JPS6040828Y2 - 合成樹脂製シユラウドの取付構造 - Google Patents

合成樹脂製シユラウドの取付構造

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Publication number
JPS6040828Y2
JPS6040828Y2 JP10127979U JP10127979U JPS6040828Y2 JP S6040828 Y2 JPS6040828 Y2 JP S6040828Y2 JP 10127979 U JP10127979 U JP 10127979U JP 10127979 U JP10127979 U JP 10127979U JP S6040828 Y2 JPS6040828 Y2 JP S6040828Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
shroud
hook
base
synthetic resin
umbrella
Prior art date
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Expired
Application number
JP10127979U
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English (en)
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JPS5620032U (ja
Inventor
倫人 斎藤
Original Assignee
カルソニックカンセイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂製シュラウドの熱交換器への取付構
造に関する。
従来、自動車用のラジェータ等に合成樹脂製シュラウド
を取り付けるには、両者をボルト、ビス等で締めつけて
いたため煩雑であり工数がかかるという欠点があった。
この欠点を除くため、次の様な取付構造が提案されてい
る(実開昭53−154937号公報)。
第1〜第3図に示す様に、シュラウド3をラジェータ1
に取り付ける際の接合面である板4に基柱5を設け、該
基柱5の先端に傘部6を形成し、かつその中央部に傘部
6の先端から基柱5に及ぶスリット7を形成してなるフ
ック8を、前記板4に複数個設けである。
ラジェータ1に固着しであるシュラウド取付板2には、
シュラウド3の板4に設けた前記フック8に対応する取
付孔10が複数個設けである。
ラジェータ1とシュラウド3との組付にあたっては、シ
ュラウド3の接合面としての板5に突設されているフッ
ク8の尖端部を、前記取付孔10に当接して押圧すると
、フック8は合成樹脂製なので、その可撓性のため傘部
6のテーパ部が取付孔10の壁面により圧迫され、基柱
5がスリット7の方向に撓み、スリット7の間隔は次第
に狭くなり、その間に傘部6が取付孔10を通過する。
通過後は基柱5のうちスリット7のある部分が、元の形
状に戻るので、第3図に示すように傘部6の底部9によ
りフックが固定される。
自動車用ラジェータ等の放熱器に於ては、シュラウド取
付板はラジェータを自動車の車体へ取付ける部材(以下
メンバーという)と兼用されることが多く、小型のラジ
ェータではメンバーは1.2vrmfff、の鉄板が利
用されている。
このメンバーに前記フックを用いてシュラウドを取付け
る場合、次の様な難点が存在する。
これを第3図により説明する。
基柱5はシュラウド3を支持し自動車の振動等に耐へる
様に十分その肉厚断面を大きくしてあり、又、該基柱5
の高さは低い(1,2mmより少々高い)ので、該基柱
5の撓み量は小さいものであった。
したがってフック8をメンバー2のシュラウド取付部の
取付孔10に挿入する場合には、傘部6の底部9の外周
縁と基柱5の外周との差(以下フック係止量という)を
小さくして、前記基柱5の撓み量が小さくても前記傘部
6が前記取付孔10に挿入できるようにする必要があっ
た。
しかしながら、前記傘部6のフック係止量が小さいと、
自動車の振動等の外力でフック8による結合がはずれ、
シュラウドが脱落する危険があった。
本考案は、前述のごとき欠点を改善するためになされた
ものであって、合成樹脂製シュラウドの熱交換器との接
合面に、基柱の先端に傘部を有しかつその中央部に先端
から該基柱の少なくとも一部に達するスリットを備えて
なるフックを複数個設け、該フックを熱交換器のシュラ
ウド取付板に前記フックに対応して設けられた取付孔に
挿入してなるシュラウドの取付構造において、前記シュ
ラウド取付板に設けられた取付孔の周囲に、前記シュラ
ウドが取付けられる側と反対方向に伸張する立壁を設け
、前記取付孔に挿入される基柱の高さを前記立壁の高さ
に対応して伸張し、前記立壁の突出端部を前記傘部の底
部に係着したものである。
つぎに、図面を参照しながら、本考案を詳細に説明する
第4図〜第8図は本考案の第一の実施例を示す。
メンバー2のシュラウド取付部には、第4図に示すよう
に、正方形の孔10が複数個設けられ、孔10の相対向
する辺には立壁11,11がシュラウド3が取付けられ
る側と反対側に伸張して設けられている。
その立壁11,11の高さlはメンバー2のシュラウド
が接する面より立壁11の突出端部までとする。
シュラウド3におけるメンバー2に接する板4には、メ
ンバー2の孔10に対応してフック8が複数個形成され
、前記シュラウド3及び板4と共に一体成形されている
前記フック8は、孔10に貫通する基柱5の上部に外方
向へ傾斜する傘部8を有し、傘部先端から基柱5に向か
うスリット7を備えている。
前記基柱の高さhは、第7図に示すように、前記傘部8
の底部9から板4までの距離であり、前記立壁11の高
さ1に対応して伸長してあり、該立壁11の高さ1より
も多少低めにしである。
そして、この基柱5の高さhは、傘部6のフック係止量
(傘部6の底部9の外周縁と基柱5の外周との差)を考
