JPH018731Y2 - - Google Patents

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JPH018731Y2
JPH018731Y2 JP1984073758U JP7375884U JPH018731Y2 JP H018731 Y2 JPH018731 Y2 JP H018731Y2 JP 1984073758 U JP1984073758 U JP 1984073758U JP 7375884 U JP7375884 U JP 7375884U JP H018731 Y2 JPH018731 Y2 JP H018731Y2
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JP
Japan
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stud
nut
thread
tip
diameter
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JP1984073758U
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English (en)
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JPS60185711U (ja
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Publication of JPH018731Y2 publication Critical patent/JPH018731Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はナツトに関し、特にねじ付スタツドを
固着した車体等の部材に該スタツドを介して他の
部材を固定する、例えば自動車の燃料パイプの保
護板を車体に固定するのに用いるナツトに関す
る。
従来の技術 自動車の燃料パイプの保護のための保護板は、
車体に溶着されたナツトにねじを取付けて固定し
ていた。しかしながら、この取付け法はねじの回
動を必要としているため作業性が悪く、ナツトや
ねじによつて重量が増すという欠点がある。更
に、保護板が金属である場合には顕著には現われ
ないが、合成樹脂で成る場合、保護板が熱膨脹し
てもねじの強い締め付け力により逃げ場がないた
め板が波打ち変形するという欠点もある。
考案が解決しようとする問題点 従つて、本考案は、取付け作業が容易で且つ熱
膨脹によつても波打ち変形を生じないナツトを提
供するにある。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案によれば、スタツドが挿通されるナツト
の貫通孔の内側には筒状体が形成され、この筒状
体の先端はその内径がスタツドのねじの谷径にほ
ぼ等しくなるように縮径されている。さらに、こ
の縮径された先端の形状は次のように設定されて
いる。すなわち、その先端の一部がスタツドのね
じの谷に入り込んでその部分の先端内側面がねじ
山の頂部に係止されるようになつている。また、
このようにねじ山の頂部に係止された先端部分に
対して直径方向に対抗する側の先端部分が、ねじ
山の下側の斜面に係止されるようになつている。
この構成のナツトをねじ付スタツドに押し込む
と、筒状体がねじに係合してナツトがスタツドに
連結され、ナツトを回動させればナツトの取り外
しも容易に行いうる。また、スタツドに押し込ん
だ状態において、筒状体の縮径された先端に着目
すると、その一方の側の内側面がスタツドのねじ
山の頂部を内方に押した状態になり、その反対側
の部分がねじ山の下側の部分を内方に押した状態
となり、全体として筒状体の先端部はスタツドの
ねじ付部分の外周を内方に向けて絞り込む状態
に、このねじ付部分に係合する。したがつて、こ
の先端部によつてナツトのゆるみが好適に防止さ
れ、ナツトがスタツドに対して強固に結合した状
態が保持される。
実施例 第1図において、車体1にはねじ付スタツド2
が固着され、この車体1に保護板3が本考案によ
るナツト4を介して取付けられた様子が示されて
いる。
ナツト4は全体が合成樹脂によつて一体成形さ
れており、その詳細が第2図a〜fに示されてい
る。この第2図a〜fにおいて、ナツトは六角ナ
ツトとして成形され、その一端に座としてのフラ
ンジ5が設けられている。ナツト本体6の内側に
はスタツド挿通孔7が形成され、この挿通孔7の
直径はスタツド外径より大きくなつている。ナツ
ト4には、フランジ5が形成された端部から貫通
孔7の内側に環状の隙間8をもつて他端(上部の
端)に向けて延びる筒状体9が一体的に形成され
ている。筒状体9の内径はねじ付きスタツド2の
外径より僅かに大きく形成されるのが好ましく、
これによりスタツドに挿通したとき筒状体9がス
タツドに軸心を合わせた状態で係合する。
筒状体9の上方に延びる先端10は、その内径
がスタツドのねじ谷径にほぼ等しくなる様に縮径
している。特に、この先端10は図示のように先
端に向けて除々に縮径するのが好ましく、これに
よりスタツド2への挿通が容易になるとともにね
じの谷の係合外れがなくなる。またスタツドへの
挿通が容易なように、筒状体の根元部分の開口は
外方へテーパしているのが好ましい。なお、環状
