JPH09317848A - ロックアップ装置付きトルクコンバータ - Google Patents

ロックアップ装置付きトルクコンバータ

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JPH09317848A
JPH09317848A JP8135518A JP13551896A JPH09317848A JP H09317848 A JPH09317848 A JP H09317848A JP 8135518 A JP8135518 A JP 8135518A JP 13551896 A JP13551896 A JP 13551896A JP H09317848 A JPH09317848 A JP H09317848A
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torque converter
drum
front cover
lockup device
piston member
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亨 川口
Takao Fukunaga
孝男 福永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルクコンバータにおけるロックアップ装置
の動作を確実にする。 【解決手段】 トルクコンバータ1において、ロックア
ップクラッチ9は、フロントカバー3とタービン5とを
断続可能に連結するためのクラッチ部23と、フロント
カバー3との間に密封された圧力室Bを形成し圧力室B
の油圧変化に応じてクラッチ部23を断続させるピスト
ン部材21とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトルクコンバータ、
特に、ロックアップ装置を有するトルクコンバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トルクコンバータは、流体によ
り動力を伝達するために加速及び減速をスムーズに行う
ことができる。しかし、液体の滑りによりエネルギーロ
スが生じ、燃費が悪くなる。そこで従来のトルクコンバ
ータには、入力側のフロントカバーと出力側のタービン
とを機械的に接続するロックアップ装置が取り付けられ
たものがある。ロックアップ装置は、タービンとフロン
トカバーとの間の空間に配置されている。ロックアップ
装置は、主に、フロントカバーに圧接可能な円板状ピス
トン部材と、タービンの背面側に取り付けられたドリブ
ンプレートと、ピストンとドリブンプレートとを回転方
向に連結するコイルスプリングとから構成されている。
ピストンには、フロントカバーの平坦な摩擦面に対向す
る位置に円環状の摩擦材が接着されている。
【0003】前記従来のロックアップ装置では、ピスト
ン部材の作動はトルクコンバータ本体内を流れる作動油
により制御されている。具体的には、ロックアップ連結
解除時にピストン部材とフロントカバーとの間を内周側
から半径方向外側に流れる作動油は、外周部側において
トルクコンバータ本体内に流れ込む。ロックアップ連結
時には、フロントカバーとピストンとの間の作動油が内
周側からドレンされ、ピストンがフロントカバー側に押
し付けられる。この結果、フロントカバーのトルクがピ
ストンやコイルスプリングを介してタービン側に直接伝
達される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
前記従来のロックアップ装置でピストン部材はトルクコ
ンバータ本体内を流れる作動油により制御されているた
め、作動油の流れの乱れにより、ロックアップ動作また
はロックアップ解除動作を確実に行うことができない。
また、たとえ動作が行えたとしてもレスポンスが遅いと
いう欠点がある。さらに、前記従来のロックアップ装置
では、フロントカバーの摩擦面とピストン部材側の湿式
摩擦フェーシングとの間に作動油を流せないため、摩擦
フェーシングの充分な冷却を行うことができず、湿式摩
擦フェーシングの寿命が短くなる。
【0005】また、従来よりロックアップ装置において
は、摩擦面が1面だけでは充分なトルク伝達を行えない
ため、複数の摩擦板により複数の摩擦面を確保する多板
クラッチが用いられている。しかし、従来のロックアッ
プ装置における多板クラッチでは、ロックアップ解除時
に各摩擦板が移動しドラグトルクが生じやすい。本発明
の目的は、トルクコンバータにおけるロックアップ装置
の動作を確実にすることにある。
【0006】本発明の他の目的は、トルクコンバータの
ロックアップ装置の摩擦連結部分を充分に冷却して寿命
を長くすることにある。本発明のさらに他の目的は、ト
ルクコンバータのロックアップ装置においてトルク伝達
容量を充分に確保しつつドラグトルクを抑えることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のロック
アップ装置付きトルクコンバータは、板金製フロントカ
バーと、トルクコンバータ本体と、ロックアップ装置と
を備えている。板金製フロントカバーは、エンジン側に
連結される。トルクコンバータ本体は、フロントカバー
に固定されフロントカバーとともに作動油室を形成する
板金製インペラシェルを有するインペラと、作動油室内
でインペラに対向して配置されトランスミッション側に
連結されるタービンと、インペラ内周部とタービン内周
部との間に配置されたステータとを有している。ロック
アップ装置は、フロントカバーとタービンとを断続可能
に連結するためのクラッチ部と、フロントカバーとの間
に密封された圧力室を形成し圧力室の油圧変化に応じて
クラッチ部を断続させるピストン部材とを有している。
【0008】このトルクコンバータでは、圧力室の油圧
変化によりロックアップ装置のピストン部材が移動し、
