JPS6231409Y2 - - Google Patents

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JPS6231409Y2
JPS6231409Y2 JP1982161530U JP16153082U JPS6231409Y2 JP S6231409 Y2 JPS6231409 Y2 JP S6231409Y2 JP 1982161530 U JP1982161530 U JP 1982161530U JP 16153082 U JP16153082 U JP 16153082U JP S6231409 Y2 JPS6231409 Y2 JP S6231409Y2
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JP
Japan
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cap
thread
frictional resistance
screw
cap body
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JP1982161530U
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JPS5966751U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、螺子キヤツプ関するものであつて、
容器の口筒に組付けられる螺子キヤツプが自然に
ゆるんでしまうことのないようにすることを目的
とする。
容器の口筒に螺合組付けされる螺子キヤツプは
特に合成樹脂で成形されているような場合、材料
の疲労或いは振動等により螺子結合の動作原理で
ゆるんでしまうことがみられた。
この現象を防ぐには、上記螺子キヤツプの開方
向への力に相当する摩擦抵抗力を、螺子キヤツプ
と口筒の両螺条間に介在せしめればよい。
容器の口筒と螺子キヤツプとの間に、開方向に
対する回転動作に対して摩擦抵抗力を生じさせる
従来技術として、実開昭55−121056号公報があ
る。この実開昭55−121056号公報に開示された技
術は、合成樹脂製の螺子キヤツプ本体の下端から
可撓性のあるスカート状部を一体に垂下設し、キ
ヤツプを容器体の口頸部に螺合させる際には、こ
のスカート丈部を折り返してキヤツプの雌ねじを
覆う形態とし、そのまま強引にキヤツプを口頸部
に螺合させることによつて、口頸部の雄ねじでス
カート状部を雌ねじとの間で弾性変形させ、この
スカート状部の弾力によりキヤツプと口頸部との
間に摩擦抵抗力を発生させるようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記した従来技術は、確かにキヤツプと容器体
との間の回動に対する摩擦抵抗力を増大させるこ
とができ、これによつてキヤツプのみだりなゆる
みの発生を阻止することができるのであるが、雌
ねじと雄ねじとが螺合した際におけるスカート状
部の変形量が大きく、このため変形したスカート
状部が永久変形することになつて適正な摩擦抵抗
力を得ることができず、反復使用がほとんど不可
能であり、またスカート状部がキヤツプ本体と同
一材料でなければならないので、スカート状部と
して適正な弾性材料を使用することができず、こ
のため発揮される摩擦抵抗力を適正に設定するこ
とができず、さらに当初においてスカート状部は
雌ねじを覆う状態となつているので、雌ねじに対
する雄ねじの螺合を達成するのが困難であり、こ
のためキヤツプの容器体への螺合組付けに際して
かなり強引な操作力を必要とするため、時として
機械的に決して強くはないキヤツプに不正変形を
生じさせる恐れがある。
この上記した従来技術における問題点は、キヤ
ツプと容体との間に良好な摩擦抵抗力を発生させ
るために適正な弾力の要求されるスカート状部
を、弾材として決して優れてはいないキヤツプと
同一材料で成形しなければならないこと、雌ねじ
に対するスカート状部の組付け状態が特定されて
しまうので、このスカート状部の変形量を自由に
設定することができないことがその原因となつて
いる。
本考案は、上記した従来例における問題点、下
都合を解消すべく考案されたもので、キヤツプと
容体との間に適正な摩擦抵抗力を発生させる部材
として良好な弾力を発揮する部材を自由に選択使
用することができること、そして適正な摩擦抵抗
力を発生させるための弾性変形量を任意に設定す
ることができることをその技術的課題とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の手段は、合成樹脂製有頂円筒形状の螺
子キヤツプ本体の螺溝内に、容器口筒の螺条への
当接によつて弾性変形する薄板状の弾材を配した
ことにある。
〔作 用〕
弾材4は螺溝2内に配置固定されているので、
螺溝2自体は、弾材4を取付けたことにより、そ
の溝の深さが減少することにはなるが、溝の形態
をそのまま維持しており、このため螺溝2に対す
る螺条8の螺合のし易さは、弾材4を組付ける以
前と全く同じとなつている。
螺溝2に螺条8が螺合すると、螺条8の外周端
に弾材4が弾接して、この螺条8によつて外方に
押圧されて弾性変形し、この弾性変形に伴う弾力
でキヤツプ本体1および口筒7に弾接することに
なる。
この弾材4のキヤツプ本体1および口筒7への
弾接により、キヤツプ本体1と口筒7との間の摩
擦抵抗は、弾材4が発揮する弾力に比例して増大
し、この増大した摩擦抵抗力により口筒7に対す
