JP2007239811A - 流体伝動装置のロックアップクラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,ロックアップ状態でも摩擦係合部の作動オイルによる冷却を可能にする。
【解決手段】ポンプ羽根車2に結合される伝動カバー5内面に形成される第1摩擦面25と,それに対向する環状の第2摩擦面26を有して伝動カバー5に軸方向移動可能に連結される押圧部材27と,第1及び第2摩擦面25,26間に介装されてタービン羽根車3と連結するクラッチ板28とからなるものにおいて,伝動カバー5内の,押圧部材27により区画される外側油室24に,これをクラッチ板28の内周端が臨む環状の第1外側油室241 と,この第1外側油室241 に囲繞される第2外側油室242 とに仕切る仕切り手段25を設け,その第1外側油室241 を内側油室23に常時連通し,第2外側油室242 及び内側油室23間の圧力差により押圧部材27を進退させるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は,ポンプ羽根車に結合されてタービン羽根車の背面を覆うように配置される伝動カバーの側壁の内面に形成される環状の第1摩擦面と,この第1摩擦面に対向する環状の第2摩擦面を有すると共に,前記伝動カバーに,それと一体回転可能且つ軸方向移動可能に連結される押圧部材と,前記第1及び第2摩擦面と係合,離脱可能にこれら両摩擦面間に介装されると共に,タービン羽根車に連結される環状のクラッチ板とからなり,前記伝動カバーの内部は,前記押圧部材によりタービン羽根車側の内側油室と前記側壁側の外側油室とに区画され,これら両油室間の圧力差により押圧部材を第1摩擦面に対して進退させるようにした,流体伝動装置のロックアップクラッチの改良に関する。
かゝる流体伝動装置のロックアップクラッチは,例えば下記特許文献1に開示されているように,既に知られている。
特開2003−269574号公報
かゝる流体伝動装置のロックアップクラッチでは,伝動カバーと押圧部材との間に2組の摩擦係合部が存在することで,クラッチ容量が大きく,ロックアップ時,伝動カバーからタービン羽根車に大なるトルクを直接的に伝達することが可能である。ところで,従来のロックアップクラッチでは,内側油室を外側油室より高圧にして押圧部材を伝動カバーの第1摩擦面側に押圧して,該クラッチをロックアップ状態にしたとき,クラッチ板の内周端が臨む外側油室が密閉状態され,作動オイルの流れが生じないため,摩擦係合部の冷却性が良好とは言い難く,クラッチ容量が大きいことから,摩擦係合部の過度の温度上昇が懸念される。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ロックアップ状態でも摩擦係合部の作動オイルによる冷却を可能にした,前記流体伝動装置のロックアップクラッチを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,ポンプ羽根車に結合されてタービン羽根車の背面を覆うように配置される伝動カバーの側壁の内面に形成される環状の第1摩擦面と,この第1摩擦面に対向する環状の第2摩擦面を有すると共に,前記伝動カバーに,それと一体回転可能且つ軸方向移動可能に連結される押圧部材と,前記第1及び第2摩擦面と係合,離脱可能にこれら両摩擦面間に介装されると共に,タービン羽根車に連結される環状のクラッチ板とからなり,前記伝動カバーの内部は,前記押圧部材によりタービン羽根車側の内側油室と前記側壁側の外側油室とに区画され,これら両油室間の圧力差により押圧部材を第1摩擦面に対して進退させるようにした,流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,前記外側油室に,この外側油室を,前記クラッチ板の内周端が臨む環状の第1外側油室と,この第1外側油室に囲繞される第2外側油室とに仕切る仕切り手段を設け,その第1外側油室を前記内側油室に常時連通し,前記第2外側油室及び前記内側油室間の圧力差により押圧部材を第1摩擦面に対して進退させることを第1の特徴とする。
