JPH0514950Y2 - - Google Patents

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JPH0514950Y2
JPH0514950Y2 JP6339587U JP6339587U JPH0514950Y2 JP H0514950 Y2 JPH0514950 Y2 JP H0514950Y2 JP 6339587 U JP6339587 U JP 6339587U JP 6339587 U JP6339587 U JP 6339587U JP H0514950 Y2 JPH0514950 Y2 JP H0514950Y2
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synthetic resin
spacer
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vehicle body
bolt
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はプラスチツクフエンダーなどの合成
樹脂製品を車体等の固定側にボルト締めするため
の合成樹脂製品の取付構造に係り、特に合成樹脂
製品と車体等固定側との熱膨張差を吸収すべく合
成樹脂製品にボルト挿入用の長孔を形成するとと
もに、そのボルトを車体側に精度よく締結するた
めの合成樹脂製品の取付構造に関する。
《従来の技術》 従来、実開昭61−68973号公報等に車体側にフ
エンダーを取付ける構造が開示されているが、近
年、金属製の車体に対して合成樹脂製のフエンダ
ーを取付けるようにした車両が増えてきており、
この合成樹脂製のフエンダーを車体側に取付ける
構造を第10図により説明する。
第10図において1は車体側のボデイ、2は合
成樹脂製のフエンダーで、車体側のボデイ1の適
宜個所にナツト3(またはネジ孔)が設けられ、
他方フエンダー2にはボルト4を挿通するための
長孔5が形成され、この長孔5にスペーサ6を挿
入した後スペーサ6にボルト4を挿通し、そのボ
ルト4を対応するナツト3(またはネジ孔)に締
結してフエンダー2を取付けるようにしている。
このフエンダーの取付構造においては、車体側
ボデイ1とフエンダー2とに熱膨張差が生じて
も、フエンダー2の長孔5にボルト4を挿通した
スペーサ6が嵌合するため、その長孔5に沿つて
ボデイ1とフエンダー2とが相対移動でき、その
熱膨張差によるフエンダー2の熱変形を防止でき
るようになつている。
《考案が解決しようとする問題点》 しかしながら、フエンダー2に長孔5を形成す
るとボルト締めの際、ボルト4の挿入位置が決ま
らず、その締結作業に多大な労力を要する。これ
を第7〜9図により説明する。
第7〜9図は第10図に示したボデイ1のボデ
イフレーム1aにフエンダー2をボルト締めする
場合を示し、図において、ボデイフレーム1aに
はナツト3が溶接等により取付けられ、そのナツ
ト3上にフエンダー2の長孔5が位置した状態で
ボルト締めが行なわれる。
この場合、ナツト3上にスペーサ6を位置決め
し、そのスペーサ内にボルト4を挿入し、その先
端をナツト3に螺合し、フエンダー2をボデイ1
に取付けるようにしている。
しかしながら、スペーサ6をナツト3に位置合
わせする場合、スペーサ6は長孔5の長手方向に
対して何ら拘束されておらず、またナツト3はボ
デイフレーム1aの裏面に位置するため目視でナ
ツト3の軸心にスペーサ6の軸心を正確に合せる
作業が大変であり、仮に第9図に二点鎖線で示す
ように、ナツト3の軸心に対してスペーサ6が僅
かな距離dだけ離れて長孔5内に挿入された場合
には、ボルト4をナツト3に捩じ込むことが困難
となり、その位置合わせに多大な労力を要するこ
ととなる。
この考案は、このような従来の問題点に鑑みて
なされたものであつて、フエンダーなど合成樹脂
製品に長孔を形成し、その長孔を通してその合成
樹脂製品を車体等の固定側にボルト締めを行なう
において、そのボルトの位置合わせが簡単にでき
