JP2005098409A - クラッチ装置 - Google Patents

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高宏 翠
Tomohiro Saeki
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    • F16H2045/005Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches comprising a clutch between fluid gearing and the mechanical gearing unit

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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

【課題】
ツインクラッチ式のトランスミッションにおける変速ショックを低減させることができるクラッチ装置を提供すること。
【解決手段】
エンジンと一体に回転するとともにポンプインペラ部22aを有する駆動側回転部材22と、該ポンプインペラ部と対向させて配設されるタービンランナ部30aを有する被駆動側回転部材30と、前記駆動側回転部材と同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに前記被駆動側回転部材と結合される第1入力ドラム81を有する第1クラッチ80と、第2入力ドラム91を有する第2クラッチ90と、前記第1入力ドラム及び前記第2入力ドラムに結合されるハブ部材70と、を備えることを特徴とする。
【選択図】
図1

Description

本発明は、エンジン側の入力軸と変速機側の出力軸の間に配設されるツインクラッチ式のクラッチ装置に関し、特に、変速時における変速ショックを低減させることができるクラッチ装置に関する。
従来のツインクラッチ式のクラッチ装置は、トルクの変動を吸収して駆動系の音を低減する捩りバネ機構を有する。このようなクラッチ装置として、ハウジングと、該ハウジング内で駆動ハブ上に回転可能に支持されている第1の駆動部材および第1の被駆動シャフト上に回転可能に支持されている第1の被駆動部材を有する第1のクラッチと、被駆動部材の内径側に同軸配置され駆動ハブ上に回転可能に支持されている第2の駆動部材と、第2の被駆動シャフト上に回転可能に支持されている第2の被駆動部材とを備えている第2のクラッチ及び動力源と第1および第2のクラッチとの間のねじり振動を減衰機能を持つねじりダンパを動力源と駆動ハブ間に備えるマルチクラッチ組立体がある(特許文献1参照)。
特開2000−352431号公報
しかしながら、従来のツインクラッチ式のクラッチ装置は、変速時に一方のクラッチから他方のクラッチへのトルク受け渡しを行うため、変速ショックが大きかった。
また、従来のクラッチ装置は、摩擦熱等による性能変化が発生しやすくそのコントロールは困難であった。
さらに、湿式タイプのクラッチ組立体では、その冷却のためオイルポンプで冷却用の油を循環させる必要があるが、これが燃費、加速性能への悪影響を及ぼした。
本発明の第1の目的は、ツインクラッチ式のトランスミッションにおける変速ショックを低減させることができるクラッチ装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、湿式タイプのクラッチにおける燃費、加速性能への影響を低減させることができるクラッチ装置を提供することである。
本発明の第1の視点は、入力軸の回転動力を第1クラッチ又は第2クラッチを介して出力軸に伝達するクラッチ装置において、エンジンと一体に回転するとともにポンプインペラ部を有する駆動側回転部材と、該ポンプインペラ部と対向させて配設されるタービンランナ部を有する被駆動側回転部材と、前記駆動側回転部材と同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに前記被駆動側回転部材と結合され、かつ、第1入力側摩擦材を有する第1入力ドラムと、第1出力軸に結合されるとともに前記第1入力側摩擦材と係合可能に配設された第1出力側摩擦材を有する第1出力ドラムと、選択的に供給される作動油によって前記第1入力側摩擦材と前記第1出力側摩擦材を選択的に係合させる第1ピストンと、を備える第1クラッチと、前記第1クラッチと同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに第2入力側摩擦材を有する第2入力ドラムと、第2出力軸に結合されるとともに