JPS6225402Y2 - - Google Patents

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JPS6225402Y2
JPS6225402Y2 JP1981120839U JP12083981U JPS6225402Y2 JP S6225402 Y2 JPS6225402 Y2 JP S6225402Y2 JP 1981120839 U JP1981120839 U JP 1981120839U JP 12083981 U JP12083981 U JP 12083981U JP S6225402 Y2 JPS6225402 Y2 JP S6225402Y2
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JP
Japan
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cover
reinforcement
bolt
bumper
nut plate
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JP1981120839U
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JPS5825257U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車用バンパに関する。
自動車用バンパとして、合成樹脂製のバンパカ
バーを用い、該カバーを金属製のリインフオース
メントに締付ボルトにより結合させたものがあ
る。
ところで前記樹脂製カバーは、外気温などの温
度変化により伸縮するのであり、従つて前記カバ
ーを締付ボルトを用いて金属製リインフオースメ
ントに直接一体に結合すると、前記カバーとリイ
ンフオースメントとの熱膨張差により該カバーが
変形して波打現象を生じるのである。
そこで波打現象を防止すべく従来では、第3図
に示すごとく、大径軸部aの先端に小径ねじ部b
を段付状に形成した所謂段付ボルトcを用い、か
つ樹脂製カバーdの取付リブeと金属製リインフ
オースメントfとに、前記ボルトcの軸部aより
大径なボルト挿通孔g,hをそれぞれ形成する一
方、前記カバーdの取付リブeに外方から断面U
形状のナツトプレートiを挿嵌し、該プレートi
の前記リインフオースメントfと対応する側の一
片jに、前記ボルトcの軸部aより大径なボルト
挿通孔kを設けると共に、前記プレートiの他片
lには、前記ボルトcの軸部aは挿通させること
なく、その小径ねじ部bの通過のみを許す小径孔
mを形成する。そして前記リインフオースメント
fの下方から、該リインフオースメントf、ナツ
トプレートiの一片j及びカバーdの取付リブe
に各々形成したボルト挿通孔h,k,gへとボル
トcを挿通させ、かつ該ボルトcの小径ねじ部b
を前記ナツトプレートiの他片lに設けた小径孔
mへと挿通させ、このねじ部bの前記ナツトプレ
ート他片lから突出する端部にナツトを螺締させ
ることにより、前記カバーdをリインフオースメ
ントfに取付けるべくしている。
しかして前記ボルトcの大径軸部aにより、前
記カバーdとリインフオースメントfとが、かた
く締付けられることがなく、膨張差により締付部
に所定以上の荷重が作用すると締付部が摺動して
カバーdとリインフオースメントfとの熱膨張差
を吸収して、カバーdの波打現象を防止できるの
である。
ところが以上のごときカバーdとリインフオー
スメントfとの結合構造では、特殊な段付ボルト
cを必要とし、この種ボルトは非常に高価であ
り、しかも前記段付ボルトcを用いる場合には、
カバーdの取付リブe、リインフオースメントf
及びナツトプレートiに比較的大きなボルト挿通
孔g,h,kを設ける関係上、所定の強度を確保
するために、これら各者の板厚を大とする必要が
あり、前記ボルトが高価なことと相俟つて、自動
車用バンパの価格上昇を招いたのである。
本考案は以上のごとき問題に鑑みて考案したも
ので、特殊な段付ボルトを用いることなく、普通
のボルトを用いて樹脂製バンパカバーの波打現象
を防止できる自動車用バンパを提供せんとするも
のである。
さらに詳しくは、ねじ孔をもつた上片と、前記
カバーとリインフオースメントとの間に介装する
下片とを備えたナツトプレートの下片に、リイン
フオースメントのボルト挿通孔に嵌入し、かつ、
リインフオースメントの肉厚よりやや高さの高い
バーリング部を形成し、前記ボルトの前記上片の
ねじ孔への締込みにより前記ナツトプレートを前
記カバーに固定すると共に、前記バーリング部を
介して前記カバーをリインフオースメントに移動
可能に支持する一方、前記リインフオースメント
のボルト挿通孔を、前記バーリング部の外形に対