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記仕切り手段を,前記側壁及び押圧部材の対向面の一方と他方に形成されて互いに軸方向摺動可能に嵌合するシリンダ部材及びピストン部材で構成したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記仕切り手段を,前記側壁及び押圧部材の対向面の一方に基端部が固着されると共に,遊端部が他方に弾発的に密接する弾性部材で構成したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の何れに加えて,前記押圧部材に,前記第1外側油室及び内側油室間を連通する通孔を設けたことを第4の特徴とする。
さらにまた本発明は,第4の特徴に加えて,前記伝動カバーに,前記通孔に係合されて該伝動カバーの回転を前記押圧部材に伝達する駆動爪を連設したことを第5の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第5の特徴の何れかに加えて,前記クラッチ板の両側面に,前記第1及び第2摩擦面に係合し得る摩擦ライニングを貼付し,これら摩擦ライニングに,前記第1外側油室及び内側油室間を連通する複数の通溝を形成したことを第6の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1〜第6の特徴の何れかに加えて,前記クラッチ板及びタービン羽根車間に,環状配列される複数のダンパスプリングと,タービン羽根車に回転可能に支承されて前記ダンパスプリングの内周面を支持する第1スプリング保持部材と,タービン羽根車の背面に固着されて前記ダンパスプリングの外周面を支持する第2スプリング保持部材とからなるトルクダンパを介装し,前記第1スプリング保持部材には,前記クラッチ板に軸方向摺動可能に連結される従動アームと,各隣接する前記ダンパスプリング間に挿入される複数の第1伝動爪とを形成し,前記第2スプリング保持部材には,各隣接する前記ダンパスプリング間に挿入される複数の第2伝動爪を形成したことを第7の特徴とする。
さらにまた本発明は,第5の特徴に加えて,前記駆動爪を前記シリンダ部材に形成したことを第8の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,ロックアップクラッチは,第2外側油室に対して内側油室を高圧にすることにより,これをロックアップ状態にすることができ,その際,摩擦係合部は,第1摩擦面及びクラッチ板と,第2摩擦面及びクラッチ板との二組が存在するので,クラッチ容量の増大を図ることができる。しかも,このロックアップ状態においても,相互に常時連通する内側油室及び第1外側油室間で作動オイルの流通が生じることで,第1及び第2摩擦面間の摩擦係合部の冷却を効果的に図ることができ,ロックアップクラッチの耐久性向上に寄与し得る。
本発明の第2の特徴によれば,シリンダ部材及びピストン部材により第1及び第2外側油室間を確実に仕切ることができて,ロックアップクラッチの応答性を高めることができる。
本発明の第3の特徴によれば,仕切り手段を,一個の弾性部材で構成することができるから,その構造が簡単でコストの低減に寄与し得る。しかもロックアップクラッチの遮断状態では,弾性部材の反発力が押圧部材を第1摩擦面から離反させるように作用することになり,摩擦係合部での無用な引摺りを回避することができる。
本発明の第4の特徴によれば,ロックアップクラッチのロックアップ状態でも,第1外側油室及び内側油室間では,押圧部材の通孔を通して作動オイルの流通が生じて摩擦係合部の冷却を行うことができる。
本発明の第5の特徴によれば,第1外側油室及び内側油室間を連通する押圧部材の通孔が,伝動カバー及び押圧部材間の連結に利用されることになり,構造の簡素化に寄与し得る。
本発明の第6の特徴によれば,ロックアップクラッチのロックアップ状態でも,第1外側油室及び内側油室間では,クラッチ板のライニングの通溝を通して作動オイルの流通が生じて摩擦係合部の冷却を行うことができる。特に,押圧部材に通孔を設けた上で,前記ライニングに通溝を設けた場合には,これら通孔及び通溝を通して,第1外側油室及び内側油室間での作動オイルの流通がスムーズになり,摩擦係合部の冷却を効果的に行うことができる。
