JPS6348414Y2 - - Google Patents

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JPS6348414Y2
JPS6348414Y2 JP1983157003U JP15700383U JPS6348414Y2 JP S6348414 Y2 JPS6348414 Y2 JP S6348414Y2 JP 1983157003 U JP1983157003 U JP 1983157003U JP 15700383 U JP15700383 U JP 15700383U JP S6348414 Y2 JPS6348414 Y2 JP S6348414Y2
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JP
Japan
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opening
shift lever
lip
periphery
floor
Prior art date
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JP1983157003U
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JPS6064129U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車の車体フロアを貫通して車室内
側に突出配置される変速用シフトレバーの周囲を
囲繞して、該シフトレバーの連結部分や車体フロ
ア貫通部分をシールするシフトレバーブーツに関
する。
従来技術 自動車の中でも、変速用シフトレバーを車体フ
ロアに貫通、配置した所謂フロアシフト仕様の自
動車にあつては、シフトレバーのトランスミツシ
ヨンとの連結部分から該シフトレバーが貫通した
車体フロアの開口部周縁との間を確実にシールす
る必要があり、そこで、一般には第1図に示すよ
うにシフトレバー1の配設部周りをゴム等の弾性
材料からなるシフトレバーブーツ2を配設するよ
うにしている。このシフトレバーブーツ2はシフ
トレバー1のセレクト動作、シフト動作に追従し
て撓み変形して該レバー動作を円滑に行えるよう
にベローズ状に形成されている。本例で示すシフ
トレバーブーツ2はシフトレバー1のトランスミ
ツシヨン本体6との連結部分7から車体フロア、
具体的にはフロアパネル8のトンネル部上壁に形
成したシフトレバー配設用の開口部9周縁に跨つ
て配設され、スプラツシユや塵埃等が前記連結部
分に付着したり、開口部9から車室内に侵入する
のを防止するメインブーツと称されるもので、こ
のシフトレバーブーツ2はその下端部をトランス
ミツシヨン本体6のシフトレバー連結部分7の外
周に接着、クランプ等適宜の手段で固定して、該
トランスミツシヨン本体6のシフトレバー連結部
分7にサブアツセンブリしてある。一方、シフト
レバーブーツ2の上端部周縁には環状の上、下リ
ツプ4,5を有する取付フランジ3を形成してあ
り、これら上、下リツプ4,5を前記開口部9の
周縁上下面に挾着して、シフトレバー1を囲繞
し、かつ開口部9を密閉するようになつている。
図示は省略したが、前記メインブーツの他に、フ
ロアトンネル部の外側に配設されるフロアコンソ
ールのシフトレバー配設用の開口部周縁とシフト
レバーとに跨つて装飾用ブーツが設けられる。中
にはこのメインブーツと装飾用ブーツとを一体成
形したものも知られている。
このようなシフトレバーブーツの類似構造とし
ては、例えば特開昭56−60729号公報や実公昭56
−36664号公報が挙げられる。
ところで、かかる従来のシフトレバーブーツで
は、例えばメインブーツ2の場合にあつては、ト
ランスミツシヨン本体6を車体に搭載した後、作
業者は車室内側から前記開口部9にシフトレバー
ブーツ2の取付フランジ3を引上げ、そして、そ
の上、下リツプ4,5を指先きで拡開しながら開
口部9周縁に挾着しなければならない。ところ
が、これら上、下リツプ4,5はシール反力およ
び取付強度を高めるためにリツプ長を長く、か
つ、ばね定数を比較的大きく設定してあるため、
前述のリツプの拡開、挾着作業を行いにくく、作
業性を悪化してしまう下具合があつた。
考案の目的 本考案はかかる従来の実状に鑑み、シフトレバ
ーブーツの取付フランジの上、下リツプを、その
シール反力、取付強度を犠性にすることなく車体
フロアの開口部周縁に簡単に挾着することのでき
るシフトレバーブーツを提供することを目的とす
るものである。
考案の構成 前記目的を達成するため、本考案にあつてはシ
フトレバーブーツの一端部周縁に形成した取付フ
ランジの上、下リツプの何れか一方を他方のリツ
プよりも短寸に形成すると共に、該短寸に形成し
たリツプには、車体フロアに形成した開口部周縁
に摺接する位置にリツプ牽引用の突片を形成し、
この突片を把持してリツプを牽引することによつ
て上、下リツプを車体フロアの開口部周縁に挾着
できるようにしてある。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に前記従来の
構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
即ち、本考案にあつては第2図に示すように、
上端部周縁に環状の上、下リツプ4,5を有する
取付フランジ3を形成し、下端部をトランスミツ
シヨン本体6のシフトレバー連結部分7の外周に
固定して、該シフトレバー連結部分にサブアツセ
ンブリされ、前記上、下リツプ4,5を車体フロ
アに形成した開口部周縁、例えばフロアパネル8
のトンネル部上壁に形成した開口部9周縁に挾着
して、該開口部9に貫通、配置したシフトレバー
1を囲繞するシフトレバーブーツ2において、前
記取付フランジ3の上部リツプ4にリツプ牽引用
の突片10を一体成形してある。この突片10は
上部リツプ4の成形基部に前記開口部9の周縁に
摺接する位置に筒状に形成してある。
この実施例構造によれば、トランスミツシヨン
本体6を車体に搭載した後、車室内側から取付フ
ランジ3の上、下リツプ4,5を開口部9周縁に
挾着する場合、上部リツプ4の筒状の突片10を
把持してこれを上方に牽引すれば、上部リツプ4
は開口部9周縁で弾性変形して、該開口部9をく
ぐり抜け、該上部リツプ4が完全にくぐり抜けた
ところで突片10の牽引力を解除すれば、上部リ
ツプ4、下部リツプ5が開口部9周縁の上、下面
に密着して、該周縁部に挾着させることができ
る。ここで、上部リツプ4を開口部9にくぐり抜
けさせる時に、下部リツプ5が一緒にくぐり抜け
るのを阻止するため、該上部リツプ4を下部リツ
プ5よりも短寸に形成して、前記上部リツプ4の
くぐり抜け時に下部リツプ5が開口部9周縁下面
