JPH0992061A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
- Publication number
- JPH0992061A JPH0992061A JP7246314A JP24631495A JPH0992061A JP H0992061 A JPH0992061 A JP H0992061A JP 7246314 A JP7246314 A JP 7246314A JP 24631495 A JP24631495 A JP 24631495A JP H0992061 A JPH0992061 A JP H0992061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- grommet
- vehicle body
- burring
- metal fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ばね製の挟み込み金具を利用して、車体パネ
ルにグロメットをワンタッチで取り付けられるようにす
る。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hが挿通する小径筒
部5aと、車体パネル6の貫通穴6aに形成したバーリ
ング6bの外周に挿入される大径部5bとを有するグロ
メット5において、上記バーリング6bに対向する大径
部5bの外周にばね製のリング状挟み込み金具8を取り
付け、この挟み込み金具8を車体取付前はクランプ片9
で拡径状態にクランプしておくと共に、車体取付時にク
ランプ片9を外してばね力で縮径させ、グロメットの大
径部をバーリングに押圧して密着させて、取り付けてい
る。
ルにグロメットをワンタッチで取り付けられるようにす
る。 【解決手段】 ワイヤハーネスW/Hが挿通する小径筒
部5aと、車体パネル6の貫通穴6aに形成したバーリ
ング6bの外周に挿入される大径部5bとを有するグロ
メット5において、上記バーリング6bに対向する大径
部5bの外周にばね製のリング状挟み込み金具8を取り
付け、この挟み込み金具8を車体取付前はクランプ片9
で拡径状態にクランプしておくと共に、車体取付時にク
ランプ片9を外してばね力で縮径させ、グロメットの大
径部をバーリングに押圧して密着させて、取り付けてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルの貫通
穴に、ワイヤハーネスを挿通した状態で取り付けるグロ
メットに関し、詳しくは、グロメットの取り付け作業性
を改善できるようにするものである。
穴に、ワイヤハーネスを挿通した状態で取り付けるグロ
メットに関し、詳しくは、グロメットの取り付け作業性
を改善できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネスでは、図5
(A)に示すように、車体パネル(例えば、エンジンル
ームAと車室Bとを仕切るダッシュパネル)1の貫通穴
1aを貫通させてワイヤハーネスW/Hを配索する場
合、ゴム製のグロメット2の小径筒部2aにワイヤハー
ネスW/Hを挿通させ、この状態で、グロメット2をエ
ンジンルームA側から車室B側に向けて貫通穴1aに挿
入し、大径部2bの外周凹部2cが貫通穴1aの内周縁
に係止されることにより、グロメット2を車体パネル1
の貫通穴1aに取り付けている。
(A)に示すように、車体パネル(例えば、エンジンル
ームAと車室Bとを仕切るダッシュパネル)1の貫通穴
1aを貫通させてワイヤハーネスW/Hを配索する場
合、ゴム製のグロメット2の小径筒部2aにワイヤハー
ネスW/Hを挿通させ、この状態で、グロメット2をエ
ンジンルームA側から車室B側に向けて貫通穴1aに挿
入し、大径部2bの外周凹部2cが貫通穴1aの内周縁
に係止されることにより、グロメット2を車体パネル1
の貫通穴1aに取り付けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グロメ
ット2の大径部2bを貫通穴1aに挿入するとき、図5
(B)に示すように、先端のリップ部2dが貫通穴1a
の内縁で外周凹部2c内にたわんで噛み込むことがあ
