JP4000152B2 - クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クラッチ装置、特に、油圧によって駆動されるクラッチ装置に関する。
トルクコンバータは、3種の羽根車からなるトーラス(インペラ、タービン、ステータ)を有し、トーラス内部の流体により動力を伝達する装置である。インペラはフロントカバーとともに内部に作動油が充填された流体室を形成している。インペラは、主に、環状のインペラシェルと、インペラシェル内側に固定された複数のインペラブレードと、インペラブレードの内側に固定された環状のインペラコアとから構成されている。タービンは流体室内でインペラに軸方向に対向して配置されている。タービンは、主に、環状のタービンシェルと、タービンシェルのインペラ側の面に固定された複数のタービンブレードと、タービンブレードの内側に固定された環状のタービンコアとから構成されている。タービンシェルの内周部はタービンハブのフランジに複数のリベットにより固定されている。タービンハブは入力シャフトに相対回転不能に連結されている。ステータは、タービンからインペラに戻る作動油の流れを整流するための機構であり、インペラの内周部とタービン内周部間に配置されている。ステータは、主に、環状のステータシェルと、ステータシェルの外周面に設けられた複数のステータブレードと、複数のステータブレードの先端に固定された環状のステータコアとから構成されている。ステータシェルはワンウェイクラッチを介して固定シャフトに支持されている。
一般に、トルクコンバータは、流体により動力を伝達するために加速及び減速をスムーズに行うことができる。しかし、流体の滑りによりエネルギーロスが生じ、燃費が悪い。
そこで従来のトルクコンバータには、入力側のフロントカバーと出力側のタービンとを機械的に連結するロックアップ装置が取り付けられたものがある。ロックアップ装置はフロントカバーとタービンとの間の空間に配置されている。ロックアップ装置は、主に、フロントカバーに圧接可能な円板状ピストンと、タービンの背面側に取り付けられたドリブンプレートと、ピストンとドリブンプレートとを回転方向に弾性的に連結するトーションスプリングとから構成されている。ピストンには、フロントカバーの平坦な摩擦面に対向する位置に円環状の摩擦部材が接着されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2004-100714号公報
一方、トランスミッションの多段化が進んでいるため、トルクコンバータによるトルク比増大機能が必要なくなってきている。つまり、多段化されたトランスミッションは、トルクコンバータの代わりにトルク比増大機能がない通常の摩擦クラッチを用いても車両の発進性能を確保できることになる。
そのような場合、発進用摩擦クラッチは、トルクコンバータ式オートマチック・トランスミッションのトルクコンバータの代わりに取り付けられることになる。ところが、従来のトルクコンバータは2本の油路を用いた油圧回路で制御されているため、2本の油路のみで制御できる摩擦クラッチでないと取り付けることができない。
本発明の課題は、従来のトルクコンバータの代わりに設置可能な摩擦クラッチを提供することにある。
請求項1に記載のクラッチ装置は、車両のエンジンからのトルクをトランスミッションに伝達するための装置であって、ハウジング部材と、クラッチ連結部と、ピストンと、第1油路と、第2油路と、作動油供給部とを備えている。ハウジング部材はエンジンからトルクが入力される。クラッチ連結部は、ハウジング部材に軸方向に移動可能に支持された複数の第1プレート部材と、隣り合う第1プレート部材の間に配置されトランスミッション側の部材に軸方向に移動可能に支持された少なくとも1つの第2プレート部材と、を有している。ピストンは、クラッチ連結部に近接して配置されている。第1油路は、ピストン側に一端を有する。第2油路は、クラッチ連結部側に一端を有する。作動油供給部は、第1油路に外部から作動油を供給しかつ第2油路の作動油を外部にドレンするクラッチ連結状態と、第1油路の作動油を外部にドレンしかつ第2油路に外部から作動油を供給するクラッチ解除状態とを切り替える。
このクラッチ装置では、作動油供給部が第1油路に作動油を供給するとともに第2油路から作動油をドレンすると、ピストンがクラッチ連結部を付勢して、クラッチが連結される。作動油供給部が第2油路に作動油を供給するとともに第1油路から作動油をドレンすると、ピストンがクラッチ連結部から離れて、さらにプレート部材も互いから離れて、クラッチが解除される。
