JP3835791B2 - グロメット - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾性軟質材からなるグロメット本体と弾性硬質材からなるロック部材とから構成されるグロメットに係わり、詳しくは手の入らない狭い場所でも取外し作業が容易なグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車のパネル穴等を挿通して配線されるワイヤハーネスをパネル穴縁部等から保護するため、また防水性を確保するために、種々なグロメットが使用されている。
図7及び図8に示した従来のグロメット50は、ゴム等の弾性軟質材からなるグロメット本体52と、合成樹脂等の弾性硬質材からなるロック部材53とから構成されている。前記グロメット本体52は、ワイヤハーネスWを水密的に把持するハーネス挿通部55が蛇腹部68を介して円板状の基板54外面の同軸上に設けられている。
また、前記グロメット本体52の前端部には防水リップ56が立設され、前記グロメット本体52の内周面には環状凹部60が形成されている。
【0003】
また、前記ロック部材53は、前記グロメット本体52の内周面の環状凹部60に嵌合するフランジ61を有し、該フランジの内径部には周壁62が立設されている。
また、該周壁62の内面には4個の中空凸部69が設けられており、該中空凸部69の側壁には、フランジ61から突出するように延設され、当該突出部分は後述するレバー部65の先端をガードする保護壁66として機能する。
【0004】
また、前記ロック部材53の周壁62の前端(図中下端)には、先端に係止爪64を有する係止部63が外方向に立設されている。
更に、前記係止部63の先端には、周壁62に対して略平行にレバー部65が延設されており、該レバー部の先端は前記保護壁66と略同じ高さまでフランジ61から突出している。従って、レバー部65先端のフランジ61から突出した部分を指などによって内方向に押圧することで、レバー部65は内方向に撓むことができる。
【0005】
また、前記グロメット本体52の基板54の外面には、前記フランジ61から突出した保護壁66及びレバー部65先端を覆う弾性カバー57が設けられている。また、前記弾性カバー57の内面には、撓んだレバー部65の先端を保持する保持突起59を有し、前記弾性カバー57の外面且つ内方向端部には、前記保持突起59とレバー部65先端の係合状態を解除する押し出し突起58を備えている。
【0006】
次に、図9に示したように上記グロメット50は、想像線で示したパネルPの取付穴に取付けられている状態を示し、係止爪64はパネル穴縁部に係合している。また、前記レバー部65と周壁62との間には、たわみ空間69が画成されており、弾性カバー57の外側から図中M方向に外力を加えると、レバー部65は係止部63を基点に内方向に撓む。このとき、レバー部65の両側は保護壁66によりガードされているので、手指等によりレバー部65の先端を集中的に押圧する必要がある。
【0007】
すると、図10に示したように上記レバー部65の先端が、弾性カバー57の内面に設けられた保持突起59に係合し、レバー部65は撓んだ状態を保持する。この状態では、係止爪64とパネル穴縁部との係合は外れているので、グロメットを取付穴から容易に抜き取ることができる。
そして、弾性カバー57の外面に設けられた押し出し突起58に、図中N方向に外力を加えることにより、保持突起59によるレバー部65先端の係合状態は解除され、再び図8の状態に戻すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のグロメット50は、取付穴等に取付けられた状態において、ワイヤハーネスWが接続されている機器の修理や清掃等を行うためにグロメット50を取付穴等から取り外す際に、手の入るスペースがない場合には取り外しが困難であるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、取り付けられたグロメットを手の入らない狭い場所でも容易に取り外すことができるグロメットを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる上記課題は、内側に空間を有し軟質弾性材からなるグロメット本体と、前記空間に嵌りこむ筒状の硬質弾性材からなるロック部材とを嵌合し、パネルの取付穴に