JP2002515571A - 固定システム - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B35/00—Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws
- F16B35/04—Screw-bolts; Stay-bolts; Screw-threaded studs; Screws; Set screws with specially-shaped head or shaft in order to fix the bolt on or in an object
- F16B35/041—Specially-shaped shafts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B41/00—Measures against loss of bolts, nuts, or pins; Measures against unauthorised operation of bolts, nuts or pins
- F16B41/002—Measures against loss of bolts, nuts or pins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D1/00—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
- F16D1/06—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
- F16D1/076—Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end by clamping together two faces perpendicular to the axis of rotation, e.g. with bolted flanges
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10T403/00—Joints and connections
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Steering Controls (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
特に自動車工業において使用するための、第１の構成グループを第２の構成部分に位置固定するための固定システムが提案され、この固定システムは少なくとも１つの固定用ねじと、この固定用ねじが前組付け後に位置固定される第１の構成グループに設けられた対応する第１の前組付け用ねじ山と、第１の構成グループを第２の構成部分に固定用ねじによって位置固定するための、第１の構成グループまたは第２の構成部分に設けられた固定用ねじ山とを有しており、この場合、固定用ねじは前組付けおよび固定のための、互いに異なるねじ山ピッチを備えた少なくとも２つのねじ山範囲を有しており、前組付け用ねじ山および固定用ねじ山ならびに前記ねじ山範囲は、対応する互いに異なるねじ山ピッチを備えており、固定のために働く、ねじヘッドから遠い側に位置する第２のねじ山範囲は、前組付けのために働く、ねじヘッドに隣接した第１のねじ山範囲よりも小さな直径を有している。
Description
【０００１】 本発明は、自動車ステアリングコラム構成ユニットを位置固定するための固定
機構もしくは固定システムに関する。
機構もしくは固定システムに関する。
【０００２】 このような固定システムは、たとえば予め組み付けられた、つまり前組付けさ
れたステアリングコラム構成ユニットを最終組付けの段階で自動車のボディに位
置固定するために使用される。この場合、ステアリングコラム構成ユニットの前
組付け時では、１つまたは複数の固定用ねじが、それぞれ有利にはステアリング
コラム構成ユニットのハウジングに固定された前組付け用ねじ山にねじ込まれる