クラッチ部を断続する。ロックアップ装置の圧力室がト
ルクコンバータ本体内を循環する作動油と独立して設け
られているため、ピストン部材の作動が確実になる。請
求項2に記載のロックアップ装置付きトルクコンバータ
では、ピストン部材はフロントカバーに近接して配置さ
れた板金製円板プレートである。そのためピストン部材
の製造が容易になりコストを低くできる。
【0009】請求項3に記載のトルクコンバータでは、
ピストン部材はフロントカバーと一体回転するように構
成されている。そのため、ピストン部材はフロントカバ
ーと一体回転して入力側の部材として機能する。請求項
4に記載のトルクコンバータでは、圧力室と他の部分と
の間をシールする複数のシール部材をさらに備えてい
る。複数のシール部材により圧力室がシールされ、ピス
トン部材の作動がより確実になる。
【0010】請求項5に記載のトルクコンバータでは、
複数のシール部材は、フロントカバーとピストン部材と
の間に配置され圧力室の外周部をシールする第1環状シ
ールを含んでいる。請求項6に記載のトルクコンバータ
では、フロントカバーは円筒壁を有しており、第1環状
シールは円筒壁内周面とピストン部材との間に配置され
ている。そのため、圧力室の外周部は確実にシールされ
ている。
【0011】請求項7に記載のトルクコンバータでは、
円筒壁はフロントカバーの半径方向でクラッチ部の内周
近傍に形成されている。請求項8に記載のトルクコンバ
ータでは、トランスミッション側に突出する第1円筒部
を有し、フロントカバー中心に固定されたセンターボス
をさらに備えている。複数のシール部材は、ピストン部
材の内周部と第1円筒部の外周面との間をシールする第
2環状シールをさらに含んでいる。そのため、圧力室の
内周部分が確実にシールされている。
【0012】請求項9に記載のトルクコンバータでは、
タービンは第1円筒部の内周側に延びる第2円筒部を有
するタービンハブを有している。請求項10に記載のト
ルクコンバータでは、第1円筒部には圧力室に開口する
第1ポートが形成されている。この第1ポートを介して
圧力室に作動油が供給または排出され得る。
【0013】請求項11に記載のトルクコンバータで
は、センターボスとタービンハブとの間には、タービン
とピストン部材との間の空間に開口する第2ポートが形
成されている。この第2ポートからタービンとピストン
部材との間の空間に作動油が供給される。請求項12に
記載のトルクコンバータでは、第1円筒部の内周面と第
2円筒部の外周面との間で第1ポートと第2ポートとを
シールする第3環状シール部材をさらに備えている。こ
れにより、圧力室に用いられる作動油とトルクコンバー
タ本体内を循環する作動油が確実に分けられている。
【0014】請求項13に記載のトルクコンバータで
は、クラッチ部には、トルクコンバータ本体内を循環す
る作動油が通過している。そのため、クラッチ部が確実
に冷却される。クラッチ部に作動油が通過可能になって
いるのは、圧力室をトルクコンバータの他の部分から独
立して設けピストン部材の作動を確実にしたからであ
る。
【0015】請求項14に記載のトルクコンバータで
は、第2ポートからタービンとピストン部材との間の空
間に流入する作動油は、ロックアップ装置の動作状態に
かかわらず常に、クラッチ部を通ってトルクコンバータ
本体内に流入している。そのため、クラッチ部の各摩擦
板が確実に冷却される。クラッチ部に作動油が通過可能
になっているのは、圧力室をトルクコンバータの他の部
分から独立して設けピストン部材の作動を確実にしたか
らである。
【0016】請求項15に記載のトルクコンバータで
は、第2ポートはトルクコンバータ本体内を循環する作
動油の唯一の入口である。そのため、トルクコンバータ
本体内を循環する全ての作動油は第2ポートから入って
クラッチ部を通過する。その結果、クラッチ部が十分に
冷却される。請求項16に記載のトルクコンバータで
は、ピストン部材において第1環状シールより外周側に
は排出孔が形成されている。この排出孔を通って作動油
がピストン部材とタービンとの間の空間に流れ込むた
め、その空間に磨耗粉の酸化物など(コンタミネーショ
ン)が溜まりにくい。
【0017】請求項17に記載のトルクコンバータで
は、クラッチ部は、半径方向に連通する溝が表面に形成
された環状摩擦板を有している。作動油は、環状摩擦板
の溝を半径方向に通過する。これにより、環状摩擦板が
充分に冷却される。請求項18に記載のトルクコンバー
タでは、クラッチ部は、フロントカバーに固定された第
1ドラムと、第1ドラムの内周側に同心に配置され、タ
ービンに固定された第2ドラムと、第1及び第2ドラム
間に配置された環状摩擦板とを含んでいる。第1ドラム
と第2ドラムと環状摩擦板によりクラッチ部が構成され
ているため、環状の摩擦板の枚数を容易に変更可能であ
る。また、クラッチ部の多板化が容易である。
【0018】請求項19に記載のトルクコンバータで
は、第2ドラムには半径方向に貫通する孔が形成されて
いる。第2ドラムの内周側から供給された作動油が第2
ドラムに形成された孔を通過して環状摩擦板側に流れ
る。請求項20に記載のトルクコンバータでは、フロン
トカバーは外周側にトランスミッション側に延びる円筒
壁を有しており、第1ドラムは円筒壁内周に嵌められて
いる。すなわち、第1ドラムがフロントカバーに支持さ
れ、外周側への広がりが防止されている。
【0019】請求項21に記載のトルクコンバータで
は、第1ドラムはフロントカバーに固定される環状円板
部を有している。そのため、第1ドラムは環状円板部に
より確実にフロントカバーに固定されている。請求項2
2に記載のトルクコンバータでは、第1ドラムは内周側
に突出する複数の第1歯を有しており、環状摩擦板の少
なくとも1枚は、複数の第1歯に係合する複数の第2歯
を外周部に有するとともに軸方向に連通する連通部を外