係止するためのグロメットであって、前記グロメット本体は、ワイヤハーネスを把持するハーネス挿通筒と、該ハーネス挿通筒が反パネル側の基部上に設けられた基板と、から構成され、前記基板は、基部周縁のパネル側に延設された外周部と、該外周部のパネル側先端よりパネルに沿って取付穴側に延設された内周部と、該内周部のパネル側に設けられた水密性を確保する防水リップと、前記基部と前記外周部と前記内周部とにより囲まれた空間である環状凹部と、を備え、前記ロック部材は、前記環状凹部に嵌合する環状のフランジの内径部に立設された周壁と、該周壁の外周面の中間部に設けられた係止爪を有する係止部と、該係止部から前記フランジ方向に延設され、先端部分を前記フランジの内径方向に押圧することで内径方向に撓むレバー部と、を備え、前記グロメット本体の前記基部上に、前記レバー部先端と前記フランジ内壁面との間の空間に配置される治具挿入用の解除穴を備えていることを特徴とするグロメットによって解決することができる。
【0011】
前記構成のグロメットによれば、グロメット本体の基部上に、レバー部先端とフランジ内壁面との間の空間に配置される治具挿入用の解除穴を備えているので、グロメットをパネルより取り外す場合、解除穴内にマイナスドライバー等の先端を挿入して該解除穴の内側壁を介してレバー部先端を内側方向に撓ませることで、取付穴に係止されている係止爪を解除することができる。従って、グロメットを取付穴から取り外す際、手の入らない狭い場所であってもマイナスドライバー等の治具により容易にグロメットを取り外すことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0012】
また、前記グロメットにおいて、好ましくは前記レバー部先端が、前記フランジ上面から突出しないことを特徴とするグロメットによって解決できる。
前記構成のグロメットによれば、レバー部先端がフランジ上面から突出していないので、グロメット本体との組み付け前にレバー部の先端が他部材と干渉して破損するようなことはなく、レバー部の先端をガードする保護壁等も不要となる。従って、ロック部材の構造が簡単となり、コスト削減を図ることができる。
【0013】
更に、前記グロメットにおいて、好ましくは前記基板が、前記ハーネス挿通筒を備えた第1基板と、前記第1基板の外周に手指により内径方向に押圧可能な高さの段差部を有するように該第1基板より低く周設された第2基板と、該第2基板の基部周縁のパネル側に延設された外周部と、該外周部のパネル側先端よりパネルに沿って取付穴側に延設された内周部と、前記基部と前記外周部と前記内周部とにより囲まれた空間であり、前記フランジが嵌合する環状凹部と、から構成されており、前記レバー部先端が、前記フランジ上面から突出するように延設されると共に前記段差部内壁に隣接するように配置され、前記解除穴が、前記第2基板の前記基部上で前記段差部に隣接した位置に設けられていることを特徴とするグロメットによって解決することができる。
【0014】
前記構成のグロメットによれば、手指により内径方向に押圧可能な高さの段差部を有するように第1基板の外周に設けられており、その段差部内壁に隣接するようにレバー部先端が配置され、解除穴が第2基板の基部上で段差部に隣接した位置に設けられているので、グロメットの取り付け位置が手の入らない狭い場所の場合、解除穴内にマイナスドライバー等の治具の先端を挿入して上述したように容易にグロメットを取り外すことができる。
また、グロメットの取り付け位置が手の入る広い場所の場合、無理に治具を使用することなく、レバー部先端が隣接している段差部外壁を手で内側方向に押圧することで、レバー部先端を内側方向に撓ませ、取付穴に係止されている係止爪を解除することができる。従って、グロメットの取り付け位置によって解除方法を選択することができ、作業性の向上を一層図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のグロメットの一実施形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のグロメットの一実施形態を示す分解斜視図、図2は図1における組立完了状態の断面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4はグロメットの取り外し時の作用を示す要部の部分拡大断面図、図5は図4とは別の取り外し操作を示す要部の部分拡大断面図、図6は本発明のグロメットの一実施形態の変形例を示す断面図である。