る合成樹脂製品の取付構造を提供することにあ
る。
《問題点を解決するための手段》 上記の目的を達成するために、この考案では、
フエンダーなどの合成樹脂製品に、熱膨張移動を
許容するための長孔を形成し、その長孔に筒状の
スペーサを挿入するとともに該スペーサにボルト
を挿入し、他方車体等固定側にナツトなどのネジ
孔を設けるとともにそのネジ孔に上記ボルトを締
結する合成樹脂製品の取付構造において、上記ス
ペーサの先端に上記長孔と略同一形状の案内フラ
ンジを一体に形成し、上記合成樹脂製品あるいは
車体などの固定側にはそれらを離間させて案内フ
ランジの長孔の長手方向への相対移動を自在にす
るための突出部材を設けて構成する。
《作用》 上記構成の合成樹脂製品の取付構造によれば、
スペーサの先端に合成樹脂製品の長孔形状と略同
一の案内フランジが一体に形成されるため、この
案内フランジを長孔に挿入すると、自動的にスペ
ーサの軸心と車体側のネジ孔の軸心とが位置合わ
せされるため、ボルトの締結が簡単に行える。
また、案内フランジは突出部材によりその合成
樹脂製品と車体などの固定側とが離間されている
で長孔の長手方向に沿つて移動でき、このため熱
膨張差による合成樹脂製品と車体等の固定側との
相対移動を許容できる。
《実施例》 以下、この考案の好適な実施例について添附図
面を参照して詳細に説明する。
第1〜3図はこの考案に係る合成樹脂製品の取
付構造の一実施例を示している。
第1図において、10は固定側たる車体で、例
えば第10図で説明したボデイフレームを示して
いる。11はプラスチツクフエンダーなどの合成
樹脂製品で、この合成樹脂製品11は車体10の
所定位置に位置合わせされてボルト12にて締結
装着される。
この車体10側には、ボルト12を螺合するた
めのナツト13が取付けられ、そのネジ孔14は
車体10側の締結面に位置して臨んでいる。
他方、合成樹脂製品11には、その車体10側
との熱膨張差を吸収するための長孔15が形成さ
れ、その長孔15の中心がネジ孔14の中心に位
置するように装着されている。
16はボルト12を挿通するスペーサで筒状に
形成され、上端に鍔部17が形成され、下部先端
に長孔15の孔形状と略同一形状の案内フランジ
18が一体に形成されている。
また、合成樹脂製品11の車体10側の下面に
は、長孔15と案内フランジ18との干渉を防止
してそれらの相対移動を許容させるために、その
長孔15の両辺に沿つて延び、かつスペーサ16
の案内フランジ18の厚さより長く突出した一対
の平行なリブからなる突出部材19が一体に設け
られている。
次に本実施例の作用を説明する。
上述のように、車体10に合成樹脂製品11が
装着されると、第2図に示すように、突出部材1
9の下端が車体10上に着座した状態となり、こ
の状態で車体10側のネジ孔14の中心と長孔1
5の中心とが一致している。
この長孔15に第3図に示すように、スペーサ
16の案内フランジ18を挿入し、その上部の鍔
部17が合成樹脂製品11の上面に着座するまで
挿入し、その状態でスペーサ6内にボルト12を
挿入し、そのボルト12を車体10側のネジ孔1
4に螺合することで合成樹脂製品11を車体10
側に締結する。この場合、スペーサ16は案内フ
ランジ18を長孔15に挿入することで自動的に
その下方のネジ孔14に対して位置決めされ、従
つてボルト12をスペーサ16に挿入すれば、そ
のボルト12はネジ孔14に正確に一致し、簡単
に捩じ込むことが可能となる。このボルト12に
よる締結で、スペーサ16の鍔部17を介して合
成樹脂製品11が車体10側に取付けられる。
また、この締結時、スペーサ16の案内フラン
ジ18はその両側が突出部材19と係合するた
め、スペーサ16が廻ることがなく、また締結後
は、案内フランジ18が突出部材19間に沿つて
その長手方向に移動できるため、車体10側と合
成樹脂製品11間に熱膨張差が生じても、その熱
膨張による両者の相対移動を許容し、合成樹脂製
品11の熱変形を防止できる。また、その相対移
動に際しては合成樹脂製品11と車体10とは突
