JPH03567Y2 - - Google Patents

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JPH03567Y2
JPH03567Y2 JP1985166277U JP16627785U JPH03567Y2 JP H03567 Y2 JPH03567 Y2 JP H03567Y2 JP 1985166277 U JP1985166277 U JP 1985166277U JP 16627785 U JP16627785 U JP 16627785U JP H03567 Y2 JPH03567 Y2 JP H03567Y2
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trim
clip
protrusion
stud
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JP1985166277U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、自動車の車体に装飾部材すなわちト
リムを固定するのに用いるトリム・クリツプに関
し、特に、車体にねじ付きスタツドを固着し、こ
のスタツドを介してトリムを車体に固定するクリ
ツプに関する。
従来の技術 車体にねじ付きスタツドを固着して、該スタツ
ドを介してトリムを車体に固定するクリツプは知
られている。このクリツプのスタツドへの取付け
方法は大きく分けて3つある。その1つはねじ込
みによる方法で、この方法は締付けによる強い固
定力が期待できる反面、ねじ回し作業を必要とす
る。次の1つはハンマ等で叩き込む方法であり、
この方法も強い固定力が得られるが、叩き込みの
前に位置決めと姿勢の調整をしなければならず、
また叩き込みの力が強過ぎるとクリツプに割れを
生じるおそれがある。3番目の方法は親指等でク
リツプを押込む方法である。この方法はスクリユ
ー・ドライバやハンマを必要とすることがなく、
作業工数が減るので好ましいものである。
考案が解決しようとする問題点 上記した3番目の押込み方法は、クリツプの軸
部の係止爪に工夫を加えることで固定力を高くす
ることができる。しかし、自動車の運転中の振動
によつてその固定力が低くなる方向に回転してし
まうおそれがある。
従つて、本考案の目的は、押込み可能でありな
がら固定後の回転を阻止するトリム・クリツプを
提供するにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案によるトリ
ム・クリツプは、クリツプ拡径部のトリムに接す
る面に、半径方向に延びる突条を形成し、この突
条の側面がトリムに形成された突条に係合すなわ
ち衝突できるようになつている。従つて、クリツ
プを押し込んでトリムを取付けた状態ではクリツ
プの回転が阻止されて緩むことがなくなる。
実施例 以下本考案の実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第1図a〜fに本考案によるトリ
ム・クリツプの第1の実施例を示す。クリツプ1
は軸部2と頭部3とを有し、軸部2は、トリムの
穴を通る外径で成りその先端(図の下端)側にス
タツドの軸部を受入れる中空部4が形成されてい
る。この中空部4には、スタツドの周溝に係止す
る一対の係止爪5,5が形成されており、この係
止爪5の両側にはスリツト6,6が形成されて弾
力性を与え、これにより親指等による押込みでも
簡単にスタツドに係止させることができる。また
中空部4の係止爪5の上方には、案内壁部7,7
が形成されて、スタツドの軸部の支持案内をす
る。この壁部7は軸部外周全体に渡つてもよい
が、図示のように、部分的にして形成することに
より、材料及び重量の軽減になるだけでなく、ク
リツプをプラスチツクで成形する場合に二面割り
型で成形できる利点がある。なお軸部2の上方に
は、取付けるトリムの高さに合せて延長部8が形
成されている。この部分8は、材料と重量の軽減
のため、むくの円筒にするよりも第1図b及eに
示すように、例えば断面十字形状等にするのが好
ましい。
頭部3は、トリムの穴より大きな拡径部として
形成され、この頭部3でトリムを押さえるように
形成されている。頭部の上面には、スクリユード
ライバ等が係止できるマイナス(−)または十字
(+)の溝10が形成されるのが好ましく、これ
により、クリツプ1を取外すときに回転させるこ
とができる。頭部3のトリムに接する面(図の下
側の面)には、半径方向に延びる突条11が形成
されている。この突条11は、図示の例では4個
設けられているが、少なくとも1つあればよい。
また、この突条の長さは、トリムの突条に係合
(すなわち衝突)する限り、頭部3の半径長さ全
体に渡る長さでなくともよく、部分的なものでよ
い。更に、突条11はその横断面がほぼV形状に
形成されるのが好ましく、これにより、スクリユ
ー・ドライバ等でねじ戻し方向へ強く回転させる
と突条11がトリムの突条を乗り超えて回転させ
られ、クリツプ1をスタツドから外すことができ
る。
第2図a及びbは、クリツプ1の頭部3の下面
が接するトリム15の面を示している。このトリ
ム15には、クリツプ1の軸部2が通る穴16が
形成され、この穴16の外周には半径方向外方に
延びる突条17が周方向に間隔を置いて形成され
ている。第2図bに示すように、クリツプ頭部3
の突条と同じV形状に形成されるのが好ましい。
また、突条17の数も、図示の例では3個である
が、少なくとも1つあればよく、更には、クリツ
プ頭部の突条11を間に配置することができる限
り多数であつてもよい。そして、クリツプ頭部の
突条11を受入れる溝に形成することもできる。
第3図はクリツプ1を用いてトリム15を車体
19に取付けた様子を示している。車体19には
ねじ付きスタツド20が溶接により固着されてお
り、このスタツド20の周溝21にクリツプ1の
軸部2の係止爪5,5が係止している。クリツプ
1の頭部3と車体19との間には断熱板22等を
挾んでトリム15が固定される。クリツプ1は、
弾力性のある係止爪5,5を有するので、親指等
の押し込みだけでスタツド20に係止し、その係
止はクリツプ1を回転しない限り外れない。
本考案においては、クリツプ頭部3の下面に突
条11が形成されており、この突条11がトリム
15の対向する面の突条17の間に位置している