周部に有する。この連通部により、作動油は環状摩擦板
の外周部側において軸方向に移動可能である。
【0020】請求項23に記載のトルクコンバータで
は、第1ドラムはフロントカバー側からタービン側に向
かって径が大きくなるテーパ形状である。そのため、第
1ドラム側に到達した作動油は遠心力によりタービン外
周部側に移動しやすい。請求項24に記載のトルクコン
バータでは、クラッチ部は複数の摩擦面を有する多板ク
ラッチである。このため、充分なトルク伝達容量を確保
できる。このように多板化が可能になったのは、圧力室
をトルクコンバータの他の部分から独立して設けること
でピストン部材の作動を確実にし、ドラグトルクを生じ
にくくしたからである。
【0021】請求項25に記載のトルクコンバータで
は、ピストン部材はフロントカバー側の部材と相対回転
不能にかつ軸方向に移動可能に係合する係合部を有して
いる。請求項26に記載のトルクコンバータでは、ピス
トン部材の係合部はピストン部材の外周部に形成され第
1ドラムの第1歯に係合する第3歯である。ピストン部
材の係合部が外周部に形成されているため、ピストン部
材の内周部及び対応する部材に係合部を設ける必要がな
くなる。
【0022】請求項27に記載のトルクコンバータで
は、ピストン部材は、クラッチ部の出力側環状摩擦板に
当接可能な押圧部を外周部に有する。請求項28に記載
のトルクコンバータでは、ピストン部材はクラッチ部を
押圧するための押圧部を有している。クラッチ部は、第
1ドラムに固定され押圧部に軸方向に対向する環状バッ
クアップ部材と、押圧部と環状バックアップ部材との間
に配置され第2ドラムに相対回転自在にかつ軸方向に移
動可能に係合するドリブンプレートとを有している。ピ
ストン部材がバックアップ部材との間にドリブンプレー
トを挟むと、ロックアップ装置が連結状態になる。請求
項29に記載のトルクコンバータでは、ピストン部材は
クラッチ部を押圧するための押圧部を有している。環状
摩擦板は、第1ドラムに固定され押圧部に対向する環状
バックアップ部材と、第1ドラムに相対回転不能にかつ
軸方向に移動自在に係合するドライブプレートと、ドラ
イブプレートと押圧部との間に配置され第2ドラムに相
対回転不能にかつ軸方向に移動自在に係合する第1ドリ
ブンプレートと、ドライブプレートと環状バックアップ
部材との間に配置され第2ドラムに相対回転不能にかつ
軸方向に移動自在に係合する第2ドリブンプレートとを
含んでいる。
【0023】このトルクコンバータでは、ピストン部材
が環状バックアップ部材側に移動すると、その間に第1
ドリブンプレートとドライブプレートと第2ドリブンプ
レートとを挟持する。この結果、ロックアップ装置が連
結状態になる。ここでは、摩擦面が4面得られトルク伝
達容量が大きくなる。請求項30に記載のトルクコンバ
ータでは、環状バックアップ部材はピストン部材側に移
動不能となるように第1ドラムに係合している。そのた
め、ロックアップ連結解除時にドラグトルクが生じにく
い。
【0024】請求項31に記載のトルクコンバータで
は、環状バックアップ部材の外周部には軸方向に貫通す
る貫通部が形成されている。そのため、バックアップ部
材の外周部において作動油が軸方向に移動可能となって
いる。請求項32に記載のトルクコンバータでは、第2
ドラムの孔は第1及び第2ドリブンプレートの内周部間
に形成される空間に連通している。作動油は、第2ドラ
ムの内周側から第2ドラムの孔を通って第1及び第2ド
リブンプレートの内周部間に形成された空間に流入し、
さらにドライブプレートと第1及び第2ドリブンプレー
トとの間を通って半径方向外方に移動する。
【0025】請求項33に記載のトルクコンバータで
は、ピストン部材から環状バックアップ部材に作用する
荷重を受けるために第1ドラムに固定された支持部材を
さらに備えている。支持部材によりバックアップ部材が
確実に支持されている。請求項34に記載のトルクコン
バータでは、支持部材はスナップリングである。
【0026】請求項35に記載のトルクコンバータで
は、支持部材には軸方向に貫通する流体通過部が形成さ
れている。支持部材の流体通過部を作動油が軸方向に移
動可能である。請求項36に記載のトルクコンバータで
は、クラッチ部の出力側はタービンのタービンシェルに
固定されている。そのため、構造が小型で簡単になって
いる。
【0027】請求項37に記載のトルクコンバータで
は、クラッチ部の出力側とタービンとを円周方向に弾性
的に連結するダンパー機構をさらに備えている。クラッ
チ部の出力側とタービンとが円周方向に弾性的に連結さ
れているため、ロックアップ装置の連結時のショックや
捩じり振動が効果的に減衰される。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態が採用
されたトルクコンバータ1を示している。図1におい
て、トルクコンバータ1は、主に、フロントカバー3
と、フロントカバー3と同心に配置された3種の羽根車
(インペラ4,タービン5,ステータ6)からなるトル
クコンバータ本体と、フロントカバー3とタービン5の
軸方向間に配置されたロックアップ装置9とから構成さ
れている。フロントカバー3とインペラ4のインペラシ
ェル4aは外周部が溶接により固定されており、両者で
作動油室を形成している。なお、フロントカバー3とイ
ンペラシェル4aはともに板金製であり、トルクコンバ
ータ1全体が軽量かつ小型化されている。
【0029】フロントカバー3は、エンジン側の入力部
材(図示せず)に連結されている。フロントカバー3の
中心にはセンターボス11(後述)が固定されている。
フロントカバー3の外周部エンジン側面には、複数のナ
ット13が固定されている。フロントカバー3の外周部
には、トランスミッション側に延びる外周円筒部3aが
形成されている。外周円筒部3aの先端はインペラシェ
ル4aに固定されている。フロントカバー3の外周部