また、このクラッチ装置では、ピストンにはピストン側とクラッチ連結部側とを貫通する第1孔が形成されている。第1プレート部材は、第2プレート部材よりも半径方向外側に配置された少なくとも1つの第2孔を有している。クラッチ連結部は、第2プレート部材の半径方向外側であって第1プレート部材同士の間に形成され第2孔を含む空間を有しており、クラッチ解除状態で第1孔と第2油路とを空間を介して連通させ、クラッチ連結状態で第1孔と第2油路との連通を遮断する。
このクラッチ装置では、クラッチ解除状態では、第2油路から第1孔を通って第1油路に作動油が流れている。そのため、クラッチ連結部が冷却される。また、クラッチ連結状態では第1油路からの作動油は第1孔を通っては第2油路に流れていない。
請求項2に記載のクラッチ装置は、請求項1において、第1油路と第2油路とを連通させており、第1孔に対して並列に設けられたバイパス油路をさらに備えている。
このクラッチ装置では、クラッチ連結状態において、作動油は第1油路からバイパス油路を通って第2油路に流れる。そのため、クラッチ連結後の発熱が速やかに冷却される。
請求項3に記載のクラッチ装置は、請求項1または2において、ハウジング部材との間に第1油路を確保する油ガイド部材をさらに備えている。
このクラッチ装置では、第1油路を確保するのに油ガイド部材を用いているため、加工が容易になっている。
本発明に係るクラッチ装置では、従来のトルクコンバータの代わりに設置可能な摩擦クラッチが得られる。
図1に、本発明の一実施例としての湿式多板クラッチ1の縦断面概略図を示す。湿式多板クラッチ1は、従来のトルクコンバータの代わりに用いられる発進用クラッチである。湿式多板クラッチ1は、従来のトルクコンバータと同じ位置に配置される。したがって、図1の左側にエンジン(図示せず)が配置され、図1の右側にトランスミッション(図示せず)が配置されている。
湿式多板クラッチ1は、トランスミッションの入力シャフト2に対してトルクを伝達するための装置であり、流体室を構成するフロントカバー3及びハウジングプレート4と、クラッチ部6と、ダンパー機構7とから主に構成されている。
フロントカバー3は、軸方向エンジン側に配置された円板状の部材である。フロントカバー3の内周部には筒状ボス13が固定されている。フロントカバー3の外周部には、ナット14が固定されている。ナット14には、クランクシャフトに固定されたプレート部材(図示せず)の外周部がボルト(図示せず)によって固定される。フロントカバー3の外周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる第1外周側筒状部15と、そこからさらに軸方向トランスミッション側に延びる第2外周側筒状部16とが設けられている。第2外周側筒状部16は、第1外周側筒状部15に比べて半径方向位置が外周側であり、さらに軸方向により長く延びている。第1外周側筒状部15の内周面は円形になっているが、第2内周側筒状部16は半径方向に凹凸を繰り返しており、そのため内周側を向く複数の内歯16aを有している。
ハウジングプレート4は、概ね円板状の部材であり、外周縁がフロントカバー3の外周縁すなわち第2外周側筒状部16の先端に溶接で固定されている。ハウジングプレート4は、外周側に平坦な外周部17を有している。外周部17は、軸方向エンジン側を向く平坦な面(軸方向中心に垂直な平面)を有している。ハウジングプレート4の内周縁には、軸方向トランスミッション側に延びる内周側筒状部26が設けられている。内周側筒状部26は入力シャフト2の外周側に配置され、間に第2ポート27を形成している。
以上に述べたフロントカバー3とハウジングプレート4からなるハウジング部材とによって、流体室5が形成されている。流体室5は、クラッチ部6、ダンパー機構7及び油ガイド部材8を収容しており、クラッチ部6やダンパー機構7に対して入力側部材として機能する。
クラッチ部6は、フロントカバー3及びハウジングプレート4からのトルクをダンパー機構7に伝達及び遮断するための装置である。クラッチ部6は、流体室5内において最外周部すなわち第1及び第2外周側筒状部15及び16の内周側に配置されている。複数のドライブプレート18と、複数のドリブンプレート19と、ピストン20とから構成されている。
ドライブプレート18は、軸方向に並んだ4枚のプレートであり、最も軸方向トランスミッション側のプレートがハウジングプレート4の外周部17に摩擦係合及び係合解除可能に配置されている。ドライブプレート18の外周部は、フロントカバー3の第2外周側筒状部16の内歯16aに相対回転不能にかつ軸方向に移動可能に係合している。つまり、ドライブプレート18の外周縁には、半径方向に凹凸となる外歯が形成されている。
ドリブンプレート19は、軸方向に並んだ3枚のプレートであり、ドライブプレート18の間に配置されている。ドリブンプレート19は、芯板の両側に貼られた摩擦フェーシングを有している。ドリブンプレート19の内周部は、ダンパー機構7の係合部材31(後述)に対して相対回転不能にかつ軸方向移動可能に係合している。