。このことには、ステアリングコラム構成ユニットの、ボディへの最終組付け時
に個々の固定用構成部材が付加的に準備されなくても済むという利点がある。ス
テアリングコラム構成ユニットがボディにおける最終組付けの過程において所定
の最終位置へもたらされると、固定用ねじは第２のねじ山、つまり固定用ねじ山
にねじ込まれる。この固定用ねじ山は直接に自動車のボディ構造に設けられてい
てもよいし、あるいはまた前組付け用ねじ山を延長した形でステアリングコラム
ハウジングに設けられていてもよい。後者の場合、つまり固定用ねじ山がステア
リングコラムハウジングに設けられている場合、ステアリングコラム構成ユニッ
トは、前組付け用ねじ山と固定用ねじ山との間に配置された、ボディ側のブラケ
ットによってクランプされる。両固定形式のいずれにおいても、固定用ねじの最
初のねじ山螺条が固定用ねじ山に進入する前に、この固定用ねじのねじ山全体が
前組付け用ねじ山から進出していなければならないか、または固定用ねじが固定
用ねじ山に進入する際に前組付け用ねじ山が破壊されることが必要となる。
れたステアリングコラム構成ユニットを最終組付けの段階で自動車のボディに位
置固定するために使用される。この場合、ステアリングコラム構成ユニットの前
組付け時では、１つまたは複数の固定用ねじが、それぞれ有利にはステアリング
コラム構成ユニットのハウジングに固定された前組付け用ねじ山にねじ込まれる
。このことには、ステアリングコラム構成ユニットの、ボディへの最終組付け時
に個々の固定用構成部材が付加的に準備されなくても済むという利点がある。ス
テアリングコラム構成ユニットがボディにおける最終組付けの過程において所定
の最終位置へもたらされると、固定用ねじは第２のねじ山、つまり固定用ねじ山
にねじ込まれる。この固定用ねじ山は直接に自動車のボディ構造に設けられてい
てもよいし、あるいはまた前組付け用ねじ山を延長した形でステアリングコラム
ハウジングに設けられていてもよい。後者の場合、つまり固定用ねじ山がステア
リングコラムハウジングに設けられている場合、ステアリングコラム構成ユニッ
トは、前組付け用ねじ山と固定用ねじ山との間に配置された、ボディ側のブラケ
ットによってクランプされる。両固定形式のいずれにおいても、固定用ねじの最
初のねじ山螺条が固定用ねじ山に進入する前に、この固定用ねじのねじ山全体が
前組付け用ねじ山から進出していなければならないか、または固定用ねじが固定
用ねじ山に進入する際に前組付け用ねじ山が破壊されることが必要となる。
【０００３】 前記両組付け形式には、ステアリングコラム構成ユニットの場合によって必要
となる再分解もしくは再取外しの点で大きな欠点がある。
となる再分解もしくは再取外しの点で大きな欠点がある。
【０００４】 最初に挙げた方の組付け形式、つまり固定用ねじが前組付け用ねじ山から完全
に進出している場合には、固定用ねじを緩めることは必然的にこのねじを第１の
ねじ山、つまり前組付け用ねじ山内へ引き戻すことを意味するという問題が生じ
る。通常では固定用ねじの長手方向軸線において軸方向で押圧力を導入すること
しか可能でないことを考えると、前組付け用ねじ山内への固定用ねじの引戻しは
極めて困難であり、通常の取外し条件のもとではほぼ完全に排除されている。こ
のような事情に基づき、ステアリングコラムの取外しを可能にすることは特に困
難であると云える。
に進出している場合には、固定用ねじを緩めることは必然的にこのねじを第１の
ねじ山、つまり前組付け用ねじ山内へ引き戻すことを意味するという問題が生じ
る。通常では固定用ねじの長手方向軸線において軸方向で押圧力を導入すること
しか可能でないことを考えると、前組付け用ねじ山内への固定用ねじの引戻しは
極めて困難であり、通常の取外し条件のもとではほぼ完全に排除されている。こ
のような事情に基づき、ステアリングコラムの取外しを可能にすることは特に困
難であると云える。
【０００５】 上で説明した組付け形式のうちの第２の組付け形式では、ステアリングコラム
の最初の組込み後に、前組付け用ねじ山はしばしば既にほぼ完全に破壊されてい