(クラッチ部23の内周近傍)には、絞り加工で形成さ
れた半径方向中間円筒部3bが設けられている。
【0030】トルクコンバータ本体内の空間Aでは、イ
ンペラ4、タービン5及びステータ6の順で作動油が循
環している。インペラ4は、インペラシェル4aと、イ
ンペラシェル4aの内側に固定された複数のインペラブ
レード4bとから構成されている。インペラシェル4a
の内周部には、インペラハブ15が固定されている。
【0031】タービン5は、作動油室内でインペラ4に
対向して配置されている。タービン5は、タービンシェ
ル5aと、タービンシェル5aに固定された複数のター
ビンブレード5bとから構成されている。タービンシェ
ル5aの内周部は、タービンハブ17のフランジ17a
に複数のリベット18により固定されている。タービン
ハブ17は、エンジン側に延びる第2円筒部17bを有
している。さらに、タービンハブ17の中心には、トラ
ンスミッション側から延びるメインドライブシャフト
(図示せず)に係合するスプライン孔17cが形成され
ている。
【0032】次に、センターボス11とタービンハブ1
7との係合部分について説明する。センターボス11
は、フロントカバー3の内周端からさらに軸方向トラン
スミッション側に延びる第1円筒部11aを有してい
る。第1円筒部11aの先端はタービンハブ17のフラ
ンジ17a内周部に近接している。第1円筒部11aと
タービンハブ17との軸方向間には、ワッシャ28が配
置されている。ワッシャ28のセンターボス11側に
は、半径方向に貫通する複数の第2ポート溝28aが形
成されている。第1円筒部11aには、半径方向に貫通
する複数の第1ポート孔11bが形成されている。第2
円筒部17bは、第1円筒部11aの内側に嵌まり込ん
でいる。第2円筒部17bにおいて、第1円筒部11a
の第1ポート孔11bに軸方向に対応する位置には半径
方向に貫通する複数の第1ポート孔17dが形成されて
いる。また、第2円筒部17bにおいてワッシャ28の
第2ポート溝28aに軸方向に対応する位置には半径方
向に貫通する複数の第2ポート孔17eが形成されてい
る。第2円筒部17bの外周面において第1ポート孔1
7dと第2ポート孔17eとの軸方向間には第3環状シ
ール27が配置されている。第3環状シール27は第2
円筒部第1円筒部11aに当接して第1ポートと第2ポ
ートとの間をシールしている。
【0033】第1ポート孔17dと第2ポート孔17e
は、それぞれが図示しないメインドライブシャフト内の
別の油路に連絡している。各油路は、図示しない油圧制
御回路に連絡している。ステータ6は、ステータキャリ
ア6aとステータキャリア6aの外周面に固定された複
数のステータブレード6bとから構成されている。ステ
ータキャリア6aは、ワンウェイクラッチ19を介して
図示しない固定シャフトに支持されている。
【0034】ロックアップ装置9は、主に、ピストン部
材21とクラッチ部23とから構成されている。ピスト
ン部材21は、板金製円板形状部材であり、フロントカ
バー3に近接して配置されている。ピストン部材21が
板金製であるため、加工が容易であり製造コストが低
い。ピストン部材21の内周端には、トランスミッショ
ン側に延びる内周筒部21aが形成されている。内周筒
部21aはセンターボス11の第1円筒部11a外周面
及びそこに設けられた第2環状シール26に当接してい
る。ピストン部材21の半径方向中間部はエンジン側に
絞り加工で突出する突出部21bになっている。この突
出部21bにより、ピストン部材21全体の剛性が高く
なっている。さらに、突出部21bの外周部には、第1
環状シール25が固定されている。第1環状シール25
は、フロントカバー3の円筒部3bの内周面3cに摺動
可能に当接している。このようにして、フロントカバー
3とピストン部材21との間には圧力室Bが形成されて
いる。すなわち、圧力室Bの外周部は第1環状シール2
5によりシールされ、その内周部は第2環状シール26
によりシールされている。なお、両シール面はともに軸
方向への摺動のみがあり、相対回転がない。
【0035】以上に述べたように、トルクコンバータ本
体の作動油室全体から独立して他の作動油が流れ込まな
い圧力室Bにより、ピストン部材21の作動が確実にな
っている。たとえば、クラッチ連結解除時にピストン部
材21がバックアッププレート36側に移動することは
ない。その結果、ロックアップ連結解除時のドラグトル
クが抑えられている。ドラグトルクが生じにくいことよ
り、複数の摩擦面を有する多板クラッチを実現しても問
題が生じない。ロックアップ装置9は充分なトルク伝達
容量を確保できる。
【0036】ピストン部材21の外周部は平板な押圧部
21cとなっている。さらに、ピストン部材21の外周
縁には、複数の外周歯21dが形成されている。この外
周歯21dは、クラッチ部23の入力側の部材(後述)
に係合している。さらに、ピストン部材21において第
1環状シール25が固定された部分よりさらに外周側に
は、円周方向に複数の排出孔21eが形成されている。
【0037】クラッチ部23は、図2に示すように、主
に、第1ドラム31と、第2ドラム32と、ドライブプ
レート34と、2枚のドリブンプレート35とから構成
されている。第1ドラム31は板金製の円筒部材であ
り、円筒部には軸方向に延びる複数の内歯31aが形成
されている。第1ドラム31の円筒部はフロントカバー
3の外周円筒部3a内に圧入されている。このように第
1ドラム31の円筒部は外周円筒部3aに支持されてい
るため、第1ドラム31の円筒部は遠心力が作用しても
外周側に広がりにくい。第1ドラム31の円筒部はエン
ジン側からトランスミッション側に向かって径が大きく
なるようにテーパ形状となっている。このテーパ角度θ
は2〜3°が好ましい。第1ドラム31は、エンジン側
端から内周側に延びる円板固定部31bを有している。