るキヤツプ本体1のみだりな螺合のゆるみを防止
することができる。
所で、螺条8からの押圧力による弾材4の弾性
変形は、螺溝2内に配置された弾材4の両側端
が、この螺溝2の両側に配置する螺条3の側面で
支えられて発生するものであるので、弾材4の幅
を隣り合つた螺条3の幅に適合させて設定するこ
とにより、螺溝2内における弾材4の組付き深さ
位置を自由に設定することができ、この弾材4の
螺溝2に対する組付き深さ位置を調整設定するこ
とによつて、螺合した際の螺条8による弾性4の
弾性変形量、すなわち得られる摩擦抵抗力を最適
値に設定する。
また、弾材4の弾性変形量は、所望する摩擦抵
抗力を得ることができる程度であれば良いので、
当然のこととして弾材4の弾性変形範囲内の値と
することができ、このため弾材4に弾性変形疲労
による永久変形を生じることがなく、長期間にわ
たつて一定のかつ安定した摩擦抵抗力を得ること
ができる。
さらに、弾材4は、キヤツプ本体1とは全くの
別体物であるので、摩擦抵抗力発生のために最適
と思われる弾性材料を自由に選択して使用するこ
とができる。
〔実施例〕
弾材4の形態としては種々考えられるが、第2
図図示実施例の場合、薄い弾性金属製の筒体5
に、上下両端部を除いてキヤツプ本体1の螺条3
に対応する螺旋状の窓孔6を穿設し、この窓孔6
によつて形成される残部を弾材4とし、筒体5を
キヤツプ本体1内に嵌め込んで弾性4部分を螺溝
2内に嵌め込むと共に、窓孔6内に螺条3を嵌め
込んでキヤツプ本体1への組付けが達成される構
成となつている。
第3図に示した弾材4の第2の実施例は、第3
図a,bに示すように、筒体5の窓孔6を分断さ
れた各螺条3部分に対応して穿設した形態となつ
ており、この場合、筒体5のキヤツプ本体1への
組付けが簡単でかつ安定したものとすることがで
きる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、本考案は、キ
ヤツプ本体と口筒との間に最適な摩擦抵抗力を発
生させることができるので、口筒に対するキヤツ
プ本体の螺合の自然なゆるみを確実に防止するこ
とができると共に、この最適な摩擦抵抗力を長期
間にわたつて安定して発揮させることができ、さ
らにキヤツプ本体と口筒との間に発生する摩擦抵
抗力の大きさを、必要に応じて自由に変更設定す
ることができ、また、弾材の構造およびキヤツプ
本体への組付けが簡単であると共に単独品である
ので、製造が簡単で概製のキヤツプに対して簡単
に実施することができる等多くの優れた効果を発
揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図であ
る。第2図は筒体の正面図である。第3図は他の
実施例を示すものにして、aはキヤツプ本体の横
断面図、bは同じく縦断面図、cはこの実施例に
おける筒体の正面図である。 符号の説明、1……螺子キヤツプ本体、2……
螺溝、3……螺条、4……弾材、5……筒体、6
……窓孔、7……口筒、8……螺条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製有頂円筒形状の螺子キヤツプ本体の
    螺溝内に、容器口筒の螺条への当接によつて弾性
    変形する薄板状の弾材を配して成る螺子キヤツ
    プ。
JP16153082U 1982-10-25 1982-10-25 螺子キヤツプ Granted JPS5966751U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16153082U JPS5966751U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 螺子キヤツプ

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JP16153082U JPS5966751U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 螺子キヤツプ

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JPS5966751U JPS5966751U (ja) 1984-05-04
JPS6231409Y2 true JPS6231409Y2 (ja) 1987-08-12

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JP16153082U Granted JPS5966751U (ja) 1982-10-25 1982-10-25 螺子キヤツプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5035683B2 (ja) * 2007-11-30 2012-09-26 株式会社吉野工業所 キャップ付き容器の螺合構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826906Y2 (ja) * 1979-02-17 1983-06-10 株式会社吉野工業所 キヤツプの弛み止め機構

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Publication number Publication date
JPS5966751U (ja) 1984-05-04

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