る。その場合には、グロメット2によるシールが不十分
となり、水漏れの原因となる。これを防止するために、
矢印Fで示すように、大径部2bを上下左右にこじりな
がら貫通穴1aに挿入し、一旦、大径部2bの全体を車
室B側へ挿入し、その後、エンジンルームA側へと引っ
張り、リップ部2dを車体パネル1の車室B側に確実に
係止させると共に、外周凹部2cを貫通穴1aの内周に
係合している。このように、大径部2bを貫通穴1aに
一旦挿入した後に再度引き出すという2方向の往復作業
が必要があり、取付作業性が悪い問題があった。
ット2の大径部2bを貫通穴1aに挿入するとき、図5
(B)に示すように、先端のリップ部2dが貫通穴1a
の内縁で外周凹部2c内にたわんで噛み込むことがあ
る。その場合には、グロメット2によるシールが不十分
となり、水漏れの原因となる。これを防止するために、
矢印Fで示すように、大径部2bを上下左右にこじりな
がら貫通穴1aに挿入し、一旦、大径部2bの全体を車
室B側へ挿入し、その後、エンジンルームA側へと引っ
張り、リップ部2dを車体パネル1の車室B側に確実に
係止させると共に、外周凹部2cを貫通穴1aの内周に
係合している。このように、大径部2bを貫通穴1aに
一旦挿入した後に再度引き出すという2方向の往復作業
が必要があり、取付作業性が悪い問題があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、ばね製の挟み込み金具を利用して、車体パ
ネルにグロメットを一方向の挿入作業で、ワンタッチで
取り付けられるようにすることを目的としている。
れたもので、ばね製の挟み込み金具を利用して、車体パ
ネルにグロメットを一方向の挿入作業で、ワンタッチで
取り付けられるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1では、ワイヤハーネスが挿通する
小径筒部と、該小径筒部の一端に連続すると共に車体パ
ネルの貫通穴に形成したバーリングの外周に外嵌する大
径部とを有するグロメットにおいて、上記バーリングに
対向する大径部の外周に、ばね製のリング状挟み込み金
具を取り付けており、グロメットを車体に取り付ける前
には、上記挟み込み金具をクランプ片で拡径状態にクラ
ンプしていると共に、車体取付時にはクランプ片を外し
てばね力で縮径し、グロメットの大径部をバーリングに
押圧して密着していることを特徴とするグロメットを提
供している。
に、本発明の請求項1では、ワイヤハーネスが挿通する
小径筒部と、該小径筒部の一端に連続すると共に車体パ
ネルの貫通穴に形成したバーリングの外周に外嵌する大
径部とを有するグロメットにおいて、上記バーリングに
対向する大径部の外周に、ばね製のリング状挟み込み金
具を取り付けており、グロメットを車体に取り付ける前
には、上記挟み込み金具をクランプ片で拡径状態にクラ
ンプしていると共に、車体取付時にはクランプ片を外し
てばね力で縮径し、グロメットの大径部をバーリングに
押圧して密着していることを特徴とするグロメットを提
供している。
【0006】上記請求項1の構成であれば、常時はクラ
ンプ片で拡径状態にクランプされているばね製のリング
状挟み込み金具を、グロメットの大径部の外周に予め嵌
入しておき、車体パネルの貫通穴のバーリングの外周に
大径部を外嵌した後、クランプ片を外すと、挟み込み金
具がばね力で縮径して、大径部をバーリングの外周面に
押圧して密着させる。このように、グロメットの大径部
を車体パネルのバーリング外周に一方向より外嵌する作
業だけでよく、その後、クランプ片を外すだけで良いた
め、グロメットの取付作業が簡単となる。
ンプ片で拡径状態にクランプされているばね製のリング
状挟み込み金具を、グロメットの大径部の外周に予め嵌
入しておき、車体パネルの貫通穴のバーリングの外周に
大径部を外嵌した後、クランプ片を外すと、挟み込み金
具がばね力で縮径して、大径部をバーリングの外周面に
押圧して密着させる。このように、グロメットの大径部
を車体パネルのバーリング外周に一方向より外嵌する作
業だけでよく、その後、クランプ片を外すだけで良いた
め、グロメットの取付作業が簡単となる。