円板固定部31bの先端はスポット溶接でフロントカバ
ー3に固定されている。このようにして、第1ドラム3
1のフロントカバー3に対する固定強度が向上してい
る。
【0038】ピストン部材21の外周歯21dは、第1
ドラム31の内歯31aに相対回転不能にかつ軸方向に
移動自在に係合している。第2ドラム32は、第1ドラ
ム31の内周側に同心に配置されている。第2ドラム3
2も板金製の円筒部材である。第2ドラム32の円筒部
は、複数の外歯32aを有している。また、第2ドラム
32の軸方向中間部には半径方向に貫通する複数の孔3
2cが形成されている。さらに、第2ドラム32のトラ
ンスミッション側端には、内周側に延びる円板固定部3
2bが形成されている。円板固定部32bは、タービン
シェル5aにたとえば溶接により固定されている。第2
ドラム32がタービンシェル5aに固定されているた
め、構造が簡単で小型になっている。
【0039】ピストン部材21の押圧部21cに軸方向
に対向して第1ドラム31にバックアッププレート36
が固定されている。バックアッププレート36は、第1
ドラム31の内歯31aに相対回転不能に係合する噛み
合い歯36aを外周部に有している。また、第1ドラム
31の内歯31aにおいてエンジン側は半径方向に短く
切欠かれて段差部31cを形成している。この段差部3
1cにバックアッププレート36の外周部がトランスミ
ッション側から当接している。すなわち、バックアップ
プレート36はエンジン側にすなわちピストン部材21
の押圧部21c側に移動不可能となっている。この結
果、クラッチ連結解除時にドラグトルクが生じにくい。
ドラグトルクが生じにくいことより、複数の摩擦面を有
する多板クラッチを実現しても問題が生じない。この結
果、ロックアップクラッチ9は充分なトルク伝達容量を
確保できる。スナップリング37は第1ドラム31にお
いてバックアッププレート36のトランスミッション側
に固定されている。これにより、バックアッププレート
36はトランスミッション側に移動不可能となってい
る。
【0040】押圧部21cとバックアッププレート36
との間には、2枚のドリブンプレート35と、その間に
配置された1枚のドライブプレート34とが配置されて
いる。2枚のドリブンプレート35は、それぞれ内周側
に噛み合い歯35aを有している。この噛み合い歯35
aは、第2ドラム32の外歯32aに係合している。ド
リブンプレート35の両面には、湿式摩擦フェーシング
39が接着されている。湿式摩擦フェーシング39の表
面には、たとえば図4に示すような半径方向に連通する
溝40が形成されている。ドライブプレート34は、外
周部に第1ドラム31の内歯31aに係合する噛み合い
歯34aを有している。また、図3に示すように、ドラ
イブプレート34の外周部において、噛み合い歯が省略
された歯欠落部34bが複数箇所に形成されている。こ
の歯欠落部34b部分と第1ドラム31との間には軸方
向に連通する大きな隙間が確保されている。これによ
り、ドライブプレート34の外周部を作動油が軸方向に
移動可能となっている。なお、このような歯欠落部は、
ピストン部材21やバックアッププレート36の外周部
に、歯欠落部34bに対応して形成されていてもよい。
また、スナップリング37の外周部には孔や切欠き等の
流体通過部が形成されていてもよい。
【0041】第1ドラム31と第2ドラム32とによ
り、クラッチ部23が構成されているため、多板化が容
易である。また、環状の摩擦板の枚数を容易に変更可能
である。第2ポート溝28aからタービン5とピストン
部材21との間の空間Cに流入する作動油は、遠心力に
より外周側に移動し、クラッチ部23を通過する。クラ
ッチ部23を通過した作動油は、さらに外周側に移動
し、タービン5の入口からトルクコンバータ本体内の空
間Aに流れ込む。トルクコンバータ本体内の空間Aで
は、作動油はタービン5からステータ6へと流れさらに
インペラ4へと循環する。さらに、作動油はステータ6
とインペラ4との境目からステータキャリア6aとイン
ペラハブ15との間を通って排出される。以上から明ら
かなように、第2ポート溝28aはトルクコンバータ本
体内の空間Aを循環する作動油の唯一の入口である。言
い換えると、トルクコンバータ本体内の空間Aを循環す
る作動油は全てクラッチ部23を通過してクラッチ部2
3の冷却に貢献する。この結果、クラッチ部23の寿命
が大幅に向上する。このようにクラッチ部23に作動油
を通過させることが可能になったのは、ピストン部材2
1を作動させるための圧力室Bが独立して設けられ、ピ
ストン部材21の作動が確実になっているためである。
【0042】次に、図2を用いて、クラッチ部23にお
ける作動油の通過構造を詳細に説明する。空間Cに流れ
込んだ作動油の一部は、第2ドラム32の先端とピスト
ン部材21との間の隙間を通り、押圧部21cとエンジ
ン側ドリブンプレート35との内周部間に到達する。こ
の作動油は、湿式摩擦フェーシング39に形成された溝
40を通って半径方向外方に移動する。一方、第2ドラ
ム32の孔32cを通過した作動油は、2枚のドリブン
プレート35の内周部間に形成された空間内に流れ込
む。この作動油は、2枚のドリブンプレート35の湿式
摩擦フェーシング39に形成された溝40を通過して2
枚のドリブンプレート35の外周側に移動する。さら
に、ピストン部材21の排出孔21eを通過した作動油
は、ピストン部材21の外周部とフロントカバー3との
間の空間を外周側に流れ、第1ドラム31の内周側に到
達する。排出孔21eを通って空間Cの作動油が流入し
さらに外周側にながれるため、ピストン部材21とフロ
ントカバー3との間の空間にヘドロ状磨耗粉酸化物など
(コンタミネーション)が溜まりにくい。この空間に磨
耗粉酸化物などが溜まると、第1環状シール31を傷つ
けて劣化を進めてしまう。
