挿通し、2部材間に通された軸部をラチェットナットに通して、ラチェットピンのラチェット歯とラチェットナットのラチェット爪との噛み合い係合により両者を締結することにより、2部材間を固定し、ラチェットナットからはみ出された軸部の余分な部分を任意に切断可能としたので、2部材をワンタッチで簡単に固定することができ、また、2部材の一方からねじのようにねじ軸の余分な部分を突出させることがなく、2部材の見栄えを良好に維持することができる、という本発明独自の格別な効果を奏する。
本発明の一実施の形態におけるワンタッチファスナーの全体構成を示す図(分解斜視図) 同ワンタッチファスナーの特のラチェットピンの構成を示す図((a)は平面図(b)は側面図(c)は側面断面図(d)は背面図) 同ワンタッチファスナーの特にラチェットナットの構成を示す図((a)は正面図(片側一方の端面の図)(b)は側面図(c)は側面断面図(d)は背面図(片側他方の端面の図)) 同ワンタッチファスナーの使用例を示す図
次に、この発明を実施するための形態について図を用いて説明する。
図1にワンタッチファスナーを示している。
図1に示すように、ワンタッチファスナーFは、ラチェットピンF1と、ラチェットナットF2と備えて構成される。
ラチェットピンF1は、図1及び図2に示すように、弾性を有する合成樹脂材(例えば、ナイロン66)により成形され、頭部1と頭部1から延びる軸部2とを有し、軸部2に軸部2の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状をなすラチェット歯21が複数形成されてなる。
このラチェットピンF1の場合、頭部1は円形の板状に形成される。軸部2は頭部1の一方の面の中央から所定の長さに延びる左右方向に長い断面略矩形状に形成されてその上下両側面にそれぞれ複数のラチェット歯21が軸部2の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状に連続的に形成され、先端20はラチェット歯21がなく扁平形状に形成されて先端縁が先方に向けて凸の円弧状に形成される。なお、上記の「左右」、「上下」の方向に関する記述は説明の便宜上であり、実際の使用に際しての方向性とは無関係である。例えば、「軸部は、…その上下両側面に複数のラチェット歯が軸部の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状に連続的に形成され、」なる記述は、厳密には、「軸部は、…その上側の側面に複数のラチェット歯が軸部の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状に連続的に形成され、その下側の側面に複数のラチェット歯が軸部の先端から後端に向けて下り傾斜の鋸歯状に連続的に形成され、」となるが、下側の側面が上向きに使用されれば、上り傾斜となる。
ラチェットナットF2は、図1及び図3に示すように、弾性を有する合成樹脂材(例えば、ナイロン66)により成形され、ラチェットピンF1の軸部2を挿通可能なピン孔3を有するリング状を呈し、ピン孔3内にピン孔3の内方に向けて突出しラチェットピンF1のラチェット歯21と噛み合い係合可能な鋸歯状をなすラチェット爪41を少なくとも1つ形成されてなる。
このラチェットナットF2の場合、ピン孔3は断面略矩形状に形成されてラチェット爪41がピン孔3内の両側に形成される。
この場合、ラチェットナットF2は円筒状に形成され、片側一方の端面は部分的に遮蔽部51−54が形成されてこれらの遮蔽部51−54により中心にピン孔3が上下方向に長い矩形状に画成され、片側他方の端面は全面が開口50になっている。また、この場合、片側一方の端面の遮蔽部51−54はピン孔3の左右両側の縁部をなす左右両側の遮蔽部51、52と、ピン孔3の上下両側の縁部をなす上下両側の遮蔽部53、54とからなり、ピン孔3両側のラチェット爪41はそれぞれ、上下両側の各遮蔽部53、54の内側縁部がラチェットナットF2の軸心に沿って延設されてその内側面に3つずつ、それぞれ片側一方の端面(ピン孔3)側から片側他方の端面(開口50)側に向けて上り傾斜の鋸歯状にラチェットナットF2の軸心に向けて突出形成される。