【0007】上記挟み込み金具を取り付ける大径部に
は、車体パネル側の先端面よりバーリング挿入用のリン
グ状のスリットを形成し、該スリットの底面をバーリン
グ先端面に当接させてストッパー面としている。(請求
項2)
は、車体パネル側の先端面よりバーリング挿入用のリン
グ状のスリットを形成し、該スリットの底面をバーリン
グ先端面に当接させてストッパー面としている。(請求
項2)
【0008】上記構成とすると、バーリングに対するグ
ロメットの大径部の取付位置を正確に規制できる。ま
た、スリットの外周側と内周側の面をバーリングを密着
させるため、シール性をより向上させることができる。
ロメットの大径部の取付位置を正確に規制できる。ま
た、スリットの外周側と内周側の面をバーリングを密着
させるため、シール性をより向上させることができる。
【0009】上記大径部の車体パネル側の先端部の外周
に、車体パネルに当接する大径フランジ部を設けて、該
大径フランジ部の先端面にシールリップを突設している
と共に、該大径フランジ部の反対側の外周に、上記挟み
込み金具を抜け止めする大径リブ部を設けている。(請
求項3)
に、車体パネルに当接する大径フランジ部を設けて、該
大径フランジ部の先端面にシールリップを突設している
と共に、該大径フランジ部の反対側の外周に、上記挟み
込み金具を抜け止めする大径リブ部を設けている。(請
求項3)
【0010】上記構成とすると、グロメットの大径部の
大径フランジ部と大径リブ部との間で、拡径状態の挟み
込み金具を保持できるので、使用前に挟み込み金具がグ
ロメットから抜け落ちるおそれがなくなる。さらに、大
径フランジ部に設けたシールリップを車体パネルに圧接
させることにより、シール性をより向上させることがで
きる
大径フランジ部と大径リブ部との間で、拡径状態の挟み
込み金具を保持できるので、使用前に挟み込み金具がグ
ロメットから抜け落ちるおそれがなくなる。さらに、大
径フランジ部に設けたシールリップを車体パネルに圧接
させることにより、シール性をより向上させることがで
きる
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1及び図2に示すよう
に、自動車のエンジンルームAと車室Bとを仕切るダッ
シュパネル6に貫通穴6aがあけられ、この貫通穴6a
には、エンジンルーム(挿入)A側の面6cから突出す
る円筒状のバーリング6bが形成されている。
を参照して詳細に説明する。図1及び図2に示すよう
に、自動車のエンジンルームAと車室Bとを仕切るダッ
シュパネル6に貫通穴6aがあけられ、この貫通穴6a
には、エンジンルーム(挿入)A側の面6cから突出す
る円筒状のバーリング6bが形成されている。
【0012】一方、ゴム製のグロメット5は、基本的に
はワイヤハーネスW/Hが挿通する小径筒部5aと、こ
の小径筒部5aから除々に拡径する大径部5bとで構成
している。上記小径筒部5aには、ワイヤハーネスW/
Hを挿通した後、その外周にテープ7を巻き付けて、ワ
イヤハーネスW/Hにグロメット5の小径筒部5aに固
定している。
はワイヤハーネスW/Hが挿通する小径筒部5aと、こ
の小径筒部5aから除々に拡径する大径部5bとで構成
している。上記小径筒部5aには、ワイヤハーネスW/
Hを挿通した後、その外周にテープ7を巻き付けて、ワ
イヤハーネスW/Hにグロメット5の小径筒部5aに固
定している。
【0013】上記大径部5bのダッシュパネル6側の先
端面より、上記バーリング6bに挿入するリング状スリ
ット5cを形成し、このスリット5cの底面をバーリン
グ6bの先端面が当接するストッパー部5dとしてい
る。
端面より、上記バーリング6bに挿入するリング状スリ
ット5cを形成し、このスリット5cの底面をバーリン
グ6bの先端面が当接するストッパー部5dとしてい
る。
【0014】上記大径部5bの端部の外周には、上記ダ
ッシュパネル6側の先端に大径フランジ部5fを形成す
ると共に、この大径フランジ部5fと所定の間隔を隔て
た反対側の外周には、大径リブ部5gを形成している。
上記大径フランジ部5fには2個の環状のシールリップ
5eを設け、これらシールリップ5eをダッシュパネル
の面6cに押圧してシールを図っている。
