JPH0517320Y2 - - Google Patents

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JPH0517320Y2
JPH0517320Y2 JP5088286U JP5088286U JPH0517320Y2 JP H0517320 Y2 JPH0517320 Y2 JP H0517320Y2 JP 5088286 U JP5088286 U JP 5088286U JP 5088286 U JP5088286 U JP 5088286U JP H0517320 Y2 JPH0517320 Y2 JP H0517320Y2
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JP
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panel
molding
outer panel
bolt
inner panel
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JP5088286U
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Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は所定の距離だけ離間された互いに平行
なアウタパネルとインナパネルとからなる自動車
の車体パネルの外面にモールを取付けるための取
付構造に関する。
(従来技術) 例えば第4図に示すような自動車の側面の車体
パネル1は、所定の距離だけ離間された互いに平
行なアウタパネルとインナパネルとからなるもの
であり、この車体パネル1にサイドモール2を取
付ける場合には、アウタパネルとインナパネルの
それぞれに孔を互いにほぼ心合させた位置に形成
し、アウタパネルとインナパネルとの離間距離よ
りも長いボルトをサイドモール2の裏面に突設
し、このボルトをアウタパネルの孔から挿入して
インナパネルをも貫通させ、インナパネルの内側
にまで突出した上記ボルトの先端にナツトを螺合
させて締付けることにより、サイドモール2を車
体パネル1の外部に取付けるのが普通である。
しかしながら、このようなモール取付構造で
は、ナツトを締めすぎると車体パネルがたわんで
変形する不都合があるため、アウタパネルとイン
ナパネルとの間に間筒を介挿したり、あるいは例
えば実開昭57−182615号公報に開示されているよ
うに、中空筒部の端部にフランジが設けられかつ
内部にねじ孔が形成されたナツト部材を用意し、
このナツト部材の中空筒部を間筒として機能させ
てアウタパネルとインナパネルとの間の離間距離
を一定に保ことも提案されている。しかしこの場
合も、間筒あるいは中空筒部の長さの精度が問題
となり、車体パネルの変形に対する根本的な解決
策とはならなかつた。
(考案の目的) そこで本考案は、モールをアウタパネルにのみ
取付ける構造とし、これにより車体パネルの変形
を防止したモール取付構造を提供することを目的
とする。
(考案の構成) 本考案は、アウタパネルとインナパネルとの離
間距離よりも長い筒状部を有しかつこの筒状部の
基端側にフランジ部を備え、さらに筒状部の内部
にねじ孔を備えた構成のナツト部材を用意し、こ
のナツト部材の筒状部をインナパネルの孔から挿
入して、アウタパネルの孔から挿入されたボルト
に螺合させ、アウタパネルをモールの裏面または
ボルトヘツドとナツト部材の筒状部の先端との間
に挟持するとともにナツト部材のフランジ部とイ
ンナパネルとの間にシール部材を介在させたこと
を特徴とする。
(考案の効果) 本考案によれば、インナパネルは弾性のあるシ
ール部材を介してナツト部材と機械的に連結され
るのみであつて、モールはアウタパネルに強固に
取付けられる構成であるから、車体パネルの変形
を防止することができ、しかもナツト部材によつ
て、ナツト部材挿入孔の周辺部のシールを行なう
ことができる効果がある。
(実施例) 以下図面を参照して本考案の一実施例について
詳細に説明する。
第1図は本考案に係るモール取付構造の一実施
例を示す断面図で、サイドモール2が取付けられ
る車体パネル1は、アウタパネル3とインナパネ
ル4とよりなる。これらアウタパネル3およびイ
ンナパネル4は所定の距離だけ離間されて互いに
平行に配設されている。また、サイドモール2に
はボルト5が固定されているが、このボルト5は
サイドモール2内に埋設されたヘツド6と、この
ヘツド部6からサイドモール2の裏面側に突出し
たねじ杆7とからなり、ヘツド6のねじ杆7側の
一部には、サイドモール2の裏面から若干露出し
たフランジ部6aが形成されている。一方アウタ
パネル3にはボルト5のねじ杆7を挿通するため
の孔8が形成され、インナパネル4にも上記孔8
とほぼ心合する位置に孔8よりも大径の孔9があ
けられている。
10はボルト5に螺合されるナツト部材を示
し、このナツト10は、第2図および第3図を参