【0043】第1ドラム31の内周側すなわち各プレー
ト部材の外周側に到達した作動油は、ドライブプレート
34の歯欠落部34bにより形成された軸方向の隙間を
通ってトランスミッション側に移動する。また、作動油
は、各プレート部材と第1ドラム31との間の隙間また
は各プレート部材に設けられた孔や切欠きなどを通って
軸方向に移動する。ここでは、第1ドラム31がテーパ
形状であるため、作動油はスムーズにトランスミッショ
ン側に移動する。
【0044】圧力室B内の油圧が高まると、ピストン部
材21がバックアッププレート36側に移動し、押圧部
21cがバックアッププレート36との間にドライブプ
レート34及び2枚のドリブンプレート35を挟持す
る。この結果、第1ドラム31から第2ドラム32にト
ルクが伝達される。ロックアップ連結時には、スナップ
リング37はバックアッププレート36に作用する荷重
を支持している。圧力室B内の油圧が低くなると、ピス
トン部材21はエンジン側(図1及び図2の左側)に移
動する。これにより押圧部21cからの押圧が解除さ
れ、ドライブプレート34とドリブンプレート35とは
係合が解除される。このとき、ピストン部材21はシー
ルされた圧力室Bの油圧によって作動を制御されている
ため、バックアッププレート36側に移動することはな
い。したがって、ロックアップ連結解除時にドラグトル
クが生じにくい。
【0045】第1環状シール25をピストン部材21及
びフロントカバー3の半径方向でクラッチ部23の近傍
内周に配置することで、ピストン部材の外周縁にシール
部を設ける必要がないために、ピストン部材21の外周
部を平板な押圧部21cとして直接ドリブンプレート5
に当接できる。このようにして、複数の摩擦板の枚数を
少なくできる。
【0046】また、圧力室Bの外周部がフロントカバー
3及びピストン部材21においてクラッチ部23の内周
近傍となっているため、ピストン部材21の外周縁に外
周歯21dを設けて、外周歯21dをフロントカバー3
側の部材(第1ドラム31)に係合できる。この結果、
ピストン部材の内周部及び相手側の部材に係合部を設け
る必要がなく、構造が簡単である。第2実施形態 図5に示すトルクコンバータ1では、クラッチ部23の
出力側部材である第2ドラム32は、タービンハブ17
のフランジ17に対して捩じり振動減衰機構60を介し
て連結されている。
【0047】第2ドラム32の円筒部トランスミッショ
ン側端には内周側に延びる円板部62が形成されている
円板部62対向する位置にはドライブプレート61が配
置されている。ドライブプレート61の外周部はリベッ
ト63により第2ドラム32に固定されている。ドリブ
ンプレート66は、外周部が円板部62とドライブプレ
ート61との間に配置され、内周部がリベット18によ
りタービンハブ17のフランジ17aに固定されてい
る。複数のコイルスプリング64は、ドリブンプレート
66に形成された窓孔内に収容されている。また、コイ
ルスプリング64は円板部62及びドライブプレート6
1に形成された切り起こし部に支持されている。このう
ようにして、第2ドラム32とタービンハブ17とはコ
イルスプリング64を介して円周方向に弾性的に連結さ
れている。
【0048】円板部62の内周部とドリブンプレート6
6との間には、複数の環状プレートからなる摩擦発生機
構65が配置されている。この捩じり振動減衰機構60
により、クラッチ連結時ショックや捩じり振動が減衰さ
れる。第3実施形態 図6に示すように、バックアッププレート36の内周部
のトランスミッション側に突出部36bを形成してもよ
い。突出部36bは第2ドラム32に近接している。そ
して、バックアッププレート36に隣接するドリブンプ
レート35の内周部に歯欠落部を形成して軸方向に作動
油が流通可能にすると、2枚のドリブンプレート35の
内周部間の作動油がバックアッププレート36の突出部
36bとの間の空間に移動し、さらにトランスミッショ
ン側ドリブンプレート35の溝40とバックアッププレ
ート36との間を通って外周側に移動する。この結果、
トランスミッション側ドリブンプレート35とバックア
ッププレート36との間の摩擦面が十分に冷却される。 〔変形例〕第1ドラム31をフロントカバー3に取り外
し自在に取り付けてもよい。第1ドラム31を交換する
ことで摩擦板の枚数変更を容易に行うことができる。
【0049】ドリブンプレート35の湿式摩擦フェーシ
ング39の溝は、前記実施形態に限定されない。放射状
に延びる複数の溝にしてもよい。また、複数のセグメン
ト摩擦材をドリブンプレートに固定して、それら摩擦材
の間を作動油が通過する溝にしてもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明におけるロックアップ装置付きト
ルクコンバータでは、独立して機能する圧力室を設けた
ため、ロックアップ装置の動作を確実になる。その結
果、摩擦連結部分に作動油を通過させて冷却が可能にな
り、さらにクラッチ部を多板化してトルク伝達容量を充
分に確保してもドラグトルクを抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が採用されたトルクコンバ
ータの縦断面概略図。
【図2】図1の部分拡大図であり、ロックアップ装置の
クラッチ部縦断面概略図。
【図3】図2のIII-III 断面図であり、ドライブプレー
トの係合を示す図。
【図4】図2のIV-IV 断面図であり、ドリブンプレート
の係合を示す図。
【図5】第2実施形態における、図1に対応する図。
【図6】第3実施形態における、図2に対応する図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 3 フロントカバー 4 インペラー 5 タービン 6 ステータ 9 ロックアップ装置 21 ピストン部材 23 クラッチ部 25 第1環状シール 26 第2環状シール 27 第3環状シール 31 第1ドラム 32 第2ドラム 34 ドライブプレート 35 ドリブンプレート