出部材19部分でのみ接触しているので、その移
動に対する抵抗は小さくなつている。
第4〜6図はこの考案の他の実施例を示してい
る。
まず、車体10側には凸状の取付部10aが形
成され、その取付部10aに開口20が形成され
るとともに、その開口20よりナツト13が取付
けられたクリツプ部材21がその取付部10aに
装着される。
他方、合成樹脂製品11にはボルト12を挿通
するための長孔15が形成され、かつ、その合成
樹脂製品11の下面には、その長孔15に沿つて
これより長さの長い凹溝部19aを形成するよう
にその周囲が突出されてなる突出部材19aが形
成される。また、スペーサ16は、その鍔部17
から下部先端にかけての長さが、第5図に示すよ
うに合成樹脂製品11の厚さと略同じに形成さ
れ、かつ案内フランジ18は、スペーサ16の挿
入時に第6図に示すように、凹溝部19a内に長
孔15の直下に位置して収納されるようにスペー
サ16の先端に設けられている。
本実施例においても、スペーサ16をその案内
フランジ18が長孔15に嵌合するよう挿入すれ
ば、スペーサ16の位置決めが確実に行なえ、ボ
トル12をスペーサ16に挿入すれば、ナツト1
3のネジ孔14に容易に捩じ込むことができる。
また取付後、スペーサ16の案内フランジ18は
凹溝部19aの長手方向に沿つて移動できるた
め、車体10側と合成樹脂製品11との熱膨張差
による相対移動を許容し得る。
なお、前記2つの実施例ではともに突出部材1
9を合成樹脂製品11側に一体成形しているが、
車体10側に一体的に設けるようにしても良い。
《考案の効果》 以上、実施例で説明したように、この考案よれ
ば、スペーサに合成樹脂製品の長孔と略同一形状
の案内フランジを形成することで、スペーサの挿
入ともに正確な位置決めが行なえ、ボルトによる
締結が容易に行える。また、合成樹脂製品あるい
は車体などの固定側に案内フランジの長手方向へ
の移動を自在にする突出部材を設けることで、締
結後に合成樹脂製品と固定側とに熱膨張差が生じ
ても、その両者を保持したままそれらの相対的な
長さ変化を許容し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の合成樹脂製品の取付構造の
一実施例を示す組立斜視図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第1図の−線断面
図、第4図はこの考案の他の実施例を示す組立斜
視図、第5図は第4図の−線断面図、第6図
は第4図の−線断面図、第7図は従来例を示
す斜視図、第8図は第7図の−線断面図、第
9図は第7図の−線断面図、第10図は第7
図におけるフエンダーを車体側に取付けた状態を
示す全体斜視図である。 10……固定側たる車体、11……合成樹脂製
品、12……ボルト、13……ナツト、14……
ネジ孔、15……長孔、16……スペーサ、18
……案内フランジ、19……突出部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フエンダーなどの合成樹脂製品に熱膨張移動を
    許容するための長孔を形成し、その長孔に筒状の
    スペーサを挿入するとともに該スペーサにボルト
    を挿入し、他方車体などの固定側にナツトなどの
    ネジ孔を設けるとともにそのネジ孔に上記ボルト
    を締結する合成樹脂製品の取付構造において、上
    記スペーサの先端に上記長孔と略同一形状の案内
    フランジを一体に形成し、上記合成樹脂製品ある
    いは車体などの固定側にはそれらを離間させて案
    内フランジの長孔の長手方向への相対移動を自在
    にするための突出部材を設けたことを特徴とする
    合成樹脂製品の取付構造。
JP6339587U 1987-04-28 1987-04-28 Expired - Lifetime JPH0514950Y2 (ja)

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