る。このことは、ステアリングコラムの取外し後にこの前組付け用ねじ山が後切
削加工されなければならないことを意味する。なぜならば、この前組付け用ねじ
山はもはや使用不可能となっており、したがってステアリングコラムの組付け可
能性が制限されているからである。
の最初の組込み後に、前組付け用ねじ山はしばしば既にほぼ完全に破壊されてい
る。このことは、ステアリングコラムの取外し後にこの前組付け用ねじ山が後切
削加工されなければならないことを意味する。なぜならば、この前組付け用ねじ
山はもはや使用不可能となっており、したがってステアリングコラムの組付け可
能性が制限されているからである。
【０００６】 ドイツ連邦共和国特許出願公開第３８２５１７７号明細書およびドイツ民主共
和国特許第１４５８１１号明細書に基づき、第１の構成グループを第２の構成部
分に位置固定するための固定システムがそれぞれ公知である。この公知の固定シ
ステムは固定用ねじと、この固定用ねじが前組付け後に位置固定される第１の構
成グループに設けられた対応する第１の前組付け用ねじ山と、第１の構成グルー
プを第２の構成部分に固定用ねじによって位置固定するための、第２の構成部分
に設けられた固定用ねじ山とを有している。この場合、固定用ねじは前組付けの
ためと、固定のためとに２つのねじ山範囲を有している。第２のねじ山範囲、つ
まりねじヘッドから離反した側に位置する、固定のために働くねじ山範囲は、第
１のねじ山範囲、つまりねじヘッドに隣接した、前組付けのために働くねじ山範
囲よりも小さな直径を有している。
和国特許第１４５８１１号明細書に基づき、第１の構成グループを第２の構成部
分に位置固定するための固定システムがそれぞれ公知である。この公知の固定シ
ステムは固定用ねじと、この固定用ねじが前組付け後に位置固定される第１の構
成グループに設けられた対応する第１の前組付け用ねじ山と、第１の構成グルー
プを第２の構成部分に固定用ねじによって位置固定するための、第２の構成部分
に設けられた固定用ねじ山とを有している。この場合、固定用ねじは前組付けの
ためと、固定のためとに２つのねじ山範囲を有している。第２のねじ山範囲、つ
まりねじヘッドから離反した側に位置する、固定のために働くねじ山範囲は、第
１のねじ山範囲、つまりねじヘッドに隣接した、前組付けのために働くねじ山範
囲よりも小さな直径を有している。
【０００７】 さらに米国特許第３４７８６３９号明細書に基づき知られている固定用ねじで
は、前組付け用ねじ山と固定用ねじ山とが、互いに異なるピッチを備えている。
は、前組付け用ねじ山と固定用ねじ山とが、互いに異なるピッチを備えている。
【０００８】 したがって、本発明の課題は、公知先行技術における上で説明した欠点を回避
し、ステアリングコラム構成ユニットの問題のない組付けおよび取外しを保証す
ると同時に、問題なく取り扱うことができ、しかも廉価に製造することのできる
ような固定システムを提供することである。
し、ステアリングコラム構成ユニットの問題のない組付けおよび取外しを保証す
ると同時に、問題なく取り扱うことができ、しかも廉価に製造することのできる
ような固定システムを提供することである。
【０００９】 この課題は本発明によれば、請求項１の特徴部に記載の特徴により解決される
。
。
【００１０】 すなわち、自動車ステアリングコラム構成ユニットを位置固定するための本発
明による固定システムの構成では、 ―第１のねじ山範囲と第２のねじ山範囲とを備えた固定用ねじが設けられており
、 ―ステアリングコラムハウジングを備えたステアリングコラム構成ユニットが設
けられており、ステアリングコラムハウジング内に、前記第１のねじ山範囲に対
応する前組付け用ねじ山が導入されており、 ―該前組付け用ねじ山と軸方向で整合するように位置しかつ前組付け状態で該前
組付け用ねじ山から中間ギャップによって分離された固定用ねじ山が設けられて
おり、 ―ステアリングコラムハウジングに位置固定されているＵ字形部材が設けられて
おり、最終組付け後にステアリングコラムハウジングを自動車ボディに結合する
ために、自動車ボディに設けられた結合部材もしくはブラケットが前記中間ギャ