照すればさらに明らかなように、筒状部11を有
し、かつこの筒状部11の基端側にフランジ部1
2を備え、さらに筒状部11の内部にボルト5と
螺合しうるねじ孔11aを備えた構成を有する。
そして筒状部11の長さは、アウタパネル3と
インナパネル4さの離間距離、さらに厳密に言え
ば、アウタパネル3の裏面3aとインナパネル4
の裏面4aとの間の距離dにりも長い寸法に形成
されている。
以上の構成において、サイドモール2をアウタ
パネル3に密接させてボルト5のねじ杆7をアウ
タパネル3の孔8に挿入してボルト5のフランジ
部6aをアウタパネル3の外面3bに当接させる
とともに、ナツト部材10の筒状部11をインナ
パネル4の孔9から挿入してボルト5に螺合させ
る。この場合、弾性を有する環状のシール部材1
3をあらかじめ筒状部11に挿通しておく。そし
てナツト部材10を回動することにより、筒状部
11の先端がアウタパネル3の裏面3aに当接し
た状態でアウタパネル3をボルト5のフランジ部
6aとナツト部材10の筒状部11の先端との間
に挟持した状態でナツト部材10がボルト5に締
着される。この場合、インナパネル3とナツト部
材10のフランジ部12との間に長さ−dの間
隙が生じ、この間隙にシール部材13が介装され
ることになる。このような取付構造によつてサイ
ドモール2はアウタパネル3に強固に取付けられ
ることになり、インナパネル4には直接力が加わ
らないから、車体パネル1の変形を防止すること
ができる。またナツト部材10の締着により、ナ
ツト部材10のフランジ部12とインナパネル4
との間にシール部材13が圧着状態で介装され、
これによつてナツト挿入孔9の周辺部のシールを
行ない、これにより孔9から錆が発生するのを防
止することができる。
なお、上記実施例においては、アウタパネル3
がボルトヘツド6のフランジ部6aとナツト部材
10の筒状部11の先端との間に挟持され、アウ
タパネル3とサイドモール2との間に間隙が形成
されているが、上記フランジ部6aがサイドモー
ル2の裏面から露出されない構成の場合には、ア
ウタパネル3は、サイドモール2とナツト部材1
0の筒状部11の先端との間に挟持されることに
なることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるモール取付構造の一実施
例を示す断面図、第2図はそのナツト部材の平面
図、第3図はナツト部材の部分断面正面図、第4
図は自動車の側面図である。 1……車体パネル、2……サイドモール、3…
…アウタパネル、4……インナパネル、5……ボ
ルト、6……ボルトのヘツド、7……ボルトのね
じ杆、8,9……孔、10……ナツト部材、11
……ナツト部材の筒状部、12……ナツト部材の
フランジ部、13……シール部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 所定の距離だけ離間された互いに平行なアウタ
    パネルとインナパネルとからなる自動車の車体パ
    ネルの外面にモールを取付けるための取付構造で
    あつて、 前記アウタパネルとインナパネルのそれぞれに
    孔を互いにほぼ心合させた位置に形成し、前記モ
    ールの裏面に突設したボルトを前記アウタパネル
    に形成された孔に挿入して前記モールの裏面また
    は前記ボルトのヘツドを前記アウタパネルの外面
    に当接させ、前記アウタパネルと前記インナパネ
    ルとの間の前記所定の離間距離よりも長い筒状部
    を有しかつこの筒状部の基端側にフランジ部を備
    え、さらに前記筒状部の内部にねじ孔を備えたナ
    ツト部材の前記筒状部を前記インナパネルの孔か
    ら挿入して前記ボルトに螺合させ、前記アウタパ
    ネルを前記モールの裏面または前記ボルトのヘツ
    ドと前記ナツト部材の筒状部の先端との間に挟持
    するとともに、前記ナツト部材のフランジ部と前
    記インナパネルとの間にシール部材を介在させた
    ことを特徴とする自動車のモール取付構造。
JP5088286U 1986-04-07 1986-04-07 Expired - Lifetime JPH0517320Y2 (ja)

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JP5088286U JPH0517320Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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JP5088286U JPH0517320Y2 (ja) 1986-04-07 1986-04-07

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JPS62162147U JPS62162147U (ja) 1987-10-15
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