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側に連結される板金製フロントカ
    バーと、 前記フロントカバーに固定され前記フロントカバーとと
    もに作動油室を形成する板金製インペラシェルを有する
    インペラと、前記作動油室内で前記インペラに対向して
    配置されトランスミッション側に連結されるタービン
    と、前記インペラ内周部とタービン内周部との間に配置
    されたステータとを有するトルクコンバータ本体と、 前記フロントカバーと前記タービンとを断続可能に連結
    するためのクラッチ部と、前記フロントカバーとの間に
    密封された圧力室を形成し前記圧力室の油圧変化に応じ
    て前記クラッチ部を断続させるピストン部材とを有する
    ロックアップ装置と、を備えたロックアップ装置付きト
    ルクコンバータ。
  2. 【請求項2】前記ピストン部材は、前記フロントカバー
    に近接して配置された板金製円板プレートである、請求
    項1に記載のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  3. 【請求項3】前記ピストン部材は前記フロントカバーと
    一体回転するように構成されている、請求項1または2
    に記載のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  4. 【請求項4】前記圧力室と他の部分との間をシールする
    複数のシール部材をさらに備えている、請求項1〜3の
    いずれかに記載のロックアップ装置付きトルクコンバー
    タ。
  5. 【請求項5】前記複数のシール部材は、前記フロントカ
    バーと前記ピストン部材との間に配置され前記圧力室の
    外周部をシールする第1環状シールを含んでいる、請求
    項4に記載のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  6. 【請求項6】前記フロントカバーは円筒壁を有してお
    り、前記第1環状シールは前記円筒壁内周面と前記ピス
    トン部材との間に配置されている、請求項5に記載のロ
    ックアップ装置付きトルクコンバータ。
  7. 【請求項7】前記円筒壁は前記フロントカバーの半径方
    向で前記クラッチ部の内周近傍に形成されている、請求
    項6に記載のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  8. 【請求項8】前記トランスミッション側に突出する第1
    円筒部を有し、前記フロントカバー中心に固定されたセ
    ンターボスをさらに備え、 前記複数のシール部材は、前記ピストン部材の内周部と
    前記第1円筒部の外周面との間をシールする第2環状シ
    ールをさらに含んでいる、請求項1〜7のいずれかに記
    載のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  9. 【請求項9】前記タービンは、前記第1円筒部の内周側
    に延びる第2円筒部を有するタービンハブを有してい
    る、請求項8に記載のロックアップ装置付きトルクコン
    バータ。
  10. 【請求項10】前記第1円筒部には前記圧力室に開口す
    る第1ポートが形成されている、請求項8または9に記
    載のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  11. 【請求項11】前記センターボスと前記タービンハブと
    の間には、前記タービンと前記ピストン部材との間の空
    間に開口する第2ポートが形成されている、請求項9ま
    たは10に記載のロックアップ装置付きトルクコンバー
    タ。
  12. 【請求項12】前記第1円筒部の内周面と前記第2円筒
    部の外周面との間で前記第1ポートと前記第2ポートと
    をシールする第3環状シール部材をさらに備えている、
    請求項11に記載のロックアップ装置付きトルクコンバ
    ータ。
  13. 【請求項13】前記クラッチ部には、前記トルクコンバ
    ータ本体内を循環する作動油が通過している、請求項1
    〜12のいずれかに記載のロックアップ装置付きトルク
    コンバータ。
  14. 【請求項14】前記第2ポートから前記タービンと前記
    ピストン部材との間の空間に流入する作動油は、前記ロ
    ックアップ装置の動作状態にかかわらず常に、前記クラ
    ッチ部を通って前記トルクコンバータ本体内に流入して
    いる、請求項11〜13のいずれかに記載のロックアッ
    プ装置付きトルクコンバータ。
  15. 【請求項15】前記第2ポートは前記トルクコンバータ
    本体内を循環する作動油の唯一の入口である、請求項1
    1〜14のいずれかに記載のロックアップ装置付きトル
    クコンバータ。
  16. 【請求項16】前記ピストン部材において前記第1環状
    シールより外周側には排出孔が形成されている、請求項
    6〜15のいずれかに記載のロックアップ装置付きトル
    クコンバータ。
  17. 【請求項17】前記クラッチ部は、半径方向に連通する
    溝が表面に形成された環状摩擦板を有している、請求項
    1〜16のいずれかに記載のロックアップ装置付きトル
    クコンバータ。
  18. 【請求項18】前記クラッチ部は、前記フロントカバー
    に固定された第1ドラムと、前記第1ドラムの内周側に
    同心に配置され前記タービンに固定された第2ドラム