ッシュパネル6側の先端に大径フランジ部5fを形成す
ると共に、この大径フランジ部5fと所定の間隔を隔て
た反対側の外周には、大径リブ部5gを形成している。
上記大径フランジ部5fには2個の環状のシールリップ
5eを設け、これらシールリップ5eをダッシュパネル
の面6cに押圧してシールを図っている。
【0015】上記大径フランジ部5fと大径リブ5gと
の間には、ばね製のリング状の挟み込み金具8を外嵌し
て取り付けている。この挟み込み金具8は、図3に詳細
に示すように、内周金具8aと、この内周金具8aの外
周に嵌まり合う外周金具8bとで構成している。内周金
具8aは、円周上の一部に切欠き8cを有し、この切欠
き8cの両側の端部8d,8eを上方に立ち上げ、一方
の端部8dから円周方向に伸びる溝8fを形成し、他方
の端部8eから円周方向に伸びる細幅部8gを形成して
いる。
の間には、ばね製のリング状の挟み込み金具8を外嵌し
て取り付けている。この挟み込み金具8は、図3に詳細
に示すように、内周金具8aと、この内周金具8aの外
周に嵌まり合う外周金具8bとで構成している。内周金
具8aは、円周上の一部に切欠き8cを有し、この切欠
き8cの両側の端部8d,8eを上方に立ち上げ、一方
の端部8dから円周方向に伸びる溝8fを形成し、他方
の端部8eから円周方向に伸びる細幅部8gを形成して
いる。
【0016】上記一方の端部8dと他方の端部8eとを
一致させて、両端部8d,8eに逆U字状のクランプ片
9を嵌め込んでいる時は、[図3(A)(B)]に示す状
態で、内径D1が拡径状態でクランプされるようにして
いる。また、上記クランプ片9を両端部8d,8eから
抜き外すと、他方の端部8eと細幅部8gが一方の端部
8dの溝8fに嵌まり合いながら、ばね力で内周金具8
aが縮径するようにしている。
一致させて、両端部8d,8eに逆U字状のクランプ片
9を嵌め込んでいる時は、[図3(A)(B)]に示す状
態で、内径D1が拡径状態でクランプされるようにして
いる。また、上記クランプ片9を両端部8d,8eから
抜き外すと、他方の端部8eと細幅部8gが一方の端部
8dの溝8fに嵌まり合いながら、ばね力で内周金具8
aが縮径するようにしている。
【0017】この内周金具8aの拡径時の内径D1は、
上記グロメット5の大径部5bの外周にスムーズに嵌入
できる程度に設定し、縮径時の内径D2は、上記大径部
5bの外周を締め付けて、上記ダッシュパネル6の貫通
穴6aのバーリング6bの外周から抜け外れない程度に
なるように設定している(D1>D2)。
上記グロメット5の大径部5bの外周にスムーズに嵌入
できる程度に設定し、縮径時の内径D2は、上記大径部
5bの外周を締め付けて、上記ダッシュパネル6の貫通
穴6aのバーリング6bの外周から抜け外れない程度に
なるように設定している(D1>D2)。
【0018】上記外周金具8bは、円周上の一部に切欠
き8hを有し、この切欠き8hの両端部8i,8jはス
トッパーとなっている。つまり、上記内周金具8aがば
ね力で縮径すると、最大縮径位置で、各立ち上がり端部
8d,8eを外周金具8bの端部8i,8jでそれぞれ
当て止めて、内周金具8aが必要以上に縮径しないよう
に規制している。
き8hを有し、この切欠き8hの両端部8i,8jはス
トッパーとなっている。つまり、上記内周金具8aがば
ね力で縮径すると、最大縮径位置で、各立ち上がり端部
8d,8eを外周金具8bの端部8i,8jでそれぞれ
当て止めて、内周金具8aが必要以上に縮径しないよう
に規制している。
【0019】上記挟み込み金具8を用い、グロメット5
をダッシュパネル6の貫通穴6aのバーリング6bに取
り付ける前に、グロメット5の大径部5bの外周に、拡
径状態でクランプされた挟み込み金具8を嵌入してお
く。このとき、グロメット5の大径フランジ部5fと大
径リブ部5gとで挟み込み金具8が保持されるので、挟
み込み金具8がグロメット5から抜け落ちるおそれはな
い。
をダッシュパネル6の貫通穴6aのバーリング6bに取
り付ける前に、グロメット5の大径部5bの外周に、拡
径状態でクランプされた挟み込み金具8を嵌入してお
く。このとき、グロメット5の大径フランジ部5fと大
