JPH037664Y2 - - Google Patents

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JPH037664Y2
JPH037664Y2 JP15267584U JP15267584U JPH037664Y2 JP H037664 Y2 JPH037664 Y2 JP H037664Y2 JP 15267584 U JP15267584 U JP 15267584U JP 15267584 U JP15267584 U JP 15267584U JP H037664 Y2 JPH037664 Y2 JP H037664Y2
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JP
Japan
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grommet
base
attached
opening
locking
Prior art date
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JP15267584U
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JPS6167484U (ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車のエアフローメータ
等において用いられるグロメツトに関するもので
ある。
〔従来技術〕
通常、自動車においては、各種電装部品とバツ
テリ、あるいは各種センサと制御装置とを接続す
るハーネスが種々配線されているが、このハーネ
スはこれが車体パネル等の貫通部分で傷ついたり
するのを防止するため、これを該貫通部分でうま
く保持してやる必要がある。
そしてこのようなハーネスの保持部材として、
従来、例えば実開昭56−79784号公報に示される
ようなゴム製のグロメツトがあり、これは、筒状
のハーネス保持部にハーネスを挿通保持するとと
もに、これより大径の筒状胴部の弾性押圧作用に
よつて胴部の外周係合部を車体パネル等の開口部
に密着嵌合させるようにしたものである。しかる
にこのゴム製のグロメツトでは、例えばエンジン
のエアクリーナ内に内蔵されたエアフローメータ
に接続されるハーネスをエアクリーナの貫通部分
で保持する場合のように、グロメツトを閉断面構
造の被取付体に形成した開口部に嵌め込む場合に
は該グロメツトをその大径の胴部側から開口部に
嵌め込む必要があり、作業性が悪いという問題が
あつた。
また他のハーネスの保持部材として、従来、合
成樹脂製のグロメツトがあり、これは、リング状
の基部と該基部の周囲に形成された複数の係止部
とからなり、係止部を車体パネル等の開口縁部に
係止するようにしたものである。この合成樹脂製
のグロメツトでは、これを上述のような閉断面構
造の被取付体に形成した開口部に嵌め込む場合に
はその作業が比較的簡単であるが、例えば上述の
エアフローメータを交換、修理する場合等におい
て、グロメツトを取外そうとすると、該グロメツ
トが合成樹脂製で撓みにくいことから、取外し作
業が大変煩雑であり、サービス性が悪いという問
題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は、かかる問題点に鑑み、閉断面構造
の被取付体に形成された開口部に対しても簡単に
着脱できるグロメツトを提供せんとするものであ
る。
〔考案の構成〕
そこでこの考案は、リング状の基部の周囲に複
数の係止部を形成してなるグロメツトにおいて、
係止部を爪部とレバー部とでもつて構成するとと
もに、係止部の両側に切溝を形成し、レバー部を
内側に押圧することによつて爪部の先端を支点と
して係止部全体が基部中心方向へ撓むようにし、
基部に形成されたフランジ部を被取付体の開口縁
部に当接させてグロメツトを被取付体の開口部に
嵌め込むようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例による
グロメツトを示す。被取付体であるエンジンのエ
アクリーナ1は閉断面構造を有し、該エアクリー
ナ1内にはエアフローメータ2が配設され、該エ
アフローメータ2にはハーネス接続用のガプラ3
が取付けられ、またエアクリーナ1にはガプラ3
と対向して開口部4が形成されている。
このエアクリーナ1の開口部4にはハーネス5
を挿通させた合成樹脂製グロメツト6が嵌め込ま
れ、該グロメツト6にはその背後からエアクリー
ナ1内の機密性を保持するためのゴム製のカバー
7が嵌合されている。このカバー7にはハーネス
5が挿通保持され、該ハーネス5の先端にはエア
フローメータ2のガプラ3に接続されるガプラ1
3が設けられている。
そして上記グロメツト6はフランジ8aを有す
るリング状基部8と該基部8の周囲に一体に形成
された2つの係止部9とからなり、上記基部8の
フランジ8aはカバー7を介してエアクリーナ1
の開口縁部1aに当接され、上記係止部9は開口
縁部1aに係止されている。この係止部9は爪部
10とレバー部11とからなり、上記爪部10は
基部8からエアクリーナ1内方に突出し、又上記
レバー部11はエアクリーナ1の外方、即ち爪部
10から反対方向に延びている。また係止部9の
両側には爪部10の先端部を支点として係止部9
が基部8の中心方向へ撓むように切溝12が形成
されている。
次にグロメツトの取付け、取外し方法について
説明する。