油ガイド部材8は、流体室5内において第1油路または油室11を形成するための部材である。油ガイド部材8は、フロントカバー3に近接して配置された円板状の部材である。油ガイド部材8は、円板状部8aと、軸方向トランスミッション側に延びる外周側筒状部8b及び内周側筒状部8cとを有している。円板状部8aは、フロントカバー3に対してスポット溶接23によって固定されている。そのため、油ガイド部材8は、フロントカバー3と一体回転する。円板状部8aには、軸方向に貫通するバイパス通路8dが形成されている。バイパス通路8dは外周部において円周方向複数箇所に形成されている。
ピストン20は、クラッチ部6に対して付勢力を与えてクラッチ連結を行うための部材である。ピストン20は、環状の部材であり、クラッチ部6の軸方向エンジン側、第1外周側筒状部15と第2外周側筒状部の半径方向間に配置されている。ピストン20は、クラッチ部6に対応する位置において、環状の押圧部20aを有している。押圧部20aは最も軸方向エンジン側に配置されたドライブプレート18に近接している。ピストン20の外周面は、シール部材21を介して第1外周側筒状部15の内周面に支持されている。さらに、ピストン20の内周面は、シール部材22を介して油ガイド部材8の外周側筒状部8bの外周面に支持されている。この結果、ピストン20は、フロントカバー3及び油ガイド部材8に対して相対回転及び軸方向移動が可能になっている。なお、シール部材21,22はピストン20に形成された溝内に配置された環状の部材である。
ダンパー機構7は、クラッチ部6からのトルクを入力シャフト2に伝達するとともに、捩り振動を吸収・減衰するための構造である。ダンパー機構7は、入力側の第1及び第2プレート32,33と、複数のトーションスプリング36と、出力側のハブフランジ37及びハブ38とから構成されている。
第1及び第2プレート32,33は、軸方向に所定の間隔を空けて配置され、互いに固定されている。第1プレート32は軸方向エンジン側に配置され、第2プレート33は軸方向トランスミッション側に配置されている。第2プレート33の外周部には、係合部材31がリベット35によって固定されている。係合部材31は、環状部31aと、そこから軸方向エンジン側に延びる複数の突起31bとを有している。突起31bは、油ガイド部材8の外周側筒状部8bと同じ半径方向位置に配置されており、先端同士が近接している。先端同士の間には隙間34が確保されている。突起31b内には、ドリブンプレート19の内周縁に形成された複数の内歯が挿入されている。この係合によって、ドリブンプレート19は、係合部材31に対して相対回転不能にかつ軸方向に移動可能になっている。
ハブフランジ37は第1及び第2プレート32,33の軸方向間に配置されている。トーションスプリング36は、プレート32,33とハブフランジ37を回転方向に弾性的に連結している。
ハブ38は、プレート32,33及びハブフランジ37の内周側に配置されている。ハブ38は、軸方向に延びる筒状部38aを有している。筒状部38aの軸方向エンジン側に延びる部分の外周面には、油ガイド部材8の内周側筒状部8cの内周面が相対回転可能にかつ軸方向移動可能に支持されている。筒状部38aの外周面には溝が形成されており、その中にシール部材40が配置されている。シール部材40は油ガイド部材8の内周側筒状部8cの内周面に当接している。ハブ38は、入力シャフト2の外周面に形成されたスプライン2aに係合するスプライン歯38bを有している。さらに、筒状部38aの先端部の内周面と入力シャフト2の先端部の外周面との間には、シール部材41が配置されている。ハブ38とハブフランジ37は低剛性のトーションスプリング(図示せず)を介して所定角度範囲内で相対回転可能になっている。なお、両者は相対回転不能に係合又は一体に形成されていても良い。
流体室5内の空間について詳細に説明する。フロントカバー3と油ガイド部材8との間に第1油路11が形成されている。第1油路11は、内周部が入力シャフト2内の油路である第1ポート2bに連通している。ピストン20には軸方向に貫通する孔20bが形成されているため、第1油路11は外周部においてピストン20より軸方向トランスミッション側の空間(後述)に連通している。
ドライブプレート18には、軸方向に貫通する孔25が外周部に形成されている。このため、クラッチ部6の外周部には、作動油が充填された空間28が形成されている。空間28は、ピストン20の孔20bを介して第1油路11に常に連通している。