径リブ部5gとで挟み込み金具8が保持されるので、挟
み込み金具8がグロメット5から抜け落ちるおそれはな
い。
【0020】上記のようにグロメット5にワイヤハーネ
スW/Hを通し、該グロメット5に挟み込み金具8を取
り付けた状態で、自動車組み立てラインに搬送する。該
ラインにおいて、グロメット5の大径部5bのスリット
5cにバーリング6bを挿入する。このとき、挟み込み
金具8は拡径状態でクランプされているので、スムーズ
に挿入できる。スリット5cのストッパー部5dがバー
リング6bの端部に当接するまでグロメット5を挿入す
ると、グロメット5の大径部5bの挿入位置を正確に規
制できる。
スW/Hを通し、該グロメット5に挟み込み金具8を取
り付けた状態で、自動車組み立てラインに搬送する。該
ラインにおいて、グロメット5の大径部5bのスリット
5cにバーリング6bを挿入する。このとき、挟み込み
金具8は拡径状態でクランプされているので、スムーズ
に挿入できる。スリット5cのストッパー部5dがバー
リング6bの端部に当接するまでグロメット5を挿入す
ると、グロメット5の大径部5bの挿入位置を正確に規
制できる。
【0021】その後、挟み込み金具8のクランプ片9を
工具等で抜き外すと、ばね力で挟み込み金具8が縮径し
て、大径部5bの外周を締め付ける。これにより、特
に、スリット5cの外周側の内周面がバーリング6の外
周面に押圧されて密着し、大径部5bはバーリング6b
の外周から外れなくなる。
工具等で抜き外すと、ばね力で挟み込み金具8が縮径し
て、大径部5bの外周を締め付ける。これにより、特
に、スリット5cの外周側の内周面がバーリング6の外
周面に押圧されて密着し、大径部5bはバーリング6b
の外周から外れなくなる。
【0022】上記のように、グロメット5は、その大径
部5bのスリット5cにバーリング6bに挿入する一方
向の挿入作業の後、挟み込み金具8のクランプ片9を外
す作業のみで、ダッシュパネル6に取り付けることがで
き、取り付け作業性が向上する。
部5bのスリット5cにバーリング6bに挿入する一方
向の挿入作業の後、挟み込み金具8のクランプ片9を外
す作業のみで、ダッシュパネル6に取り付けることがで
き、取り付け作業性が向上する。
【0023】図4に示す変形例のグロメット5のよう
に、大径部5bにスリットを設けないで内周面に凹段部
5c’を設け、この凹段部5c’の底部をストッパー部
5d’とする構成としてもよい。この構成であれば、大
径部5のバーリング6bへの挿入がよりスムーズになる
と共に、成形金型が簡略になる。
に、大径部5bにスリットを設けないで内周面に凹段部
5c’を設け、この凹段部5c’の底部をストッパー部
5d’とする構成としてもよい。この構成であれば、大
径部5のバーリング6bへの挿入がよりスムーズになる
と共に、成形金型が簡略になる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のグロメットは、車体パネルの貫通穴のバーリングに
グロメットの大径部を挿入した後、クランプ片を外す
と、挟み込み金具がばね力で縮径して、大径部をバーリ
ングとの間に挟み込み、強い押圧力で大径部をバーリン
グに密着させて取り付けることができる。このように、
車体取付時にグロメットを一方向にのみ移動させて、大
径部をバーリングに外嵌し、その後、クランプ片を外す
作業のみで、グロメットを車体パネルに取り付けること
ができ、取付工程を簡単にできる。
明のグロメットは、車体パネルの貫通穴のバーリングに
グロメットの大径部を挿入した後、クランプ片を外す
と、挟み込み金具がばね力で縮径して、大径部をバーリ
ングとの間に挟み込み、強い押圧力で大径部をバーリン
グに密着させて取り付けることができる。このように、
車体取付時にグロメットを一方向にのみ移動させて、大
径部をバーリングに外嵌し、その後、クランプ片を外す
作業のみで、グロメットを車体パネルに取り付けること
ができ、取付工程を簡単にできる。
【0025】また、大径部の内周に、バーリングの外周
に挿入したとき、バーリングの端部に当接するストッパ
ー部を形成すると、グロメットの大径部の挿入位置を正
確に規制できるようになる。さらに、グロメットの大径