前記第2入力側摩擦材と係合可能に配設された第2出力側摩擦材を有する第2出力ドラムと、選択的に供給される作動油によって前記第2入力側摩擦材と前記第2出力側摩擦材を選択的に係合させる第1ピストンと、を備える第2クラッチと、前記第1出力軸及び前記第2出力軸と同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに前記第1入力ドラム及び前記第2入力ドラムに結合されるハブ部材と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の前記クラッチ装置において、前記第1入力ドラムと一体に回転するプレート部材と、前記駆動側回転部材と前記第1入力ドラムの間に軸方向において摺動自在に配されるとともに、摩擦材を有し、かつ、供給される作動油によって前記摩擦材と前記駆動側回転部材を係合させるピストン部材と、前記プレート部材と前記ピストン部材との間の周方向の空間に配設されるとともに、両部材間のトルクの変動を吸収するダンパ部材と、を備えることが好ましい。
また、本発明の前記クラッチ装置において、前記駆動側回転部材と前記第1入力ドラムの間に配されるとともに、軸方向に摺動自在に前記第1入力ドラムと一体に回転し、摩擦材を有し、かつ、供給される作動油によって前記摩擦材と前記駆動側回転部材を係合させるピストン部材を備えることが好ましい。
また、本発明の前記クラッチ装置において、前記第1クラッチ及び前記第2クラッチは、円筒状部分を有する構成部材に冷却油の排出するための油排出部を有し、前記油排出部は、前記構成部材の断面から見て、回転により外周に油を排除したときに、前記構成部材の内部側に負圧を発生させ、新たな冷却油を吸込むポンプ作用を持つ形状であることが好ましい。
また、本発明の前記クラッチ装置において、前記油排出部は、前記構成部材の断面から見て、径方向から回転方向の反対側に傾斜した穴であることが好ましい。
また、本発明の前記クラッチ装置において、前記油排出部は、前記構成部材の断面から見て、回転方向の反対側から外周側に捲れあがった穴であることが好ましい。
本発明によれば、ポンプインペラ部とタービンランナ部によって構成される粘性トルク発生部によって、ツインクラッチ式のトランスミッションにおける変速ショックを低減させることができる。
また、本発明によれば、第1クラッチ及び第2クラッチにおける円筒状部分を有する構成部材の断面から見て、油排出部を、回転により外周に油を排除したときに、内部の負圧を発生させ、新たな冷却油を吸込むポンプ作用を持つ形状とすることにより、冷却油の循環がよくなって、オイルポンプへの負担が減少するので、湿式タイプのクラッチにおける燃費、加速性能への影響を低減させることができる。
本発明の実施形態1にクラッチ装置を図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した部分断面図である。この断面図は、クラッチ装置の回転軸の中心から半径方向の断面である。
図1を参照すると、クラッチ装置1は、ツインクラッチ式変速機のクラッチ部分であり、クラッチハウジング10と、入力軸20と、フライホイール21と、ドラム部材22と、出力軸係合部材23と、第1のプレート部材30と、第2のプレート部材40と、ピストン部材50と、ダンパ部材60と、ハブ部材70と、第1クラッチ機構80と、第2クラッチ機構90と、を有する。なお、ツインクラッチ式変速機とは、変速機入力軸に連結される2つのクラッチと、これらクラッチのクラッチ出力軸と変速機出力軸との間を同期装置の選択操作により選択的に連結する複数の歯車列とを備え、クラッチ出力軸と変速機出力軸を連結する歯車列を切り換え、変速機出力軸に連結されたクラッチ出力軸に連なるクラッチを係合し、他方を解放するように2つのクラッチを係合、解放して変速を行うものである。
クラッチハウジング10は、外周側で軸方向にミッションハウジング(図示せず)に結合されるとともに、内周側は入力軸20を支持するオイルシール部10aを有する。オイルシール部10aには入力軸20が回転自在に係合している。
入力軸20は、エンジンと一体に回転し、フライホイール21とボルトで連結されている。フライホイール21には、入力軸20(エンジン)と一体に回転するようにドラム部材22及び出力軸係合部材23と連結されている。
ドラム部材22は、ダンパ部材60、第1クラッチ80、及び第2クラッチ90を囲い込むように、ハブ部材70の外周に配されている。また、ドラム部材22は、第1のプレート部材30のタービンランナ部30aと対向させて配設されるポンプインペラ部22aを有する。さらに、ドラム部材22は、冷却油の排出するための油排出部(図示せず)が形成されている。なお、ドラム部材22は、特許請求の範囲における駆動側回転部材の構成要素の1つである。