し、前記カバーとリインフオースメントとの熱膨
張差を吸収できる大きさに設定したことを特徴と
するものである。
以下本考案の自動車用バンパを図面の実施例に
よつて説明する。
図中1は合成樹脂製のバンパカバーで、該カバ
ー1の内方上下部には後方に延びる取付リブ1
a,1bを一体に設けている。
2は前記バンパカバー1を支持する断面コ字形
の金属製リインフオースメントであつて、後方に
2本のバンパステー3,3を設け、該各ステー
3,3を介して自動車の車体側に固定される。
4は上片4aと下片4bとをもつ断面U字形状
の金属製ナツトプレートで、該プレート4の複数
個を前記バンパカバー1の上部側取付リブ1aに
後方から差込んで取付け、前記リインフオースメ
ント2における上壁2aの下方から該上壁2a、
前記取付リブ1a及び前記ナツトプレート4へと
締付ボルト5を挿通締結することにより、前記バ
ンパカバー1をリインフオースメント2に支持さ
せるべくしている。
しかして前記ナツトプレート4における上片4
aの一部をバーリング加工して、上方に起上する
起上部4cを設け、該起上部4cの内部にねじ孔
4dを形成すると共に、ナツトプレート4の下片
4bには、下方に突出するバーリング部4eを形
成し、該バーリング部4eの内部にボルト挿通孔
4fを設けるのであり、このバーリング部4eは
前記リインフオースメント2における上壁2aの
肉厚より高さをやや高く形成する。
また前記締付ボルト5としては、軸部5aの先
端にねじ部5bをもち、該ねじ部5bを軸部5a
の外径と略々均等とした普通のボルト5を使用す
るのであり、前記ナツトプレート4の上片4aに
設ける起上部4cのねじ孔4dは、前記ボルト5
のねじ部5bが螺合する大きさに形成し、かつ前
記プレート4の下片4bに設けるバーリング部4
eの挿通孔4fは、前記ボルト5の軸部5aを挿
通可能な大きさに形成するのである。
また前記バンパカバー1の上部側取付リブ1a
に、前記ボルト5の軸部5aより大径としたボル
ト挿通孔1cを形成すると共に、前記リインフオ
ースメント2の上壁2aには、前記ナツトプレー
ト4のバーリング部4eを遊挿可能な大きさとし
た横方向に長径な長孔状のボルト挿通孔2bを形
成し、この挿通孔2bにより前記カバー1とリイ
ンフオースメント2との熱膨張差を吸収させるべ
くなすのである。
そして前記リインフオースメント2における上
壁2aの下部にワツシヤ6を当てがつて、該ワツ
シヤ6の下方から、前記上壁2aの挿通孔2bに
遊挿された前記ナツトプレート4のバーリング部
4e及び前記カバー1の取付リブ1aに各形成す
る挿通孔4f,1cへとボルト5を挿通させ、該
ボルト5のねじ部5bを前記ナツトプレート4の
起上部4cに設けたねじ孔4dに螺締することに
より、前記バーリング部4eを締付けて前記カバ
ー1をリインフオースメント2に移動可能に支持
させるべくなす。
また前記カバー1が温度変化により伸縮したよ
うな場合、前記バーリング部4eの高さをリイン
フオースメント2における上壁2aに肉厚よりや
や高くしたことにより、前記ナツトプレート4の
下片4bと前記ワツシヤ6との間に、前記上壁2
aの肉厚よりやや大きな間〓を確保して、前記プ
レート4及びボルト5を伴なつてバンパカバー1
を、前記上壁2aに対してその挿通孔2bの範囲
で移動させ、該カバー1とリインフオースメント
2との熱膨張差を吸収させるべくしたのである。
前記ナツトプレート4の上片4aには、バーリ
ング加工による起上部4cに代えて、ウエルドナ
ツトを溶接一体化させるべくしてもよく、また前
記リインフオースメント2の上壁2aに設ける挿
通孔2bは、必ずしも前記したごとく長孔形状と
する必要はなく、該挿通孔2bは前記プレート4
の下片4bに設けたバーリング部4eより径大な
円形状とすることも可能である。
尚、図面の実施例では、前記カバー1の下部側
取付リブ1bと前記リインフオースメント2の下
壁2cとの間を、締付ボルト7により固定してい
るが、このカバー1の下部に前記した取付手段を
採用することもできる。
本考案は以上のごとく構成したもので、合成樹
脂製バンパカバー1が外気温などの温度変化によ
り伸縮したようなときには、ナツトプレート4の
下片4bに設けるバーリング部4eを、金属製リ
インフオースメント2における上壁2aの肉厚よ
り高さをやや高くして、前記プレート4の下片4
bとワツシヤ6との間に、前記上壁2aの肉厚よ
りやや大きい間隔を確保しているため、前記カバ
ー1はナツトプレート4及びボルト5を伴なつ
て、前記上壁2aに設ける挿通孔2bの範囲で移
動されるのであり、従つてこのカバー1の移動に
より該カバー1とリインフオースメント2との熱
膨張差が吸収され、前記カバー1の波打現象が防
止されるのである。
以上説明した如く本考案の自動車用バンパで
は、ねじ孔をもつた上片と、前記カバーとリイン