なお、上記の「左右」、「上下」の方向に関する記述もまた説明の便宜上であり、実際の使用に際しての方向性とは無関係である。例えば、「それぞれ片側一方の端面(ピン孔3)側から片側他方の端面(開口50)側に向けて上り傾斜の鋸歯状にラチェットナットF2の軸心に向けて突出形成される。」なる記述は、厳密には、「上側は片側一方の端面(ピン孔3)側から片側他方の端面(開口50)側に向けて下り傾斜の鋸歯状にラチェットナットF2の軸心に向けて突出形成され、下側は片側一方の端面(ピン孔3)側から片側他方の端面(開口50)側に向けて上り傾斜の鋸歯状にラチェットナットF2の軸心に向けて突出形成される。」となるが、上側が下側に反転されて使用されれば、上り傾斜となる。
また、このラチェットナットF2の場合、ラチェットナットF2の使用時にラチェットピンF1に対向する面の周縁に、この場合、片側一方の端面の周縁に、使用時に2部材の一方に対して拡開圧接可能な複数の爪6が等間隔に突設される。
このようにしてワンタッチファスナーFは2部材を結合する際に使用され、ラチェットピンF1の軸部2を2部材間に挿通し、2部材間に通された軸部2をラチェットナットF2に通して、ラチェットピンF1のラチェット歯21とラチェットナットF2のラチェット爪41との噛み合い係合により両者を締結することにより、2部材間を固定し、ラチェットナットF2からはみ出された軸部2の余分な部分は任意に切断可能としてある。
図4にワンタッチファスナーFの使用例を示している。なお、図4では、取付パネルPのフレームP1にパネルP2を取り付ける場合を例示してある。パネルP2の四隅にラチェットピン用の挿通孔7が設けられ、フレームP1のパネル取付部にパネルP2の各ラチェットピン用の挿通孔7に対応してラチェットピン用の挿通孔8が設けられている。
図4(1)に示すように、まず、パネルP2をフレームP1のパネル取付部に合わせながら、パネルP2の正面側からラチェットピン用の挿通孔7にそれぞれラチェットピンF1の軸部2を先端20から差し込む。続いて、パネルP2に差し込んだ各ラチェットピンF1の軸部2をフレームP1の正面側からラチェットピン用の挿通孔8にそれぞれ差し込む。そして、フレームP1の背面側で、フレームP1の各ラチェットピン用の挿通孔8に通された各ラチェットピンF1の軸部2をラチェットナットF2に通す。この場合、図1を参照すると、各ラチェットピンF1の軸部2を先端20からラチェットナットF2の片側一方の端面のピン孔3から挿入し先端20をピン孔3内の両側の各ラチェット爪41間に通す。そして、各ラチェットナットF2の片側他方の端面側の開口50から各ラチェットピンF1の軸部2の先端20を引き抜きながら、各ラチェットナットF2を各ラチェットピンF1の軸部2上でフレームP1方向に移動させる。このとき、各ラチェットピンF1の軸部2の両側面に複数のラチェット歯21が軸部2の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状に連続的に形成され、ラチェットナットF2のピン孔3内両側にそれぞれ複数のラチェット爪41が片側一方の端面(ピン孔3)側から片側他方の端面(開口50)側に向けて上り傾斜の鋸歯状にラチェットナットF2の軸心に向けて突出形成されているので、ラチェットナットF2の各ラチェット爪41がラチェットピンF1の各ラチェット歯21上をラチェットナットF2の素材である合成樹脂材の持つ弾力性により乗り越えながら、ラチェットピンFの軸部2の先端から後端への一方向にのみ移動することができ、その反対方向への移動は、ラチェット爪41とラチェット歯21が相互に噛み合い係合するため、不可能となる。
