JPH0615471Y2 - ケーブル用継手 - Google Patents
ケーブル用継手Info
- Publication number
- JPH0615471Y2 JPH0615471Y2 JP1988105047U JP10504788U JPH0615471Y2 JP H0615471 Y2 JPH0615471 Y2 JP H0615471Y2 JP 1988105047 U JP1988105047 U JP 1988105047U JP 10504788 U JP10504788 U JP 10504788U JP H0615471 Y2 JPH0615471 Y2 JP H0615471Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint
- seal body
- sleeve
- end surface
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Joints With Pressure Members (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ケーブル用の継手に関する。
[従来の技術] ケーブルをリミットスイッチ等の固定構造体に接続する
ための継手として、継手本体を予め固定構造体に取り付
けた後、締付ナット、スリーブおよび弾性シール体を順
次挿通したケーブルの一端を挿入し、次いで締付ナット
を継手本体に締め付けることにより、継手本体の一端面
およびこれと対峙するスリーブの内端面とで弾性シール
体を圧縮して芯方向に膨出させ、これによりケーブルの
外周面を押圧してそれを水密的に保持する構成が知られ
る。
ための継手として、継手本体を予め固定構造体に取り付
けた後、締付ナット、スリーブおよび弾性シール体を順
次挿通したケーブルの一端を挿入し、次いで締付ナット
を継手本体に締め付けることにより、継手本体の一端面
およびこれと対峙するスリーブの内端面とで弾性シール
体を圧縮して芯方向に膨出させ、これによりケーブルの
外周面を押圧してそれを水密的に保持する構成が知られ
る。
上記のような弾性シール体の膨出を助長するため、例え
ば実公昭56−52442号公報に開示されるように、
直立した端面を有する断面鈍角V字状の弾性シール体を
ブロック体の同様に直立した面で挟圧する構成が知られ
る。また、実開昭55−149686号公報では、上端
縁が面取りされた断面蒲鉾状の弾性シール体の外表面に
環状のV字溝を形成し、このシール体を継手本体に形成
した円錐状の接面により挟圧してなる継手が開示されて
いる。このようなシール体を用いた継手においてはシー
ル体の芯方向への膨出量がかなり大きいため、一つのサ
イズの継手に対して適用可能なケーブルの径の範囲がか
なり広く、非常に実用的であるという利点を有する。
ば実公昭56−52442号公報に開示されるように、
直立した端面を有する断面鈍角V字状の弾性シール体を
ブロック体の同様に直立した面で挟圧する構成が知られ
る。また、実開昭55−149686号公報では、上端
縁が面取りされた断面蒲鉾状の弾性シール体の外表面に
環状のV字溝を形成し、このシール体を継手本体に形成
した円錐状の接面により挟圧してなる継手が開示されて
いる。このようなシール体を用いた継手においてはシー
ル体の芯方向への膨出量がかなり大きいため、一つのサ
イズの継手に対して適用可能なケーブルの径の範囲がか
なり広く、非常に実用的であるという利点を有する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら一方、このような継手においては、シール
体の弾性という性質上、締付ナットの強い締め付けに従
ってあるいはケーブルの軸方向の強い引っ張りにより、
シール体がズレあるいは歪んでケーブルとの間の隙間を
形成しケーブルを充分に密封保持することができないと
いう欠点を有している。
体の弾性という性質上、締付ナットの強い締め付けに従
ってあるいはケーブルの軸方向の強い引っ張りにより、
シール体がズレあるいは歪んでケーブルとの間の隙間を
形成しケーブルを充分に密封保持することができないと
いう欠点を有している。
本考案はかかる欠点に鑑みてなされたもので、簡単な構
成によりズレや歪がなく且つ充分な密封保持の可能な継
手を提供することを目的とする。