に確実に係止するようにしてある。前述のシフト
レバーブーツ装着の際、突片10を上部リツプ4
の成形基部に開口部9周縁に摺接する位置に突設
してあるため、該突片10を開口部周縁に嵌挿す
ることによつて、フロアパネル8に対してシフト
レバーブーツ2の位置決めと仮保持が行え、突片
10を牽引しての取付作業をより容易に行うこと
ができる。
また、第3図に示すように筒状の突片10の内
周にシフトレバー1外周に密接する断面波形状の
膜状リツプ11を一体成形すれば、多重シール構
造が得られてシール性をより一層向上することが
できる。
前記実施例では突片10を上部リツプ4に一体
成形してあるが、下部リツプ5を上部リツプ4よ
りも短寸に形成して、この下部リツプ5に開口部
9周縁に摺接する位置に突片10を下向きに一体
成形してもよい、この場合、シフトレバーブーツ
2は車室内側から開口部9に挿入され、筒状の突
片10を牽引して下部リツプ5を開口部9をくぐ
り抜けさせて、上、下リツプ4,5を該開口部9
周縁に挾着させる。
第4図に示す実施例はシフトレバー1とフロア
コンソール12の開口部13との間に跨つて配設
される装飾用ブーツに本考案を適用したものであ
る。このシフトレバーブーツ20の上端部にはシ
フトレバー1を挿通する小径部21が形成され、
下部周縁部に上、下リツプ23,24を有する取
付フランジ22を形成して、これら上、下リツプ
23,24をフロアコンソール12の開口部13
周縁に挾着して取付けられる。そして、この取付
フランジ22の下部リツプ24を上部リツプ23
よりも短寸に形成すると共に、この下部リツプ2
4の成形基部に前記開口部13周縁と摺接する位
置に筒状の牽引用突片25を下向きに一体成形し
てある。
この実施例では取付フランジ22の上、下リツ
プ23,24をコンソール12の下側で開口部1
3周縁に挾着させるのであるが、この際、筒状突
片25を下方に牽引することにより、下部リツプ
24を容易に開口部13をくぐり抜けさせること
ができて、上、下リツプ23,24の開口部13
周縁への挾着作業を簡単に行うことができる。
なお、前記実施例では牽引用突片を筒状に形成
しているが、舌片状のものを複数個設けるように
してもよい。
考案の効果 以上のように本考案によれば、取付フランジの
上、下リツプの一方を車体フロアの開口部をくぐ
り抜けさせて、これら上、下リツプを開口部周縁
に挾着させる場合、前記何れか一方のリツプを他
方のリツプよりも短寸に形成すると共に、該短寸
に形成したリツプにリツプ牽引用の突片を一体成
形してあるので、該突片を牽引することによつて
該一方の短寸のリツプを簡単にくぐり抜けさせる
ことができる。従つて、これら上、下リツプを取
付性を重視して柔軟にしなくても済むため、シー
ル反力、取付強度の犠性を伴うことなく取付作業
を向上できる。また、前記突片は短寸に形成した
リツプに前記開口部周縁に摺接する位置に形成し
てあるため、該突片を開口部に嵌挿、摺接させた
状態で、フロアパネルやフロアコンソール等の車
体フロアに対して、シフトレバーブーツの位置決
めと仮保持を行え、従つて、前記突片を牽引して
の組付け作業をより一層容易に行うことができ
る。という実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のシフトレバーブーツの装着状態
を示す断面図、第2図は本考案の一実施例の装着
状態を示す断面図、第3図は本考案の第2実施例
を示す断面図、第4図は同第3実施例の要部を示
す断面図である。 1……シフトレバー、2,20……シフトレバ
ーブーツ、3,22……取付フランジ、4,23
……上部リツプ、5,24……下部リツプ、6…
…トランスミツシヨン本体、7……シフトレバー
連結部分、8……フロアパネル(車体フロア)、
9……開口部、10,25……リツプ牽引用突
片、12……フロアコンソール(車体フロア)、
13……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端部周縁に環状の上、下リツプを有する取付
    フランジを形成し、前記上、下リツプを車体フロ
    アに形成した開口部周縁に挟着して、該開口部に
    貫通、配設したシフトレバーブーツにおいて、前
    記上、下リツプのいずれか一方を他方のリツプよ
    りも短寸に形成すると共に、該短寸に形成したリ
    ツプには前記開口部周縁に摺接する位置にリツプ
    牽引用の突片を形成したことを特徴とするシフト
    レバーブーツ。
JP15700383U 1983-10-11 1983-10-11 シフトレバ−ブ−ツ Granted JPS6064129U (ja)

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JP15700383U JPS6064129U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 シフトレバ−ブ−ツ

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JP15700383U JPS6064129U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 シフトレバ−ブ−ツ

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JPS6064129U JPS6064129U (ja) 1985-05-07
JPS6348414Y2 true JPS6348414Y2 (ja) 1988-12-13

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ID=30346278

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JP15700383U Granted JPS6064129U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 シフトレバ−ブ−ツ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102278484A (zh) * 2011-07-13 2011-12-14 龙口市飞轮汽车配件有限责任公司 一种用于变速杆的橡胶波纹管

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58166031A (ja) * 1982-03-26 1983-10-01 Nippon Plast Co Ltd シフトレバ−ブ−ツの製造方法

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