フオースメントとの間に介装する下片とを備えた
ナツトプレートの下片に、リインフオースメント
のボルト挿通孔に嵌入し、かつ、リインフオース
メントの肉厚よりやや高さの高いバーリング部を
形成し、前記ボルトの前記上片のねじ孔への締込
みにより前記ナツトプレートを前記カバーに固定
すると共に、前記バーリング部を介して前記カバ
ーをリインフオースメントに移動可能に支持する
一方、前記リインフオースメントのボルト挿通孔
を、前記バーリング部の外形に対し、前記カバー
とリインフオースメントとの熱膨張差を吸収でき
る大きさに設定したから、バンパカバーの温度変
化による伸縮時に、該カバーをリインフオースメ
ントに対して移動させ、これら両者の素材材の相
違による熱膨張差を吸収できて、カバーの波打現
象を確実に防止できるのであり、しかも本考案で
は従来のごとく特殊な段付ボルトを使用すること
なく、普通のボルトを用いてカバーの取付けを行
なうため、ボルトが安価となり、また普通のボル
トを用いるために、従来のごとくカバーの取付リ
ブなどに大きなボルト挿通孔を形成する必要がな
く、従つてこのカバーの取付リブなどを強度的に
損なう虞れがなくなつて、該カバーの取付リブな
どを薄肉となし得て、前記安価なボルトを使用す
ることと相俟つて自動車用バンパの安価な提供が
できるのである。
また特に本考案は、ボルトの締込みにより前記
ナツトプレートをバンパーカバーに、換言すると
寸法精度特に肉厚の寸法精度を出しにくいバンパ
ーカバーに固定するようにし、リインフオースメ
ントには前記ボルトの締付力が作用しないように
したから、前記バンパーカバーに肉厚のバラツキ
があつても、前記ナツトプレートを確実に固定で
きながら、前記バンパーカバーの肉厚のバラツキ
による前記ボルト締付力の変化がリインフオース
メントに及ぶこともなく、従つて、前記カバーを
リインフオースメントに対し確実に移動させら
れ、熱膨張を肉厚のバラツキ如何に拘わらず、常
に確実に吸収できるのである。しかも前記カバー
のリインフオースメントへの取付時には、前記ナ
ツトプレートのバーリング部をリインフオースメ
ントのボルト挿通孔に係合させることにより、カ
バーとリインフオースメントとの位置決めが簡単
にでき、組立作業性を良好ならしめ得るのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動車用バンパの分解
斜面図、第2図は同バンパの拡大縦断面図、第3
図は従来例を示す断面図である。 1……バンパカバー、2……リインフオースメ
ント、2b……ボルト挿通孔、4……ナツトプレ
ート、4e……バーリング部、5……ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂製バンパカバーと、金属製リインフオース
    メントとから成り、前記カバーとリインフオース
    メントとを締付ボルトにより結合したバンパであ
    つて、ねじ孔をもつた上片と、前記カバーとリイ
    ンフオースメントとの間に介装する下片とを備え
    たナツトプレートの下片に、リインフオースメン
    トのボルト挿通孔に嵌入し、かつ、リインフオー
    スメントの肉厚よりやや高さの高いバーリング部
    を形成し、前記ボルトの前記上片のねじ孔への締
    込みにより前記ナツトプレートを前記カバーに固
    定すると共に、前記バーリング部を介して前記カ
    バーをリインフオースメントに移動可能に支持す
    る一方、前記リインフオースメントのボルト挿通
    孔を、前記バーリング部の外形に対し、前記カバ
    ーとリインフオースメントとの熱膨張差を吸収で
    きる大きさに設定したことを特徴とする自動車用
    バンパ。
JP12083981U 1981-08-13 1981-08-13 自動車用バンパ Granted JPS5825257U (ja)

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JPS5825257U JPS5825257U (ja) 1983-02-17
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Families Citing this family (5)

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JPS6237668A (ja) * 1985-08-08 1987-02-18 三洋電機株式会社 冷蔵シヨ−ケ−スの加湿装置
JPH0672737B2 (ja) * 1986-03-28 1994-09-14 三洋電機株式会社 冷蔵シヨ−ケ−スの加湿装置
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