成によりズレや歪がなく且つ充分な密封保持の可能な継
手を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] このため、本考案による継手は、継手本体と螺号する締
付ナット内にスリーブを配置し、継手本体の一端面およ
びこれと対峙するスリーブの内端面との間に幅広の筒状
体であって外周面に環状のV字溝を両側面に内周方向に
向かって漸次縮径したテーパ面およびこのテーパ面の外
周側で面取りされた肩部を有する弾性シール体を配し、
このシール体を前記一端面および内端面により挟圧して
芯方向に膨出させることによりシール体を挿通するケー
ブルを密封保持するようにした継手において、前記継手
本体の一端面およびスリーブの内端面は前記シール体の
テーパ面に対して鋭角をなし半径方向に直立した平面
と、前記肩部を押圧する押え面を有し、この押え面がシ
ール体の肩部を芯方向に押圧し、および前記直立した平
面が前記テーパ面をめくって密着し、これによりシール
体の中央部を内周に膨出させるようにシール体に作用す
ることを特徴とする。
付ナット内にスリーブを配置し、継手本体の一端面およ
びこれと対峙するスリーブの内端面との間に幅広の筒状
体であって外周面に環状のV字溝を両側面に内周方向に
向かって漸次縮径したテーパ面およびこのテーパ面の外
周側で面取りされた肩部を有する弾性シール体を配し、
このシール体を前記一端面および内端面により挟圧して
芯方向に膨出させることによりシール体を挿通するケー
ブルを密封保持するようにした継手において、前記継手
本体の一端面およびスリーブの内端面は前記シール体の
テーパ面に対して鋭角をなし半径方向に直立した平面
と、前記肩部を押圧する押え面を有し、この押え面がシ
ール体の肩部を芯方向に押圧し、および前記直立した平
面が前記テーパ面をめくって密着し、これによりシール
体の中央部を内周に膨出させるようにシール体に作用す
ることを特徴とする。
[作用] このような手段により、締付ナットを継手本体に締め付
けることにより、継手本体およびスリーブのそれぞれの
端面の押え面が弾性シールの肩部を下方に向けて押圧
し、これと同時にこれら端面の平面がシール体のテーパ
面と密着するようにシール体をめくるような形で挟圧す
る。この結果、これら端面とシール体のテーパ面との傾
斜の方向によりシール体はその中央部を芯方向即ち内周
方向に大きく膨出させ、シール体を挿通するケーブルを
密封保持する。
けることにより、継手本体およびスリーブのそれぞれの
端面の押え面が弾性シールの肩部を下方に向けて押圧
し、これと同時にこれら端面の平面がシール体のテーパ
面と密着するようにシール体をめくるような形で挟圧す
る。この結果、これら端面とシール体のテーパ面との傾
斜の方向によりシール体はその中央部を芯方向即ち内周
方向に大きく膨出させ、シール体を挿通するケーブルを
密封保持する。
[実施例] 以下、図面を参照として本考案の一実施例を説明する。
本考案による継手1は、継手本体2、締付ナット3、ス
リーブ4およびシール体5を有する。
リーブ4およびシール体5を有する。
締付ナット3は袋状体よりなり、接続しようとするケー
ブルを挿通可能にケーブルの外径よりも僅かに大きい径
の開口を形成する端壁部6と、この開口より連続してほ
ぼ半径方向外方に直立した段部7を形成するケーブルの
外径より大きな内径を有するフランジ部8とにより構成
されている。フランジ部8は、その内周面に継手本体と
螺合する雌ネジが設けられ、外周部にはナットの手締め
用の締付部20が形成されている。締付ナット3内には
ケーブルを挿通可能な内周面を有する鍔付きのスリーブ
4が前記開口内に遊嵌して配置されている。スリーブ4
の鍔部は、締付ナット3の段部7の面に沿ってそれと接
触するように半径方向外方に広がっている。スリーブ4
の内端面は半径方向の環状の平面9と、この平面の外周
縁で軸方向に突出して形成された断面略三角形状の突起
の下面によって構成される環状の上向きに傾斜した押え
面10を有する。
ブルを挿通可能にケーブルの外径よりも僅かに大きい径
の開口を形成する端壁部6と、この開口より連続してほ
ぼ半径方向外方に直立した段部7を形成するケーブルの
外径より大きな内径を有するフランジ部8とにより構成
されている。フランジ部8は、その内周面に継手本体と
螺合する雌ネジが設けられ、外周部にはナットの手締め
用の締付部20が形成されている。締付ナット3内には
