JP3657325B2 - マット固定具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に自動車の車室内に敷設するマットを固定するのに適するマット固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車の車室内に敷設されるフロアマットを適所で固定するために種々の構造のマット固定具が用いられている。例えば、フロアパネルにスタッドボルトを設け、フロアマットにスタッドボルトを外囲する開口を設けておき、その開口に挿入可能な円筒部と大径フランジ部とを一体成形されたマット固定具を用いて、フロアマットをフロアパネルとフランジ部との間に挟持して固定するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記マット固定具にあっては、その円筒部の内周面に爪を設けておき、円筒部をスタッドボルトに押し込んで爪をスタッドボルトのねじ部に係合させて、フロアパネルに対して固定することができる。しかしながら、マット固定具をボルトに押し込む際に爪を損傷する虞があり、特にマット交換その他のメンテナンス時に取り外して再使用する際にはさらに爪を大きく損傷する虞があり、そのような場合に爪が損傷するとマット固定具にがたが生じるという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決して、マット固定時にがたが生じることなく確実に固定するマット固定具を実現するために、本発明に於いては、車室内に敷設されるマットを固定するマット固定具であって、前記車室内のパネル面にねじ止めされるベース部材と、前記パネル面との間に前記マットを挟持するべく前記ベース部材より拡径されたマット押さえ部材とからなり、前記マット押さえ部材または前記ベース部材のいずれか一方に、前記マット押さえ部材を前記ベース部材へ同軸的に取り付けた状態で軸線方向にいずれか他方側に延出しかつ当該延出端部に係合凹部を有する弾性係合片を設け、かつ前記他方に前記係合凹部と係合し得る係合部を設けると共に、前記係合凹部と前記係合部とが、前記マット押さえ部材を前記ベース部材に対して回して前記係合凹部と前記係合部とがはまり合うことにより前記マット押さえ部材を前記ベース部材から軸線方向に引き抜く力に対しては強固に係合すると共に、該軸線方向係合状態を外す方向への回転力に対する外れを抑止し得るように周方向に係合し、さらに一定以上の回す力に対しては該周方向係合状態を解除可能であるものとした。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図面に示された具体例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0006】
図1は、本発明が適用されたマット固定具を示す分解組立斜視図であり、本マット固定具1は、自動車のフロアパネル2の車室内側の面に載置されるフロアマット3を固定するものである。図に示されるようにフロアパネル2にはスタッドボルト4が立設状態に固着されていると共に、フロアマット3にはフロアパネル2上に載置した状態でスタッドボルト4に対応する位置に所定の大きさの孔3aが設けられており、フロアマット3を載置した際にスタッドボルト4を孔3aが囲繞するようになっている。そして、ベース部材6を孔3aに挿入してスタッドボルト4にナット5を螺着して固定されるベース部材6と、そのベース部材6に結合されるマット押さえ部材7とにより本マット固定具1が構成されている。
【0007】
ベース部材6は、内側及び外側円筒部8a・8bを同軸的に有し、両者を半径方向リブ8cにより互いに結合された形状に合成樹脂材により一体成形されている。その内側円筒部材7の内周面には、スタッドボルト4を挿通可能な内径の半径方向内向きフランジ8dが形成されており、組み付け時にフランジ付きナット5を締め付けることにより、そのナット5により半径方向内向きフランジ8dが押さえ付けられて、フロアパネル2にベース部材6が固定される。また、外側円筒部8の内周面の組み付け状態における上縁近傍には周方向に等ピッチにかつ上記半径方向リブ8cと干渉しないにように配置された4つの係合部9が半径方向内向きに突設されている。
【0008】
マット押さえ部材7は、ベース部材6よりも拡径されかつフロアマット3の孔3aよりも大径の皿を伏せた形状のキャップ部10と、キャップ部10の下面の中心部から下向きに突出する中心円筒部11と、その中心円筒部11の外方にてキャップ部10の下面から下向きに延出すると共に上記各係合部9に対応するように周方向に等ピッチに配設されかつ半径方向に弾性変形し得る4つの弾性係合片12とを有する形状に合成樹脂材により一体成形されている。
【0009】
弾性係合片12の延出遊端部の外面には組み付け時に前記係合部9と係合し得る矩形状の係合凹部13が設けられている。この係合凹部13は、図2に示されるように、組み付け状態における上側壁面及び下側壁面13aを延出方向に直交する面にて形成され、図3に示されるように、左右の各側壁面13bをハの字状に拡開する傾斜面にて形成されている。
【0010】
また、係合部9は、上記と同様に図2に示されるように、組み付け時に下側に臨む下面9aを立設方向に直交する面にて形成され、上側を弾性係合片12の延出遊端部をガイドし得るように斜め上方に臨む傾斜面にて形成され、図3に示されるように、左右の各側壁面9bをハの字状に広がる傾斜面にて形成されている。
【0011】
このようにして構成されたマット固定具1によるフロアマット3の固定要領について以下に示す。まず、図1に示されるようにフロアマット3をフロアパネル2上の所定位置に載置することにより、その孔3a内にスタッドボルト4が臨み、ベース部材6の半径方向内向きフランジ8dによる中心開口にスタッドボルト4を挿通させるように、ベース部材6を孔3a内に収める。そして、ナット5をスタッドボルト4にねじ込んでナット5により半径方向内向きフランジ8dを押さえ付けて、ベース部材6を固定する。