この場合,押圧部材に通孔を設ける構造と併用すれば,第1外側油室及び内側油室間での作動オイルの流通がよりスムーズになり,摩擦係合部の冷却は更に効果となる。
本発明の第7の特徴によれば,ロックアップクラッチのロックアップ時,伝動カバーからタービン羽根車への衝撃的なトルクは,トルクダンパによりこれを緩衝することができ,しかもそのトルクダンパは,ダンパスプリング,第1スプリング保持部材及び第2スプリング保持部材の三要素からなる極めて簡単な構成であり,安価に提供することができる。
本発明の第8の特徴によれば,前記駆動爪を前記シリンダ部材に形成したことで,シリンダ部材の一部が駆動爪を兼ねることになり,構造の簡素化を図ることができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の第1実施例に係るロックアップクラッチ付きトルクコンバータの上半部縦断側面図,図2は図1の2−2線断面図,図3は図1の3−3線断面図,図4は図1の4−4線断面図,図5は本発明の第2実施例を示す,図1との対応図,図6は本発明の第3実施例を示す,図1との対応図,図7は本発明の第4実施例を示す,図1との対応図である。
先ず,図1〜図4に示す本発明の第1実施例の説明より始める。
図1及び図2において,流体伝動装置としてのトルクコンバータTは,ポンプ羽根車2と,それと対置されるタービン羽根車3と,それらの内周部間に配置されるステータ羽根車4とを備え,これら三羽根車2,3,4間に作動オイルによる動力伝達のための循環回路6が画成される。
ポンプ羽根車2には,タービン羽根車3の背面を,それとの間にクラッチ室22を画成するようにして覆う伝動カバー5が溶接等により一体的に連設される。伝動カバー5の外周面には,始動用のリングギヤ7が溶接されており,クランク軸1にボルト9で結合される駆動板8がこのリングギヤ7にボルト9′で固着される。
トルクコンバータTの中心部にクランク軸1と同軸上に並ぶ出力軸10が配置され,この出力軸10は,タービン羽根車3のハブ3hにスプライン嵌合されると共に,伝動カバー5のハブ5hの内周面に軸受ブッシュ18を介して回転自在に支承される。出力軸10は図示しない多段変速機の主軸となる。
出力軸10の外周には,ステータ羽根車4のハブ4hをフリーホイール11を介して支承する円筒状のステータ軸12が配置され,これら出力軸10及びステータ軸12間には,それらの相対回転を許容する軸受ブッシュ13が介裝される。ステータ軸12の外端部はミッションケース14に回転不能に支持される。
ステータ羽根車4のハブ4hと,これに対向するポンプ羽根車2及びタービン羽根車3の各ハブ2h,3hとの間にはスラストニードルベアリング37,37′が介裝される。
またステータ軸12の外周には,ポンプ羽根車2のハブ2hに連設した補機駆動軸20が相対回転可能に配置され,この補機駆動軸20によって,トルクコンバータTに作動オイルを供給するオイルポンプ21が駆動される。
タービン羽根車3及び伝動カバー5間に画成されるクラッチ室22には,伝動カバー5及びタービン羽根車3間を直結し得るロックアップクラッチLと,このロックアップクラッチLのロックアップ時,伝達トルクを緩衝するトルクダンパDとが収容される。これらロックアップクラッチL及びトルクダンパDを以下に順次説明する。
先ず,ロックアップクラッチLは,伝動カバー5の側壁5a内面の外周寄りに形成される環状の第1摩擦面25と,この第1摩擦面25に対向する環状の第2摩擦面26を有して,第1摩擦面25に対して進退可能に配設される押圧部材27と,上記第1及び第2摩擦面25,26間に介装されると共に,前記トルクダンパDを介してタービン羽根車3に連結される環状のクラッチ板28とを備える。
押圧部材27は,伝動カバー5の側壁5a内面の中心部寄りに溶接等により接合される環状の支軸29の外周面にシール部材30を介して軸方向摺動可能に支承され,支軸29の端部には,押圧部材27のタービン羽根車3側への後退限を規制するストッパ31が設けられる。この支軸29とタービン羽根車3のハブ3hとの間にはスラストニードルベアリング36が介裝される。押圧部材27は,クラッチ室22をタービン羽根車3側の内側油室23と,伝動カバー5の側壁5a側の外側油室24とに区画するものであり,その内側油室23は,ポンプ羽根車2及びタービン羽根車3間の間隙を通して循環回路6の外周部と連通している。