ップ内に突入し、前記固定用ねじが、前記ブラケットに設けられた、スリットま
たは孔の形の切欠きを貫通して、前記ブラケットの、前組付け用ねじ山とは反対
の側で、前記固定用ねじの前記第２のねじ山範囲が前記固定用ねじ山に螺合する
ようになっていて、ねじ込み運動により変形させられた前記Ｕ字形部材の両脚部
が、自動車ボディに設けられた前記ブラケットの側面に接触し、ひいては前記ブ
ラケットを挟み込んでクランプするようになっている。
明による固定システムの構成では、 ―第１のねじ山範囲と第２のねじ山範囲とを備えた固定用ねじが設けられており
、 ―ステアリングコラムハウジングを備えたステアリングコラム構成ユニットが設
けられており、ステアリングコラムハウジング内に、前記第１のねじ山範囲に対
応する前組付け用ねじ山が導入されており、 ―該前組付け用ねじ山と軸方向で整合するように位置しかつ前組付け状態で該前
組付け用ねじ山から中間ギャップによって分離された固定用ねじ山が設けられて
おり、 ―ステアリングコラムハウジングに位置固定されているＵ字形部材が設けられて
おり、最終組付け後にステアリングコラムハウジングを自動車ボディに結合する
ために、自動車ボディに設けられた結合部材もしくはブラケットが前記中間ギャ
ップ内に突入し、前記固定用ねじが、前記ブラケットに設けられた、スリットま
たは孔の形の切欠きを貫通して、前記ブラケットの、前組付け用ねじ山とは反対
の側で、前記固定用ねじの前記第２のねじ山範囲が前記固定用ねじ山に螺合する
ようになっていて、ねじ込み運動により変形させられた前記Ｕ字形部材の両脚部
が、自動車ボディに設けられた前記ブラケットの側面に接触し、ひいては前記ブ
ラケットを挟み込んでクランプするようになっている。
【００１１】 本発明の有利な改良形では、固定用ねじ山が、Ｕ字形部材に溶接された溶接ナ
ットに導入されていてよい。
ットに導入されていてよい。
【００１２】 請求項３以下に記載されているような本発明の別の有利な構成では、固定用ね
じを、前組付けおよび固定のための、互いに異なる大きさのねじ山ピッチを備え
た少なくとも２つのねじ山範囲を有するように形成することが提案される。この
場合、第１の構成グループ（構造上の設計に応じて第２の構成部分）に設けられ
た前組付け用ねじ山および固定用ねじ山ならびに固定用ねじのねじ山範囲は、対
応する互いに異なるピッチを備えており、固定のために働く、固定用ねじのねじ
ヘッドから遠い側に位置する第２のねじ山範囲が、前組付けのために働く、固定
用ねじのねじヘッドに隣接した第１のねじ山範囲よりも小さな直径を有している
。
じを、前組付けおよび固定のための、互いに異なる大きさのねじ山ピッチを備え
た少なくとも２つのねじ山範囲を有するように形成することが提案される。この
場合、第１の構成グループ（構造上の設計に応じて第２の構成部分）に設けられ
た前組付け用ねじ山および固定用ねじ山ならびに固定用ねじのねじ山範囲は、対
応する互いに異なるピッチを備えており、固定のために働く、固定用ねじのねじ
ヘッドから遠い側に位置する第２のねじ山範囲が、前組付けのために働く、固定
用ねじのねじヘッドに隣接した第１のねじ山範囲よりも小さな直径を有している
。
【００１３】 このような特別な構造上の設計に基づき、固定用ねじを前組付け用ねじ山と固
定用ねじ山とに同時に配置しかつ適宜なねじ込み運動を実施すると、前組付け用
ねじ山と固定用ねじ山とが、互いに向かって接近する方向で相対運動を実施する
ようになり、ひいてはボディ側に位置固定された中間薄板におけるステアリング
コラム構成ユニットの位置固定を可能にするクランプ力を提供することができる
ようになる。固定用ねじ山の螺条も、前組付け用ねじ山の螺条も、固定過程にお
いて完全に無傷のままとなるので、組み立てられた構成部分の問題のない取外し
がいつでも簡単にかつ廉価に実施可能となる。
定用ねじ山とに同時に配置しかつ適宜なねじ込み運動を実施すると、前組付け用
ねじ山と固定用ねじ山とが、互いに向かって接近する方向で相対運動を実施する
ようになり、ひいてはボディ側に位置固定された中間薄板におけるステアリング