【0012】
内側及び外側円筒部8a・8b間の隙間であって係合部9と干渉しない空間部に弾性係合片12を合わせるようにして、マット押さえ部材7をベース部材6に対して同軸的にはめ込む。この時、前記したように内側円筒部8aに中心円筒部11が同軸的に挿入されるため、芯ずれが生じない。
【0013】
なお、マット押さえ部材7の中心円筒部11は、内側円筒部8aにある程度緊密に挿入可能な小径部11aと、組み付け時に内側円筒部8aの上端面に当接する肩部11bとを形成されている。また、マット押さえ部材7には、弾性係合片12の半径方向外側であってベース部材6の外側円筒部8bに対応する位置に、組み付け時に外側円筒部8bの上端面に当接する円筒状ストッパ部14が形成されている。従って、組み付け時には、肩部11bが内側円筒部8aに、ストッパ部14が外側円筒部8bにそれぞれ当接して、マット押さえ部材7の挿入方向に対する位置決めがなされる。その位置決め状態では係合部9と係合凹部13とが互いにマット押さえ部材7の挿入方向に対して整合される。
【0014】
そして、図3の矢印Aに示されるようにマット押さえ部材7を回すことにより、係合部9の側壁面9bにより弾性係合片12がガイドされて弾性変形して、係合部9に対して弾性係合片12が乗り上げるようになり、さらに回すことにより半径方向リブ8cに弾性係合片12が衝当するが、その位置で係合部9に係合凹部13が整合するようにされており、その位置で係合凹部13が係合部9にはまり合う。
【0015】
この時、弾性係合片12がその弾性復元力により概ね元に戻るように、係合部9と係合凹部13との高さ及び深さが定められており、さらにマット押さえ部材7を引き抜く方向に対しては、前記したように下面9aに下側壁面13aが当接して、マット押さえ部材7が抜け止めされる。
【0016】
また、側壁面9bと側壁面13bとの両者の傾斜角を適切に定めておくことにより、図3の矢印Bの外す方向への回転力に対する外れを好適に抑止し得る。なお、取り外す場合には、ある程度大きな力をもって矢印Bの向きに回すことにより、側壁面9bと側壁面13bとの相対的ガイドにより弾性係合片12がたわみ得るため、係合部9から係合凹部13が離脱し得る。この時、半径方向リブ8cにより各係合部9が区画されているため、外す方向への大きなトルクにより弾性係合片12が反対側の係合部9に乗り上げて再び係合してしまうことがない。このように、本マット固定具1の取り付け・取り外しを容易にかつ確実に行うことができる。
【0017】
なお、本マット固定具1をアクセルペダルのストッパを兼ねるように配設することもできる。その場合に、例えば図2の矢印Pに示される位置にアクセルペダルのロッドが衝当するとしても、前記したように肩部11bが内側円筒部8aに、ストッパ部14が外側円筒部8bにそれぞれ当接しており、上記P部への外力に対するがたつきが生じることを防止し得る。このがたつきは、係合部9の下面9aと係合凹部13の下側壁面13aとの当接によっても抑制される。
【0018】
上記具体例では、弾性係合片12をマット押さえ部材7に設けて、係合部9をベース部材6に設けたが、本発明によれば、上記とは逆に、弾性係合片12をベース部材6に設けて、係合部9をマット押さえ部材7に設けても良い。この場合にも、上記具体例と同様の効果を奏する。
【0019】
【発明の効果】
このように本発明によれば、ベース部材をパネルにねじ止めし、そのベース部材の係合部とマット押さえ部材の弾発係合片とを、マット押さえ部材の引き抜き力に対しては強固に係合させ、周方向に回す力に対しては係合解除可能に設けたことから、マット押さえ部材を回す動作によりその取り付け・取り外しを行うことができ、取り付け・取り外し作業を簡単に行うことができると共に、軸線方向に対するがたを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたマット固定具を示す分解組立斜視図。
【図2】マット固定具によるマット固定状態を示す側断面図。
【図3】図2の矢印III−III線に沿って破断して示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 マット固定具
2 フロアパネル
3 フロアマット
3a 孔
4 スタッドボルト
5 ナット
6 ベース部材
7 マット押さえ部材
8a 内側円筒部
8b 外側円筒部
8c 半径方向リブ
8d 半径方向内向きフランジ
9 係合部
9a 下面
9b 側壁面
10 キャップ部
11 中心円筒部
11a 小径部
11b 肩部
12 弾性係合片
13 係合凹部
13a 下側壁面
13b 側壁面
14 ストッパ部

Claims (1)

  1. 車室内に敷設されるマットを固定するマット固定具であって、
    前記車室内のパネル面にねじ止めされるベース部材と、前記パネル面との間に前記マットを挟持するべく前記ベース部材より拡径されたマット押さえ部材とからなり、
    前記マット押さえ部材または前記ベース部材のいずれか一方に、前記マット押さえ部材を前記ベース部材へ同軸的に取り付けた状態で軸線方向にいずれか他方側に延出しかつ当該延出端部に係合凹部を有する弾性係合片を設け、かつ前記他方に前記係合凹部と係合し得る係合部を設けると共に、
    前記係合凹部と前記係合部とが、前記マット押さえ部材を前記ベース部材に対して回して前記係合凹部と前記係合部とがはまり合うことにより前記マット押さえ部材を前記ベース部材から軸線方向に引き抜く力に対しては強固に係合すると共に、該軸線方向係合状態を外す方向への回転力に対する外れを抑止し得るように周方向に係合し、さらに一定以上の回す力に対しては該周方向係合状態を解除可能であることを特徴とするマット固定具。
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