環状のクラッチ板28の内周側において,前記側壁5a及び押圧部材27の対向面の一方と他方とに,互いにシール部材32を介して軸方向摺動可能に嵌合するシリンダ部材33及びピストン部材34がそれぞれ固着される。図示例では,シリンダ部材33は側壁5aに溶接等により固着され,ピストン部材34は押圧部材27に溶接等により固着される。これらシリンダ部材33及びピストン部材34は,前記外側油室24を,クラッチ板28の内周端が臨む環状の第1外側油室241 と,この第1外側油室241 に囲繞される第2外側油室242 とに仕切る仕切り手段35を構成する。そして,押圧部材27には,第1外側油室241 を前記内側油室23と常時連通させる環状配列の複数の通孔45,45…が穿設される。また第1及び第2摩擦面25,26に係合すべくクラッチ板28の両側面に貼付される環状の摩擦ライニング38,38には,半径方向に延びる複数の通溝46,46…が形成され,これら通溝46,46…によっても第1外側油室241 及び内側油室23間は常時連通される。
ピストン部材34は環状に形成されており,その内周縁には複数の切欠き47,47…が形成され,これら切欠き47,47…に軸方向摺動可能に係合する複数の駆動ブロック48,48…が前記側壁5aに溶接等により固着される。これら駆動ブロック48,48…及び切欠き47,47…の係合により,押圧部材27は,伝動カバー5に対して軸方向移動可能且つ一体回転可能に連結される。
図1に示すように,出力軸10の中心部には第1油路40が,また補機駆動軸20とステータ軸12との間には第2油路41がそれぞれ形成され,これら第1油路40及び第2油路41は,ロックアップ制御弁42により,オイルポンプ21の吐出側とオイル溜め43とに交互に接続されるようになっている。第1油路40は,出力軸10の横孔39及び前記支軸29の,周方向に並ぶ複数の通孔29aを介して前記第2外側油室242 に連通していると共に,上記横孔39及び前記スラストニードルベアリング36を介して前記内側油室23とも連通している。その際,上記横孔39及び前記スラストニードルベアリング36間には絞り49が設けられ,これにより横孔39及び第2外側油室242 間の流路抵抗は,横孔39及び内側油室23間の流路抵抗より小さく設定される。一方,第2油路41は,前記スラストニードルベアリング37,37′及びフリーホイール11を介して循環回路6の内周部に連通している。
而して,図1において,エンジンのアイドリングないし極低速運転域では,ロックアップ制御弁42は,第1油路40をオイルポンプ21の吐出側に接続する一方,第2油路41をオイル溜め43に接続するように,図示しない電子制御ユニットにより制御される(図示例では非通電状態にされる。)。したがって,エンジンのクランク軸1の出力トルクが駆動板8,伝動カバー5,ポンプ羽根車2へと伝達して,それを回転駆動し,更にオイルポンプ21をも駆動する。
オイルポンプ21の作動により,それから吐出された作動オイルは,第1及び第2油路40,41を矢印b方向に流れる。即ち,オイルポンプ21を出た作動オイルは,先ずロックアップ制御弁42から第1油路40及び横孔39を通過し,そして支軸29の通孔29aを通して第2外側油室242 に流入するものと,絞り49及びスラストニードルベアリング36を通過して内側油室23に流入するものとに分かれる。そして,第2外側油室242 に流入した作動オイルは,該室242 に留まるが,内側油室23に流入した作動オイルは,ポンプ羽根車2及びタービン羽根車3の外周部から循環回路6に移り,該回路6を満たした後,スラストニードルベアリング37,37′及びフリーホイール11を通過して第2油路41へと移り,ロックアップ制御弁42からオイル溜め43へと還流する。
ところで,前述のように,横孔39及び第2外側油室242 間の流路抵抗は,横孔39及び内側油室23間の流路抵抗より小さく設定されているので,第1油路40から第2外側油室242 には作動オイルがスムーズに流入して該室242 を直ちに昇圧させるのに対して,第1油路40から内側油室23への作動オイルの流入量が規制されることになり,その結果,第2外側油室242 は,内側油室23より高圧となり,その圧力差により押圧部材27は,タービン羽根車3側に後退して,クラッチ板28を第1及び第2摩擦面25,26から解放し,ロックアップクラッチLは遮断状態となる。この間,内側油室23に流入した作動オイルの一部は,押圧部材27の通孔45,45…を通過し,第1摩擦面25,第2摩擦面26及びライニング38,38間を通過して再び内側油室23に戻るので,それら摩擦係合部の冷却を図ることができる。