第1のプレート部材30は、第1クラッチ出力軸86及び第2クラッチ出力軸96と同軸的に且つ回転自在に配置されたハブ部材70と一体に回転する。また、第1のプレート部材30は、ハブ部材70に溶接された第1クラッチ入力ドラム81にリベット止め(リベット31による取り付け)されている。さらに、第1のプレート部材30は、ドラム部材22のポンプインペラ部22aと対向させて配設されるタービンランナ部30aを有する。なお、第1のプレート部材30は、特許請求の範囲における被駆動側回転部材の構成要素の1つである。
第2のプレート部材40は、第1クラッチ出力軸86及び第2クラッチ出力軸96と同軸的に且つ回転自在に配置されたハブ部材70と一体に回転する。また、第1のプレート部材30は、ハブ部材70に溶接された第1クラッチ入力ドラム81の外周部に溶接されている。さらに、第2のプレート部材40は、ダンパ部材60の一端と当接するダンパ当接部40aを有する。
ピストン部材50は、ドラム部材22と第1クラッチ入力ドラム81との間の軸方向の空間にハブ部材70の軸方向において摺動自在に配される。また、ピストン部材50は、ドラム部材22と接離する摩擦材50aを有する。さらに、ダンパ部材60の他端と当接するダンパ当接部50aを有する。ピストン部材50は、ハブ部材70の第1の油路71を通って第1の油圧室101に作動油が供給されて図1の右方に移動し、ドラム部材22と摩擦材50aとを摩擦係合せしめる。
ダンパ部材60は、ドラム部材22と第1クラッチ入力ドラム81との間であって、第2のプレート部材40のダンパ当接部40aとピストン部材50のダンパ当接部50aとの間に配されたコイルスプリングである。ダンパ部材60は、ドラム部材22と摩擦材50aとが摩擦係合しているときに、第2のプレート部材40(第1クラッチ入力ドラム81)とピストン部材50(ドラム部材22)との間のトルクの変動(入力軸と出力軸のトルクの変動)を吸収する。ダンパ部材60の一端は第2のプレート部材40のダンパ当接部40aに当接し、ダンパ部材60の他端はピストン部材50のダンパ当接部50aに当接する。
ハブ部材70は、第1クラッチ出力軸86及び第2クラッチ出力軸96と同軸的に且つ回転自在に配置されており、第1クラッチ入力ドラム81及び第2クラッチ入力ドラム91の端部と溶接されている。ハブ部材70の内部には、少なくとも、ドラム部材22、第1クラッチ入力ドラム81(第1のプレート部材30を含む)とピストン部材50に囲まれた第1の油圧室101に動作油を供給するための第1の油路71が形成され、第1クラッチ入力ドラム81と第1クラッチピストン84に囲まれた第1クラッチピストン油圧室102に動作油を供給するための第1クラッチ油路72が形成され、第2クラッチ入力ドラム91と第2クラッチピストン94に囲まれた第2クラッチピストン油圧室103に動作油を供給するための第2クラッチ油路73が形成され、第1クラッチピストン84と第2クラッチ入力ドラム91の間に油を供給するための第4の油路74が形成され、第2クラッチピストン94と第2クラッチ出力ハブ93の間に油を供給するための第5の油路75が形成されている。第1の油路71、第1クラッチ油路72、第2クラッチ油路73、第4の油路74及び第5の油路75は、互いにハブ部材70の内部で独立の経路をなしている。
第1クラッチ80は、ハブ部材70に溶接された第1クラッチ入力ドラム81を有し、第1クラッチ入力ドラム81にスプライン結合された第1クラッチ・クラッチプレート82を有し、第1クラッチ出力軸86にスプライン結合された第1クラッチ出力ハブ83を有し、第1クラッチ出力ハブ83にスプライン結合されるとともに第1クラッチピストン84によって第1クラッチ・クラッチプレート82と選択的に摩擦係合せしめられる第1クラッチ・クラッチディスク85を有する。第1クラッチ出力軸86は、第2クラッチ出力軸96と同軸的に且つ回転自在に配置されている。第1クラッチ入力ドラム81及び第1クラッチ出力ハブ83には、冷却油の排出するための油排出部(図示せず)が形成されている。なお、第1クラッチ入力ドラム81は、特許請求の範囲における被駆動側回転部材の構成要素の1つである。
第1クラッチピストン84は、第1クラッチスプリング87により常時解放側に付勢されているが、ハブ部材70の第1クラッチ油路72を通って第1クラッチピストン油圧室102に作動油が供給されて第1クラッチスプリング87の付勢力に打ち勝つ押圧力が加えられたときに図1の右方に移動し、第1クラッチ・クラッチプレート82と第1クラッチ・クラッチディスク85を摩擦係合せしめる。