コラム構成ユニットの位置固定を可能にするクランプ力を提供することができる
ようになる。固定用ねじ山の螺条も、前組付け用ねじ山の螺条も、固定過程にお
いて完全に無傷のままとなるので、組み立てられた構成部分の問題のない取外し
がいつでも簡単にかつ廉価に実施可能となる。
【００１４】 使用事例や、使用したい構造の内部に与えられた空間的な条件に応じて、固定
システムは、固定用ねじの第１のねじ山範囲のねじ山ピッチが第２のねじ山範囲
のねじ山ピッチに比べて大きく形成されるか、または小さく形成されるように形
成されていてよい。構造上の設計のこのような自由度は本発明による固定システ
ムの使用可能性を、上で説明したようなステアリングコラム固定の特別な使用領
域を超えて、別の多くの技術分野にまで拡張させる。
システムは、固定用ねじの第１のねじ山範囲のねじ山ピッチが第２のねじ山範囲
のねじ山ピッチに比べて大きく形成されるか、または小さく形成されるように形
成されていてよい。構造上の設計のこのような自由度は本発明による固定システ
ムの使用可能性を、上で説明したようなステアリングコラム固定の特別な使用領
域を超えて、別の多くの技術分野にまで拡張させる。
【００１５】 以下に、本発明の対象の実施例を図面につき詳しく説明する。
【００１６】 図１および図２に示した固定システムは、第１のねじ山範囲１と、第２のねじ
山範囲２とを備えた固定用ねじ３を有している。この固定システムは自動車ステ
アリングコラム構成ユニットを位置固定するために働く。ただし、図面にはこの
ステアリングコラム構成ユニットの一部しか図示されていない。ステアリングコ
ラム構成ユニットはステアリングコラムハウジング５を有しており、このステア
リングコラムハウジング５内には、前組付け用ねじ山６が配置されている。軸方
向でこの前組付け用ねじ山６と整合して位置しかつこの前組付け用ねじ山６から
中間ギャップ７によって分離された状態で、固定用ねじ山８が配置されている。
この固定用ねじ山８は溶接ナット９に設けられている。この溶接ナット９はＵ字
形部材１０に溶接されており、このＵ字形部材１０は上記ステアリングコラムハ
ウジング５に位置固定されている。
山範囲２とを備えた固定用ねじ３を有している。この固定システムは自動車ステ
アリングコラム構成ユニットを位置固定するために働く。ただし、図面にはこの
ステアリングコラム構成ユニットの一部しか図示されていない。ステアリングコ
ラム構成ユニットはステアリングコラムハウジング５を有しており、このステア
リングコラムハウジング５内には、前組付け用ねじ山６が配置されている。軸方
向でこの前組付け用ねじ山６と整合して位置しかつこの前組付け用ねじ山６から
中間ギャップ７によって分離された状態で、固定用ねじ山８が配置されている。
この固定用ねじ山８は溶接ナット９に設けられている。この溶接ナット９はＵ字
形部材１０に溶接されており、このＵ字形部材１０は上記ステアリングコラムハ
ウジング５に位置固定されている。
【００１７】 ステアリングコラム構成ユニットの前組付け状態では、固定用ねじ３の第１の
ねじ山範囲１が、ステアリングコラムハウジング５の前組付け用ねじ山６にねじ
込まれている。最終組付けの段階、つまりステアリングコラム構成ユニットがそ
の最終位置で自動車ボディに位置固定される段階では、自動車ボディに設けられ
たブラケット１１が、ステアリングコラムハウジング５の中間ギャップ７に突入
する。固定用ねじ３はこのとき、このブラケット１１に設けられたスリットまた
は孔の形の切欠き１２を貫通する。ブラケット１１の、前組付け用ねじ山６とは
反対の側では、固定用ねじ３の第２のねじ山範囲２が固定用ねじ山８に螺合する
。第１のねじ山範囲１はこの場合、ピッチｓ１を有する直径ｄ１を有している。
第１のねじ山範囲１の寸法に比べて、固定用ねじ山範囲を成す第２のねじ山範囲
２の直径ｄ２は、この第２のねじ山範囲２が前組付け用ねじ山６を、壁面との接
触なしに通過し得るように設定されている。第２のねじ山範囲２のピッチｓ２は
第１のねじ山範囲１のピッチｓ１よりも大きく設定されている。このような配置