ケーブルを挿通可能な内周面を有する鍔付きのスリーブ
4が前記開口内に遊嵌して配置されている。スリーブ4
の鍔部は、締付ナット3の段部7の面に沿ってそれと接
触するように半径方向外方に広がっている。スリーブ4
の内端面は半径方向の環状の平面9と、この平面の外周
縁で軸方向に突出して形成された断面略三角形状の突起
の下面によって構成される環状の上向きに傾斜した押え
面10を有する。
一方、継手本体2は、締付ナット3の雌ネジと螺合する
雄ネジを外周に有する螺合部11と、他の固定構造体と
螺合する雄ネジを外周に有する一体の中空体であり、そ
の外表面にはナット状の締付部が形成される。螺合部1
1の端面はスリーブ4の内端面と対峙して位置し、スリ
ーブの内端面とは左右対象のほぼ同じ形状をなしてお
り、即ち、軸線に対してほぼ直立した平面13と、この
平面の外周縁で軸方向に突出して形成された下向きに傾
斜した環状の押え面14とを有する。
雄ネジを外周に有する螺合部11と、他の固定構造体と
螺合する雄ネジを外周に有する一体の中空体であり、そ
の外表面にはナット状の締付部が形成される。螺合部1
1の端面はスリーブ4の内端面と対峙して位置し、スリ
ーブの内端面とは左右対象のほぼ同じ形状をなしてお
り、即ち、軸線に対してほぼ直立した平面13と、この
平面の外周縁で軸方向に突出して形成された下向きに傾
斜した環状の押え面14とを有する。
シール体5は、ゴム等の弾性体により作製された幅広の
筒状体であり、接続しようとするケーブルの外径よりも
僅かに大きい内径を有する円筒の内周面と、締付ナット
のフランジ部8の内径よりも僅かに小さい外径を有し且
つ環状のV字溝15を有する外周面を有する。シール体
5の両側面は内周方向に向かって漸次縮径したテーパ面
16を有し、テーパ面16は継手本体2の端面の平面1
3およびスリーブ4の端面の平面9に対して鋭角を形成
する。
筒状体であり、接続しようとするケーブルの外径よりも
僅かに大きい内径を有する円筒の内周面と、締付ナット
のフランジ部8の内径よりも僅かに小さい外径を有し且
つ環状のV字溝15を有する外周面を有する。シール体
5の両側面は内周方向に向かって漸次縮径したテーパ面
16を有し、テーパ面16は継手本体2の端面の平面1
3およびスリーブ4の端面の平面9に対して鋭角を形成
する。
このような構成において、接続すべきケーブル(図示な
し)の一端は締付ナット3および弾性シール体5を挿通
して予め継手内に配置されている。締付ナット3を継手
本体2に締め付けることにより継手本体2およびスリー
ブ4の押え面10、14がシール体16の肩部を芯方向
(内周方向)に向けて斜め下方に押圧し、また、平面9
および平面13がシール体5を軸方向に挟圧する。この
力は、テーパ面16が平面9、13に対して鋭角に傾斜
しているため、テーパ面をめくるような形で且つV字溝
15を潰すような形で働き、結果的に、シール体5の中
央部が内周方向に膨出するように作用する。この膨出に
よりシール体5がケーブルの外周面に圧接してケーブル
を水密的に保持する。
し)の一端は締付ナット3および弾性シール体5を挿通
して予め継手内に配置されている。締付ナット3を継手
本体2に締め付けることにより継手本体2およびスリー
ブ4の押え面10、14がシール体16の肩部を芯方向
(内周方向)に向けて斜め下方に押圧し、また、平面9
および平面13がシール体5を軸方向に挟圧する。この
力は、テーパ面16が平面9、13に対して鋭角に傾斜
しているため、テーパ面をめくるような形で且つV字溝
15を潰すような形で働き、結果的に、シール体5の中
央部が内周方向に膨出するように作用する。この膨出に
よりシール体5がケーブルの外周面に圧接してケーブル
を水密的に保持する。
尚、締付時においてシール体5のテーパ面16および肩
部はシール体の弾性変形により継手本体2およびスリー
ブ4の平面9、13および押え面10、14に強く密着
して固定され、更に平面9はシール体の軸方向の動きを
防止するように半径方向に直立した面であるため、ケー
ブルの引っ張り等によるシール体のズレや歪に対して対
抗するように作用し、それらの発生が防止される。
部はシール体の弾性変形により継手本体2およびスリー
ブ4の平面9、13および押え面10、14に強く密着
して固定され、更に平面9はシール体の軸方向の動きを
防止するように半径方向に直立した面であるため、ケー
ブルの引っ張り等によるシール体のズレや歪に対して対