【0016】
図1に示されているように本実施形態のグロメット1は、グロメット本体2と、ロック部材3とから構成されている。このグロメット本体2はゴム等の弾性軟質材からなり、ロック部材3は合成樹脂等の弾性硬質材から形成されている。
前記グロメット本体2には、ワイヤハーネスWを水密的に把持するハーネス挿通部5が楕円板状の基板4外面に設けられている。また、前記グロメット本体2の前端部には水密性を確保する2重の防水リップ6が立設されている。また、前記基板4の内周面には後述するフランジ11を嵌合する環状凹部8が形成されている。
【0017】
更に、本実施形態のグロメット本体2は、基板4外面上に後述するレバー部15先端とフランジ11の内壁面との間に配置され、底壁と四方に周壁を有する治具挿入用の解除穴7がハーネス挿通部5の両側に設けられている。
【0018】
また、前記ロック部材3は、前記グロメット本体2側の環状凹部8に嵌合することができる楕円状のフランジ11を有し、該フランジの内径部には周壁12が立設された略筒状である。この周壁12の対向した位置には、外側に係止爪14を有する係止部13が立設されている。
更に、本実施形態のロック部材3は、係止部13先端(図中上方)に先端部分を内側方向に押圧することで内側方向に撓むレバー部15が、その先端部分をフランジ11上面から突出しないように延設されている。
【0019】
次に、上記グロメット本体2へのロック部材3の組付け手順を説明する。
先ず、ワイヤハーネスWをグロメット本体2のハーネス挿通部5内に挿通させてから、ロック部材3に挿通させる。そして、ロック部材3のフランジ11をグロメット本体2の環状凹部8内に嵌合させることで、解除穴7がレバー部15先端とフランジ11の内壁面との間に配置された状態で一体化される(図2参照)。
【0020】
次に、上記グロメット1のパネルPへの取り付け作用を説明する。
図3に示すようにグロメット1がパネルPに設けられた取付穴P1 に図中B方向から押し込められると、ロック部材3の周壁12前端が挿入されて一対の係止爪14が取付穴P1 の周縁に当接する。
そして、さらに押し込むと一対の係止部13全体を内側方向に徐々に撓ませながら挿入され、係止爪14が取付穴P1 の周縁を乗り越えてパネルP裏面側に係止される。この時、撓んでいた一対の係止部13は元の状態に復帰して、解除穴7を形成する周壁に当接すると共に、基板4前端の2重構成の防水リップ6がパネルP面に当接して水密性を確保する。
【0021】
次に、上記グロメット1のパネルPからの取り外し手順を説明する。
図4(a)に示すように解除穴7内にマイナスドライバーTの先端を挿入してから、矢印C方向に回転させると該解除穴7を拡幅させるように弾性変形しようとする。しかし、解除穴7の外側方向の周壁はフランジ11が嵌合しているため殆ど弾性変形できず、解除穴7の内側方向の周壁のみが内側方向に弾性変形する。この時、内側周壁に当接していたレバー部15が矢印D方向に撓むことになる。
【0022】
そして、図4(b)に示すように、この撓みによりパネルP裏面の取付穴P1周縁に係止されていた係止爪14が外れると共に、グロメット本体2を引き抜くことで容易にグロメット1をパネルPから取り外すことができる。従って、グロメット1が手の入らない狭い場所に取り付けられている場合でもマイナスドライバー等を使用して容易にグロメットを取り外すことができる。
【0023】
また、前記マイナスドライバーTとは異なる治具操作として、図5(a)に示すように前記マイナスドライバーTの先端を解除穴7内に挿入してから、矢印E方向に移動させると該解除穴7が内側方向に拡幅するように弾性変形する。これにより、解除穴7の内側周壁に当接していたレバー部15が矢印F方向に撓むことになる。従って、図5(b)に示すように、この撓みによりパネルP裏面の取付穴P1周縁に係止されていた係止爪14が外れ、グロメット本体2を引き抜くことで容易にグロメット1をパネルPから取り外すこともできる。
【0024】