構成に基づき、次のような作用が得られる。すなわち、固定用ねじ３が矢印Ｐの
方向でねじ込まれて、このとき第１のねじ山範囲１が前組付け用ねじ山６に螺合
し、第２のねじ山範囲２が固定用ねじ山８に螺合することにより、溶接ナット９
が固定用ねじ３に沿って移動させられて、中間ギャップ７の幅が減じられるよう
になる。
ねじ山範囲１が、ステアリングコラムハウジング５の前組付け用ねじ山６にねじ
込まれている。最終組付けの段階、つまりステアリングコラム構成ユニットがそ
の最終位置で自動車ボディに位置固定される段階では、自動車ボディに設けられ
たブラケット１１が、ステアリングコラムハウジング５の中間ギャップ７に突入
する。固定用ねじ３はこのとき、このブラケット１１に設けられたスリットまた
は孔の形の切欠き１２を貫通する。ブラケット１１の、前組付け用ねじ山６とは
反対の側では、固定用ねじ３の第２のねじ山範囲２が固定用ねじ山８に螺合する
。第１のねじ山範囲１はこの場合、ピッチｓ１を有する直径ｄ１を有している。
第１のねじ山範囲１の寸法に比べて、固定用ねじ山範囲を成す第２のねじ山範囲
２の直径ｄ２は、この第２のねじ山範囲２が前組付け用ねじ山６を、壁面との接
触なしに通過し得るように設定されている。第２のねじ山範囲２のピッチｓ２は
第１のねじ山範囲１のピッチｓ１よりも大きく設定されている。このような配置
構成に基づき、次のような作用が得られる。すなわち、固定用ねじ３が矢印Ｐの
方向でねじ込まれて、このとき第１のねじ山範囲１が前組付け用ねじ山６に螺合
し、第２のねじ山範囲２が固定用ねじ山８に螺合することにより、溶接ナット９
が固定用ねじ３に沿って移動させられて、中間ギャップ７の幅が減じられるよう
になる。
【００１８】 図２には、固定用ねじ３の最終位置が断面図で示されている。Ｕ字形部材１０
は、溶接ナット９が固定用ねじ３に沿って運動したことにより変形しており、こ
の場合、Ｕ字形部材１０の両脚部１５，１６は自動車ボディに設けられたブラケ
ット１１の側面に接触して、互いの間にこのブラケット１１を挟み込んでクラン
プしている。したがって、ステアリングコラムハウジング５は自動車ボディに固
く結合されている。
は、溶接ナット９が固定用ねじ３に沿って運動したことにより変形しており、こ
の場合、Ｕ字形部材１０の両脚部１５，１６は自動車ボディに設けられたブラケ
ット１１の側面に接触して、互いの間にこのブラケット１１を挟み込んでクラン
プしている。したがって、ステアリングコラムハウジング５は自動車ボディに固
く結合されている。
【００１９】 ステアリングコラムハウジング５と自動車ボディとの間の結合解離過程は、同
様にして行なわれ、この場合、固定用ねじ３が矢印Ｐの方向とは逆の方向に回転
させられる。このとき、溶接ナット９とＵ字形部材１０の一方の脚部１５とは、
矢印Ｃの方向で固定用ねじ３に沿って運動する。これにより、Ｕ字形部材１０の
両脚部１５，１６とブラケット１１とのクランプ結合は解離され、ステアリング
コラムハウジング５を取り外すことができる。
様にして行なわれ、この場合、固定用ねじ３が矢印Ｐの方向とは逆の方向に回転
させられる。このとき、溶接ナット９とＵ字形部材１０の一方の脚部１５とは、
矢印Ｃの方向で固定用ねじ３に沿って運動する。これにより、Ｕ字形部材１０の
両脚部１５，１６とブラケット１１とのクランプ結合は解離され、ステアリング
コラムハウジング５を取り外すことができる。
【００２０】 もちろん、第２のねじ山範囲２のピッチｓ２を第１のねじ山範囲１のピッチｓ １ よりも小さく設定することも可能であるが、ただしブラケット１１とステアリ
ングコラムハウジング５もしくはＵ字形部材１０との間のクランプは、上で説明
した形式と同様に行われる。
ングコラムハウジング５もしくはＵ字形部材１０との間のクランプは、上で説明
した形式と同様に行われる。
【図１】 本発明による固定システムの１実施例を、前組付けされた状態で示す断面図で
ある。
ある。
【図２】 図１に示した本発明による固定システムを、最終組付け後に固定された状態で
示す断面図である。
示す断面図である。
【符号の説明】 １ 第１のねじ山範囲、 ２ 第２のねじ山範囲、 ３ 固定用ねじ、 ５
