JPS5923860Y2 - 首付きねじ取付構造 - Google Patents

首付きねじ取付構造

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Publication number
JPS5923860Y2
JPS5923860Y2 JP1980186285U JP18628580U JPS5923860Y2 JP S5923860 Y2 JPS5923860 Y2 JP S5923860Y2 JP 1980186285 U JP1980186285 U JP 1980186285U JP 18628580 U JP18628580 U JP 18628580U JP S5923860 Y2 JPS5923860 Y2 JP S5923860Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bushing
screw
panel
hole
spacer
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980186285U
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English (en)
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JPS57109317U (ja
Inventor
久夫 林
英樹 銭谷
照夫 菊池
茂 坂井
正義 渡辺
Original Assignee
富士通株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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Publication of JPS57109317U publication Critical patent/JPS57109317U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、抜は落ち防止の取付構造の改善に係り、とく
に首付きねじを可動可能に保持せしめた首付きねし取付
構造に関するものである。
従来電子機器等の筐体に取着される被着体としてのパネ
ルやカバー等を固定する手段の一つとしてねじを用いて
該ねじにより螺着するものがあり、該螺着用のねじは緩
めた場合に脱落を防止するため首付きわしが使用される
ことは周知である。
このような従来の固定手段の側断面図を第1図に示す。
図において1はねし穴11を設けた筐体、2は首付きね
じ3が挿通する穴21を穿設したパネル、4は前記首付
きねじ3のねじ部32に螺合するねし穴41を設けたね
じ座金状のねし板である。
上記従来の構成において、首付きねし3をその先端のね
じ部32よりも大きいパネル2の穴21に該ねじ部32
を挿通して、さらにねじ部32にねじ板4を螺入し、ね
じ部32と頭部33との間のねじ部32の谷径よりも小
径の首部31に嵌入すると、該首付きねし3はパネル2
から外れない形となる。
この状態でパネル2を筐体1に取り付けるには、パネル
2に首部31よりも大きな穴21径との差により、面方
向に可動可能に取り付けた首付きねじ3のねじ部32を
筐体1のねし穴11に螺合させるようになっている。
前記首付きねし3と、前記筐体1のねし穴11とは通常
複数個設けられており、それらの位置関係が合致しない
ことがあるため、前述したようにパネル2の穴21は大
きく形成したものである。
ところで、首付きねじを緩めて筐体1からパネル2を取
り外した状態から筐体1に取付けるのに、首付きねし3
の頭部33が重いためパネル面に対して二点鎖線で示す
ごとく垂れ下り、傾斜するために、装着性の悪い欠点が
あつた。
そこでこの装着性すなわち首付きねじ3の垂れ下りをな
くするよう、第2図に示すごとくブツシュをパネルに具
備させた構造が考案されている。
第2図は従来の首付きねし取付構造を説明するための側
断面図で、前図と同等の部分については同一符号を付し
て記した。
5は可動ナツト、6は前記可動ナツト5を保持し筐体1
に固定された保持金具、7は首付きねじ3のねじ部32
と螺合するねじ部71を中間に有するブツシュである。
このようにフ゛ツシュ7をパネル2にカシメ等により固
定し、該ブツシュ7のねじ部71に首付きねじ3のねじ
部32を螺合挿通すると首部31が嵌合して首付きねじ
3はパネル2から外れないようになるとともにねじ部3
2が凹穴72に入り込んで傾かなくなるが、該首付きね
じの首付部31の外径とねじ部71の内径との差はあま
り大きくできないことから、面方向の移動量が大きくと
れないので、筐体1側に設けた保持金具6にその分移動
可能な可動ナツト5を保持させるようにしたものである
しかしながらこの構成は部品数が多くなリコスI・高と
なる欠点があった。
本考案は、前記の欠点に鑑みなされたもので、首付きね
じの位置ずれを吸収することのできるブツシュに着目し
たものである。
簡単に述べると本考案は、合成樹脂からなるブツシュに
首付ねじを挿通し、該ブツシュに被着体を介してスペー
サを圧入係止する構成の首付きねじの取付構造であって
、前記首付きねじのねじ部が遊嵌挿入されるブツシュの
前記被着体へ挿入する側部に複数のスリットを設けると
ともに、該ブツシュの挿入端部の外周に突出部を設け、
前記スペーサに該突出部に係合する段付孔を形成し、前
記被着体に前記ブツシュが移動可能な取付孔を穿設して
、該被着体の両面を前記ブツシュの鍔部端面とスペーサ
の端面とで対向挾持する形としたことを特徴とするもの
である。
以下図面を参照しながら本考案に係る首付きねし取付構
造の実施例について詳細に説明する。
第3図は、本考案の一実施例を説明するための側断面図
で、前図と同等の部分については同一符号を付して記し
た。
第4図および第5図は、本考案に係るブツシュとスペー
サを説明するためのいずれもaは正面図、bは要部側断
面図であって、8は鍔部81とこれよりも細径の挿入部
82がらなり、該挿入部82の円周に設けた複数のスリ
ット83と先端外周に突出部84とこの突出部84に面