ので、クリツプ1は、強制的に回転させられない
限り、車体19の振動によつては回転しない。ま
たクリツプ1の押し込みにおいて、突条11と突
条17とがそれぞれV形状をしていることによ
り、両者がぶつかつてもいずれかの側面へ滑り込
む。また、このV形状は、スクリユー・ドライバ
等でクリツプを強制的にねじ戻し方向へ回転させ
るとその側面で滑り合つて相互に乗り超えること
ができてクリツプ1の取外しができる 第4図a〜fは本考案によるクリツプの第2の
実施例を示している。このクリツプ30は、軸部
31とフランジ部32とを備え、軸部31はその
外側が六角に形成されており、内部に中空部33
を有し、係止爪34,34と案内壁部35,35
を有する。軸部31は、六角に形成されてナツト
形状に形成されている点を除いては、第1実施例
のクリツプ1の軸部22と機能上変りはないので
説明を省略する。
フランジ部32はトリムの穴より大きな拡径部
として形成され、このフランジ部32でトリムを
押さえるように形成されている。フランジ部32
のトリムに対面する側には、凹部37が形成され
ており、この凹面には、半径方向外方に延びる突
条38が形成されている。この突条38は、第1
実施例のクリツプ1の突条11と同じ機能を有
し、その構成も同様である。なお、数についても
任意に選択できる点も同じであり、図示の3つの
ものに限定されるものではない。
第5図a及びbは、トリムのフランジ部32に
対向する面の突起部としての突条40を示してい
る。トリム41のスタツド用の穴42の外周には
周方向に間隔を置いて3つの突条40が形成され
ており、第5図bに示すように、その横断面はほ
ぼV形状にされる。
第6図に示すように、クリツプ30も車体19
に固着されたねじ付スタツド20に押込むと、係
止爪34,34がスタツドに係止してフランジ部
32がトリム41を押圧して、トリム41を車体
19に取付ける。そして、突条38の存在によ
り、車の振動ではクリツプ30は回転しない。し
かし、軸部31の六角形を利用してクリツプを強
制的ねじ戻し方向へ回転すればトリムを取外すこ
とができる。
考案の効果 本考案によれば、押込みという簡単な操作で取
付け作業を行うことができ、取付後のクリツプの
回転が阻止されるので、緩みがなくなつて振動に
よる外れがなくなる。本考案は、取付けるべきト
リムが硬質のものであり、クリツプ押圧しても弾
撥力がない場合において、特に適している。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜fは本考案によるクリツプの第1の
実施例を示しており、同図aは平面図、同図bは
正面図、同図cは底面図、同図dは半断面側面
図、同図eは同図bのe−e線断面図、同図fは
同図bのf−f線断面図、第2図a及びbはトリ
ムの面を示しており、同図aはトリムの部分平面
図、同図bは同図aのb−b線断面図、第3図は
第1図a−fのクリツプの使用状態を示す断面
図、第4図a〜fは本考案によるクリツプの第2
の実施例を示しており、同図aは平面図、同図b
は正面図、同図cは底面図、同図dは同図bのd
−d線断面図、同図eは同図bのe−e線断面
図、同図fは同図cのf−f線断面図、第5図a
及びbはトリムの突条を示しており、同図aはト
リム面の平面図、同図bは同図aのb−b線断面
図、第6図は第4図a〜fのクリツプの使用状態
を示す断面図である。 1……クリツプ、2……軸部、3……拡径部と
しての頭部、4……中空部、5……係止爪、11
……突条、15……トリム、17……トリムの突
条、19……車体、20……スタツド、30……
クリツプ、31……軸部、32……拡径部として
のフランジ部、33……中空部、34……係止
爪、38……突条、40……トリムの突条、41
……トリム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車体に固着されたねじ付きスタツドに対して
    押込みによつてトリムを固定することのできる
    トリム・クリツプにおいて、スタツドの軸部を
    受入れる中空部の内側にスタツドの周溝に係止
    する弾力性の係止爪が設けられた軸部と、トリ
    ムの穴の直径より大きくされた拡径部とを備
    え、該拡径部のトリムに対向する面には半径方
    向に延びる突条が少なくとも1つ形成されてお
    り、該突条の側面がトリムに形成された突条に
    当接しうるようになつたことを特徴とするトリ
    ム・クリツプ。 (2) 突条はその横断面がほぼV形状に形成されて
    いる実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のクリ
    ツプ。
JP1985166277U 1985-10-29 1985-10-29 Expired JPH03567Y2 (ja)

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JP1985166277U JPH03567Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JP1985166277U JPH03567Y2 (ja) 1985-10-29 1985-10-29

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JPS6273109U JPS6273109U (ja) 1987-05-11
JPH03567Y2 true JPH03567Y2 (ja) 1991-01-10

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ID=31097096

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JP5088082B2 (ja) * 2007-10-15 2012-12-05 ポップリベット・ファスナー株式会社 空力性能向上用空力カバーの取付構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS602334U (ja) * 1983-06-16 1985-01-09 日本電気株式会社 高圧ケ−ブルのサポ−ト

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