ステアリングコラムハウジング、 ６ 前組付け用ねじ山、 ７ 中間ギャップ
、 ８ 固定用ねじ山、 ９ 溶接ナット、 １０ Ｕ字形部材、 １１ ブラ
ケット、 １２ 切欠き、 １５，１６ 脚部
ステアリングコラムハウジング、 ６ 前組付け用ねじ山、 ７ 中間ギャップ
、 ８ 固定用ねじ山、 ９ 溶接ナット、 １０ Ｕ字形部材、 １１ ブラ
ケット、 １２ 切欠き、 １５，１６ 脚部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 イェンス フォルトマイヤー ドイツ連邦共和国 プロイシッシュ−オル デンドルフ アム バッヘ ５ (72)発明者 アンドレアス ルンプケ ドイツ連邦共和国 レーデン リーエンシ ュトラーセ 12 Ｆターム(参考） 3D030 DC02 3J022 DA11 DA12 DA17 EA02 EB02 ED02 FA01 FB12 GA06 GA12 GB53
Claims (5)
- 【請求項１】 自動車ステアリングコラム構成ユニットを位置固定するため
の固定システムにおいて、 ―第１のねじ山範囲（１）と第２のねじ山範囲（２）とを備えた固定用ねじ（３
）が設けられており、 ―ステアリングコラムハウジング（５）を備えたステアリングコラム構成ユニッ
トが設けられており、ステアリングコラムハウジング（５）内に、前記第１のね
じ山範囲（１）に対応する前組付け用ねじ山（６）が導入されており、 ―該前組付け用ねじ山（６）と軸方向で整合するように位置しかつ前組付け状態
で該前組付け用ねじ山（６）から中間ギャップ（７）によって分離された固定用
ねじ山（８）が設けられており、 ―ステアリングコラムハウジング（５）に位置固定されているＵ字形部材（１０
）が設けられており、最終組付け後にステアリングコラムハウジング（５）を自
動車ボディに結合するために、自動車ボディに設けられたブラケット（１１）が
前記中間ギャップ（７）内に突入し、前記固定用ねじ（３）が、前記ブラケット
（１１）に設けられた、スリットまたは孔の形の切欠き（１２）を貫通して、前
記ブラケット（１１）の、前組付け用ねじ山（６）とは反対の側で、前記固定用
ねじ（３）の前記第２のねじ山範囲（２）が前記固定用ねじ山（８）に螺合する
ようになっていて、ねじ込み運動により変形させられた前記Ｕ字形部材（１０）
の両脚部（１５，１６）が、自動車ボディに設けられた前記ブラケット（１１）
の側面に接触し、ひいては前記ブラケット（１１）を挟み込んでクランプするよ
うになっていることを特徴とする固定システム。 - 【請求項２】 前記固定用ねじ山（８）が、前記Ｕ字形部材（１０）に溶接
された溶接ナット（９）に導入されている、請求項１記載の、第１の構成グルー
プを第２の構成部分に位置固定するための固定システム。 - 【請求項３】 前記固定用ねじ（３）が、前組付けおよび固定のための、互
いに異なる大きさのねじ山ピッチを有する少なくとも２つのねじ山範囲（１，２
）を有しており、前記前組付け用ねじ山（６）および前記固定用ねじ山（８）な
らびに前記ねじ山範囲（１，２）が、対応する互いに異なるピッチを備えており
、固定のために働く、ねじヘッドから遠い側に位置する第２のねじ山範囲（２）
が、前組付けのために働く、ねじヘッドに隣接した第１のねじ山範囲（１）より
も小さな直径を有している、請求項１または２記載の、第１の構成グループを第
２の構成部分に位置固定するための固定システム。 - 【請求項４】 前記第１のねじ山範囲（１）のねじ山ピッチが、前記第２の
ねじ山範囲（２）のねじ山ピッチよりも大きく形成されている、請求項１、２ま
たは３記載の、第１の構成グループを第２の構成部分に位置固定するための固定
システム。 - 【請求項５】 前記第１のねじ山範囲（１）のねじ山ピッチが、前記第２の
ねじ山範囲（２）のねじ山ピッチよりも小さく形成されている、請求項１、２ま
たは３記載の、第１の構成グループを第２の構成部分に位置固定するための固定
システム。
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