続いて、図4(2)に示すように、ラチェットナットF2をラチェットピンF1の軸部2上でフレームP1のラチェットピン用の挿通孔8まで移動させたら、ラチェットナットF2をフレームP1(のラチェットピン用の挿通孔8の周縁部)に押し当てながら、ラチェットナットF2からラチェットピンF1の軸部2をさらに引き出すことにより、ラチェットピンF1の頭部1とラチェットナットF2の間で、フレームPとパネルP2を締め付け、その締め付けたときのラチェットナットF2の各ラチェット爪41とラチェットピンF1の各ラチェット歯21との噛み合い位置で噛み合わせ係合させる。これにより、ラチェットナットF2はラチェットピンF1の軸部2の先端から後端への一方向にのみ移動し、その反対方向への移動はできないので、ラチェットナットF2とラチェットピンF1はラチェットピンF1の軸部2が緊張した状態で締結固定され、また、この場合、ラチェットナットF2の片側一方の端面から突出される複数の爪6がフレームP1(のラチェットピン用の挿通孔8の周縁部)に拡開圧接されて、フレームP1とパネルP2がラチェットピンF1の頭部1とラチェットナットF2の各爪6との間に圧接挟持されて確実に固定される。
このようにラチェットピンF1をパネルP2、フレームP1からラチェットナットF2に通し、このラチェットナットF2でパネルP2、フレームP1を締め込むだけのワンタッチ作業で、パネルP2をフレームP1に簡単に取り付けることができる。
そして最後に、図4(2)に示すように、フレームP1の背面側でラチェットナットF2からはみ出されたラチェットピンF1の軸部2の余分な部分を切断工具を用いて切断する。この場合、ラチェットピンF1が合成樹脂材で成形されているので、ニッパーなどの簡単な切断工具で、軸部2の余分な部分を簡単に切断することができる。なお、このワンタッチファスナーFはニッパーなどの切断工具で簡単に切断できるので、取付パネルPを解体する場合に、解体作業も容易に行うことができる。
以上説明したように、このワンタッチファスナーFによれば、頭部1と軸部2とを有し、軸部2に軸部2の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状をなすラチェット歯21が複数形成されてなる合成樹脂製のラチェットピンF1と、ラチェットピンF1の軸部2を挿通可能なピン孔3を有するリング状を呈し、ピン孔3内にピン孔3の内方に向けて突出しラチェット歯21と噛み合い係合可能な鋸歯状をなすラチェット爪41を少なくとも1つ形成されてなる合成樹脂製のラチェットナットF2とを備え、2部材を結合する際に、ラチェットピンF1を2部材間に挿通し、2部材間に通された軸部2をラチェットナットF2のピン孔3に通して、ラチェットピンFのラチェット歯21とラチェットナットF2のラチェット爪41との噛み合い係合により両者を締結することにより、2部材間を固定するようにしたので、ラチェットピンF1を2部材からラチェットナットF2に通し、このラチェットナットF2で2部材を締め込むだけのワンタッチ作業で、2部材を簡単に固定することができ、また、ラチェットナットF2からはみ出されたラチェットピンF1の軸部2の余分な部分を任意に切断可能としたので、ニッパーなどの簡単な切断工具で、軸部2の余分な部分を簡単に切断することができ、2部材の一方からねじのようにねじ軸の余分な部分を突出させることなく、2部材の見栄えを良好に維持することができる。また、このワンタッチファスナーFはニッパーなどの切断工具で簡単に切断できるので、2部材の解体も簡易に行うことができる。
また、このワンタッチファスナーFではさらに次のような利点を有する。
(1)ラチェットピンF1の軸部2は断面略矩形状に形成されてラチェット歯21が軸部2の両側面に連続的に形成され、ラチェットナットF2のピン孔3は断面略矩形状に形成されてラチェット爪41がピン孔3内の両側に形成されるので、ラチェットピンF1とラチェットナットF2との噛み合い係合を強固にすることができ、2部材間を確実に固定することができる。
(2)ラチェットピンF1の軸部2の先端はラチェット歯21がなく、扁平形状に形成されるので、ラチェットピンF1の軸部2をラチェットナットF2のピン孔3に挿入しやすく、ラチェットナットF2から引き出ししやすくすることができ、このワンタッチファスナーFの取り扱いを容易にして、このワンタッチファスナーFによる2部材の結合を容易に行うことができる。