上述したように本実施形態のグロメット1によれば、グロメット本体2が基板4外面上にレバー部15先端とフランジ11の内壁面との間に配置される治具挿入用の解除穴7を備えている。従って、グロメット1をパネルPより取り外す場合、解除穴7内にマイナスドライバーT等の先端を挿入して該解除穴7の内側壁を介してレバー部15先端を内側方向に撓ませることで、係止されている係止爪14を解除することができる。よって、手の入らない狭い場所であっても容易にグロメット1を取り外すことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0025】
また、前記レバー部15先端がフランジ11上面から突出していないので、グロメット本体2との組み付け前にレバー部15の先端が他部材と干渉して破損するようなことはなく、レバー部15の先端をガードする保護壁等も不要となる。よって、ロック部材3の構造が簡単となり、コスト削減を図ることができる。
【0026】
次に、本実施形態の変形例を図6に基づいて説明する。なお、グロメットの組付けやパネルへの取り付け作用は上記グロメット1の場合と同じなので省略する。図6に示すようにグロメット20は、上述したグロメット1と異なり、ハーネス挿通筒5を備えた第1基板23の外周部分に手指により内方向に押圧可能な高さの段差部29が立設されている。また、段差部29下端から第2基板24が前記段差部29だけ低い位置に周設されている。
また、レバー部27先端がフランジ11上面から突出するように延設されており、段差部29の内壁面に当接している。また、解除穴28が第2基板24外面上の段差部29に隣接した位置に設けられている。
【0027】
次に、上記グロメット20のパネルPからの取り外し手順を説明する。
先ず、手の入らない狭い場所での取り外し作業の場合、図6に示すように、解除穴28内にマイナスドライバー(図示されていない)の先端を挿入してから、矢印G方向に移動させると解除穴28を形成する内側方向の周壁が内側方向に弾性変形する。この時、内側周壁に当接していたレバー部27が矢印H方向に撓むことにより、パネルPの取付穴P1 に係止されていた係止爪26が外れ、グロメット20をパネルPから容易に取り外すことができる。
【0028】
次に、手の入る広い場所での取り外し作業の場合、無理に治具を使用することなく、レバー部27先端が隣接している段差部29外壁を手で内側方向に押圧することで、レバー部27先端を内側方向に撓ませ、係止されている係止爪26を解除することができる。
【0029】
上述したように本実施形態の変形例であるグロメット20によれば、手指により内方向に押圧可能な高さの段差部29が第1基板23の外周に設けられており、その段差部29内壁に隣接するようにレバー部27先端が配置されている。また、解除穴28が第2基板24外面上の段差部29に隣接した位置に設けられている。
従って、グロメット20の取り付け位置が手の入らない狭い場所の場合、マイナスドライバー等の治具を使って容易にグロメットを取り外すことができると共に、グロメット20の取り付け位置が手の入る広い場所の場合、無理に治具を使用することなく、手で容易にグロメットを取り外すことができる。よって、グロメットの取り付け位置によって解除方法を選択することができ、作業性の向上を一層図ることができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のグロメットによれば、グロメット本体の基部上に、レバー部先端とフランジ内壁面との間の空間に配置される治具挿入用の解除穴を備えているので、グロメットをパネルより取り外す場合、解除穴内に治具の先端を挿入してレバー部先端を内側方向に撓ませることで、係止爪を解除することができる。
従って、グロメットを取付穴から取り外す際、手の入らない狭い場所であっても治具により容易にグロメットを取り外すことができ、作業性の向上を図ることができる。
【0031】
また、前記グロメットにおいて、レバー部先端がフランジ上面から突出していないので、グロメット本体との組み付け前にレバー部の先端が他部材と干渉して破損するようなことはなく、レバー部の先端をガードする保護壁等も不要となる。従って、ロック部材の構造が簡単となり、コスト削減を図ることができる。
【0032】
更に、前記グロメットにおいて、前記基板が、前記ハーネス挿通筒を備えた第1基板と、前記第1基板の外周に手指により内径方向に押圧可能な高さの段差部を有するように該第1基板より低く周設された第2基板と、該第2基板の基部周縁のパネル側に延設された外周部と、該外周部のパネル側先端よりパネルに沿って取付穴側に延設された内周部と、前記基部と前記外周部と前記内周部とにより囲まれた空間であり、前記フランジが嵌合する環状凹部と、から構成されており、前記レバー部先端が、前記フランジ上面から突出するように延設されると共に前記段差部内壁に隣接するように配置され、前記解除穴が、前記第2基板の前記基部上で前記段差部に隣接した位置に設けられている。