慮して決定される。
つまり、前記傘部6のフック係止量を大きくしても該傘
部6が前記取付孔10を通過するように、前記基柱5の
撓み量すなわち基柱5の高さを大きくする必要がある。
シュラウドとメンバーとの結合を次に説明する。
フック8における傘部6の傾斜面を孔10の周辺に当接
し押圧すれば、基柱5が撓んでスリット7の幅が狭くな
り、したがって傘部6は孔10及び立壁11,11間を
通過する。
その後スリット7が開き、立壁11,11が基柱5の側
面に接し、立壁の突出端部が傘部底部9のうち基柱5に
近い部分に当接する。
第9図及び第10図は第二の実施例で立壁11.11の
突出端部に孔10と反対を向いてフランジ12.12を
設けである。
第11図及び第12図は第三の実施例で、中空円筒状立
壁11に、スリット7を設けた円筒状の基柱5が嵌通し
である。
以上のように、本考案によれば、合成樹脂製シュラウド
の熱交換器との接合面に、基柱の先端に傘部を有しかつ
その中央部に先端から該基柱の少なくとも一部に達する
スリットを備えてなるフックを複数個設け、該フックを
熱交換器のシュラウド取付板に前記フックに対応して設
けられた取付孔に挿入してなるシュラウドの取付構造に
おいて、前記シュラウド取付板に設けられた取付孔の周
囲に、前記シュラウドが取付けられる側と反対方向に伸
張する立壁を設け、前記取付孔に挿入される基柱の高さ
を前記立壁の高さに対応して伸張し、前記立壁の突出端
部を前記傘部の底部に係着したので、基柱の撓み量が多
くなり、それによってフック係止量を増大することが可
能になり、自動車の振動等の外力によってシュラウドが
脱落する虞れがなくなる。
しかも、加工についてはプレス加工等の一部変更又は僅
かな追加で本考案の実施が可能でありコストアップはほ
とんどない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシュラウド付きラジェータの平面図、第
2図は第1図の取付状態を示す要部正面図、第3図は第
2図の■−■線に沿う断面図、第4図は第一実施例に係
るシュラウド取付板の孔を示す部分正面図、第5図は第
4図の■−■線に沿う断面図、第6図は第一実施例に係
るシュラウドの熱交換器接合面に設けたフックの正面図
、第7図は第6図の■−■線に沿う断面図、第8図は第
一実施例に係るシュラウド取付板の孔にシュラウドの熱
交換器接合面に設けたフックを嵌挿した状態を示す要部
断面図、第9図は第二実施例に係るシュラウド取付板の
孔を示す部分正面図、第10図は第9図のX−X線に沿
う断面図、第11図は第三実施例に係るシュラウド取付
板の孔にシュラウドの熱交換器接合面に設けたフックを
嵌通した状態を示す正面図、第12図は第11図の刈−
■線に沿う断面を示す図である。 1・・・・・・熱交換器、2・・・・・・シュラウド取
付板、3・・・・・・シュラウド、4・・・・・・板、
5・・・・・・基柱、6・・・・・・傘部、7・・・・
・・スリット 8 assessフック、10・・・・
・・取付孔、12・・・・・・立壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製シュラウドの熱交換器との接合面に、基柱の
    先端に傘部を有しかつその中央部に先端から該基柱の少
    なくとも一部に達するスリットを備えてなるフックを複
    数個設け、該フックを熱交換器のシュラウド取付板に前
    記フックに対応して設けられた取付孔に挿入してなるシ
    ュラウドの取付構造において、前記シュラウド取付板に
    設けられた取付孔の周囲に、前記シュラウドが取付けら
    れる側と反対方向に伸張する立壁を設け、前記取付孔に
    挿入される基柱の高さを前記立壁の高さに対応して伸張
    し、前記立壁の突出端部を前記傘部の底部に係着してな
    る合成樹脂製シュラウドの取付構造。
JP10127979U 1979-07-24 1979-07-24 合成樹脂製シユラウドの取付構造 Expired JPS6040828Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10127979U JPS6040828Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 合成樹脂製シユラウドの取付構造

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JP10127979U JPS6040828Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 合成樹脂製シユラウドの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS5620032U JPS5620032U (ja) 1981-02-21
JPS6040828Y2 true JPS6040828Y2 (ja) 1985-12-10

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ID=29334024

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JP10127979U Expired JPS6040828Y2 (ja) 1979-07-24 1979-07-24 合成樹脂製シユラウドの取付構造

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JP4306712B2 (ja) * 2006-10-19 2009-08-05 タカタ株式会社 乗員脚部保護装置

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JPS5620032U (ja) 1981-02-21

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