クラッチ部6の内周側の空間を第2油路または油室12であるとする。第1油路11と第2油路12は、クラッチ解除状態で、ピストン20の孔20b及び空間28を介して連通しており、さらに孔20b及び隙間34を介して連通している。しかし、クラッチ連結状態で、これらの通路は閉鎖されている。第1油路11と第2油路12は、クラッチ連結状態では、バイパス油路8dのみによって連通している。
第1ポート2b及び第2ポート27は、作動油供給部43に接続されている。作動油供給部43は、ポンプ、タンク、制御部等から構成されている。作動油供給部43は、第1ポート2bに作動油を供給して第2ポート27から作動油をドレンするクラッチ連結動作と、第2ポート27から作動油をドレンして第1ポート2bに作動油を供給するクラッチ解除動作とを切り替えることができる。
(2)動作
第1ポート2bに作動油が供給されると、作動油は第1油路11を通って外周側に流れる。作動油は、さらに、ピストン20の孔20bから空間28に流れ、さらに第2油路12に流れる。やがて、ピストン20はプレート18,19側に移動して、プレート18,19を互いに密着させる。このクラッチ連結状態において、空間28は第2油路から遮断される。このため、第1油路11の作動油はバイパス通路8dのみを通って第2油路12に流れている。作動油がバイパス通路8dを通るため、クラッチ連結による発熱が速やかに冷却される。第2油路12の作動油は第2ポート27から作動油供給部43にドレンされる。
第2ポート27に作動油が供給されると、作動油は第2油路12に流れる。また、第1油路11の作動油はドレンされる。そのため、ピストン20はプレート18,19から離れる方向に移動する。第2油路12の作動油は、プレート18,19の隙間から空間28に流れ込み、さらにピストン20の孔20bから第1油路11に流れ込む。作動油がプレート18,19部分を通過するため、クラッチ部6が潤滑・冷却される。
クラッチ装置1は、従来のトルクコンバータの位置に代わりに配置される。クラッチ装置1は、従来のトルクコンバータに比べて小型化されており、具体的には軸方向及び径方向寸法が短くなっている。さらに、クラッチ装置1は従来のトルクコンバータに比べて軽量化されている。
クラッチ装置1を用いることで、トルクコンバータに存在するトルクの引きずりを解消できる。つまり、減速同時に動力を遮断して、燃費向上を実現できる。
前記実施形態は本発明の説明のために用いたのであり、本発明を限定するものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な変更や修正が可能である。
本発明に係るクラッチ装置の縦断面概略図。
符号の説明
1 湿式多板クラッチ(クラッチ装置)
3 フロントカバー(ハウジング部材)
4 ハウジングプレート(ハウジング部材)
5 流体室
6 クラッチ連結部
7 ダンパー機構
8 油ガイド部材
11 第1油路
12 第2油路
20 ピストン

Claims (3)

  1. 車両のエンジンからのトルクをトランスミッションに伝達するためのクラッチ装置であって、
    前記エンジンからトルクが入力されるハウジング部材と、
    前記ハウジング部材に軸方向に移動可能に支持された複数の第1プレート部材と、隣り合う前記第1プレート部材の間に配置され前記トランスミッション側の部材に軸方向に移動可能に支持された少なくとも1つの第2プレート部材と、を有するクラッチ連結部と、
    前記クラッチ連結部に近接して配置されたピストンと、
    前記ピストン側に一端を有する第1油路と、
    前記クラッチ連結部側に一端を有する第2油路と、
    前記第1油路に外部から作動油を供給しかつ前記第2油路の作動油を外部にドレンするクラッチ連結状態と、前記第1油路の作動油を外部にドレンしかつ前記第2油路に外部から作動油を供給するクラッチ解除状態とを切り替える作動油供給部と、を備え、
    前記ピストンには前記ピストン側と前記クラッチ連結部側とを貫通する第1孔が形成されており、
    前記第1プレート部材は、前記第2プレート部材よりも半径方向外側に配置された少なくとも1つの第2孔を有しており、
    前記クラッチ連結部は、前記第2プレート部材の半径方向外側であって前記第1プレート部材同士の間に形成され前記第2孔を含む空間を有しており、クラッチ解除状態で前記第1孔と前記第2油路とを前記空間を介して連通させ、クラッチ連結状態で前記第1孔と前記第2油路との連通を遮断する、
    クラッチ装置。
  2. 前記第1油路と前記第2油路とを連通させており、前記第1孔に対して並列に設けられたバイパス油路をさらに備えている、
    請求項1に記載のクラッチ装置。
  3. 前記ハウジング部材との間に前記第1油路を確保する油ガイド部材をさらに備えている、
    請求項1または2に記載のクラッチ装置。
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