このようなロックアップクラッチLは遮断状態は,ポンプ羽根車2及びタービン羽根車3の相対回転を許容する。したがって,クランク軸1からポンプ羽根車2が回転駆動されると,循環回路6を満たしている作動オイルが矢印のように循環回路6を循環することにより,ポンプ羽根車2の回転トルクをタービン羽根車3に伝達し,出力軸10を駆動する。
このとき,ポンプ羽根車2及びタービン羽根車3間でトルクの増幅作用が生じていれば,それに伴う反力がステータ羽根車4に負担され,ステータ羽根車4は,フリーホイール11のロック作用により固定される。
トルク増幅作用を終えると,ステータ羽根車4は,これが受けるトルク方向の反転により,フリーホイール11を空転させながらポンプ羽根車2及びタービン羽根車3と共に同一方向へ回転するようになる。
トルクコンバータTがこのようなカップリング状態となったところで,電子制御ユニットによりロックアップ制御弁42を切換える(図示例では通電状態にする。)その結果,オイルポンプ21が吐出する作動オイルは,先刻とは反対に第1及び第2油路40,41を矢印a方向に流れる。即ち,オイルポンプ21を出た作動オイルは,ロックアップ制御弁42から第2油路41を経て循環回路6に流入して,該回路6を満たした後,クラッチ室22の内側油室23に移り,そしてスラストニードルベアリング36及び横孔39を経て第1油路40に移り,ロックアップ制御弁42を介してオイル溜め43へと還流する。
ところで,内側油室23及び横孔39間の流路抵抗は前述のように比較的大きく,内側油室23から第1油路40への作動オイルの流量が規制されるため,内側油室23は,循環回路6の外周高圧部から内側油室23に流入した作動オイルによって直ちに高圧となる。一方,第2外側油室242 は,低圧の第1油路40に開放されているから,このような内側油室23及び第2外側油室242 間の圧力差により押圧部材27は,第1摩擦面25側に押圧され,第1及び第2摩擦面25,26によりクラッチ板28を挟圧し,ロックアップクラッチLは接続状態,即ちロックアップ状態となる。したがって,クランク軸1からポンプ羽根車2に伝達した回転トルクは,伝動カバー5及びそれと一体に回転する押圧部材27からクラッチ板28に伝達し,さらにトルクダンパDを介してタービン羽根車3に機械的に伝達することになるから,ポンプ羽根車2及びタービン羽根車3は直結の状態となり,クランク軸1の出力トルクを出力軸10に効率良く伝達することができ,燃費の低減を図ることができる。
このようなロックアップクラッチLのロックアップ状態では,摩擦係合部が,第1摩擦面25及びクラッチ板28の一方の摩擦ライニング38と,第2摩擦面26及びクラッチ板28の他方の摩擦ライニング38との二組が存在するので,ロックアップクラッチLのクラッチ容量の増大を図ることができる。しかも,このような状態においても,循環回路6から内側油室23に流入した作動オイルの一部は,クラッチ板28のライニング38,38の複数の通溝46,46…を通過して,第1外側油室241 に移り,次いで押圧部材27の通孔45,45…を通過して再び内側油室23に戻るようにも流れ続けるので,この作動オイルの流れにより第1及び第2摩擦面25,26間の摩擦係合部の冷却を効果的に図ることができる。
次に,図1〜図4により,前記トルクダンパDについて説明する。
トルクダンパDは,タービン羽根車3の背面外周部に沿って環状に配列される複数のコイル状ダンパスプリング50,50…と,タービン羽根車3のハブ3hに回転自在に支承されてダンパスプリング50,50…の内周面を保持する第1スプリング保持部材51と,タービン羽根車3の背面に溶接等により固着されてダンパスプリング50,50…の外周面を保持する第2スプリング保持部材52とで構成されるもので,第1スプリング保持部材51には,前記クラッチ板28の外周端からトルクダンパD側に延びる複数の駆動アーム28a,28a…を軸方向摺動可能に支持してそれと連結する切欠き53aを持った複数の従動アーム53,53…と,各隣接するダンパスプリング50,50間に挿入される複数の第1伝動爪54とが形成され,また第2スプリング保持部材52には,同じく各隣接するダンパスプリング50,50間に挿入される複数の第2伝動爪55,55…が形成される。