抗するように作用し、それらの発生が防止される。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば極めて簡単な構成により
ケーブルをシール体のズレを生じることなく保持するこ
とができ、、しかも一つのサイズの継手により幅広い管
径のケーブルの接続のためにに適用できる。
ケーブルをシール体のズレを生じることなく保持するこ
とができ、、しかも一つのサイズの継手により幅広い管
径のケーブルの接続のためにに適用できる。
図は本考案による継手の一例を示す一部断面側面図であ
る。 1…継手、2…継手本体、 3…締付ナット、4…スリーブ、 5…シール体、9、13…平面、 10、14…押え面、15…V字溝、 16…テーパ面。
る。 1…継手、2…継手本体、 3…締付ナット、4…スリーブ、 5…シール体、9、13…平面、 10、14…押え面、15…V字溝、 16…テーパ面。
Claims (1)
- 【請求項1】継手本体と螺号する締付ナット内にスリー
ブを配置し、継手本体の一端面およびこれと対峙するス
リーブの内端面との間に幅広の筒状体であって外周面に
環状のV字溝を両側面に内周方向に向かって漸次縮径し
たテーパ面およびこのテーパ面の外周側で面取りされた
肩部を有する弾性シール体を配し、このシール体を前記
一端面および内端面により挟圧して芯方向に膨出させる
ことによりシール体を挿通するケーブルを密封保持する
ようにした継手において、前記継手本体の一端面および
スリーブの内端面は前記シール体のテーパ面に対して鋭
角をなし半径方向に直立した平面と、前記肩部を押圧す
る押え面を有し、この押え面がシール体の肩部を芯方向
に押圧し、および前記直立した平面が前記テーパ面をめ
くって密着し、これによりシール体の中央部を内周に膨
出させるようにシール体に作用することを特徴とするケ
ーブル用継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988105047U JPH0615471Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | ケーブル用継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988105047U JPH0615471Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | ケーブル用継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0230229U JPH0230229U (ja) | 1990-02-26 |
JPH0615471Y2 true JPH0615471Y2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=31337315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988105047U Expired - Lifetime JPH0615471Y2 (ja) | 1988-08-09 | 1988-08-09 | ケーブル用継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0615471Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK200600212U3 (da) * | 2006-08-18 | 2006-10-13 | Johannsen Olaf Aps | Pakning |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5821296U (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-09 | 末永 昇 | 手拭き入れ袋兼用灰受袋 |
-
1988
- 1988-08-09 JP JP1988105047U patent/JPH0615471Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0230229U (ja) | 1990-02-26 |
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