取り傾斜部85を設け、内径は鍔部81側が首付きねし
3のねじ部32の外径よりも僅かに小さな孔86と、突
出部84側からねじ部32の外径よりも大きな凹穴87
とを形成して合成樹脂等からなるブツシュ、9は前記ブ
ツシュ8と嵌合する一端に皿部91と他の端部に座ぐり
部92を形成し合成樹脂等からなる円筒状のスペーサで
ある。
このような構成において、まず首付きねヒ3のねじ部3
2をブツシュ8の鍔部81側がら孔86に押込み挿通し
たるのち、該ブツシュ8の挿入部82をパネル2に設け
た穴21に嵌め込み、しがるのち前記ブツシュ8に突出
部84側からスペーサ9を嵌合させるのであるが、この
場合ブツシュ8の先端の傾斜部85と、スペーサ9の皿
部91が対応するようにして挿入すれば、ブツシュ8の
挿入部82の円周に設けた複数のスリット83が縮めら
れ挿入部82の外周が縮少された形で、円筒状のスペー
サ9の孔93内径に沿って辷り、ブツシュ8の突出部8
4が、前記スペーサ9の座ぐり部92と、挿入部84が
孔93とそれぞれ嵌合して、前記パネル2を鍔部81と
スペーサ9の端面とで挟持する形となる。
ところで前記パネル2の穴21はブツシュ8の挿入部8
2の外径よりも適当に大きい穴があけられており、鍔部
81とスペーサ9の両端面間の距離とパネル2の厚さと
の間には若干の隙間が形成されるようになっているので
、首付きねじ3は面方向に可動可能に支持されることは
説明するまでもない。
かくして、筐体1のねし穴11とパネル2に若干の螺合
位置の誤差があっても首付きねじ3を移動させることに
よって固定が可能となる。
そしてねじ3を緩めてパネル2を筐体1がら外した場合
は、首付きねじ3のねじ部32は凹穴87内に入り込み
、その外径と、ブツシュ8の内径凹穴87とにあまり寸
法差がないので、前記首付きねじ3はパネル2面からの
垂下り傾斜がほとんどなくなる。
またねじ部32の外径は孔86よりも大なるために抜は
落ちることもない。
なお、本実施例ではブツシュ8のスリット83を2個に
ついて説明したが、2個所に限らず強度的に許す限りス
リット83の多い方が好ましい。
またブツシュ、スペーサーは合成樹脂成型品が好ましい
本考案は電子機器の筐体とパネルについて説明したが、
このようなことに限定するものではない。
以上の説明から明らかなように、本考案に係る首付きね
し取付構造によれば、パネル等を筐体に取り付ける作業
が容易かつ迅速に行え、しかも安価で、かつ首付きねじ
の締緩時に従来の如くねじ頭部の座面が塗装したパネル
に直接触れないのでパネルに傷を与えない付加的効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、従来の首付きねし取付構造を説
明するための側断面図、第3図は本考案に係る首付きね
し取付構造の一実施例を説明するための側断面図、第4
図および第5図は、本考案に係るブツシュおよびスペー
サを説明するためのaは正面図、bは要部側断面図であ
る。 図において、1は筐体、2はパネル、3は首付きねじ、
4はねじ板、5は可動ナツト、6は保持金具、7および
8はブツシュ、9はスペーサ、11および41はねし穴
、21は穴、31は首付部、32はねじ部、81は鍔部
、82は挿入部、83はスリット、84は突出部、85
は傾斜部、91は皿部、92は座ぐり部、を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂からなるブツシュに首付ねしを挿通し、該ブツ
    シュに被着体を介してスペーサを圧入係止する構成の首
    付きねじの取付構造であって、前記首付きねじのねじ部
    が遊嵌挿入されるブツシュの前記被着体へ挿入する側部
    に複数のスリットを設けるとともに、該ブツシュの挿入
    端部の外周に突出部を設け、前記スペーサに該突出部に
    係合する段付孔を形成し、前記被着体に前記ブツシュが
    移動可能な取付孔を穿設して、該被着体の両面を前記ブ
    ツシュの鍔部端面とスペーサの端面とで対向挟持する形
    としたことを特徴とする首付きねじの取付構造。
JP1980186285U 1980-12-24 1980-12-24 首付きねじ取付構造 Expired JPS5923860Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980186285U JPS5923860Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 首付きねじ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980186285U JPS5923860Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 首付きねじ取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57109317U JPS57109317U (ja) 1982-07-06
JPS5923860Y2 true JPS5923860Y2 (ja) 1984-07-16

Family

ID=29988095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980186285U Expired JPS5923860Y2 (ja) 1980-12-24 1980-12-24 首付きねじ取付構造

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JP (1) JPS5923860Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028172U (ja) * 1973-07-12 1975-04-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57109317U (ja) 1982-07-06

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