タービン羽根車3のハブ3hには,第1スプリング保持部材51のの離脱を抑える押え部材56が溶接等により固着される。
而して,ロックアップクラッチLのロックアップ時,伝動カバー5及び押圧部材27からクラッチ板28に伝達されたトルクは,駆動アーム28a,28a…及び従動アーム53,53…を介して第1スプリング保持部材51に伝達し,さらに第1伝動爪54,54…からダンパスプリング50,50…,第2伝動爪55,55…及び第2スプリング保持部材52を介してタービン羽根車3へと伝達する。その際,伝動カバー5及びタービン羽根車3間で急激なトルク変動が生ずると,ダンパスプリング50が第1及び第2伝動爪54,55間で圧縮され,これに伴い伝動カバー5及びタービン羽根車3が相対回転することでトルクショックを吸収することができる。
しかも,このトルクダンパDは,ダンパスプリング50,50…,第1スプリング保持部材51及び第2スプリング保持部材52の三要素からなる極めて簡単な構成であり,安価に提供することができる。
次に,図5に示す本発明の第2実施例について説明する。
この第2実施例は,シリンダ部材33に,第1外側油室241 及び内側油室23間を連通すべく押圧部材27に設けられる複数の通孔45,45…の全部又はその一部に係合される複数の駆動爪60,60…を形成し,これら駆動爪60,60…及び通孔45,45…の係合により,押圧部材27の軸方向移動を可能にしつゝ,押圧部材27の伝動カバー5との一体回転が可能となる,したがって前実施例における切欠き47及び駆動ブロック48は不要となり,構造の簡素化を図ることができる。その他の構成は前実施例と同様であるので,図5中,前実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
次に,図6に示す本発明の第3実施例について説明する。
この第3実施例では,第1及び第2外側油室241 ,242 間を仕切る仕切り手段35が,伝動カバー5の側壁5a及び押圧部材27の対向面の一方に基端部61aを固着すると共に,遊端部61bを他方に弾発的に密接させる截頭円錐状の弾性部材61で構成される。図示例では,弾性部材61の基端部61aは,押圧部材27側に溶接等により固着され,遊端部61bは側壁5a側に密接させてある。また側壁5a及び押圧部材27の対向面には,互いに軸方向に摺動可能に係合して相互に回転を伝達する複数の駆動ブロック62,62…及び従動ブロック63,63…がそれぞれ溶接される。
その他の構成は,前記第1実施例と同様であるから,図6中,第1実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
この第3実施例によれば,仕切り手段35を,一個の弾性部材61で構成することができるから,その構造が簡単でコストの低減に寄与し得る。しかもロックアップクラッチLの遮断状態では,弾性部材61の反発力が押圧部材27を側壁5aの第1摩擦面25から離反させるように作用することになり,摩擦係合部での無用な引摺りを回避することができる。
最後に,図7に示す本発明の第4実施例について説明する。
この第4実施例では,出力軸10とステータ軸12との間には,ステータ軸12の横孔65と,ステータ軸12及びフリーホイール11のインナレース11aのスプライン嵌合部と,ステータハブ4h左側のスラストニードルベアリング37とを介して循環回路6に連通する第3油路66が形成され,この第3油路66はオイルポンプ21の吐出側と常時連通し,ステータハブ4h右側のスラストニードルベアリング37′を介して循環回路6に連通する第2油路41は,オイル溜め43に常時開放されている。
したがって,オイルポンプ21の作動中,その吐出オイルは,第3油路66から循環回路6,第2油路41,オイル溜め43へと還流し,循環回路6を常に新鮮な作動オイルで満たすことができる。