(3)ラチェットナットF2の使用時にラチェットピンF1に対向する面の周縁に、この場合、片側一方の端面の周縁に、2部材の一方に対して拡開圧接可能な複数の爪6が突設されるので、ラチェットナットF2を2部材の一方に押し当てたときに、ラチェットナットF2の片側一方の端面から突出される複数の爪6がフレームP1に拡開圧接されて、ラチェットナットF2とラチェットピンF1とをラチェットピンF1の軸部2を緊張させた状態で締結固定し、2部材をラチェットピンF1の頭部1とラチェットナットF2の各爪6との間に圧接挟持して、2部材を確実に固定することができる。
なお、このワンタッチファスナーFでは、ラチェットピンF1の軸部2は断面略矩形状に形成されてラチェット歯21が軸部2の両側面に連続的に形成され、ラチェットナットF2のピン孔3は断面略矩形状に形成されてラチェット爪41がピン孔3内の両側に形成されるものとしたが、ラチェットピンの軸部は断面が他の略多角形又は略円形に形成されてラチェット歯が軸部の両側面又は片側一方の側面に連続的に形成され、ラチェットナットのピン孔は断面が他の多角形又は円形に形成されてラチェット爪がピン孔内の両側又は片側一方側に形成されるものであってもよい。
また、ラチェットピンF1に複数のラチェット歯21が形成され、ラチェットナットF2に複数のラチェット爪41が形成される場合、各ラチェット歯21、各ラチェット爪41は2部材間の締め込みに支障がない限り間欠的に形成されてもよい。
このようにしても上記実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、このワンタッチファスナーFは2部材の結合に使用されるものとしているが、2部材間に他の部材を介在する場合や3部材以上のものを重ねて結合する場合にも、同様に適用できることは言うまでもなく、2部材の結合のみの使用に限定されるものではない。
F ワンタッチファスナー
F1 ラチェットピン
1 頭部
2 軸部
20 先端
21 ラチェット歯
F2 ラチェットナット
3 ピン孔
41 ラチェット爪
50 開口
51 遮蔽部
52 遮蔽部
53 遮蔽部
54 遮蔽部
6 爪
P 取付パネル
P1 フレーム
P2 パネル
7 ラチェットピン用の挿通孔
8 ラチェットピン用の挿通孔

Claims (4)

  1. 弾性を有する合成樹脂材により成形され、頭部と頭部から延びる軸部とを有し、前記軸部に前記軸部の先端から後端に向けて上り傾斜の鋸歯状をなすラチェット歯が複数形成されてなるラチェットピンと、
    弾性を有する合成樹脂材により成形され、前記ラチェットピンを挿通可能なピン孔を有するリング状を呈し、前記ピン孔内に前記ピン孔の内方に向けて突出し前記ラチェット歯と噛み合い係合可能な鋸歯状をなすラチェット爪を少なくとも1つ形成されてなるラチェットナットと、
    を備え、
    2部材を結合する際に、前記ラチェットピンの前記軸部を前記2部材間に挿通し、前記2部材間に通された前記軸部を前記ラチェットナットに通して、前記ラチェットピンの前記ラチェット歯と前記ラチェットナットの前記ラチェット爪との噛み合い係合により両者を締結することにより、前記2部材間を固定し、前記ラチェットナットからはみ出された前記軸部の余分な部分は任意に切断可能とした、
    ことを特徴とするワンタッチファスナー。
  2. ラチェットピンの軸部は断面略矩形状に形成されてラチェット歯が前記軸部の両側面に連続的に形成され、ラチェットナットのピン孔は断面略矩形状に形成されてラチェット爪が前記前記ピン孔内の両側に形成される請求項1に記載のワンタッチファスナー。
  3. ラチェットピンの軸部の先端はラチェット歯がなく、扁平形状に形成される請求項1又は2に記載のワンタッチファスナー。
  4. ラチェットナットのラチェットピンに対向する面の周縁に、2部材の一方に対して拡開圧接可能な複数の爪が突設される請求項1乃至3のいずれかに記載のワンタッチファスナー。


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