第2クラッチ90は、ハブ部材70に溶接された第2クラッチ入力ドラム91を有し、第2クラッチ入力ドラム91にスプライン結合された第2クラッチ・クラッチプレート92を有し、第2クラッチ出力軸96にスプライン結合された第2クラッチ出力ハブ93を有し、第2クラッチ出力ハブ93にスプライン結合されるとともに第2クラッチピストン94によって第2クラッチ・クラッチプレート92と選択的に摩擦係合せしめられる第2クラッチ・クラッチディスク95を有する。第2クラッチ入力ドラム91及び第2クラッチ出力ハブ93には、冷却油の排出するための油排出部(図示せず)が形成されている。
第2クラッチピストン94は、第2クラッチスプリング97により常時解放側に付勢されているがハブ部材70の第2クラッチ油路73を通って第2クラッチピストン油圧室103に作動油が供給されて第2クラッチスプリング97の付勢力に打ち勝つ押圧力が加えられたときに図1の右方に移動し第2クラッチ・クラッチプレート92と第2クラッチ・クラッチディスク95を摩擦係合せしめる。
上記構成によれば、ポンプインペラ部22aとタービンランナ部30aによって構成される粘性トルク発生部によって、ツインクラッチ式のトランスミッションにおける変速ショックを低減させることができ、変速制御を簡易化することができる。さらに、ダンパ機構及び粘性トルク発生機構と第1クラッチ及び第2クラッチとの一体化により、簡易かつコンパクトな構成が可能であり、各構成部の冷却、潤滑等が理想的に行うことができる。
次に、本発明の実施形態2に係るクラッチ装置について図面を用いて説明する。図2は、本発明の実施形態2に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した部分断面図である。実施形態2に係るクラッチ装置は、実施形態1に係るクラッチ装置における第2のプレート部材40及びダンパ部材60(図1参照)を有さないとともに、実施形態1に係るクラッチ装置におけるピストン部材50の構成が異なる。
ピストン部材50は、ドラム部材22と第1クラッチ入力ドラム81との間に配されるとともに、軸方向に摺動自在に第1クラッチ入力ドラム81と一体に回転し、摩擦材50aを有し、かつ、供給される作動油によって摩擦材50aとドラム部材22を係合させる。
以上の構成によれば、ポンプインペラ部22aとタービンランナ部30aによって構成される粘性トルク発生部によって、ツインクラッチ式のトランスミッションにおける変速ショックを低減させることができ、変速制御を簡易化することができる。
次に、本発明の実施形態3に係るクラッチ装置について図面を用いて説明する。図3及び図4は、本発明の実施形態3に係るクラッチ装置のドラム部材の構成を模式的に示した部分断面図である。実施形態3に係るクラッチ装置は、実施形態1及び2に係るクラッチ装置と同様であるが、回転し、かつ、円筒状部分を有するドラム部材22、第1クラッチ入力ドラム81、第1クラッチ出力ハブ83、第2クラッチ入力ドラム91、第2クラッチ出力ハブ93については異なる(図1及び図2参照)。
ドラム部材22には、冷却油の排出するための油排出部22bが形成され、油排出部22bは、ドラム部材22の断面から見て、回転により外周に油を排除したときに、ドラム部材22の内部に負圧を発生させ、新たな冷却油を吸込むポンプ作用を持つ形状である。このような形状として、例えば、径方向から回転方向の反対側に傾斜した穴(図3の22b参照)、クラッチ機構の回転方向の反対側から外周側に捲れあがった穴(図4の22b参照)が挙げられる。
第1クラッチ入力ドラム81、第1クラッチ出力ハブ83、第2クラッチ入力ドラム91、第2クラッチ出力ハブ93についても、ドラム部材22の油排出部22bと同様な油排出部を形成することができる。なお、図1の第1クラッチ入力ドラム81のうち第1の油圧室101及び第1クラッチピストン油圧室102に面する領域のように、油圧を発生させる必要性のある領域には、油排出部は形成されない。
以上のような構成によれば、オイルポンプへの負担が減少するので、湿式タイプのクラッチにおける燃費、加速性能への影響を低減させることができる。
本発明の実施形態1に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態2に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した部分断面図である。 本発明の実施形態3に係るクラッチ装置のドラム部材の構成を模式的に示した第1の部分断面図である。 本発明の実施形態3に係るクラッチ装置のドラム部材の構成を模式的に示した第2の部分断面図である。