一方,出力軸10の横孔39に連なる第1油路40は,ロックアップ制御弁42の通電時にオイルポンプ21に接続され,ロックアップ制御弁42の非通電時にオイル溜め43に連通するようになっている。
尚,前実施例における絞り49に対応する支軸29の内周面は,殆ど隙間無く出力軸10の外周に相対回転自在に嵌合される。
したがって,ロックアップ制御弁42の非通電時には,オイルポンプ21から吐出された作動オイルは,第1油路40を矢印bの方に流れて第2外側油室242 に供給されるので,押圧部材27は,タービン羽根車3側に後退して,クラッチ板28を第1及び第2摩擦面25,26から解放し,ロックアップクラッチLは遮断状態となる。
ロックアップ制御弁42が通電されると,第2外側油室242 は第1油路40を介してオイル溜め43に開放されるので,第1油路40では作動オイルが矢印a方向に流れる一方,押圧部材27は,循環回路6の外周高圧部から内側油室23に移る作動オイルの圧力により第1摩擦面25側に押圧され,その結果,ロックアップクラッチLはロックアップ状態となる。
このようなロックアップ状態でも,内側油室23の作動オイルの一部は,クラッチ板28のライニング38,38の複数の通溝46,46…を通過して,第1外側油室241 に移り,そして押圧部材27の通孔45,45…を通過して再び内側油室23に戻り,その後,スラストニードルベアリング36と,タービンハブ3h及び出力軸10間のスプライン嵌合隙間と,ステータ軸12及びインナレース11a間のスプライン嵌合隙間と,スラストニードルベアリング37とを順次経て循環回路6の内周低圧部へと還流することになり,第1摩擦面25,第2摩擦面26及びライニング38,38の各間の摩擦係合部の冷却を図ることができる。
その他の構成は,前記第1実施例と同様であるから,図7中,第1実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,本発明は,ステータ羽根車を持たない流体継手にも適用することができる。
本発明の第1実施例に係るロックアップクラッチ付きトルクコンバータの上半部縦断側面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1の3−3線断面図である。 図1の4−4線断面図である。 本発明の第2実施例を示す,図1との対応図である。 本発明の第3実施例を示す,図1との対応図である。 本発明の第4実施例を示す,図1との対応図である。
符号の説明
D・・・・・・トルクダンパ
L・・・・・・ロックアップクラッチ
T・・・・・・流体伝動装置(トルクコンバータ)
2・・・・・・ポンプ羽根車
3・・・・・・タービン羽根車
5・・・・・・伝動カバー
22・・・・・クラッチ室
23・・・・・内側油室
24・・・・・外側油室
241 ・・・・第1外側油室
242 ・・・・第2外側油室
25・・・・・第1摩擦面
26・・・・・第2摩擦面
27・・・・・押圧部材
28・・・・・クラッチ板
28a・・・・駆動アーム
33・・・・・シリンダ部材
34・・・・・ピストン部材
35・・・・・仕切り手段
38・・・・・摩擦ライニング
45・・・・・通孔
46・・・・・通溝
50・・・・・ダンパスプリング
51・・・・・第1スプリング保持部材
52・・・・・第2スプリング保持部材
53・・・・・従動アーム
54・・・・・第1伝動爪
55・・・・・第2伝動爪
60・・・・・駆動爪
61・・・・・弾性部材

Claims (8)

  1. ポンプ羽根車(2)に結合されてタービン羽根車(3)の背面を覆うように配置される伝動カバー(5)の側壁(5a)の内面に形成される環状の第1摩擦面(25)と,この第1摩擦面(25)に対向する環状の第2摩擦面(26)を有すると共に,前記伝動カバー(5)に,それと一体回転可能且つ軸方向移動可能に連結される押圧部材(27)と,前記第1及び第2摩擦面(25,26)と係合,離脱可能にこれら両摩擦面(25,26)間に介装されると共に,タービン羽根車(3)に連結される環状のクラッチ板(28)とからなり,前記伝動カバー(5)の内部は,前記押圧部材(27)によりタービン羽根車(3)側の内側油室(23)と前記側壁(5a)側の外側油室(24)とに区画され,これら両油室(23,24)間の圧力差により押圧部材(27)を第1摩擦面(25)に対して進退させるようにした,流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記外側油室(24)に,この外側油室(24)を,前記クラッチ板(28)の内周端が臨む環状の第1外側油室(241 )と,この第1外側油室(241 )に囲繞される第2外側油室(242 )とに仕切る仕切り手段(35)を設け,その第1外側油室(241 )を前記内側油室(23)に常時連通し,前記第2外側油室(242 )及び前記内側油室(23)間の圧力差により押圧部材(27)を第1摩擦面(25)に対して進退させることを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  2. 請求項1記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記仕切り手段(35)を,前記側壁(5a)及び押圧部材(27)の対向面の一方と他方に形成されて互いに軸方向摺動可能に嵌合するシリンダ部材(33)及びピストン部材(34)で構成したことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  3. 請求項1記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記仕切り手段(35)を,前記側壁(5a)及び押圧部材(27)の対向面の一方に基端部(61a)が固着されると共に,遊端部(61b)が他方に弾発的に密接する弾性部材(61)で構成したことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記押圧部材(27)に,前記第1外側油室(241 )及び内側油室(23)間を連通する通孔(45)を設けたことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  5. 請求項4記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記伝動カバー(5)に,前記通孔(45)に係合されて該伝動カバー(5)の回転を前記押圧部材(27)に伝達する駆動爪(60)を連設したことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  6. 請求項1〜5の何れかに記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記クラッチ板(28)の両側面に,前記第1及び第2摩擦面(25,26)に係合し得る摩擦ライニング(38,38)を貼付し,これら摩擦ライニング(38,38)に,前記第1外側油室(241 )及び内側油室(23)間を連通する複数の通溝(46)を形成したことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記クラッチ板(28)及びタービン羽根車(3)間に,環状配列される複数のダンパスプリング(50)と,タービン羽根車(3)に回転可能に支承されて前記ダンパスプリング(50)の内周面を支持する第1スプリング保持部材(51)と,タービン羽根車(3)の背面に固着されて前記ダンパスプリング(50)の外周面を支持する第2スプリング保持部材(52)とからなるトルクダンパ(D)を介装し,前記第1スプリング保持部材(51)には,前記クラッチ板(28)に軸方向摺動可能に連結される従動アーム(53)と,各隣接する前記ダンパスプリング(50)間に挿入される複数の第1伝動爪(54)とを形成し,前記第2スプリング保持部材(52)には,各隣接する前記ダンパスプリング(50)間に挿入される複数の第2伝動爪(55)を形成したことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
  8. 請求項5記載の流体伝動装置のロックアップクラッチにおいて,
    前記駆動爪(60)を前記シリンダ部材(33)に形成したことを特徴とする,流体伝動装置のロックアップクラッチ。
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