JPS6234025Y2 - - Google Patents

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JPS6234025Y2
JPS6234025Y2 JP1983003851U JP385183U JPS6234025Y2 JP S6234025 Y2 JPS6234025 Y2 JP S6234025Y2 JP 1983003851 U JP1983003851 U JP 1983003851U JP 385183 U JP385183 U JP 385183U JP S6234025 Y2 JPS6234025 Y2 JP S6234025Y2
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JP
Japan
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bearing part
cylindrical body
hollow cylindrical
bearing
base material
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JP1983003851U
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English (en)
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JPS59110411U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、板体の取付孔に嵌合した状態で、
カシメ工具によるねじ締めで褶曲膨隆部を圧出形
成することによりナツト体をワンタツチでかしめ
止め状に固着することのできるブラインドナツト
に関するものである。
ブラインドナツトは、中空孔の奥に雌ねじを設
け、中空筒体の頭部には係止鍔を一体に設けたも
のであるが、従来のブラインドナツトは実開昭56
−8915号に示すように、円筒体の上端を外向きに
折曲げて係止鍔を形成するようにしたものであつ
た。しかしこのような係止鍔は円筒部の板厚と同
程度に薄いので一旦かしめを行なうとボルト頭部
と母材の間に挟圧されて狭小な空間しかできず、
その為係止鍔にリング状物体を遊回動自由に取付
けることは困難な為ブラインドナツトを軸受装置
に利用することは誰も考えつかなかつた。
従つて本考案においては、ブラインドナツトを
かしめにより強固に取付けできるようにすると共
に、係止鍔を軸受部に利用して一定の空間を形成
しそれにリング状物体等を遊回動自由に取付けで
きるようにしてブラインドナツトを軸受装置とし
て利用することを技術的課題とする。
上記の技術的課題を解決するために本考案は、
中空円筒体の先端奥部の内面に形成した雌ねじ部
にカシメ工具を螺締しねじの締め込みにより両端
を引圧して中空円筒体の中間部外周面に褶曲膨隆
体を形成するようにしたナツトにおいて、中空円
筒体の基端部にその板厚t,t′より大きい長さH
の周側面をもち且つ鍔状に張り出した円筒軸受部
を一体形成し、この軸受部の外周におけるかしめ
母材と雌ねじ部に螺締したボルト頭部の間の空間
にリング状物体を遊回動自由に嵌支するようにな
し、円筒軸受部の座面に凹凸歯を刻設し、その座
面に樹脂粘液等の塗膜を設けてなるものである。
以下実施例について説明する。
中空円筒体1の首下部分はストレートである
が、その肉厚は、褶曲により膨隆体3が形成され
るように雌ねじ部2の肉厚より薄く形成されてい
る。円筒軸受部4の長さHは中空円筒体1の板厚
t,t′より大きく形成する。円筒軸受部4の裏側
の座面に形成する凹凸歯5は、ローレツト刻み、
又は先の尖つた波形等のように喰い込みにより回
転方向に抵抗を与えて回わり止めとなるものであ
ればどのような形のものでもよい。漏れ止用の塗
膜6は凹凸歯5を形成した円筒軸受部4の裏側座
面の全体とそれに続く首下部全周に予じめ塗布す
るものである。
一定厚さの母材8に丸孔からなる取付孔9を開
設してそれに表面側より中空円筒体1を嵌合する
と、第1図に示すように円筒軸受部4で受け止め
られる。次いで、円筒軸受部4側より中空縦孔4
b内にカシメ工具7を挿入しそのねじ体7aを雌
ねじ部2に螺合させ、外側のスリーブ受体7bを
円筒軸受部4の端面に当接支持させて強力に締め
込むと、第3図に示すように円筒体1が円筒軸受
部4の方向へ引き付けられる為に中間に母材8を
挾持して円筒体首下部が褶曲により周方向へ膨隆
し該部に褶曲膨隆体3が圧出成形される。この褶
曲膨隆の際に首下部及び座面の塗膜6は母材8の
取付孔9の内周面とそれに続く表裏両面に褶曲変
形につれてコ字形に変形して圧着されるから気密
性.水密性が附与されるものである。又強力なか
しめにより円筒軸受部4の裏側座面の凹凸歯5が
母材8の表面に喰い込む為に回動方向に抵抗力が
附与されて回わり止め機能が附される。
かしめによりブラインドナツトを母材8に取付
けると、カシメ工具7を逆回転させて抜き出し、
次いで円筒軸受部4の外周にリング状物体10を
嵌めワツシヤー12を介しボルト11を螺締すれ
ば、ワツシヤー12と母材8の間に長さHの空間
ができるからボルト11を強力に締め付けても空
間は一定に保持される。従つてその間のリング状
物体10は遊回動自由となり、又着脱も自由とな
る。
本考案は中空円筒体の基端部にその板厚t,
t′より大きい長さHの周側面をもち且つ鍔状に張
り出した円筒軸受部を一体形成し、この軸受部の
外周におけるかしめ母材と雌ねじ部に螺締したボ
ルト頭部の間の空間にリング状物体を遊回動自由
に嵌支するようになし、円筒軸受部の座面に凹凸
歯を刻設し、その座面に樹脂粘液等の塗膜を設け
てなるものであるからブラインドナツトを母材に
かしめにより強固に挟圧固着した状態で円筒軸受
部4の外周にリング状物体10を嵌め、その上か
らボルト11を取付けると、長さHの空間が形成
されてリング状物体10を遊回動自由に取付ける
ことができ、従来の物体固定用としてのブライン
ドナツトを軸受用としても利用することができ、
而もかしめ部はルーズに遊動したり、液漏れを生
じる心配がない為かしめによる取付けを一層強力
且つ確実に行なうことができる。このように本考
案は構造も簡単で安価に実施でき、その上ブライ
ンドナツトの利用を大幅に向上させる点で実用上
優れた考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案における実施例を示すブライ
ンドナツトの側面図、第2図はその取付状態の側
面図、第3図はかしめ時の側面図で、何れも上半
部は断面で示されている。 1……中空円筒体、2……雌ねじ部、3……褶
曲膨隆体、4……円筒軸受部、5……凹凸歯、6
……塗膜、7……カシメ工具、1a……端板、4
a……周側面、8……母材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空円筒体の先端奥部の内面に形成した雌ねじ
    部にカシメ工具を螺締しねじの締め込みにより両
    端を引圧して中空円筒体の中間部外周面に褶曲膨
    隆体を形成するようにしたナツトにおいて、中空
    円筒体の基端部にその板厚t,t′より大きい長さ
    Hの周側面をもち且つ鍔状に張り出した円筒軸受
    部を一体形成し、この軸受部の外周におけるかし
    め母材と雌ねじ部に螺締したボルト頭部の間の空
    間にリング状物体を遊回動自由に嵌支するように
    なし、円筒軸受部の座面に凹凸歯を刻設し、その
    座面に樹脂粘液等の塗膜を設けてなることを特徴
    とする軸受用ブラインドナツト。
JP385183U 1983-01-14 1983-01-14 軸受用ブラインドナット Granted JPS59110411U (ja)

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JP385183U JPS59110411U (ja) 1983-01-14 1983-01-14 軸受用ブラインドナット

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JPS59110411U JPS59110411U (ja) 1984-07-25
JPS6234025Y2 true JPS6234025Y2 (ja) 1987-08-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045901A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Sekisui House Ltd 鉄骨軸組架構の接合部構造およびワンサイドボルトシステム

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JPS59110411U (ja) 1984-07-25

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