隙間8の幅は任意に定めることができ、筒状体9
がスタツド2に挿通されて先端10がナツト本体
6の両側面に向けて拡開したときこれを支持する
ように隙間8を狭くして、取付強度を高くしても
よい。
かかる構成で成るナツト4を用いて保護板3
(第1図)を車体1に取付ける場合、保護板3の
取付孔12をスタツド2に通して配置し、ナツト
4をフランジ5の側からスタツド2に押し込む。
これにより筒状体9の穴を通つてその先端10が
スタツド2のねじ山によつて外方へ拡げられ挿入
の終了において再び縮まり、ねじの谷に喰り込
む。従つてナツト全体はスタツド2に係合し、フ
ランジ5により保護板3が車体1に取付けられ
る。既述のように、環状隙間8の幅を小さくすれ
ば、筒状体9の先端10の半径方向外側への拡膨
が少なくなり、固着強度を上げることができる。
なお、ナツト4を取外すには手で回せばよく、ま
た第1図のように狭い場合にはインパクトレンチ
あるいはナツト回し等の工具によりナツト本体6
を回転させればよい。
考案の効果 本考案によれば、ナツトを押し込むだけで取付
け作業を行うことができるので、ナツト回動作業
が不要になり作業性が向上する。また、押し込み
によつて取付け作業が行われるので被取付部材を
過度に締付けることがなく、従つて該部材が熱膨
脹しても各部材とフランジの接面にて移動するの
でその逃げが妨げられず、波打ち変形することも
ない。更に、ナツトは合成樹脂で一体成形できる
ので、製品コストを低くできるだけでなく防錆効
果もあり、また、重量も低く抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるナツトを用いて保護板を
車体に取付けた様子を示す断面図、第2図a〜f
はナツトの詳細を示しており、同図aは平面図、
同図bは正面図、同図cは底面図、同図dは右側
面図、同図eは同図aのe〜e線断面図、同図f
は同図bのf〜f線断面図である。 1……車体、2……スタツド、3……保護板、
4……ナツト、5……フランジ、6……ナツト本
体、7……スタツド挿通孔、8……環状隙間、9
……筒状体、10……先端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ねじ付スタツドを固着した部材に、該スタツド
    を介して他の部材を固定するのに使用するナツト
    において、前記スタツドに挿通される貫通孔の内
    側には、ナツトの一端から他端へ向けて筒状体が
    形成されており、この筒状体の先端はその内径が
    スタツドのねじの谷径にほぼ等しくなるように縮
    径されており、この縮径した先端の形状は、その
    先端の一部がスタツドのねじの谷に入り込んでそ
    の部分の先端内側面がねじ山の頂部に係止され、
    この部分に対して直径方向の対向する側の先端部
    分が、ねじ山の下側の斜面に係止されるようにな
    つていることを特徴とするナツト。
JP7375884U 1984-05-19 1984-05-19 ナツト Granted JPS60185711U (ja)

Priority Applications (1)

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JP7375884U JPS60185711U (ja) 1984-05-19 1984-05-19 ナツト

Applications Claiming Priority (1)

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JP7375884U JPS60185711U (ja) 1984-05-19 1984-05-19 ナツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60185711U JPS60185711U (ja) 1985-12-09
JPH018731Y2 true JPH018731Y2 (ja) 1989-03-09

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ID=30613417

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JP7375884U Granted JPS60185711U (ja) 1984-05-19 1984-05-19 ナツト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730408B2 (ja) * 1977-10-28 1982-06-29

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730408U (ja) * 1980-07-28 1982-02-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730408B2 (ja) * 1977-10-28 1982-06-29

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JPS60185711U (ja) 1985-12-09

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