従って、グロメットの取り付け位置が手の入らない狭い場所の場合、解除穴内に治具の先端を挿入してグロメットを取り外すことができると共に、グロメットの取り付け位置が手の入る広い場所の場合、無理に治具を使用することなく、レバー部先端が隣接している段差部外壁を手で内側方向に押圧することで、グロメットを取り外すことができる。よって、グロメットの取り付け位置によって解除方法を選択することができ、作業性の向上を一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグロメットの一実施形態を示す分解斜視図である。
【図2】図1における組立完了状態の断面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図3におけるグロメットの取り外し時の作用を示す要部の部分拡大断面図である。
【図5】図4とは別の取り外し操作を示す要部の部分拡大断面図である。
【図6】本発明のグロメットの一実施形態の変形例を示す断面図である。
【図7】従来のグロメットを示す分解斜視図である。
【図8】図7における組立断面図である。
【図9】図8におけるレバー部に外力を作用させる前の状態を示す拡大図である。
【図10】図8におけるレバー部に外力を作用させた後の状態を示す拡大図である。
【符号の説明】
1,20 グロメット
2,21 グロメット本体
3,22 ロック部材
4 基板
5 ハーネス挿通筒
6 防水リップ
7,28 解除穴
8 環状凹部
11 フランジ
12 周壁
13,25 係止部
14,26 係止爪
15,27 レバー部
23 第1基板
24 第2基板
29 段差部
P パネル
T 治具
W ワイヤハーネス

Claims (3)

  1. 内側に空間を有し軟質弾性材からなるグロメット本体と、前記空間に嵌りこむ筒状の硬質弾性材からなるロック部材とを嵌合し、パネルの取付穴に係止するためのグロメットであって、
    前記グロメット本体は、ワイヤハーネスを把持するハーネス挿通筒と、該ハーネス挿通筒が反パネル側の基部上に設けられた基板と、から構成され、
    前記基板は、基部周縁のパネル側に延設された外周部と、該外周部のパネル側先端よりパネルに沿って取付穴側に延設された内周部と、該内周部のパネル側に設けられた水密性を確保する防水リップと、前記基部と前記外周部と前記内周部とにより囲まれた空間である環状凹部と、を備え、
    前記ロック部材は、前記環状凹部に嵌合する環状のフランジの内径部に立設された周壁と、該周壁の外周面の中間部に設けられた係止爪を有する係止部と、該係止部から前記フランジ方向に延設され、先端部分を前記フランジの内径方向に押圧することで内径方向に撓むレバー部と、を備え、
    前記グロメット本体の前記基部上に、前記レバー部先端と前記フランジ内壁面との間の空間に配置される治具挿入用の解除穴を備えていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記レバー部先端が、前記フランジ上面から突出しないことを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 前記基板が、前記ハーネス挿通筒を備えた第1基板と、前記第1基板の外周に手指により内径方向に押圧可能な高さの段差部を有するように該第1基板より低く周設された第2基板と、該第2基板の基部周縁のパネル側に延設された外周部と、該外周部のパネル側先端よりパネルに沿って取付穴側に延設された内周部と、前記基部と前記外周部と前記内周部とにより囲まれた空間であり、前記フランジが嵌合する環状凹部と、から構成されており、
    前記レバー部先端が、前記フランジ上面から突出するように延設されると共に前記段差部内壁に隣接するように配置され、
    前記解除穴が、前記第2基板の前記基部上で前記段差部に隣接した位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
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