グロメツト6を取付ける場合、まずハーネス5
をグロメツト6及びカバー7に挿通させ、該グロ
メツト6の基部8のフランジ8aにその背後から
カバー7を嵌め、両者をエアクリーナ1の開口部
4に押し込むようにする。するとグロメツト6の
爪部10の傾斜面10aと開口縁とが摺接するこ
とによつて係止部9全体が基部8中心方向に撓み
ながら開口部4に嵌り込み、基部8に嵌合してい
るカバー7が開口縁部1aに当接すると、係止部
9がその弾力によつて元の状態に復帰して開口縁
部1aに係合し、これによつてグロメツト6はエ
アクリーナ1の開口部4に取付けられることとな
る。
またグロメツト6を取外す場合にはグロメツト
6のレバー部11を基部8の中心方向に押圧す
る。すると係止部9全体が爪部10の先端部を支
点として基部8の中心方向に撓み、係止部9とエ
アクリーナ1の開口縁部1aとの係合が外れるの
で、その状態でグロメツト6及びカバー7を開口
部4から抜くようにすれば、グロメツト6を取外
すことができる。
以上のような本実施例のグロメツトでは、グロ
メツトを取付ける場合にはこれを開口部に押し込
むようにすればよく、又グロメツトを取外す場合
にはレバー部を基部中心方向に押圧した状態で該
グロメツトを抜くようにすればよく、グロメツト
の着脱が非常に簡単であり、その結果エアフロー
メータの交換、修理等のサービス性を大幅に向上
できる。
なお上記実施例ではエアクリーナ内のエアフロ
ーメータに用いられるグロメツトについて説明し
たが、本考案はドア等の閉断面構造内に設けられ
サービスを必要とするセンサ部分等に用いられる
グロメツトにも適用でき、又自動車以外において
使用されるグロメツトにも適用できるものであ
る。また係止部は2以上の複数設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、リング状の基部
の周囲に複数の係止部を形成してなるグロメツト
において、係止部を爪部とレバー部とでもつて構
成するとともに、係止部の両側に切溝を形成し、
レバー部を内側に押圧することによつて爪部の先
端を支点として係止部全体が基部中心方向へ撓む
ようにし、基部に形成されたフランジ部を被取付
体の開口縁部に当接させてグロメツトを被取付体
の開口部に嵌め込むようにしたので、閉断面構造
の被取付体に対するグロメツトの着脱を簡単にで
き、その結果例えば自動車におけるサービス性を
向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるグロメツトの
斜視図、第2図は上記グロメツトが取付けられる
エアクリーナの概略構成図、第3図は上記グロメ
ツトの取付状態を示す図、第4図は上記グロメツ
トの側面図である。 1……エアクリーナ(被取付体)、1a……開
口縁部、4……開口部、6……グロメツト、8…
…基部、8a……フランジ、9……係止部、10
……爪部、11……レバー部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 閉断面構造の被取付体に形成された開口部へ嵌
    め込まれるグロメツトであつて、被取付体の閉口
    縁部に当接するフランジ部を有するリング状の基
    部と、基部の周囲に複数設けられ前記開口縁部に
    係止される係止部とを備え、該係止部は、基部か
    ら被取付低内方へ突出する爪部と、爪部から反対
    方向へ延びるレバー部とからなり、係止部の両側
    には爪部の先端部を支点として係止部が基部中心
    方向へ撓むように切溝が形成されていることを特
    徴とするグロメツト。
JP15267584U 1984-10-09 1984-10-09 Expired JPH037664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15267584U JPH037664Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15267584U JPH037664Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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Publication Number Publication Date
JPS6167484U JPS6167484U (ja) 1986-05-09
JPH037664Y2 true JPH037664Y2 (ja) 1991-02-26

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ID=30710728

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JP15267584U Expired JPH037664Y2 (ja) 1984-10-09 1984-10-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5783120B2 (ja) * 2012-04-05 2015-09-24 住友電装株式会社 グロメット

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JPS6167484U (ja) 1986-05-09

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