部の外周に、大径フランジ部と大径リブ部とを形成する
と、使用前に挟み込み金具がグロメットから抜け落ちる
おそれがなくなり、取り付け作業性がより向上するよう
になる。
に挿入したとき、バーリングの端部に当接するストッパ
ー部を形成すると、グロメットの大径部の挿入位置を正
確に規制できるようになる。さらに、グロメットの大径
部の外周に、大径フランジ部と大径リブ部とを形成する
と、使用前に挟み込み金具がグロメットから抜け落ちる
おそれがなくなり、取り付け作業性がより向上するよう
になる。
【図1】 本発明のグロメットの断面図である。
【図2】 グロメットの斜視図である。
【図3】 挟み込み金具であり、(A)は斜視図、
(B)は拡径時の正面図、(C)は縮径時の正面図であ
る。
(B)は拡径時の正面図、(C)は縮径時の正面図であ
る。
【図4】 グロメットの変形例の断面図である。
【図5】 (A)(B)はそれぞれ従来のグロメットの
断面図である。
断面図である。
W/H ワイヤハーネス 5 グロメット 5a 小径部 5b 大径部 5c スリット 5d ストッパー部 5f 大径フランジ部 5g 大径リブ部 6 ダッシュパネル 6a 貫通穴 6b バーリング 8 挟み込み金具 9 クランプ片
Claims (3)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスが挿通する小径筒部と、
該小径筒部の一端に連続すると共に車体パネルの貫通穴
に形成したバーリングの外周に外嵌する大径部とを有す
るグロメットにおいて、 上記バーリングに対向する大径部の外周に、ばね製のリ
ング状の挟み込み金具を取り付けており、グロメットを
車体に取り付ける前には、上記挟み込み金具をクランプ
片で拡径状態にクランプしていると共に、車体取付時に
はクランプ片を外してばね力で縮径し、グロメットの大
径部をバーリングに押圧して密着していることを特徴と
するグロメット。 - 【請求項2】 上記挟み込み金具を取り付ける大径部に
は、車体パネル側の先端面よりバーリング挿入用のリン
グ状のスリットを形成し、該スリットの底面をバーリン
グ先端面に当接させてストッパー面としている請求項1
に記載のグロメット。 - 【請求項3】 上記大径部の車体パネル側の先端部の外
周に、車体パネルに当接する大径フランジ部を設けて、
該大径フランジ部の先端面にシールリップを突設してい
ると共に、該大径フランジ部の反対側の外周に、上記挟
み込み金具を抜け止めする大径リブ部を設けている請求
項1または請求項2に記載のグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7246314A JPH0992061A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7246314A JPH0992061A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | グロメット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0992061A true JPH0992061A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17146720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7246314A Withdrawn JPH0992061A (ja) | 1995-09-25 | 1995-09-25 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0992061A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005080489A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Honda Motor Co Ltd | ワイヤハーネスが挿通されるグロメットを備える機器 |
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