    と、前記第1及び第2ドラム間に配置された環状摩擦板
    と含んでいる、請求項1〜17のいずれかに記載のロッ
    クアップ装置付きトルクコンバータ。
  19. 【請求項19】前記第2ドラムには半径方向に貫通する
    孔が形成されている、請求項18に記載のロックアップ
    装置付きトルクコンバータ。
  20. 【請求項20】前記フロントカバーは外周側に前記トラ
    ンスミッション側に延びる円筒壁を有しており、 前記第1ドラムは前記円筒壁内周に嵌められている、請
    求項18または19に記載のロックアップ装置付きトル
    クコンバータ。
  21. 【請求項21】前記第1ドラムは、前記フロントカバー
    に固定される環状円板部を有している、請求項18〜2
    0のいずれかに記載のロックアップ装置付きトルクコン
    バータ。
  22. 【請求項22】前記第1ドラムは内周側に突出する複数
    の第1歯を有しており、 前記環状摩擦板の少なくとも1枚は、前記複数の第1歯
    に係合する複数の第2歯を外周部に有するとともに軸方
    向に連通する連通部を外周部に有する、請求項18〜2
    0のいずれかに記載のロックアップ装置付きトルクコン
    バータ。
  23. 【請求項23】前記第1ドラムは、前記フロントカバー
    側から前記タービン側に向かって径が大きくなるテーパ
    ー形状である、請求項18〜21のいずれかに記載のロ
    ックアップ装置付きトルクコンバータ。
  24. 【請求項24】前記クラッチ部は複数の摩擦面を有する
    多板クラッチである、請求項1〜23のいずれかに記載
    のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  25. 【請求項25】前記ピストン部材は、前記フロントカバ
    ー側の部材と相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係
    合する係合部を有している、請求項1〜24に記載のロ
    ックアップ装置付きトルクコンバータ。
  26. 【請求項26】前記係合部は、前記ピストン部材の外周
    部に形成され前記第1ドラムの前記第1歯に係合する第
    3歯である、請求項25に記載のロックアップ装置付き
    トルクコンバータ。
  27. 【請求項27】前記ピストン部材は、前記クラッチ部の
    出力側環状摩擦板に当接可能な押圧部を外周部に有す
    る、請求項1〜26のいずれかに記載のロックアップ装
    置付きトルクコンバータ。
  28. 【請求項28】前記ピストン部材は前記クラッチ部を押
    圧するための押圧部を有し、 前記クラッチ部は、前記第1ドラムに係合され前記押圧
    部に軸方向に対向する環状バックアップ部材と、前記押
    圧部と前記環状バックアップ部材との間に配置され前記
    第2ドラムに相対回転自在にかつ軸方向に移動可能に係
    合するドリブンプレートとを有している、請求項25ま
    たは26に記載のロックアップ装置付きトルクコンバー
    タ。
  29. 【請求項29】前記ピストン部材は前記クラッチ部を押
    圧するための押圧部を有し、 前記環状摩擦板は、前記第1ドラムに係合され前記押圧
    部に対向する環状バックアップ部材と、前記第1ドラム
    に係合するドライブプレートと、前記ドライブプレート
    と前記押圧部との間に配置され前記第2ドラムに係合す
    る第1ドリブンプレートと、前記ドライブプレートと前
    記環状バックアップ部材との間に配置され前記第2ドラ
    ムに係合する第2ドリブンプレートとを含んでいる、請
    求項19〜26のいずれかに記載のロックアップ装置付
    きトルクコンバータ。
  30. 【請求項30】前記環状バックアップ部材は前記ピスト
    ン部材側に移動不能となるように前記第1ドラムに係合
    している、請求項28または29に記載のロックアップ
    装置付きトルクコンバータ。
  31. 【請求項31】前記環状バックアップ部材の外周部には
    軸方向に貫通する貫通部が形成されている、請求項28
    〜30のいずれかに記載のロックアップ装置付きトルク
    コンバータ。
  32. 【請求項32】前記第2ドラムの孔は前記第1及び第2
    ドリブンプレートの内周部間に形成される空間に連通し
    ている、請求項29〜31のいずれかに記載のロックア
    ップ装置付きトルクコンバータ。
  33. 【請求項33】前記ピストン部材から前記環状バックア
    ップ部材に作用する荷重を受けるために前記第1ドラム
    に固定された支持部材をさらに備えている、請求項28
    〜32のいずれかに記載のロックアップ装置付きトルク
    コンバータ。
  34. 【請求項34】前記支持部材はスナップリングである、
    請求項33に記載のロックアップ装置付きトルクコンバ
    ータ。
  35. 【請求項35】前記支持部材には軸方向に貫通する流体
    通過部が形成されている、請求項33または34に記載
    のロックアップ装置付きトルクコンバータ。
  36. 【請求項36】前記クラッチ部の出力側は、前記タービ
    ンのタービンシェルに固定されている、請求項1〜35
    のいずれかに記載のロックアップ装置付きトルクコンバ
    ータ。
  37. 【請求項37】前記クラッチ部の出力側と前記タービン
    とを円周方向に弾性的に連結するダンパー機構をさらに
    備えている、請求項1〜35のいずれかに記載のロック
    アップ装置付きトルクコンバータ。
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