JPS5851446Y2 - ねじの緩み防止構造 - Google Patents

ねじの緩み防止構造

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Publication number
JPS5851446Y2
JPS5851446Y2 JP1977100865U JP10086577U JPS5851446Y2 JP S5851446 Y2 JPS5851446 Y2 JP S5851446Y2 JP 1977100865 U JP1977100865 U JP 1977100865U JP 10086577 U JP10086577 U JP 10086577U JP S5851446 Y2 JPS5851446 Y2 JP S5851446Y2
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JP
Japan
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screw
loosening
nut
protrusion
synthetic resin
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Expired
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JP1977100865U
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JPS5429264U (ja
Inventor
善秋 石田
Original Assignee
株式会社小糸製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、合成樹脂からなる部品をねじ止めする場合に
おけるねじの緩みを防止する構造に関するものである。
部品を取付けるねじの緩みを防止する手段として、ねじ
頭またはナツトの締付面と部品との間にばね座金を設け
る方法が最も一般的であるが、振動の大きい装置におい
ては、ねじが振動によって次第に緩んでいって事故に至
る場合があり、ねじの緩みを確実に防止する手段として
、たとえば第1図に示すような座付ナツト1を用いる場
合がある。
同図においてナツト1およびボルト2は部品3.4,5
を挟んで締付けており、座付ナツト1の締付面には第2
図に示すようにエツジ1aが放射状に形成されていて、
締付けを終えたのちの緩みを防止している。
このような緩み止めをボルトの締付面に設けた座付ボル
トも用いられるが、通常のボルトおよびナツトよりも高
価であるので、その分だけ製品が高価になる欠点があっ
た。
一方、従来から金属板によって形成されてきた種々の部
材が、コストの低減および装置の軽量化等の目的のため
に、その強度の許す範囲内において合成樹脂からなる部
材に代替されるようになってきた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
合成樹脂からなる部品における取付ねじの座面に工夫を
施すことによって、一般のねじおよびナツトを用いても
その緩みを確実に防止することができるねじの緩み防止
構造を提供するものである。
以下、図示の実施例によって本考案を説明する。
第3図において、ねじ2は部品4,5および合成樹脂部
材6をそれぞれ貫通してその端部には通常のナツト7が
螺合されており、ナツト7の締付面が圧接される合成樹
脂部材6の座面上には、たとえば第4図に示すようなリ
ング状の突条6aが一体に突設されている。
このように構成された装置においてナツト7を締付ける
と、その締付面が突状6a座面上にを押圧しこれを圧縮
して適宜変形させる。
上記変形Oためにナツト7の締付は量は、通常の座面に
対する場合よりも大きくなって緩み難く、かつ、ナツト
7の締付面と突条6aとは線接触であるのでナツト7に
対する摩擦抵抗も大きく、ナツト7は、従来の座付ナツ
トと同様に緩みが防止される。
なお、ナツト7を用いないでねじ2を不動部材に螺合す
ることによって部品の締付けを行う場合には、ねじ2の
頭部の締付面を合成樹脂部材6の突条6aに圧接させれ
ば、同様の緩み止めが行われる。
また、合成樹脂部材6の座面に設けられる突条6aは、
上記のリング状に限らず、たとえば第5図および第6図
に示すようにねじ孔8の周りに設けられた放射状の突条
6bを用いてもよく、さらに第7図に示すような格子状
の突条6c等を用いてもよいので、要は合成樹脂部材6
の座面上に、そのねじ孔8の周縁部分に均一に分布する
ようにして、一体に突設された突条であればよいことは
容易に理解されよう。
第8図は本案の緩み防止構造をよとえば自動車のライト
に適用したものであって、レンズ9を有するガラス板1
0には複数個の植込ボルト11が埋設されており、合成
樹脂からなる灯体12の取付孔13の座面には前述した
ねじ緩み止め用の突条12aが灯体12と一体的に形成
されている。
灯体12をガラス板10と合わせたのち、通常のナツト
7を締付ければ前述した作用によってナツト7の緩みは
防止される。
なお灯体12の裏面にパツキン14が貼付されていて防
水をされてはいるが、ナツト7の締付面と上記突条12
aとの密着作用によって防水効果をさらに高めることが
できる。
以上説明したように本考案によれば、締付用のナツトま
たはねじ頭部の締付面が圧接される合成樹脂部材の座面
上に、そのねじ孔の周縁部分に均一に分布するようにし
て、突条を一体的に突設することによって、通常のナツ
トおよびねじを用いてもその緩みの防止が完全に行われ
るので従来の座付きナツトおよびねじが不要となって装
置の低廉化に寄与することができる。
また、本考案によれば、合成樹脂部材の座面上から突設
した突条を圧縮変形させることによりねじ緩み防止を達
成しているため、このねじ締付けによる被締結部材側へ
の悪影響は生ぜず、その強度を適切な状態にて維持し得
るといった利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のねじの緩み防止構造を示す正補図、第2
図は座付ナツトの底面図、第3図は本考案の一実施例を
示すねじの緩み防止構造の正面図、第4図は座面に設け
られた突条の一例を示す平面図、第5図は突条の別の実
施例を示す側面図、第6図は同上平面図、第7図は突条
のさらに別の実施例を示す平面図、第8図は本緩み防止
構造が適用されたライトの要部断面図である。 2・・・・・・ねじ、T・・・・・・ナツト、6・・・
・・・合成樹脂部材、6a 、 6b 、 6c・・・
・・・突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ナツトまたはねじ頭の締付面が直接圧接されて締付けが
    行なわれる合成樹脂からなる部材の座面上に、そのねじ
    孔の周縁部分に均一に分布するようにして、ねじ緩み止
    め用の突条を一体に突設し、前記ナツトまたはねじの締
    付けによりその締付面と前記合成樹脂からなる部材の座
    面との間でこの突条を圧縮変形させるようにしたことを
    特徴とするねじの緩み防止構造。
JP1977100865U 1977-07-29 1977-07-29 ねじの緩み防止構造 Expired JPS5851446Y2 (ja)

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JP1977100865U JPS5851446Y2 (ja) 1977-07-29 1977-07-29 ねじの緩み防止構造

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Publication Number Publication Date
JPS5429264U JPS5429264U (ja) 1979-02-26
JPS5851446Y2 true JPS5851446Y2 (ja) 1983-11-24

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ID=29038967

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5506449B2 (ja) * 2010-02-24 2014-05-28 スタンレー電気株式会社 車両用灯具
JP5580281B2 (ja) * 2011-12-08 2014-08-27 本田技研工業株式会社 ナットの取り付け構造
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JPS4833966U (ja) * 1971-08-30 1973-04-24
JPS5152157U (ja) * 1974-10-18 1976-04-20

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JPS5429264U (ja) 1979-02-26

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