符号の説明
1 クラッチ装置
10 クラッチハウジング
10a オイルシール部
20 入力軸
21 フライホイール
22 ドラム部材(駆動側回転部材)
22a ポンプインペラ部
22b 油排出部
23 出力軸係合部材
30 第1のプレート部材(被駆動側回転部材)
30a タービンランナ部
31 リベット
40 第2のプレート部材
40a ダンパ当接部
50 ピストン部材
50a 摩擦材
50b ダンパ当接部
60 ダンパ部材(コイルスプリング)
70 ハブ部材
71 第1の油路
72 第1クラッチ油路
73 第2クラッチ油路
74 第4の油路
75 第5の油路
80 第1クラッチ機構
81 第1クラッチ入力ドラム(被駆動側回転部材)
82 第1クラッチ・クラッチプレート
83 第1クラッチ出力ハブ
84 第1クラッチピストン
85 第1クラッチ・クラッチディスク
86 第1クラッチ出力軸
87 第1クラッチスプリング
90 第2クラッチ
91 第2クラッチ入力ドラム
92 第2クラッチ・クラッチプレート
93 第2クラッチ出力ハブ
94 第2クラッチピストン
95 第2クラッチ・クラッチディスク
96 第2クラッチ出力軸
97 第2クラッチスプリング
101 第1の油圧室
102 第1クラッチピストン油圧室
103 第2クラッチピストン油圧室

Claims (6)

  1. エンジンと一体に回転するとともにポンプインペラ部を有する駆動側回転部材と、
    該ポンプインペラ部と対向させて配設されるタービンランナ部を有する被駆動側回転部材と、
    前記駆動側回転部材と同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに前記被駆動側回転部材と結合され、かつ、第1入力側摩擦材を有する第1入力ドラムと、第1出力軸に結合されるとともに前記第1入力側摩擦材と係合可能に配設された第1出力側摩擦材を有する第1出力ドラムと、選択的に供給される作動油によって前記第1入力側摩擦材と前記第1出力側摩擦材を選択的に係合させる第1ピストンと、を備える第1クラッチと、
    前記第1クラッチと同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに第2入力側摩擦材を有する第2入力ドラムと、第2出力軸に結合されるとともに前記第2入力側摩擦材と係合可能に配設された第2出力側摩擦材を有する第2出力ドラムと、選択的に供給される作動油によって前記第2入力側摩擦材と前記第2出力側摩擦材を選択的に係合させる第1ピストンと、を備える第2クラッチと、
    前記第1出力軸及び前記第2出力軸と同軸的に且つ回転自在に配置されるとともに前記第1入力ドラム及び前記第2入力ドラムに結合されるハブ部材と、
    を備えることを特徴とするクラッチ装置。
  2. 前記第1入力ドラムと一体に回転するプレート部材と、
    前記駆動側回転部材と前記第1入力ドラムの間に軸方向において摺動自在に配されるとともに、摩擦材を有し、かつ、供給される作動油によって前記摩擦材と前記駆動側回転部材を係合させるピストン部材と、
    前記プレート部材と前記ピストン部材との間の周方向の空間に配設されるとともに、両部材間のトルクの変動を吸収するダンパ部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のクラッチ装置。
  3. 前記駆動側回転部材と前記第1入力ドラムの間に配されるとともに、軸方向に摺動自在に前記第1入力ドラムと一体に回転し、摩擦材を有し、かつ、供給される作動油によって前記摩擦材と前記駆動側回転部材を係合させるピストン部材を備えることを特徴とする請求項1記載のクラッチ装置。
  4. 前記第1クラッチ及び前記第2クラッチは、円筒状部分を有する構成部材に冷却油の排出するための油排出部を有し、
    前記油排出部は、前記構成部材の断面から見て、回転により外周に油を排除したときに、前記構成部材の内部側に負圧を発生させ、新たな冷却油を吸込むポンプ作用を持つ形状であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のクラッチ装置。
  5. 前記油排出部は、前記構成部材の断面から見て、径方向から回転方向の反対側に傾斜した穴であることを特徴とする請求項4記載のクラッチ装置。
  6. 前記油排出部は、前記構成部材の断面から見て、回転方向の反対側から外周側に捲れあがった穴であることを特徴とする請求項4記載のクラッチ装置。
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